20 / 21
抱かれる
しおりを挟む
久しぶりに2人で湯船に浸かった。
互いに湯船の縁に掴まった形で長風呂した。
「俺さ、欲張り、て思われるかもしれないけど。夢を全部叶えたい。動物愛護のNPO立ち上げたりもしたい、難病の子供を笑顔にさせるサポートもしたい、そしてさ、広斗も幸せにしたい」
「慶太...」
「俺さ、ゲイじゃないよ。偶然、男だった広斗に恋しただけ」
俺はうん、と頷いた。
「夢はでかければでかい方が、多ければ多い方がいいよ、生き甲斐になる」
慶太と出会う前に自分が経験して気づいたことだ。
「広斗の夢はなに?」
「俺の夢?慶太のお嫁さん、なんて」
後ろから慶太が抱きしめてきた。
「だけじゃない。慶太の夢が俺の夢。慶太をサポートしたい。今はこれくらい。少なすぎるな」
「そんなことない。嬉しいよ」
慶太の優しい声が耳に心地よく響く。
「早く広斗を抱きたい」
「俺も慶太に抱かれたい」
俺たちは風呂を上がるなり、体を拭くのもそこそこにベッドになだれ込んだ。
全身に慶太の唇と舌が這う。
「甘い。美味しいね、広斗は」
慶太の頭を撫でた。
何度も深い口付けをし、
「入れるよ」
の一言、慶太の勃起が俺を貫いた。
慶太の体が俺に侵入し、1つになる。
そして、感じてくれる、セックスがこんなに嬉しいことだったなんて。
無闇に男を受け入れてきた自分を恥じたが、だが、今に至るまでの経験になった、と思えるようになった。
「好きだよ、慶太」
「俺も。大好きだよ、広斗」
俺たちは互いの体の一部を使い、同時に果てた。
互いに湯船の縁に掴まった形で長風呂した。
「俺さ、欲張り、て思われるかもしれないけど。夢を全部叶えたい。動物愛護のNPO立ち上げたりもしたい、難病の子供を笑顔にさせるサポートもしたい、そしてさ、広斗も幸せにしたい」
「慶太...」
「俺さ、ゲイじゃないよ。偶然、男だった広斗に恋しただけ」
俺はうん、と頷いた。
「夢はでかければでかい方が、多ければ多い方がいいよ、生き甲斐になる」
慶太と出会う前に自分が経験して気づいたことだ。
「広斗の夢はなに?」
「俺の夢?慶太のお嫁さん、なんて」
後ろから慶太が抱きしめてきた。
「だけじゃない。慶太の夢が俺の夢。慶太をサポートしたい。今はこれくらい。少なすぎるな」
「そんなことない。嬉しいよ」
慶太の優しい声が耳に心地よく響く。
「早く広斗を抱きたい」
「俺も慶太に抱かれたい」
俺たちは風呂を上がるなり、体を拭くのもそこそこにベッドになだれ込んだ。
全身に慶太の唇と舌が這う。
「甘い。美味しいね、広斗は」
慶太の頭を撫でた。
何度も深い口付けをし、
「入れるよ」
の一言、慶太の勃起が俺を貫いた。
慶太の体が俺に侵入し、1つになる。
そして、感じてくれる、セックスがこんなに嬉しいことだったなんて。
無闇に男を受け入れてきた自分を恥じたが、だが、今に至るまでの経験になった、と思えるようになった。
「好きだよ、慶太」
「俺も。大好きだよ、広斗」
俺たちは互いの体の一部を使い、同時に果てた。
20
あなたにおすすめの小説
彼がまとう甘ったるい香りを俺は絶対に好きになれない理由
まごうことなき凡人
BL
総タイトルは「友人以上恋人未満の曖昧な彼らの日常」。
題名のとおり、BLのような、そうでないような男同士の微妙な関係性を描いた短編小説です。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話
タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。
瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。
笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。
はじまりの朝
さくら乃
BL
子どもの頃は仲が良かった幼なじみ。
ある出来事をきっかけに離れてしまう。
中学は別の学校へ、そして、高校で再会するが、あの頃の彼とはいろいろ違いすぎて……。
これから始まる恋物語の、それは、“はじまりの朝”。
✳『番外編〜はじまりの裏側で』
『はじまりの朝』はナナ目線。しかし、その裏側では他キャラもいろいろ思っているはず。そんな彼ら目線のエピソード。
【完結】エデンの住処
社菘
BL
親の再婚で義兄弟になった弟と、ある日二人で過ちを犯した。
それ以来逃げるように実家を出た椿由利は実家や弟との接触を避けて8年が経ち、モデルとして自立した道を進んでいた。
ある雑誌の専属モデルに抜擢された由利は今をときめく若手の売れっ子カメラマン・YURIと出会い、最悪な過去が蘇る。
『彼』と出会ったことで由利の楽園は脅かされ、地獄へと変わると思ったのだが……。
「兄さん、僕のオメガになって」
由利とYURI、義兄と義弟。
重すぎる義弟の愛に振り回される由利の運命の行く末は――
執着系義弟α×不憫系義兄α
義弟の愛は、楽園にも似た俺の住処になるのだろうか?
◎表紙は装丁cafe様より︎︎𓂃⟡.·
有能課長のあり得ない秘密
みなみ ゆうき
BL
地方の支社から本社の有能課長のプロジェクトチームに配属された男は、ある日ミーティングルームで課長のとんでもない姿を目撃してしまう。
しかもそれを見てしまったことが課長にバレて、何故か男のほうが弱味を握られたかのようにいいなりになるはめに……。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる