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戻ったぞーー。
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帰ってきた。
長い、とんでもなく長い修業だった。
覚えること全部叩き込まれて、やっと戻ってきた。
体はほとんど変わりない。ただ一部だけ違うところがある。
魔力の制御がより速く、正確になった。
「戻って、きたんだな。」
久しく動かすように、確かめるように動くが、体は思い通りに動く。魔力を体に留めておく。
この修業で新しく覚えたことの一つ。
魔力を体の内側だけにしまうのではなく、もう一つあることに気づかされた。
魂の中。曖昧だが確かにあると言われればそうだ。
でなければ師匠の話してくれたゴースという魔物や魔法使いの幽霊が魔法を使うのはおかしいってことになる。
というか違うのか?この二つ。
師匠曰く一応強さが違うらしく、魔法使いの方が強いそうだ。
ただ、今まで考えもしなかったせいか。貯めたりするように出来るまでに体感で数年かかった感じだ。
もちろん、別のことをしながらであるが。
武器もいろいろ使わされて、それぞれの動きが染み付くように、反復練習と少しの模擬戦。
えっと主にやったのは剣、槍、棒に~刀もあったな、後は投擲の練習もさせられた。
刀を知ってることに驚かれたが剣と使い方違うのかと聞いたら、「剣と同じ使い方したら長持ちしないので長く使いたいなら工夫して作るか使うかしないといけない。」と言われた。
たまに他の武器の動きが出て怒られたな。最初は剣術と体術だけしかやらなかったのに。
ただ、攻撃を受けると思いのほか見た目より感じる痛みが激しく、それになれるようなるのも大変だった。
「めっちゃ痛いんですけど!!?」って師匠に言ったら笑って、
「慣れろ。」と言われた。
その後文句を言っても慣れろの一点張りだった気が。
武器の種類多すぎて覚えきれてない。でも、見ればトラウマとともに思い出す。そんぐらい練習させられた。
魔法もやったんだけど、圧倒的に実践と武器の戦いと修練が多かった。
素振りは何回も何回も何回も何回も、何百万回とさせられましたとも!不確かだけども。
師匠いわく「体がないから体に覚えさせれないだろう?、だからしっかり染み付くまでやり続けてくれ。」だそうな。
「大丈夫!体がないから疲れることはない、疲れたと感じた時はお前の心の問題だ。せいぜい飽きるなよ。」
とか言って振り方や足運びを少しずつ修正された。意識しないと止まるんだよな。ズレもそのままになるし。
だからか、最初から拳骨落とされたりが多かった。怖くなって師匠気にしながら素振り出来るようになったっけ。
思えばこれが初の意識しての思考分割だったかな。見本してもらっては見て直して、見て直しての繰り返しだった~。
いろいろ覚えれて楽しかったけどね。今にして思えば。
思えば完全に魔法の訓練やその他もろもろのお勉強が武器の訓練の合間にやる。休憩扱いだった。
「どうだ?久々の体は?といっても時間を止めてたわけだから成長も衰えもないだろうがな。」
師匠から聞いたが、結構半信半疑だった。
「はい。大丈夫みたいです。」
うん、特に異常ない。もっとこう、違和感があると思ってた。
「そうか。そういやお前、魔眼少しは使えるようになったか?」
「あ~はい、少しは。」
そりゃ少しは使えるようにもなるよ。だってあなた、突然奇襲してくるもの。
長い修行期間で痛みには慣れたがそれだけだ。痛いの嫌いだからずっと使ってた魔眼。
そのおかげで前よりだいぶ使えるようになった。
魔力を見れる。それだけだが便利、それにやろうと思えば周囲を遅く出来る鈍足効果がある魔眼も使えた。
じゃなくて使えるようになった。特に即時発動出来るようにするのが重要だった。
周囲の警戒や人の観察、やる事探せばきりが無い。
魔眼ってなんかに派生するもんだと思ってたが少し方向性や後押しをするだけでだいぶ世界が変わった。
魔力の性質変化も大事だけどね。
ただ、師匠にこの話したら「そんなことできるかぁ~!!!!」と言われた。普通はそんなことできないらしい。
使い込んではいるが使いこなしきれていないので、課題の一つだ。
「そういえば、何年ぐらいあそこにいたんです?止まってたのにこんなこと聞くのはおかしいですけど。」
「確か、大体~40年ぐらいだったかな?」
「はあっ!?そんないた記憶無いですけど!!?」
あっても25年くらいだと思ってた。師匠のバカ魔力は気にしてない。
「落ち着け落ち着け。いやー俺もさ?念のための魔法を最初に使ってたから分かったんだよ。ほんとあん時は驚いたよ、うん。」
おい監督役しっかりしてよ。ていうか、今気づいたこともある。
右腕が治ってる。なんの変哲も無い僕の腕だ。筋肉はあるはずだが少し細い気がする。まあ、左側もそれは同じか。
自然に動かせるが、これは一体どういうことなのか?
