僕の爽やかイケメン、Ωの兄はドジで可愛く愛おしい 2

ミヒロ

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「お、お兄ちゃん....」

お兄ちゃんに助け舟を求めた僕だったが....

蓮太くんは兄の耳に顔を寄せ、こそこそ話、兄の顔は湯気が立つんじゃないかってくらい真っ赤になり、驚愕のためか目も真ん丸だ....

何を話してるんだろう...。

「わ、わかった....」

ぽつり、兄が呟いた。

「んあ?あっれ、慶太は?」

不意打ちな恭一さんの声に思わずキョロキョロ。

「あれ、ホントだ、慶太さんがいない...僕、ちょっと探しに行ってきます」

浴衣姿の僕は、すくっと立ち上がる。

蓮太くんは兄にくっつくみたいに耳寄せ話していて、なんだか逃げたいし。

廊下を歩いていたら、ふんふんと鼻歌を歌い、足取りの軽い慶太さんを発見した。

「慶太さん!心配したんですよ」

「あっ!奏斗」

慶太さんに誘われ、ロビーに並ぶ、マッサージチェアに座った。

「さっきから鼻歌ですね、なにかいいことでも?」

「あっ、わかっちゃったー?実はねー、お相撲さん達が宿泊してたの!僕の好きな力士さんまでいてさー!」

ふふふっ!と頬っぺを両手で抑え、本当に嬉しそうな慶太さん。可愛い...中身はともあれ。

「へー...力士さんが」

「僕の日頃の行いがいいからだろうねー」

足を組み、マッサージチェアに仰け反る、慶太さん。

蓮太くんがいたら、思いきりハリセンで張り倒されるんだろうな。

....蓮太くんかあ....。

否応なしにため息が出た。

「どうかした?ため息なんて珍しい」

「それが...蓮太くんと兄が怪しいというか...僕の気のせいですよね!」

敢えて、最後は笑顔を作った。

「あー、蓮太、αだからなあ」

「あっ、α!?」

「うん。あ、奏斗は知らなかったー?」

「知りませんでした....」

「見た目、αっぽくないもんねー、蓮太」

確かに。見た目は慶太さんと負けず劣らずな小柄で細身な美少年....。

僕と蓮太くんは背格好や表情が乏しいことから、似ていると言われるし、お兄ちゃんを取られちゃう...!?
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