ファンタジー・ロール・プレイング〜ゲームキャラクターで異世界を制覇します!〜

阿久津 ユウマ

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第1章

8話 傾国の美女

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眩い光が溢れて辺りを白く染め上げていく。

 仄かな黄色を宿した月明かりと、聖剣グレイシスが放つ輝かしい青色の光も飲み込んで神々しさすら感じる白い輝きが漆黒の闇に染め上げていた森すらも白い光で包み込んでいた。

 どれほどの範囲を包んでいるか認識しだした頃に、光の瞬きは徐々に落ち着きを始めて次第に小さくなっていった。

 人を1人分包み込める程度の大きさまで弱くなった時に光の隙間から人の足がゆっくりと前に出てきた。

 白くて長い脚はしっかりと地面を踏みしめるとそのまま前に進んで光の中から彼女は姿を現してきた。

 俺は弱くなった光を背負って現れた女性に一目で心を奪われてしまった。
 
 絶世の美女とはこういう人を言うのだろうか、俺は間違いなくこの光景を忘れる事が出来ないだろう。
 
 美しい、綺麗とされる造形を集めてできたような美貌の持ち主が俺の前に現れたのだ。

 銀髪の長い髪は月明かりを豪華な光へと変えて返し、強さや冷たさを感じる切れ長な瞳は幻想的な淡い青色をして俺を離さず、桜色をした唇は薄く微笑みを保ちながら少しだけ口角を上げてその存在を主張していた。

 フロウローズは止まる事なくゆっくりと近づいてくるとそのまま隠れる様に俺の胸に顔を埋めて抱きついてきた。

 「……これは、これは夢なのですね?それとも死後の世界はこんなにも優しいのでしょうか?」

 少しずつ体重をかけて寄りかかるフロウローズは癖になるとても甘い花の香りをしていて、一気に湧き出した独占欲から俺も腕を回して抱きしめ返すと女性特有の柔らかな肌の感触が快感として俺に教えてくれた。

 「君は死んでもいないし、夢を見ている訳でもない。しかし……復活と言う言葉は今の君にはふさわしいんじゃないかな?」

 「……ふっ、かつ」

 「そうだ、苦しく辛い日々は終わったのだろう?復活おめでとう、フロウローズ」

 フロウローズは少し間抜けな驚いた顔をしていたがそれでもその美貌が損なわれる事がないのは真の美女はどんな顔をしても美女という事なのだと教えてくれた。

 少し固まり色々な考えを逡巡させたのだろうか少し悟った様に探る目を向けて俺に微笑んだ。

 「……これは、でしたわよね」

 「そう、言ってしまったな、忘れてくれて構わない」

 俺としては好奇心からきた言葉で復讐を手伝おうと言ったものの完全なる命の霊薬エリクサーを代価に傾国の美女がどれほどのものなのか見てみたい程度だったのだ。

 「お約束ですもの捧げますわ、私の全てを」

 少しずつ淀んだ黒が混じり始める瞳で俺を見つめるとその場で横たわり両手を広げて俺を向かい入れた。

 森に囲まれた街道のど真ん中、草も生えない剥き出しの土の上に傾国の美女が憎悪の瞳のまま俺に優しい微笑みをかけていた。

 俺は何一つ抵抗感を覚えないまま彼女に覆いかぶさり全身を貪る様に唇を、そして手を這わせまくった。

 「あっ、んんっ、凄いです。くすぐったい様な、それでも痺れる感じが全身に……んあっ」

 全身装備の軽鎧を装備したままでも鎧に覆われていない布の部分の上からフロウローズも手を這わせてきていたがそれが逆に言えばもどかしさを加速させて俺は剥ぐように鎧を脱ぎ棄てて、彼女もまたそれに手を貸してくれた。

