僕の爽やかイケメン、Ωの兄はドジで可愛く愛おしい 2

ミヒロ

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慶太さんと部屋に戻ると、膝を抱え、石と化した大貴さんと、そんな大貴さんに話しかける恭一さんがいた。

「あっ、慶太、見つかったか」

「...兄と蓮太くんは...?」

「さあ?なんか話しあるとかで、連れ立って、慶太と蓮太の部屋行った」

僕は足元が崩れ落ちた。

αの蓮太くんとΩの兄とで、二人きり....。

終わった....。

泣きそう....。

「あ?どした?奏斗」

突然、恭一さんが僕の顔を覗き込んできた。

気がつけば、僕は涙を零してたみたいだ。

イケメンな恭一さんの顔が涙で歪む。

「何処か痛いのか?」

「....胸が」

「胸?」

よしよし、と恭一さんの大きな優しい手が頭を撫でてくれる...

「胸焼けかなー、蓮太なら胃薬、持ってそうだけどー」

「大丈夫です、時期に治まります....」

Ω同士の兄弟で恋愛なんて、やっぱり無理だったんだ。

αの蓮太くんとΩのお兄ちゃんはお似合いだ。

ぐすん、鼻を啜らせると、何処からともなく、ティッシュを持った手が伸びてきた。

大貴さんだ。

「....ありがとうございます」

ビーン!鼻を噛むと、一斉に笑われ、僕も自然と笑顔になった。

部屋に備えつけの電話が鳴り、夕飯は親は親同士、子は子同士、こちらに人数分、運ばれるとのこと。

その前に、兄と蓮太くんを除くみんなで温泉に浸かった。

部屋に戻ると、兄と蓮太くんの姿があった。

「奏斗、温泉?」

僕は兄を無視し、テーブルに並ぶ料理を見つめ、

「美味しそう!」

「だな」

「僕、蓮根が苦手なんで、恭一さん、代わりに食べてください」

「蓮根?あーん、してくれるなら、食ってやるよ」

「わかりました」

僕は兄の正面で、恭一さんに蓮根だけでなく、幾品か、あーん、した。

「美味しい?恭一さん」

「奏斗に食わせて貰ってるから美味い」

恭一さんに笑顔を向ける僕。

大貴さん、ごめんなさい。
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