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ダンジョンスタンピード第二波 保健
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さて翌日。オレと瀬来さんのダンジョン超人タッグコンビは、いまだシャーク女子高に留まっていた。
長い?いやでもねぇ、瀬来さんを慕ってくる女子高生たちをそのまま放り出すわけにはいかないじゃない?それに学校側からも、改めてお願いされちゃったし。また重機おじさん達の手前、オレ達だけが『ほなさいなら!』と早々に引き揚げてしまうのも宜しくない。
な訳でもう少し守ってやることにした。かなり上から目線?でもま、そりゃそうよ。
ぶっちゃけ重機おじさんと女子高生たちだけの戦力で、この学校を無傷で守りきれるワケがない。日々ピクシー達がコソッと偵察に出ては脅威になりそうなモンスターを駆除していたからこそ、今までなんとかなっていたのだ
そう、ちっちゃくてもピクシーは地下12層クラスのモンスター。
魔法で姿を消して接近し、突然無防備な頭上へと魔法弾の雨を降らす奇襲攻撃。うん、見た目が可愛いらしいからといって侮ると、とんでもない目に遭うのである。
そして自業自得でとんでもない目に遭ってしまった男性教諭A&Bは、職員室とトイレ以外の移動禁止という謹慎処分が言い渡されたそうな。まぁこんな時に解雇しても、自棄を起こして暴走するのは目に視えてるもんな。
「あの男の先生たちがピクシーたちにちょっかい出してたって話、本当?」
「ああ。でもピクシー目当てってより、大方それで愛根先生や女子生徒の気を惹きたかったんだろう」
あと、他にも避難民の中でピクシーに石を投げてきたりした者には、容赦なく反撃を浴びせている。ピクシーたちには『この学校を守れ』とは命令したが、『人間を攻撃するな』とは命令してないし。だから攻撃をして反撃されるのは、そいつの自業自得だ。
で、男性教諭A&Bはピクシーを捕まえるのに『人目に付かない場所にガムテープを利用したトリモチや、雀獲り用の罠みたいなのを仕掛けていた』と、ピクシー達から報告を受けている。ま、ほとんどがジェスチャー混じりの報告だから、内容は大凡だけど。
「ふ~ん…」
並んで隣を歩く瀬来さん。昨日は激オコだったけど、今はすっかり落ち着いている。彼女もこの学校と関わって、すこし変わった。指導する立場を経験したことで、成長したのだろうか。そんな凛とした横顔をなんとも頼もしく思う。
「お、ココだな。着いたみたいだよ」
で、オレ達が向かっていたのは別棟の4階、理科室になる。
そう、ここで生産されているというドクダミチンキを貰いに来たのだ。真田薬品でもらった回復薬は全て使い切ってしまったので、これはぜひゲットしておきたい。
『コンコンコン…』
「すみません、マスタージャングです。入って良いですか?」
まずはノック。そしてこの学校ではダンジョンパワーをふるったりモンスターを使役してたりと社会的にはかなりアレな行動を取っているオレ。なのでここではドリーム女子高生らの脳内伝説に乗っかって、マスタージャングを名乗ることにしたンご。
「は~い、どうぞぉ~」
「失礼しまぁす…なッ!?」
すこし間延びした女性の声が返事をくれたので、それに合わせてこちらも間延び口調で静かに扉を開ける。するとそこには、なぜか予想を超えた外人巨乳白衣美女がいたではないか!
『(ガスッ!ゴッ!)』
「ぐハッ!?」
しかし次の瞬間、秒とかからず瀬来さんからの肘打ち&踵踏み同時攻撃で息がつまる。ちょっ瀬来さん…、まだ鼻の下も伸びてなかったでしょ!?反応速過ぎ…ッ!!
「あらぁ、どうされました?」
「あ、なんでもないんです。魚の骨が咽喉に刺さってるみたいで」
痛みで声の出ないオレをよそに、しれっと外人巨乳白衣美女と話を進める瀬来さん。てか今【剛腕】スキルも乗ってなかった?すごい痛いんですけど…??
「そうですかぁ。ふふ、おだいじに」
瀬来さんの言葉を受け、柔らかく微笑む白衣美女。うむむ…こ、これは『アナライズタイムが必要!』とオレのゴーストが囁いているわ。
(…ッ……ッ……ッ?)
(あ、いや違う違う、塩太郎のことじゃないんだ。紛らわしい思念だしちゃってごめんね)
なんかオレの発した思念に塩太郎が反応しちゃって、悪いことしたな。まぁそれはともかくレッツ、アナライズ。
うむ、まずは頭部から。髪はかなり薄いライトブラウンで、光の加減では灰色にも視える。そのストレートの長い髪が、窓から射しこむ陽の光で後光のように輝いている。瞳は青いものの、目鼻立ちの彫りはそれほど深くなく親しみやすい顔だちをしている。もしかしてハーフかクォーターだろうか。
身長は瀬来さんとほぼ変わらずのようだが、わずかに高いか。だが瀬来さんのおっきなお胸を見慣れているオレから見ても、驚きのビックなボリュームを誇るたいへん立派なモノをお持ち。それに驚いてつい真っ先に目がいってしまい、攻撃を貰ってしまった。うむむ…オレもまだまだだな。
「保健医のパナーリャ・鴇塚です。はじめまして」
「パナーリャ先生ですね。瀬来万智です」
なんですとッ!?ハーフ(推定)巨乳白衣美女が保健医なんかしてたら、男子校だったらそれはもう大変な事になってますよ!!
