16 / 65
第二章 古代の魔法編①
第16話 魔獣・ケルべズス
しおりを挟む
ダンジョンに入るなり。
俺たちは、いきなり光に包まれた。
「む? これは……」
「まさかトラップですか!?」
「チッ!」
どうやら転移トラップに引っかかってしまったらしい。
もう少し注意深く歩くべきだったと後悔しても、もう遅かった。
「まんまと分断されてしまったというわけか。まぁいい。とりあえずは」
スキル【超威圧】レベル5!
さらには、範囲超過!
俺はスキルの範囲を【古代神殿】全域に指定し、対象をモンスターのみに絞った。
万が一他の冒険者が来ていた場合に備えての配慮だ。
「これでモンスターと遭遇することはなくなるだろう」
サタナは俺の【超威圧】に曝されてしまうが。
あいつなら、けろっとした顔をしているに違いない。
「道は分からないが、とにかく進んでみるか」
薄暗い道がまっすぐに伸びていたが、
左右等間隔に設置された松明の灯りが視界を確保してくれていた。
壁面にはよく分からない文字とイラストが描かれていた。
「宗教画かなにかか?」
大勢の生物らしきイラストが、黒く塗りつぶされた球体にひれ伏している。
それがどこまでも続いていて、異様な雰囲気を醸し出していた。
しばらく進むと、分かれ道が姿を現した。
「ふむ……」
どちらに進むかは悩まなかった。
悩んだところでどうせ何も分からないのだ。
というわけで。
俺は直感で、左の道を選んだ。
壁面に描かれているイラストに変化はなく、同じ絵柄だけがひたすらに続いていた。
「ここか」
松明の灯りを頼りに歩を進めながら、
俺はダンジョンを踏破していった。
時には階段を下り。
時には同じ場所をぐるぐると歩き回った。
そうこうしている間に、ようやくたどり着いたのだ。
豪華な装飾の施された両開き式の大扉。
間違いない。この先がボスフロアだ。
「二人ともボスフロアに着いているだろうか?」
ケルべズスは三位一体のモンスター・ケルベロスの魂が分断されたことによって生まれたモンスターらしい。
その特異性故か。
三匹同時に撃破しなければ、倒せない。
つまり、俺一人がボスフロアに辿り着いたところで意味は無いのだ。
「まさか、あれはトラップではなかったのか?」
俺は考え直してみた。
このダンジョンに入るなりいきなり分断されたが、それは先人による手助けの一環だったのではないか、と。
ケルべズスの生息フロアが統一されていない以上、パーティでの行動は逆効果。
このダンジョンでは単独行動こそが最適解なのかもしれない。
「なにはともあれ行くしかない、か」
俺はカラドボルグを引き抜いた。
そして、いつでも戦闘態勢を取れるようにしてから、門扉を押した。
重厚な雰囲気を受ける見た目だが。
扉は、思ったよりもすんなりと開かれた。
#
――目線:メアリ――
「なるほど、そういうことですか」
転移トラップによる分断かと思いましたが、どうやらそうでもないらしいですね。
先程の転移魔法陣からは邪悪な魔力を感じなかった。
つまりあれは、以前ここに訪れた冒険者が仕掛けたものだということ。
「感謝しなくてはなりませんね。思えば確かにこれが最適解。ケルべズスの生態を考えれば、単独行動こそが理に適ってますからね」
これはあくまでも私の予想ですが、
私たちはそれぞれ別のフロアに飛ばされたのでしょう。
同時に倒さなければならないというケルべズスの性質を思えば、そう考えるのが自然です。
それにしても……。
「なんですか、この壁画は」
黒い球……これは、太陽?
そしてそれにひれ伏しているのは……。
まるで見たこともない生き物ですね。
人間でもなければモンスターでもない。
古代魔法に関係性があるのでしょうか?
私は奇妙な雰囲気を感じながらも歩き続けました。
闇の濃い空間でしたが、左右に設置された松明の灯りが辺りを照らしてくれていたので、難なく進むことが出来たのです。
「それにしても、やけにモンスターが出ませんね」
ダンジョンは難易度が高ければ高い程モンスターの数も増え、会敵率も上昇する。
ですが、未だに一度もエンカウントしていないということは。
「ふふ」
レインさんのお陰、ですね。
きっとこのダンジョン全域に効果を発揮させているのでしょう。
まさに大賢者・ファーミンが如くの神業!
