エゴイストの檻

観月 珠莉

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【03】 性奴隷への道

*022* 快感に連動する身体 (☆)

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慣れない刺激に嫌だと頭を振るが、大河の指は小さな突起を弄る事を止めない。

「あぁぁ……ッ!!」

逃げ場の無い感覚の波が、小袖の身体を襲う。

「大分、感じているじゃないか。」

大河はそう言うが、小袖は、その何ともむず痒いような背筋に何かが流れるような感覚が快感に結び付く事を知らなかった。

「はぁ…あ……。」

快感を逃がす方法が解らない小袖は、返事さえも出来ない状況だった。
ただ、息をする度に出てしまう淫猥な声に戸惑う事しか出来ない。

「初めてにしては、随分と淫らだな。」

両方の胸の突起は、今まで見た事も無い程に尖っていた。
まるで、大河にもっと舐めて欲しいとせがむように…。

「真っ赤に熟している甘い果実のようだ。」

そう言うと、舐めて欲しいと強請る胸の先を口に含み、ジュルジュルと音を立てて舐めた。

「あぁぁぁあッ!!」

小袖は、目と耳から同時に入ってくる強い刺激に更に羞恥心を煽られ、嬌声をあげずにはいられない。
その様子は、大河の気持ちを高揚させるスパイスとなっていた。
手と唇が与える刺激に反応し、まるで楽器か何かのように小袖から声があがる。
小袖本人は、全く気付いていないが、逃げ場の無い快感を必死に逃がそうとする為、無意識に腰をくねらせ出していた。
身体からは汗が吹き出し、秘部からはまるでお漏らししたかのように何かが溢れ出している。
余りの羞恥心に、小袖の頭は思考が停止していた。
真っ白になってしまった頭は、大河の与える刺激にただただ、反応を示してしまう。
小袖は、自分が嫌々ながら、身体を差し出しているという事実をすっかりと手放してしまっていた。

「気持ちが好いんだろう?」

大河に話し掛けられた事で、失っていた意識が戻ってくる。

「ふぇ……解らな……。」
「ここは…どうだ?」

大河は脚で、小袖の秘部に刺激を与えた。

「あぁ……ッ…。」

既にビチャビチャに反応を示しているそこを脚で刺激されると、バスローブ以外は何も身に着けていない秘部の水の全てを、大河の仕立ての良いボトムスがベッチョリと水気を吸った。
ボトムスの一部が、水分で色が変わっている様子を見て、小袖の恥ずかしさは更に加速していった。
謝罪のつもりで開いているいる身体なのに、小袖の身体は、快感に呑まれそうになっている。
その事実を受け入れる事が出来ずに、心がバランスを崩している。

「胸を触られたくらいで、下が凄い事になっているぞ?」
「言わ…ないで……。」

か細く訴えるが、全く意味を成さない程の抵抗だった。
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