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ダンジョンスタンピード第二波 独鈷
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「ほぅ、するとそのスキルオーブというモノを手にして念じると、スキルという特殊な力が手に入るのですか?」
「そうそう。ま、スキルオーブがモンスターから手に入るのって、とっても稀なんだけどねぇ」
オレ達はいまだ土手で駄弁っていた。なんか雲海さんとすっかり意気投合しちゃったのだ。
で、ダメ元で『情報教える代わりに金剛杵ちょうだい』とか無理なおねだりをしてみたけど、それは断られた。でも『代わりにコレなら…』と雲海さんから独鈷をいただいたので、オレはホクホクだ。
独鈷、それは仏教的になんかおしゃんティな武器。
うん、なんかゴメン。でもオレの仏教知識なんてクソあっさいから、そんなモンよ。だって日本に住んでて仏教を改めて学ぼうとか、まず思わないでしょ?みんなが『わ~あそこ行きたーい!』って言うようなレジャーランドだって、すぐ近所に住んでたらさほど行きたいとも思わないのと一緒よ。たぶん。
でも漫画とかに出てくる退魔士は、カッコいい。
独鈷みたいな武器を構えた主人公が『うんたらソワカ!』って唱えると、10万菩薩パワーとか100万如来パワーとかが炸裂して、魑魅魍魎はズバッと木端微塵。
あとそういう魍魎ホラー系は、総じて他の漫画よりエロ度が高いのもポイントなのだデュフフ。
オレも独鈷を手に入れたから、これからは『退魔士ごっこ』がはかどりそうだ。うん、なにせ坊さんから貰った独鈷だからね。これはひと味もふた味も違うぜ。
ま、仏教徒でもなんでもないから、法力なんて微塵もないんだけど。
「ほら、クルミくらいの大きさの…こういうのだよ雲海さん」
「そうそうそれ…って!なんで江月さんが3つも持ってるの!?それひとつ私にちょうだい!!」
「うわっぷ!ちょっと待った瀬来さん!これは3人揃ったとこで渡そうと思ってたんだよ。でないと不公平だろ?だからもう少し待とうね?」
「むぅ~ッ!」
ほら、そうやってムクれると思ったから、今まで持ってるの黙ってたの。
うん、これは自宅に戻ってダンジョンの間引きをしていた時に確保しておいたモノ。全て【粘液】のスキルオーブになる。今回のスタンピードでモンスター素材の戦闘スーツを着るなら、やっぱり潤滑粘液は必須だと感じた。
それに相手を拘束したり転倒させたりと、【粘液】のスキルは使い勝手が非常にイイ。
なので粘液というイメージに抵抗を持って取得を躊躇ってた彼女たちも、今回の件で考えを改めただろうと思い手に入れてきたのだ。
ちなみに頑張ってるシャークにも何かプレゼントしてやろうと思ったのだが、生憎と時間が足りなかった。なのでシャークにはまたの機会に…そうだな、【格闘】のスキルなんかあげたら喜ぶんじゃないかな。
「はぁ~~、在る所には在るモノなのですね。稀にしか落ちないというスキルオーブが、3つも…」
「あ、江月さんは参考にしない方がいいわよ雲海さん。ほっとくと丸一日でも二日でも、ダンジョンに籠っちゃう頭おかしい人だから」
ひどッ!
「しかし…光明を見出したような気がします。肉弾戦で戦っていても、限界が近そうな気がしていましたから」
「そうね。スキルがあると戦い方がグッと広がるもの。雲海さんならきっと、もっと強くなれるわよ?」
「ははは、恐れ入ります。そうありたいものです」
うん、なんか瀬来さんが雲海さんにも先輩風吹かしている。まぁオレは独鈷もらえたからいいけど。
ん~しかしこの独鈷って、どう使うんだろ?握ってみると拳ひとつ分くらいで杭が両端につきでている。でも鍔もナックルガードもないから、刃物を持った相手にコレで戦うと、簡単に指を切落されそう…。
だよね。うん…なんかどう考えても短いし、武器というより暗器。どう考えても隠し武器だよコレ。
まぁ見た目は良いけど、よくあんな鉄アレイみたいな金剛杵でモンスターと戦ったよ雲海さん。動きも香港映画のアクション俳優みたいだったし。
「あ、それにね。ここから南に見える女子高には、私の優秀な後輩たちがいるから。興味があったら雲海さんも見に行ってみるといいわよ?」
「え、あの女子高にダンジョンで力を得た者たちがいるのですか??」
「ん~、てゆうか…こんな状態になっちゃったでしょ?だから私達がステータスを取らせるためにね、ダンジョンへ連れて行ったの。その子達の生存確率を少しでも高めてあげるのにね」
「なるほど…。おふたりはこんな大変な最中にも、人助けをされておられたのですか。これはまた奇縁な…(スッ)」
ちょっとちょっと!