感服するしかありません。
このダンジョンを攻略したら。
そしたら、そろそろ明かしてもいいかもしれませんね。
内に秘めた、私の気持ちを――。
レインさんのことを考えているうちに、気付いたらボスエリアまで辿り着いていたようです。
あの重厚な雰囲気の門扉。
間違いありません。
あの先にいるのでしょう。
魔獣・ケルべズスが。
#
――目線・サタナ――
「ほほう、転移トラップか。中々に粋な計らいをするではないか。まあ良い。どのような小細工も妾の前では無意味なのだという事を知らしめてやろうではないか」
初級魔法・ブラックアイス!
サタナの発動した初級魔法・ブラックアイスは壁面に薄い氷を張り巡らせていった。
「ふむ、あそこか」
サタナは薄氷を張り巡らせた。
そしてフロアの形状を即座に認識し、
ボスフロアの場所を瞬時に特定した。
直後。
レインのスキルが、サタナの全身を覆い尽くした。
「ふふっ。そんなに激しくしたら……」
感じてしまうではないか――。
サタナは恍惚とした表情で歩を進め。
あっという間にボスフロアへと到達した。
「感動の再会、というやつかのう?」
薄氷により門扉は固く膠着していた。
なので、サタナは無遠慮に門扉を破壊し押し入った。
「ふむ、久しいではないか! ケルベロスよ」
サタナの姿を認めると。
ケルべズスは、ギリギリと牙を鳴らした。
『貴様……この俺に殺されたいのか?』
「いや、死ぬのはお主じゃ。感動の再会を果たしたというのに第一声がそれとはのう。妾の寵愛を踏みにじった無礼に対する謝罪があれば生かしてやっても良かったのだが」
『クク、相も変らぬ態度だな。だがあまり図に乗るなよ? 俺はもうあの時とは違う。ここで貴様を殺し俺が魔王となる! 今から泣き喚く準備をしておくんだなッ!!』
「……ふっ、そいつは楽しみだ」
俺たちは、いきなり光に包まれた。
「む? これは……」
「まさかトラップですか!?」
「チッ!」
どうやら転移トラップに引っかかってしまったらしい。
もう少し注意深く歩くべきだったと後悔しても、もう遅かった。
「まんまと分断されてしまったというわけか。まぁいい。とりあえずは」
スキル【超威圧】レベル5!
さらには、範囲超過!
俺はスキルの範囲を【古代神殿】全域に指定し、対象をモンスターのみに絞った。
万が一他の冒険者が来ていた場合に備えての配慮だ。
「これでモンスターと遭遇することはなくなるだろう」
サタナは俺の【超威圧】に曝されてしまうが。
あいつなら、けろっとした顔をしているに違いない。
「道は分からないが、とにかく進んでみるか」
薄暗い道がまっすぐに伸びていたが、
左右等間隔に設置された松明の灯りが視界を確保してくれていた。
壁面にはよく分からない文字とイラストが描かれていた。
「宗教画かなにかか?」
大勢の生物らしきイラストが、黒く塗りつぶされた球体にひれ伏している。
それがどこまでも続いていて、異様な雰囲気を醸し出していた。
しばらく進むと、分かれ道が姿を現した。
「ふむ……」
どちらに進むかは悩まなかった。
悩んだところでどうせ何も分からないのだ。
というわけで。
俺は直感で、左の道を選んだ。
壁面に描かれているイラストに変化はなく、同じ絵柄だけがひたすらに続いていた。
「ここか」
松明の灯りを頼りに歩を進めながら、
俺はダンジョンを踏破していった。
時には階段を下り。
時には同じ場所をぐるぐると歩き回った。
そうこうしている間に、ようやくたどり着いたのだ。
豪華な装飾の施された両開き式の大扉。
間違いない。この先がボスフロアだ。
「二人ともボスフロアに着いているだろうか?」
ケルべズスは三位一体のモンスター・ケルベロスの魂が分断されたことによって生まれたモンスターらしい。
その特異性故か。
三匹同時に撃破しなければ、倒せない。
つまり、俺一人がボスフロアに辿り着いたところで意味は無いのだ。
「まさか、あれはトラップではなかったのか?」
俺は考え直してみた。