 「凄く……お綺麗なんですね。羨ましく思えます。細身に思えたのに凄く引き締まって逞しい」

  「美しいのはお前の方だフロウローズ。俺は息をすることすら忘れてしまったよ」

 「嬉しいっ、一度だけで良いんです。……申し訳ありません」

 謝罪の意味が分からずに俺は少しだけ動きを止めるとフロウローズは素早く唇を近づけて押し付ける様なキスをしてきた。

 ただ唇を合わせるだけで吸いあったり舌を絡ませる事ない変哲のない普通のキスだった。

 名残惜しむ様にゆっくりと離すフロウローズは真っ赤な顔になりながら俯いて言い訳をする様に喋り出す。

 「あの、申し訳ありません。私、その、キスをした事が無くて……それで一度で良いから——あっ」

 俯きながら言い訳をする仕草は両手で指遊びをする少女の様に可愛らしかった、俺はその瞬間にタガが外れてしまったのか覆いかぶさってキスをした後のことはあまり覚えていなかった。

 ただキスをすると物凄く嬉しそうに腕を絡めて離そうとしなかったり名前を呼ぶと瞳を潤ませながら嬉しそうに返事をくれた。

 フロウローズの身体は完璧なまでに治ってくれたと思えた。傷一つ、シミすら無い透き通った白い肌、普通に肩や脚に触れてもピクリと反応してくれる事から感覚も治療の範囲にあるのだろう。そして……。

 「ぐうっ、ぃたっぁ……」

 「すまん、強かったか?」

 「いえ、まさかこんな事があるなんて思ってもみなくて……えっと、私、

 フロウローズの発言ですぐにピンときた。

 覗き込む様に下半身を見ると赤い筋が流れ出ていた。つまりフロウローズは処女になるまで治療されていたらしい。

 「辛いなら止めるか?」 

 「そんな事ありません!お願いです、このまま続けてください」

 「一応ゆっくり行くがもしかしたら手加減できないかもしれないぞ?」

 「構いません、最後までしてください」

 フロウローズの覚悟のある表情で続けられると返す言葉もなかった。俺はそのまま正常位で地面につけている腰に手を差し込んで押し込む様に一物を挿入させていった。

 言われれば先端で裂いて進む様な感覚がある。

 「ふっ、ぐっ。んんっ、す、凄い……」

 グニュっと押さえ込まれる天井を感じた時にフロウローズは背中を丸めて苦悶の表情で耐えていたがその表情も美しく、長い睫毛が少し濡れているのを見ると堪らずに子供にする様なキスを頭に何度も降り注いだ。

 「優しいのですね……胸が凄くドキドキしてるんです」

 「俺なんかずっとバクバク言ってるよ、苦しいくらいだ」

 「本当ですね……それなのにこんなに優しくて……もう大丈夫ですから動いて下さい」

 首に腕を回して微笑むフロウローズの言葉が終わると同時にゆっくりと腰を動かし抽送を始める。

 「ああっ、んっ、こんなにおっ、奥までっんんっ!」

 後はもう無我夢中で腰を振り続けた。

 「あん、ああっ!あんっ、もう、もうイっちゃうっ、おかしいですっ、こんなっこんなに早く!」

 フロウローズの首元に顔を埋めて俺はとてつもなく集中していたのかもしれない。彼女の声に、クセになる甘い匂いに、サラサラな手触りの肌に。

 フロウローズとの身体の相性は抜群なんじゃないかと勝手に想像していた。

 膣道の所々にあるイボの様な突起が刺激してきてその気持ちいい快感に従って進むだけで最奥まで連れて行ってくれるのだ。

 後は本能に従って身体を動かすだけでフロウローズは何度も絶頂してくれた。

 「そろそろ俺も限界だ」

 「……ぁぅ……ぉ願い……最後までぇ、さ、最後までぇ……」

イキ過ぎて目の焦点が定まっていない、早めに終わらせてあげないと辛いだけになってしまうかもしれない。

 俺はフロウローズの脚の付け根を抱えるように掴んで一気に腰を打ちつける。

 「あああ、しゅ、すごい~っ!コンコン、コンコン叩いてるっ!やだっ、またイっちゃう!来てっ、あんっ、最後までっ」
 
 「出るっ!」

 「ああっ!ああぁ~……来れる、んんっ……しゅごいのがドクドクきれるぅ……あんっ」

 最後の一滴まで中に吐き出すとフロウローズとはビクンビクンと腰を痙攣させて気絶し、俺もそのまま脱力して眠りについてしまった。

 荒い呼吸が整えられる様にゆっくりとお互いの息を合わせて心地の良い眠りに誘われていった。
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