「お前に渡すものがあるって言ったろ?それがその右腕だ。」
そう師匠に言われて、少し固まった。
まさか右腕を失って、もらうのが右腕と修業とは、右腕はとても嬉しかった。家族に心配させたくなかったから。
「と言うのは冗談で正確には、そこに入ってる石が渡すもの、つまり迷宮クリアした報酬だ。」
・・・・・・はっ?・・・石?そんなものどこにもついてないが一応探す。しかし、どこにも無い。
「あの、石なんてないですよ?」
「いや、そこにあるぞ?」
指で示された場所を見る。すると二の腕の部分に青い宝石がのぞいていた。
「うえっ!?さっき見た時はなかったはず。見そこねてた!?そんな馬鹿な、こんな分かりやすい場所を!?」
額に手を当てて考えた。たしかに見たはずだ。そんな馬鹿な、まさか僕の頭がおかしくなってたのか?
「いや、さっきまで出てきてなかったからな?そいつ。」
「そいつというのはやめてください、お父様。」
キィーーーヤァーーーしゃべっったーーー!!?
「反応が丸わかりですのでやめてもらえますか?」
「あっはい、すみません。」
ネタを聞かれるのは恥ずい。
「そんなかしこまることないぞ?」
そんな気楽に言わんでください。敬語全然使えないけど。
「紹介しよう。俺の作った最高傑作の一人。レントセレスタ、略してレンっと呼んでやってくれ。」
「変異武具、レントセレスタです。お父様の命によりあなたを主として仕えます。よろしくお願いします。」
「分かった。いろいろこんがらがってるけど分かった。」
そして師匠が転移陣を書き始めた。書くの速いな、僕の10倍は速いぞ。それとも僕が遅いだけなのか?
「よし。あとは、ほれっ!」
師匠がいろいろ投げてよこしてくるので受け取って並べていく。
「師匠、これは?」
「空間収納は覚えてるだろ?何、くさってた在庫処分だ。いいから持ってけ。」
明らかにゴミの他にすさまじい業物が混じっているが気にすると師匠が怒る。
なのでさっさと異空間を開いて入れていく。ものの数秒で終わった。早いことはいいことだ。
「この転移陣とお前がきたとこを繋いだ。これで帰れるだろう。じゃあな、元気でやれよ?」
「はい、師匠も元気で。ありがとうございました。」
そう言って僕は手を振った。礼儀?は大切だよな。
「ああ。娘を、よろしく頼むな。」
「えっ?」
そんな締まらない声で僕は転移していった。
一瞬で掘っている途中の洞窟に出た。
三階層目を作ってる途中だったかな?
まあ、今は家に帰ることが先だな。
「さて、帰るかー。」
帰り道の洞窟を硬化で補強、むらをなくしていく。
その方が気にならなくていいじゃん?