「ジャングさんもはじめまして、色々とありがとうございます。ふふ…」
「ああいえ、こちらこそどうも…」
くそうシャークの奴め。なんでこんな大事な情報をちゃんと教えてくれないんだ。おかげでとんだ初対面になっちまったじゃないか。絶対スケベだと思われたよもう~。
長い?いやでもねぇ、瀬来さんを慕ってくる女子高生たちをそのまま放り出すわけにはいかないじゃない?それに学校側からも、改めてお願いされちゃったし。また重機おじさん達の手前、オレ達だけが『ほなさいなら!』と早々に引き揚げてしまうのも宜しくない。
な訳でもう少し守ってやることにした。かなり上から目線?でもま、そりゃそうよ。
ぶっちゃけ重機おじさんと女子高生たちだけの戦力で、この学校を無傷で守りきれるワケがない。日々ピクシー達がコソッと偵察に出ては脅威になりそうなモンスターを駆除していたからこそ、今までなんとかなっていたのだ
そう、ちっちゃくてもピクシーは地下12層クラスのモンスター。
魔法で姿を消して接近し、突然無防備な頭上へと魔法弾の雨を降らす奇襲攻撃。うん、見た目が可愛いらしいからといって侮ると、とんでもない目に遭うのである。
そして自業自得でとんでもない目に遭ってしまった男性教諭A&Bは、職員室とトイレ以外の移動禁止という謹慎処分が言い渡されたそうな。まぁこんな時に解雇しても、自棄を起こして暴走するのは目に視えてるもんな。
「あの男の先生たちがピクシーたちにちょっかい出してたって話、本当?」
「ああ。でもピクシー目当てってより、大方それで愛根先生や女子生徒の気を惹きたかったんだろう」
あと、他にも避難民の中でピクシーに石を投げてきたりした者には、容赦なく反撃を浴びせている。ピクシーたちには『この学校を守れ』とは命令したが、『人間を攻撃するな』とは命令してないし。だから攻撃をして反撃されるのは、そいつの自業自得だ。
で、男性教諭A&Bはピクシーを捕まえるのに『人目に付かない場所にガムテープを利用したトリモチや、雀獲り用の罠みたいなのを仕掛けていた』と、ピクシー達から報告を受けている。ま、ほとんどがジェスチャー混じりの報告だから、内容は大凡だけど。
「ふ~ん…」
並んで隣を歩く瀬来さん。昨日は激オコだったけど、今はすっかり落ち着いている。彼女もこの学校と関わって、すこし変わった。指導する立場を経験したことで、成長したのだろうか。そんな凛とした横顔をなんとも頼もしく思う。
「お、ココだな。着いたみたいだよ」
で、オレ達が向かっていたのは別棟の4階、理科室になる。
そう、ここで生産されているというドクダミチンキを貰いに来たのだ。真田薬品でもらった回復薬は全て使い切ってしまったので、これはぜひゲットしておきたい。
『コンコンコン…』
「すみません、マスタージャングです。入って良いですか?」
まずはノック。そしてこの学校ではダンジョンパワーをふるったりモンスターを使役してたりと社会的にはかなりアレな行動を取っているオレ。なのでここではドリーム女子高生らの脳内伝説に乗っかって、マスタージャングを名乗ることにしたンご。
「は~い、どうぞぉ~」
「失礼しまぁす…なッ!?」
すこし間延びした女性の声が返事をくれたので、それに合わせてこちらも間延び口調で静かに扉を開ける。するとそこには、なぜか予想を超えた外人巨乳白衣美女がいたではないか!
『(ガスッ!ゴッ!)』
「ぐハッ!?」
しかし次の瞬間、秒とかからず瀬来さんからの肘打ち&踵踏み同時攻撃で息がつまる。ちょっ瀬来さん…、まだ鼻の下も伸びてなかったでしょ!?反応速過ぎ…ッ!!
「あらぁ、どうされました?」
「あ、なんでもないんです。魚の骨が咽喉に刺さってるみたいで」
痛みで声の出ないオレをよそに、しれっと外人巨乳白衣美女と話を進める瀬来さん。てか今【剛腕】スキルも乗ってなかった?すごい痛いんですけど…??
「そうですかぁ。ふふ、おだいじに」
瀬来さんの言葉を受け、柔らかく微笑む白衣美女。うむむ…こ、これは『アナライズタイムが必要!』とオレのゴーストが囁いているわ。
(…ッ……ッ……ッ?)
(あ、いや違う違う、塩太郎のことじゃないんだ。紛らわしい思念だしちゃってごめんね)
なんかオレの発した思念に塩太郎が反応しちゃって、悪いことしたな。まぁそれはともかくレッツ、アナライズ。
うむ、まずは頭部から。髪はかなり薄いライトブラウンで、光の加減では灰色にも視える。そのストレートの長い髪が、窓から射しこむ陽の光で後光のように輝いている。瞳は青いものの、目鼻立ちの彫りはそれほど深くなく親しみやすい顔だちをしている。もしかしてハーフかクォーターだろうか。
身長は瀬来さんとほぼ変わらずのようだが、わずかに高いか。だが瀬来さんのおっきなお胸を見慣れているオレから見ても、驚きのビックなボリュームを誇るたいへん立派なモノをお持ち。それに驚いてつい真っ先に目がいってしまい、攻撃を貰ってしまった。うむむ…オレもまだまだだな。
「保健医のパナーリャ・鴇塚です。はじめまして」
「パナーリャ先生ですね。瀬来万智です」
なんですとッ!?ハーフ(推定)巨乳白衣美女が保健医なんかしてたら、男子校だったらそれはもう大変な事になってますよ!!
「ジャングさんもはじめまして、色々とありがとうございます。ふふ…」
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