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しおりを挟むみんなが兄と僕の部屋でやいややいやと騒いでいる中、僕は真剣に考えていた。
思い切って、慶太さんと蓮太くんに打ち明けた。
「絶対、もったいないと思うんです、お2人」
「僕たちー?」
僕は頷いた。
「M-1優勝も夢じゃないんじゃないかって。兄と僕の両親、結婚記念日なんで、良かったらコント披露して貰えませんか?」
「「コント」」
「...別にコントしている訳じゃないですが...ご両親は喜んでくれるでしょうか?」
「そりゃ、もちろん」
そうして、兄と僕の両親だけではなく、それぞれのご両親が集まり、慶太さん、蓮太くんの初コントのお披露目になった。
「どうもー」
「どうも。慶太と蓮太です」
「蓮太ー?レンタルだしょー?」
「1泊2日で新作料金、いつでも何処でも貴方のお部屋へ...違うわ」
パーン!
どっと歓声が上がる。
「まあ、今日は優斗さん、奏斗さんのご両親の結婚記念日というわけで」
「いやー、めでたい!」
「奏斗さんからのリクエストもあり。才能がある、言われたんですけどね」
「でも、僕はアイドルになる為に生まれて来ましたからー」
「調子にのんな」
パーン!
またもや、どっと場が盛り上がる。
「このハリセンは物心ついた頃から兄がアホ過ぎて、改良に改良を重ねて、伸び縮み可能、重症をおわさないよう、紙質にも拘りぬいた作でして」
「という話しは置いときましてー」
パーン!
「勝手に置くな」
「皆さんは相撲は好きですかー?今日は僕の大好きな力士さんについてー」
「誰も聞きたくないわ」
パーン!
「「どうもありがとうございましたー」」
2人は同時に頭を下げるなり、思っていた通りだ。
先程以上の拍手喝采に口笛、リクエストの声まで。
結果、リクエストに応え、慶太さんは笑顔で何度も真顔の蓮太くんにしばかれました。
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