二階層目の転移陣から地上に出る。
すると夜だった。
「やべぇ、偽装の技量も上がってるからまあ大丈夫か?」
移動する、しかし強化してないにも関わらず体が軽い。
なんでかな?
(おそらく、私の影響でしょう。)
頭に直接響く声。
いや、どちらかと言えば耳元で喋られてる感じか?
声は聞き覚えがあるので、レンだろう。
というかそんなこと出来たのか。
(はい、私は主と直接繋がっておりますので話しても誰も気づかないでしょう。)
あれ、それって問答無用で僕の考えよめちゃったりします?
(はい、ですが正確には聞いているが正しいと思われます。それに、 慣れれば意図的に主が遮断することも可能です。)
つまり慣れてない今は俺の考えはレンに筒抜けなわけか。
いや、話題を戻そう。
それで、体が軽い理由がレンの影響ってどういうこと?
(私は高密度かつ多量の魔力を保有していますのでおそらくその極一部が流れ、主の体を強化していると考えられます。)
えっ?なんでもれ出てんの?いや元が宝石や金属だから総量は変わらないはずだよね?おかしくない?
(私は限界なく成長するように作られましたので、私自身が生きており、魔力を生み出し続けています。それに合わせて魔力を貯蔵量も増え続けているのですが、生み出す魔力も増え続けており、それに合わせる以上はみ出る分の魔力が外に出てしまいます。)
なにそれ?つまり、今この瞬間にもどんどん魔力が増えてるってこと?
(そうなります。)
いやダメだろ。
(お父様の命で生み出された時から成長は止めないよう言われています。)
止めれるの?
(はい。私の中にはいくつもの魔方陣が入っており、その中の一部に成長を抑制、あるいは停止させるものがございます。それら を全てで起動させれば私の成長を止められるでしょう。)
えっ?ちょっと待ってそれってどれくらい魔力使うの?
(今私が1秒間に生み出している魔力の10分の1程度でしょうか?)
う~ん、分からん。僕の魔力だとどれくらいなの?
(3人分で全てを発動できるでしょう。)
まじかー。頑張って上げたのになー。
でも、成長を止めるってことは生命活動そのものを停止してないか?
(そうならないように長い年月をかけて改良されていますので人にも使えます。それに大部分が保護されているので、止まるのは成長だけだと思われます。)
不思議なもんだなー。しかし、不老不死を追っかける奴はやっぱいるんだな。これじゃあ無理だけど。
そんな話をしていたら家に着いたようだ。
よし、行くか。ドアを開ける。
「ただいま。(小声)」
「お帰り。」
笑顔で父さんが前にいた。おかしいな、朝にはまだ早い筈。
「と、父さん、起きてたの?」
「うん。どうしてこんなに帰りが遅かったのかな?」
「それは、少し探検してたら楽しく、なっちゃって。それで、こんな・・遅く、なりました。」
「そう。じゃあ、疲れただろうから。早く寝なさい。」
「えっ?」
「どうした?母さんも心配していたが寝てもらったよ。ただ、まだ起きてるかもしれないけど。」
「・・・ああ、うん分かった。じゃあ父さん。おやすみ。」
そう言って僕は僕は寝に行った。平常心、平常心!