瀬来さん、すこしイキリムーブが過ぎますよ?ほら、雲海さんがなんだか拝みだしちゃったじゃない。
「そうそう。ま、スキルオーブがモンスターから手に入るのって、とっても稀なんだけどねぇ」
オレ達はいまだ土手で駄弁っていた。なんか雲海さんとすっかり意気投合しちゃったのだ。
で、ダメ元で『情報教える代わりに金剛杵ちょうだい』とか無理なおねだりをしてみたけど、それは断られた。でも『代わりにコレなら…』と雲海さんから独鈷をいただいたので、オレはホクホクだ。
独鈷、それは仏教的になんかおしゃんティな武器。
うん、なんかゴメン。でもオレの仏教知識なんてクソあっさいから、そんなモンよ。だって日本に住んでて仏教を改めて学ぼうとか、まず思わないでしょ?みんなが『わ~あそこ行きたーい!』って言うようなレジャーランドだって、すぐ近所に住んでたらさほど行きたいとも思わないのと一緒よ。たぶん。
でも漫画とかに出てくる退魔士は、カッコいい。
独鈷みたいな武器を構えた主人公が『うんたらソワカ!』って唱えると、10万菩薩パワーとか100万如来パワーとかが炸裂して、魑魅魍魎はズバッと木端微塵。
あとそういう魍魎ホラー系は、総じて他の漫画よりエロ度が高いのもポイントなのだデュフフ。
オレも独鈷を手に入れたから、これからは『退魔士ごっこ』がはかどりそうだ。うん、なにせ坊さんから貰った独鈷だからね。これはひと味もふた味も違うぜ。
ま、仏教徒でもなんでもないから、法力なんて微塵もないんだけど。
「ほら、クルミくらいの大きさの…こういうのだよ雲海さん」
「そうそうそれ…って!なんで江月さんが3つも持ってるの!?それひとつ私にちょうだい!!」
「うわっぷ!ちょっと待った瀬来さん!これは3人揃ったとこで渡そうと思ってたんだよ。でないと不公平だろ?だからもう少し待とうね?」
「むぅ~ッ!」
ほら、そうやってムクれると思ったから、今まで持ってるの黙ってたの。
うん、これは自宅に戻ってダンジョンの間引きをしていた時に確保しておいたモノ。全て【粘液】のスキルオーブになる。今回のスタンピードでモンスター素材の戦闘スーツを着るなら、やっぱり潤滑粘液は必須だと感じた。
それに相手を拘束したり転倒させたりと、【粘液】のスキルは使い勝手が非常にイイ。
なので粘液というイメージに抵抗を持って取得を躊躇ってた彼女たちも、今回の件で考えを改めただろうと思い手に入れてきたのだ。
ちなみに頑張ってるシャークにも何かプレゼントしてやろうと思ったのだが、生憎と時間が足りなかった。なのでシャークにはまたの機会に…そうだな、【格闘】のスキルなんかあげたら喜ぶんじゃないかな。
「はぁ~~、在る所には在るモノなのですね。稀にしか落ちないというスキルオーブが、3つも…」
「あ、江月さんは参考にしない方がいいわよ雲海さん。ほっとくと丸一日でも二日でも、ダンジョンに籠っちゃう頭おかしい人だから」
ひどッ!
「しかし…光明を見出したような気がします。肉弾戦で戦っていても、限界が近そうな気がしていましたから」
「そうね。スキルがあると戦い方がグッと広がるもの。雲海さんならきっと、もっと強くなれるわよ?」
「ははは、恐れ入ります。そうありたいものです」
うん、なんか瀬来さんが雲海さんにも先輩風吹かしている。まぁオレは独鈷もらえたからいいけど。
ん~しかしこの独鈷って、どう使うんだろ?握ってみると拳ひとつ分くらいで杭が両端につきでている。でも鍔もナックルガードもないから、刃物を持った相手にコレで戦うと、簡単に指を切落されそう…。
だよね。うん…なんかどう考えても短いし、武器というより暗器。どう考えても隠し武器だよコレ。
まぁ見た目は良いけど、よくあんな鉄アレイみたいな金剛杵でモンスターと戦ったよ雲海さん。動きも香港映画のアクション俳優みたいだったし。
「あ、それにね。ここから南に見える女子高には、私の優秀な後輩たちがいるから。興味があったら雲海さんも見に行ってみるといいわよ?」
「え、あの女子高にダンジョンで力を得た者たちがいるのですか??」
「ん~、てゆうか…こんな状態になっちゃったでしょ?だから私達がステータスを取らせるためにね、ダンジョンへ連れて行ったの。その子達の生存確率を少しでも高めてあげるのにね」
「なるほど…。おふたりはこんな大変な最中にも、人助けをされておられたのですか。これはまた奇縁な…(スッ)」
ちょっとちょっと!
瀬来さん、すこしイキリムーブが過ぎますよ?ほら、雲海さんがなんだか拝みだしちゃったじゃない。
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