君と僕との世界

久しぶりの暖かさ

「…それでは、彼女がこれからここに住むということになりましたが、宜しいですよね？」
と執事のルイが言う。
「…………」
　皆の反応は…。。　
「僕は、全然意義な～し！！」
とカイがニコニコして言う。
　「カイ様には聞いておりません。。ま、僕も意義はないです」
ということカイになりましたが即答でいう。

「私もないわよ～。こ~んな可愛い女の子なら尚更」
とレイ様も言う。
「私も…意義はないわ。、それにもっとこの子と仲良くなりたいしね」
とリア様も言う。
「俺もな～し！！りんちゃんともっとお近づきになりたいしね～♪」
とケイも言う。
「…僕もない。」
とコウも言った。

そしてメイドのキヨも遅れて。。
「わ、私も意義はないです！！！もっと触りたいです！！」
とキヨも言ってくれた。

「…決まりですね。それでは、改めて。。…リンさ…」
とルイさんが言いかけると…
「あっ…待って。ルイ。それは皆で言おうよ」
とカイ様が言う。
「そうね。私もそっちのほうが。。」
とレイ様も言う。
「うんうん~!!俺もそっち！！」
とケイも言う。
「…」
コウ様もコクンとうなづく。

そして皆で。。
「…ウィリン家へようこそ！！リンちゃん！！」
と皆でニコッとして言う。執事のルイさんだけリンさんと呼んだ
そしてこの時初めて苗字を聞いた。

「っ……本当に。皆さん。…ありがとうございます。。。」
と私は感動して最初言葉につまった。
私の言った言葉の返事をみんなの代表して、カイ様が言った。

「いーえ！これからよろしく。仲良くしていこうね」
とニコッとしてカイが言った。

「はい！！」
と私は、はっきり明るく答えた。

…………
そこから、何時間か話したり。ご飯をごちそうして頂いたり。たくさんしていただいた。もうすでに夜が明け、太陽が出ていた。
　執事のルイさんがリビングの大きな窓のカーテンを開けると眩しく太陽の光が差し込んでくる。
　時刻は、午前6時
皆さんはと言うと。
「…あら、もう夜が明けたのね。あっという間だったわ。」
とレイ様が言う。
「…………っ…」
リア様は、椅子に座ったままねていて今起きた。
「ダネ～。あ～楽しんだ楽しんだ」
とケイ様が言う。
「…だな。」
とコウ様も言う。

そして…
「うんうん…！…あ、そういえば、リンちゃん。ごめん。すっかり忘れてた。…あ、キヨ」
とメイドのキヨを呼ぶ

ん？…忘れてた？…て何だろ…。。私のことをかな？…？？ん？
と私が思ってると。

「はい。なんでございましょうか、カイ様」
とキヨがカイ様ところへ行き頭を下げいう。

そしてカイ様かりんの耳元で何かを話す。
キヨは、「あ！…分かりました」
と言い私のところへに行く。

「リンちゃん、じゃあちょっと付いてきてください」
とキヨが扉を開けわたしがリビングから出てきて扉を閉め歩きながら言う。
「あ、はい？でも何でしょうか？…」
と私が言う。歩きながら
「カイ様からお風呂に。と。着替えも必要と言われまして」　
とキヨが言う。
「あ…そうなんですか。わざわざありがとうございます。助かります」
と私が言う。
「いえ。お礼なら後ほどカイ様に。…ではこちらです。」
とお風呂場についた。
そこはすごく広くて。。まさしく例えるなら高級ホテルの露天風呂。。
「…、スゴい。。」
と私はいった。
「はい。ではお召し物を。。」
とキヨが言う。

「あッはい。すみません。ありがとうございます。キヨさん」
と私は言い服を脱いだ。
　その時腕のあの傷が長袖の服を着ていたので脱いでその傷があらわになる。
その傷は、腕に大きく目立つ。その傷は、真っ直ぐに30センチくらい大きく腕に痛々しく残っていた。

「その傷は、……」
とキヨはショックを受けたような顔でいう。

「あ、あ～これは…前色々ありましてね。その時の傷です。」
と私が言った。…………そうあの時の。。

「…一体何が…。。誰がこんなこと。。」
とキヨは、涙をポロポロ出して言う。

「…！そ、そんなに泣かないでください！！大丈夫ですから。…誰が。。またいつかお話します。とにかく今は涙を止めてください」
と私は言った

「っ…そうね。。あ、じゃあとにかくお背中流しますね。」
とキヨが涙を手で拭って言う。…
　「いや、それは流石に！自分で」
と私が言った…
「そ、そうですか？でも…」
とキヨが言いかけると

「いえ！大丈夫です！！」
と私が言う

「わかりました。では私はその間に着替えを。そして、ボディーソープとシャンプーなどは、これをお使いください。皆様専用がありますから。これは。リンちゃん専用です。名前も容器にペンで書いておきましので」　
とキヨが言い、私にシャンプーなどを渡し。着替えを取りに出た

「ありがとうございます。では、入らせていただきます」
と言いお風場の扉を開け入った。
…お風呂とシャワー室は別になっているらしい。
私はとにかくシャワーで体を流し早速先程もらったシャンプーやコンディショナーで髪を洗い流した。とてもいい香りがする。
そしてボディーソープで体を流し。もう一つの露天風呂につながる扉を開く。
「…すごい。。本当に大きいな。。」
とお風呂の大きさにびっくりしながらもお風呂につかった
　「あ～…気持ちいい。」
…………
その頃

「あ、カイ様。」
とキヨが着替えを持ってくる途中でカイ様に会っていた

「あ、キヨ。どうだい？リンちゃんの様子は…ておや？泣いてたのかい？キヨ。」
とカイ様がキヨの顔を覗き込む

「…あ、申し訳ありません。先ほど。リンちゃんの…」
とキヨが言う
　「…？リンの？」
「…腕の傷を見まして…。それがあまりにも痛々しくてショックを受けて…あんなおんなの子に…」
とキヨがまた今にも泣きそうに言った

ピクッ
「…傷？」
とカイ様の顔が変わる

「はい。。」
とキヨが言う。

「そうか。。わかった。……ありがとう。キヨ。あ、リンの着替えはこの服を持っていて。リアの新品の服だけど。さっきリアに聞いたらいいて言ったし」
とすぐにニコッと笑い、その服を渡した

「いえ…。了解しました」
と服を受け取りキヨは、お風呂場に向かった。


…………
　「…傷。。やはり君は…あの時の。。」
とキヨが行ったあとボソッとつぶやく
　　　
　　　続く