「うん、おやすみ。」
父さん。怒らなかったのが逆に怖いです。
そして、寝床についたまでは良かった。
身体強化して帰って来たのに魔力がめっちゃ残ってる。
どうしよう、なんかなかったかな。
・・・そういえば、師匠に教えてもらった魔力圧縮による魔力石作りがあったな。やっとくか。
魔力を、包むように合わせた両手の中に集めて小さくなるように押しつぶす。
抗うように魔力が出て行こうとするので限界近くまでやったらそこから圧縮した魔力を魔力で覆いコーティング。
表面の魔力で空間魔法か未分類の魔法でもれないようにする。
宝石っぽい見た目だが、大きさは野球ボールより少し小さいぐらいだ。
とっとと空間魔法の異空間に収納する。
なかなか集中力もいるのでだるくなってそのまま寝た。
未分類の魔法は無属性魔法でいっかな?そう言おう、そうしよう。
長い、とんでもなく長い修業だった。
覚えること全部叩き込まれて、やっと戻ってきた。
体はほとんど変わりない。ただ一部だけ違うところがある。
魔力の制御がより速く、正確になった。
「戻って、きたんだな。」
久しく動かすように、確かめるように動くが、体は思い通りに動く。魔力を体に留めておく。
この修業で新しく覚えたことの一つ。
魔力を体の内側だけにしまうのではなく、もう一つあることに気づかされた。
魂の中。曖昧だが確かにあると言われればそうだ。
でなければ師匠の話してくれたゴースという魔物や魔法使いの幽霊が魔法を使うのはおかしいってことになる。
というか違うのか?この二つ。
師匠曰く一応強さが違うらしく、魔法使いの方が強いそうだ。
ただ、今まで考えもしなかったせいか。貯めたりするように出来るまでに体感で数年かかった感じだ。
もちろん、別のことをしながらであるが。
武器もいろいろ使わされて、それぞれの動きが染み付くように、反復練習と少しの模擬戦。
えっと主にやったのは剣、槍、棒に~刀もあったな、後は投擲の練習もさせられた。
刀を知ってることに驚かれたが剣と使い方違うのかと聞いたら、「剣と同じ使い方したら長持ちしないので長く使いたいなら工夫して作るか使うかしないといけない。」と言われた。
たまに他の武器の動きが出て怒られたな。最初は剣術と体術だけしかやらなかったのに。
ただ、攻撃を受けると思いのほか見た目より感じる痛みが激しく、それになれるようなるのも大変だった。
「めっちゃ痛いんですけど!!?」って師匠に言ったら笑って、
「慣れろ。」と言われた。
その後文句を言っても慣れろの一点張りだった気が。
武器の種類多すぎて覚えきれてない。でも、見ればトラウマとともに思い出す。そんぐらい練習させられた。
魔法もやったんだけど、圧倒的に実践と武器の戦いと修練が多かった。
素振りは何回も何回も何回も何回も、何百万回とさせられましたとも!不確かだけども。
師匠いわく「体がないから体に覚えさせれないだろう?、だからしっかり染み付くまでやり続けてくれ。」だそうな。
「大丈夫!体がないから疲れることはない、疲れたと感じた時はお前の心の問題だ。せいぜい飽きるなよ。」
とか言って振り方や足運びを少しずつ修正された。意識しないと止まるんだよな。ズレもそのままになるし。
だからか、最初から拳骨落とされたりが多かった。怖くなって師匠気にしながら素振り出来るようになったっけ。
思えばこれが初の意識しての思考分割だったかな。見本してもらっては見て直して、見て直しての繰り返しだった~。
いろいろ覚えれて楽しかったけどね。今にして思えば。
思えば完全に魔法の訓練やその他もろもろのお勉強が武器の訓練の合間にやる。休憩扱いだった。
「どうだ?久々の体は?といっても時間を止めてたわけだから成長も衰えもないだろうがな。」
師匠から聞いたが、結構半信半疑だった。
「はい。大丈夫みたいです。」
うん、特に異常ない。もっとこう、違和感があると思ってた。
「そうか。そういやお前、魔眼少しは使えるようになったか?」
「あ~はい、少しは。」
そりゃ少しは使えるようにもなるよ。だってあなた、突然奇襲してくるもの。
長い修行期間で痛みには慣れたがそれだけだ。痛いの嫌いだからずっと使ってた魔眼。
そのおかげで前よりだいぶ使えるようになった。
魔力を見れる。それだけだが便利、それにやろうと思えば周囲を遅く出来る鈍足効果がある魔眼も使えた。
じゃなくて使えるようになった。特に即時発動出来るようにするのが重要だった。
周囲の警戒や人の観察、やる事探せばきりが無い。
魔眼ってなんかに派生するもんだと思ってたが少し方向性や後押しをするだけでだいぶ世界が変わった。
魔力の性質変化も大事だけどね。
ただ、師匠にこの話したら「そんなことできるかぁ~!!!!」と言われた。普通はそんなことできないらしい。
使い込んではいるが使いこなしきれていないので、課題の一つだ。
「そういえば、何年ぐらいあそこにいたんです?止まってたのにこんなこと聞くのはおかしいですけど。」
「確か、大体~40年ぐらいだったかな?」
「はあっ!?そんないた記憶無いですけど!!?」
あっても25年くらいだと思ってた。師匠のバカ魔力は気にしてない。
「落ち着け落ち着け。いやー俺もさ?念のための魔法を最初に使ってたから分かったんだよ。ほんとあん時は驚いたよ、うん。」
おい監督役しっかりしてよ。ていうか、今気づいたこともある。
右腕が治ってる。なんの変哲も無い僕の腕だ。筋肉はあるはずだが少し細い気がする。まあ、左側もそれは同じか。
自然に動かせるが、これは一体どういうことなのか?
