暇だから、ちょっと拷問を…

清笑 句呂人 

文字の大きさ
2 / 2

拷問開始

しおりを挟む
聞きたいことは1つだけ。

僕のことはなんだったのか。それに尽きる。
予想もできているので謝罪させるとこまでを予定していた。

とりあえず怯え続ける女にどう切り出すかと考えていると
「お金は全部返したはずでしょ。違うの?」と話出した。

僕に先ほどの好奇心が芽生えてきた。


「どれだけの隠し事をしているんだ」



僕はスマホを取り出し友達と遊びで使っていたボイスチェンジのアプリを開いた。
地声が聞こえない様に
「嘘をついていることがあるはずだ。隠さずに言え」
と誘拐犯のような低い声で再生した。


女は誰か人がいることに安心したのか話しだした。
「なんのこと?お金じゃないの?」

どうやらお金絡みのことが1番気になっているようなのでそこを聞いてしまうことにした。

「お前がここまでされるであろう金の話をしてみろ」
アプリでの再生音が静かな樹々に響く。

女は静かになった…
僕も息を殺し口を開くのを待っていたが中々話さない。
はぁ、とため息をついてしまい女がビクッとする。

僕はしゃがみこみ小石を手に取り女に投げて膝下あたりにコツンとぶつけてみた。
違和感があったようで反応はしたが特に進展はない。

もう一度当ててみる。
今度は僕の仕業だと理解したようで目隠しをしていてもぎこちない表情をしているのが分かった。

分からない場所で誰かも分からない相手に目隠しをされて身動きが取れない状態。
そこに外的な刺激を与えれば人は直ぐにおかしくなってしまうようだ。

ガクガクと震え「ごめんなさい」と繰り返す始末。
僕はとにかく話をさせようと思い刺激を与え続けることにした。


細い枝を長めに折りヒュンヒュンと空気を裂く音がする。
乾燥した肌をなぞるので通り道が白くなっていく。
手首から肘、肘から脇に向かう。離しては膝上からモモに向けてなぞる。

「友人からお金を借りてそのまま逃げました。すいません…。」
と震えた声で女が話し出した。

僕は、そんな事か。と次の質問を考えていると
「追加でお金が必要になり男を3人騙しました。これから騙す予定だったのもさっきまで一緒にいました。」


予期せぬタイミングで僕の扱いが判明した。
騙した3人は先ほどの呼んでた男の名前だろう。
彼氏の名前ではなく騙した男の名前だったのか。
僕はこれから騙されるとこだったと思えば別れられて良かったと考えていた。
そして、騙してきた罰を受けるべきだと目の前の吊るされた女を見て思っていた。
もう謝罪などいらない。


「金の使い道は?」
これは単純な興味から出た質問だった。

女は観念しているのか答えは早かった。
「整形しています。顔だけでなく胸も。」

意外すぎる回答だった。
つまりはそれの維持費と美意識で金が必要なわけか。


もう十分だったが罰を与えることはしなければいけないと思った。
僕しか知らないこの女の実態。嘘で塗り固められていたのを暴けたのは今の現状になったからこそ。
同じことを繰り返さないような罰にしようと必要悪のつもりで行動した。

「もういい、わかった。あとはもう喋るな。黙っていれば勝手に消える。」

そうスマホが話し終えると僕は女の後ろに回り左手は整形の胸に右手は女の股間に触れた。
首筋から左耳にかけ舌を這わせ耳を攻めた。女に鳥肌が立つのが分かった。

ここまでやれば相手が男だとわかるだろと吊るしてる枝を折り退散した。


家まで5分ほど走って帰ったが鼓動の高鳴りは別のものだった。
人の裏側が暴かれた瞬間、話せない内容を聞き出した瞬間がもの凄く楽しかったのだ。

僕は女に、あんま飲みすぎんなよ。とだけメールした。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...