上 下
30 / 93
1章 ギャルゲーの悪役子息に転生しました。

24

しおりを挟む


めっちゃ大変だった。なんか色々騎士に聞かれるは、王妃様にはめちゃめちゃ感謝されるは、お母様・お父様には危ない事するなと説教されるは大変だった。確かに3歳児が暗部?なのかもしれないやつらを追い払ったのは異常だと思う。けど神子なら何が起きてもおかしくないみたいな雰囲気止めてくれないか?すっげぇ生温か良い目で見てくる騎士様にすっごくイラついた。

俺が、そんなふうに悶々していると・・・・・

『神子様、そろそろ世界樹の島に行きますよ』

「わかった、ジエイド」

ジエイドとの約束はちゃんと守らないといけないからな。世界樹の杖(転移)ってどんな感じなんだろう?ゲームの中では見たことなかったからな。


『楽しみですねえフェルディナンド様』

「そうだな、スピネル」

確かに楽しそう。

『僕、世界樹の島にまだ行ったことないんですよ』

「そうなんだ。ん?精霊って誰でも世界樹の島に行けるのエン?」

あっ精霊王が住まう島なら当然かもしれないな。

『いえ、そういうわけではないですよ。ですが精霊樹がたくさんあるので6割くらいの精霊の故郷なのですよ』

「そうなんだ。ありがとうジエイド」

公式設定でもそうだったな。世界樹の島の特色に精霊樹がたくさんあり、約6割の精霊の故郷であるって。

『お礼なんていいですよ、神子様。それよりも今から、世界樹まで行きますよ』

ジエイドが、ひらひらしたギリシャの女神風のどこにしまってあったんだと思うような1メートルくらいのなんかパワーが感じられる茶色い木の杖を取り出した。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:1,749

処理中です...