君と僕との世界

雪色 雫

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番外編

とある日のある様子

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………
「これ、何かしら?」とある花を手に取り、私(リン)が言う。
「それですか…?………それは………」と執事のルイが答える。
……ところで、なんで今日はルイと話しているか……ですか?
それは………
一時間前
「…じゃあ、僕は今日外せない用事があるから。出かけてくる」
とカイが言った。
「あ、わかりました。いってらしゃい、気をつけてね」
と私が返した。
「用事!?そんなことわたしは聞いていませんよ!?ルイ様」
とルイが言う。やはりお怒りのようだ。
「なんで、あなたそうまぁ相談もなしに勝手に…」
とルイが全部喋る前に
「はーい。じゃあ行ってくるね~」
とカイは、ルイの言葉を無視しそのまま出ていく。
「お待ちください!まだ話は…」
と他にもルイは言いたげだったが、はぁ~とため息をつき「全く…」と言っていた。………
そして今
「………という花ですね。」
とルイが言った。
「そうなんですね!さすがルイさんです…!」
と私は言った。
「これくらいは…まぁ」
とちょっぴり照れくさそうにルイは言った。
「あと…リンさん、わたしのことは、さんでなく、ルイとお呼びください」
とルイが言った。
「え…いやそんな……年上ですし…」
と私が戸惑うと…
「いいですから、年下年上関係なく…名前くらい呼び捨てで」
とルイが言う。
「…じゃあ、私のこともリンて呼び捨てで。」
と私が言う。
「了解しました。では…これからもよろしくお願いしますね。リン。」
と今更ながらルイが言う。
「は…はい!これからも、よろしくお願いします…!!ル、ルイ!!」
と私が言った。
………
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