「お前に渡すものがあるって言ったろ?それがその右腕だ。」
そう師匠に言われて、少し固まった。
まさか右腕を失って、もらうのが右腕と修業とは、右腕はとても嬉しかった。家族に心配させたくなかったから。
「と言うのは冗談で正確には、そこに入ってる石が渡すもの、つまり迷宮クリアした報酬だ。」
・・・・・・はっ?・・・石?そんなものどこにもついてないが一応探す。しかし、どこにも無い。
「あの、石なんてないですよ?」
「いや、そこにあるぞ?」
指で示された場所を見る。すると二の腕の部分に青い宝石がのぞいていた。
「うえっ!?さっき見た時はなかったはず。見そこねてた!?そんな馬鹿な、こんな分かりやすい場所を!?」
額に手を当てて考えた。たしかに見たはずだ。そんな馬鹿な、まさか僕の頭がおかしくなってたのか?
「いや、さっきまで出てきてなかったからな?そいつ。」
「そいつというのはやめてください、お父様。」
キィーーーヤァーーーしゃべっったーーー!!?
「反応が丸わかりですのでやめてもらえますか?」
「あっはい、すみません。」
ネタを聞かれるのは恥ずい。
「そんなかしこまることないぞ?」
そんな気楽に言わんでください。敬語全然使えないけど。
「紹介しよう。俺の作った最高傑作の一人。レントセレスタ、略してレンっと呼んでやってくれ。」
「変異武具、レントセレスタです。お父様の命によりあなたを主として仕えます。よろしくお願いします。」
「分かった。いろいろこんがらがってるけど分かった。」
そして師匠が転移陣を書き始めた。書くの速いな、僕の10倍は速いぞ。それとも僕が遅いだけなのか?
「よし。あとは、ほれっ!」
師匠がいろいろ投げてよこしてくるので受け取って並べていく。
「師匠、これは?」
「空間収納は覚えてるだろ?何、くさってた在庫処分だ。いいから持ってけ。」
明らかにゴミの他にすさまじい業物が混じっているが気にすると師匠が怒る。
なのでさっさと異空間を開いて入れていく。ものの数秒で終わった。早いことはいいことだ。
「この転移陣とお前がきたとこを繋いだ。これで帰れるだろう。じゃあな、元気でやれよ?」
「はい、師匠も元気で。ありがとうございました。」
そう言って僕は手を振った。礼儀?は大切だよな。
「ああ。娘を、よろしく頼むな。」
「えっ?」
そんな締まらない声で僕は転移していった。
一瞬で掘っている途中の洞窟に出た。
三階層目を作ってる途中だったかな?
まあ、今は家に帰ることが先だな。
「さて、帰るかー。」
帰り道の洞窟を硬化で補強、むらをなくしていく。
その方が気にならなくていいじゃん?
二階層目の転移陣から地上に出る。
すると夜だった。
「やべぇ、偽装の技量も上がってるからまあ大丈夫か?」
移動する、しかし強化してないにも関わらず体が軽い。
なんでかな?
(おそらく、私の影響でしょう。)
頭に直接響く声。
いや、どちらかと言えば耳元で喋られてる感じか?
声は聞き覚えがあるので、レンだろう。
というかそんなこと出来たのか。
(はい、私は主と直接繋がっておりますので話しても誰も気づかないでしょう。)
あれ、それって問答無用で僕の考えよめちゃったりします?
(はい、ですが正確には聞いているが正しいと思われます。それに、 慣れれば意図的に主が遮断することも可能です。)
つまり慣れてない今は俺の考えはレンに筒抜けなわけか。
いや、話題を戻そう。
それで、体が軽い理由がレンの影響ってどういうこと?
(私は高密度かつ多量の魔力を保有していますのでおそらくその極一部が流れ、主の体を強化していると考えられます。)
えっ?なんでもれ出てんの?いや元が宝石や金属だから総量は変わらないはずだよね?おかしくない?
(私は限界なく成長するように作られましたので、私自身が生きており、魔力を生み出し続けています。それに合わせて魔力を貯蔵量も増え続けているのですが、生み出す魔力も増え続けており、それに合わせる以上はみ出る分の魔力が外に出てしまいます。)
なにそれ?つまり、今この瞬間にもどんどん魔力が増えてるってこと?
(そうなります。)
いやダメだろ。
(お父様の命で生み出された時から成長は止めないよう言われています。)
止めれるの?
(はい。私の中にはいくつもの魔方陣が入っており、その中の一部に成長を抑制、あるいは停止させるものがございます。それら を全てで起動させれば私の成長を止められるでしょう。)
えっ?ちょっと待ってそれってどれくらい魔力使うの?
(今私が1秒間に生み出している魔力の10分の1程度でしょうか?)
う~ん、分からん。僕の魔力だとどれくらいなの?
(3人分で全てを発動できるでしょう。)
まじかー。頑張って上げたのになー。
でも、成長を止めるってことは生命活動そのものを停止してないか?
(そうならないように長い年月をかけて改良されていますので人にも使えます。それに大部分が保護されているので、止まるのは成長だけだと思われます。)
不思議なもんだなー。しかし、不老不死を追っかける奴はやっぱいるんだな。これじゃあ無理だけど。
そんな話をしていたら家に着いたようだ。
よし、行くか。ドアを開ける。
「ただいま。(小声)」
「お帰り。」
笑顔で父さんが前にいた。おかしいな、朝にはまだ早い筈。
「と、父さん、起きてたの?」
「うん。どうしてこんなに帰りが遅かったのかな?」
「それは、少し探検してたら楽しく、なっちゃって。それで、こんな・・遅く、なりました。」
「そう。じゃあ、疲れただろうから。早く寝なさい。」
「えっ?」
「どうした?母さんも心配していたが寝てもらったよ。ただ、まだ起きてるかもしれないけど。」
「・・・ああ、うん分かった。じゃあ父さん。おやすみ。」
そう言って僕は僕は寝に行った。平常心、平常心!
「うん、おやすみ。」
父さん。怒らなかったのが逆に怖いです。
そして、寝床についたまでは良かった。
身体強化して帰って来たのに魔力がめっちゃ残ってる。
どうしよう、なんかなかったかな。
・・・そういえば、師匠に教えてもらった魔力圧縮による魔力石作りがあったな。やっとくか。
魔力を、包むように合わせた両手の中に集めて小さくなるように押しつぶす。
抗うように魔力が出て行こうとするので限界近くまでやったらそこから圧縮した魔力を魔力で覆いコーティング。
表面の魔力で空間魔法か未分類の魔法でもれないようにする。
宝石っぽい見た目だが、大きさは野球ボールより少し小さいぐらいだ。
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