このダンジョンに入るなりいきなり分断されたが、それは先人による手助けの一環だったのではないか、と。
ケルべズスの生息フロアが統一されていない以上、パーティでの行動は逆効果。
このダンジョンでは単独行動こそが最適解なのかもしれない。
「なにはともあれ行くしかない、か」
俺はカラドボルグを引き抜いた。
そして、いつでも戦闘態勢を取れるようにしてから、門扉を押した。
重厚な雰囲気を受ける見た目だが。
扉は、思ったよりもすんなりと開かれた。
#
――目線:メアリ――
「なるほど、そういうことですか」
転移トラップによる分断かと思いましたが、どうやらそうでもないらしいですね。
先程の転移魔法陣からは邪悪な魔力を感じなかった。
つまりあれは、以前ここに訪れた冒険者が仕掛けたものだということ。
「感謝しなくてはなりませんね。思えば確かにこれが最適解。ケルべズスの生態を考えれば、単独行動こそが理に適ってますからね」
これはあくまでも私の予想ですが、
私たちはそれぞれ別のフロアに飛ばされたのでしょう。
同時に倒さなければならないというケルべズスの性質を思えば、そう考えるのが自然です。
それにしても……。
「なんですか、この壁画は」
黒い球……これは、太陽?
そしてそれにひれ伏しているのは……。
まるで見たこともない生き物ですね。
人間でもなければモンスターでもない。
古代魔法に関係性があるのでしょうか?
私は奇妙な雰囲気を感じながらも歩き続けました。
闇の濃い空間でしたが、左右に設置された松明の灯りが辺りを照らしてくれていたので、難なく進むことが出来たのです。
「それにしても、やけにモンスターが出ませんね」
ダンジョンは難易度が高ければ高い程モンスターの数も増え、会敵率も上昇する。
ですが、未だに一度もエンカウントしていないということは。
「ふふ」
レインさんのお陰、ですね。
きっとこのダンジョン全域に効果を発揮させているのでしょう。
まさに大賢者・ファーミンが如くの神業!
感服するしかありません。
このダンジョンを攻略したら。
そしたら、そろそろ明かしてもいいかもしれませんね。
内に秘めた、私の気持ちを――。
レインさんのことを考えているうちに、気付いたらボスエリアまで辿り着いていたようです。
あの重厚な雰囲気の門扉。
間違いありません。
あの先にいるのでしょう。
魔獣・ケルべズスが。
#
――目線・サタナ――
「ほほう、転移トラップか。中々に粋な計らいをするではないか。まあ良い。どのような小細工も妾の前では無意味なのだという事を知らしめてやろうではないか」
初級魔法・ブラックアイス!
サタナの発動した初級魔法・ブラックアイスは壁面に薄い氷を張り巡らせていった。
「ふむ、あそこか」
サタナは薄氷を張り巡らせた。
そしてフロアの形状を即座に認識し、
ボスフロアの場所を瞬時に特定した。
直後。
レインのスキルが、サタナの全身を覆い尽くした。
「ふふっ。そんなに激しくしたら……」
感じてしまうではないか――。
サタナは恍惚とした表情で歩を進め。
あっという間にボスフロアへと到達した。
「感動の再会、というやつかのう?」
薄氷により門扉は固く膠着していた。
なので、サタナは無遠慮に門扉を破壊し押し入った。
「ふむ、久しいではないか! ケルベロスよ」
サタナの姿を認めると。
ケルべズスは、ギリギリと牙を鳴らした。
『貴様……この俺に殺されたいのか?』
「いや、死ぬのはお主じゃ。感動の再会を果たしたというのに第一声がそれとはのう。妾の寵愛を踏みにじった無礼に対する謝罪があれば生かしてやっても良かったのだが」
『クク、相も変らぬ態度だな。だがあまり図に乗るなよ? 俺はもうあの時とは違う。ここで貴様を殺し俺が魔王となる! 今から泣き喚く準備をしておくんだなッ!!』
「……ふっ、そいつは楽しみだ」
0
あなたにおすすめの小説
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる