4 / 24
第四話 意思表明
しおりを挟む
あたしは自分の進路について両親に話すタイミングを逃し続けていた。
窓から外を見るとすっかり暗くなっていた。
村を囲う防壁と門に規則正しく配置されたランプが次々と灯されていく。
外灯が点いたということはそろそろ守備隊の交代時間。
村の中央には時計台がある。その時計台は一日三回、午前六時、正午、午後六時に鐘が鳴る。
これは守備隊が四交代制、六時間おきに守備隊員を交代する時刻を知らせるため。
交代を知らせるという名目であるなら、深夜にも鐘を鳴らすべきだがそんな時間帯に鳴らされると、せっかく熟睡できたとしてもそれで目が覚めてしまう。
なので、この時間帯だけは特殊で自分から交代するため現場に向かうのではなく、呼ばれるまで自宅で待機するようになっている。
父さんの担当時間は午後六時からの六時間。
守備隊は兼業となっていて、自分の担当時間以外はそれぞれ仕事をしている。
父さんの場合は守備隊長ということもあり、隊員に訓練をつけたりなどしている。
ここで話を切り出さなければ後日ということになる。
今日、両親に言わないとドンドン話しづらくなりそうな気がする。というかもうすでに言いづらい。
あたしが脳内であーだこーだ考えている間に、父さんは外出の準備を済ませていた。
父さんはドアに手を当てると、あたしと母さんに声をかける。
「ではリーラ、リーティア。いってくる」
「いってらっしゃい、ノーザン」
もう時間が無いと焦ったあたしは考えていた話の順序をすっ飛ばし、反射的に父さんに話しかけていた。
「あの……父さん。あたし、王国騎士になりたい」
「そうか。なら、明日から六時に起きなさい」
「朝の六時?」
「そうだ。王都までの移動を考えて、試験日の二週間前まで一日も寝坊せずにそれをしなさい。その程度のこともできないのなら王国騎士になる夢は捨てなさい」
あたしの起床時間は大体、八時から九時の間。特別な日だとわくわくして寝つけなくなり、もう少し起きるのが遅くなることもある。
今日が正にそれで母さんに起こされなかったら、十時を過ぎてもまだ夢の中だったかもしれない。
来月の収穫祭あたりが少々不安が残るが、それぐらいのことをあたしにだってできる。
あたしは父さんの目を見ながら誓いを立てる。
「分かりました。ちゃんと約束します、父さん。明日から六時に起きます」
「言葉にした以上、必ずやり遂げてみせなさい」
「はい、父さん。いってらっしゃい」
「あぁいってくる」
父さんはそう言うと手をグッと押し込みドアを開けた。
母さんは開けっ放しのドアの閉じるとあたしにイスに座るように促す。
あたしは自分でも不自然だと思えるほど、背筋を伸ばしイスに座った。
ドキドキしながら母さんの発する言葉を待っていると、母さんは対面のイスに腰を下ろし、あっけらかんとした顔で話し始める。
「何というかリーティアが王国騎士になりたいのは前から知ってたわよ。もちろんノーザンも知ってるわよ」
「えっ、知ってたの……」
「そりゃそうよ。あんたの親なんだから分かるに決まってるでしょ。まぁノーザンは想像していたよりも衝撃が強かったみたい。ドアを閉め忘れ程度にはね」
母さんはケラケラ笑いながらドアに指を向けた。
「そういえば父さんが戸締りをせずに外に出たことなんて一度もなかった」
「でしょ~。まぁそういうことだから、リーティア頑張りなさい。明日から二か月ほど死ぬ気でね」
「あ~、はい」
この時のあたしは両親にやっと言えたことに安堵し、母さんの『明日から二か月ほど死ぬ気でね』という言葉の意味を軽くとらえていた。
――翌朝。
午前六時を告げる鐘が鳴り響く。昨日までのあたしなら鐘の音に耳を傾けることもなく、そのまま二度寝していたと断言できる。
あたしはズシリと重たい体を起こし大きく背伸びをする。
「ふあぁ~、眠い……カーテン開けよう」
あたしはベッドから起き上がりカーテンに手をかけ勢いよく開けた。
窓から入った日差しが部屋を照らす。
「リーティア、おはよう。それにしても父さんと約束したとはいえ、あんたが一人で起きるようになるなんてねぇ~」
「母さん、おはよう。というか朝一に言うことがそれなの?」
「あんた自分の胸に手を当てて聞いてみなさい。自分の力で朝起きれた回数をね」
「それ今言わなくてもいいじゃない。でも、今日からは毎日一人で起きるんだから」
「はいはい、そうね。朝ご飯はできてるから着替えが済んだらこっちに来なさい」
母さんはそう言い残すと部屋を出て行った。
あたしが着る服は母さんがいつも用意してくれている。基本的にはウールで仕立てた足首まであるワンピースが多い。
今日もきっとそれだと思っていたあたしはイスにかけられた服を見て思考停止した。
用意されていた服にはスカート部分が無い。手に取りパッと広げてみると、父さんがいつも着ているような上下の服。それがあたしのサイズに合わせて縫われていた。
「ふ~む、サイズ感がぴったしということは母さんは間違ってこれを置いたってわけじゃなさそうね」
着替えを済ませたあたしは母さんのもとに向かった。
あたしの姿を見た母さんは何度も頷きながらゆっくりと近寄ってくる。
「えっなになに?」
「リーティア、ちょっと大人しくしてなさい……よし、できた。さ、ご飯食べましょ」
母さんはあたしの髪をクシでとかした後、最後に髪留めで崩れないように止めてくれた。
首を左右に振ってみたが全然ほどける様子がない。
肩まであるあたしの髪は綺麗にひとまとめに固定されていた。
あたしは自分の髪に触れながら母さんに質問をした。
「あのぅ~母さん。今日の服もこの髪留めもあたしはじめてなんだけど、これってどういう?」
「まぁまずはご飯を食べなさい、話はそれからよ」
母さんに質問を華麗にスルーされたあたしは用意された朝ご飯を食べるのだった。
窓から外を見るとすっかり暗くなっていた。
村を囲う防壁と門に規則正しく配置されたランプが次々と灯されていく。
外灯が点いたということはそろそろ守備隊の交代時間。
村の中央には時計台がある。その時計台は一日三回、午前六時、正午、午後六時に鐘が鳴る。
これは守備隊が四交代制、六時間おきに守備隊員を交代する時刻を知らせるため。
交代を知らせるという名目であるなら、深夜にも鐘を鳴らすべきだがそんな時間帯に鳴らされると、せっかく熟睡できたとしてもそれで目が覚めてしまう。
なので、この時間帯だけは特殊で自分から交代するため現場に向かうのではなく、呼ばれるまで自宅で待機するようになっている。
父さんの担当時間は午後六時からの六時間。
守備隊は兼業となっていて、自分の担当時間以外はそれぞれ仕事をしている。
父さんの場合は守備隊長ということもあり、隊員に訓練をつけたりなどしている。
ここで話を切り出さなければ後日ということになる。
今日、両親に言わないとドンドン話しづらくなりそうな気がする。というかもうすでに言いづらい。
あたしが脳内であーだこーだ考えている間に、父さんは外出の準備を済ませていた。
父さんはドアに手を当てると、あたしと母さんに声をかける。
「ではリーラ、リーティア。いってくる」
「いってらっしゃい、ノーザン」
もう時間が無いと焦ったあたしは考えていた話の順序をすっ飛ばし、反射的に父さんに話しかけていた。
「あの……父さん。あたし、王国騎士になりたい」
「そうか。なら、明日から六時に起きなさい」
「朝の六時?」
「そうだ。王都までの移動を考えて、試験日の二週間前まで一日も寝坊せずにそれをしなさい。その程度のこともできないのなら王国騎士になる夢は捨てなさい」
あたしの起床時間は大体、八時から九時の間。特別な日だとわくわくして寝つけなくなり、もう少し起きるのが遅くなることもある。
今日が正にそれで母さんに起こされなかったら、十時を過ぎてもまだ夢の中だったかもしれない。
来月の収穫祭あたりが少々不安が残るが、それぐらいのことをあたしにだってできる。
あたしは父さんの目を見ながら誓いを立てる。
「分かりました。ちゃんと約束します、父さん。明日から六時に起きます」
「言葉にした以上、必ずやり遂げてみせなさい」
「はい、父さん。いってらっしゃい」
「あぁいってくる」
父さんはそう言うと手をグッと押し込みドアを開けた。
母さんは開けっ放しのドアの閉じるとあたしにイスに座るように促す。
あたしは自分でも不自然だと思えるほど、背筋を伸ばしイスに座った。
ドキドキしながら母さんの発する言葉を待っていると、母さんは対面のイスに腰を下ろし、あっけらかんとした顔で話し始める。
「何というかリーティアが王国騎士になりたいのは前から知ってたわよ。もちろんノーザンも知ってるわよ」
「えっ、知ってたの……」
「そりゃそうよ。あんたの親なんだから分かるに決まってるでしょ。まぁノーザンは想像していたよりも衝撃が強かったみたい。ドアを閉め忘れ程度にはね」
母さんはケラケラ笑いながらドアに指を向けた。
「そういえば父さんが戸締りをせずに外に出たことなんて一度もなかった」
「でしょ~。まぁそういうことだから、リーティア頑張りなさい。明日から二か月ほど死ぬ気でね」
「あ~、はい」
この時のあたしは両親にやっと言えたことに安堵し、母さんの『明日から二か月ほど死ぬ気でね』という言葉の意味を軽くとらえていた。
――翌朝。
午前六時を告げる鐘が鳴り響く。昨日までのあたしなら鐘の音に耳を傾けることもなく、そのまま二度寝していたと断言できる。
あたしはズシリと重たい体を起こし大きく背伸びをする。
「ふあぁ~、眠い……カーテン開けよう」
あたしはベッドから起き上がりカーテンに手をかけ勢いよく開けた。
窓から入った日差しが部屋を照らす。
「リーティア、おはよう。それにしても父さんと約束したとはいえ、あんたが一人で起きるようになるなんてねぇ~」
「母さん、おはよう。というか朝一に言うことがそれなの?」
「あんた自分の胸に手を当てて聞いてみなさい。自分の力で朝起きれた回数をね」
「それ今言わなくてもいいじゃない。でも、今日からは毎日一人で起きるんだから」
「はいはい、そうね。朝ご飯はできてるから着替えが済んだらこっちに来なさい」
母さんはそう言い残すと部屋を出て行った。
あたしが着る服は母さんがいつも用意してくれている。基本的にはウールで仕立てた足首まであるワンピースが多い。
今日もきっとそれだと思っていたあたしはイスにかけられた服を見て思考停止した。
用意されていた服にはスカート部分が無い。手に取りパッと広げてみると、父さんがいつも着ているような上下の服。それがあたしのサイズに合わせて縫われていた。
「ふ~む、サイズ感がぴったしということは母さんは間違ってこれを置いたってわけじゃなさそうね」
着替えを済ませたあたしは母さんのもとに向かった。
あたしの姿を見た母さんは何度も頷きながらゆっくりと近寄ってくる。
「えっなになに?」
「リーティア、ちょっと大人しくしてなさい……よし、できた。さ、ご飯食べましょ」
母さんはあたしの髪をクシでとかした後、最後に髪留めで崩れないように止めてくれた。
首を左右に振ってみたが全然ほどける様子がない。
肩まであるあたしの髪は綺麗にひとまとめに固定されていた。
あたしは自分の髪に触れながら母さんに質問をした。
「あのぅ~母さん。今日の服もこの髪留めもあたしはじめてなんだけど、これってどういう?」
「まぁまずはご飯を食べなさい、話はそれからよ」
母さんに質問を華麗にスルーされたあたしは用意された朝ご飯を食べるのだった。
12
あなたにおすすめの小説
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放令嬢と【神の農地】スキル持ちの俺、辺境の痩せ地を世界一の穀倉地帯に変えたら、いつの間にか建国してました。
黒崎隼人
ファンタジー
日本の農学研究者だった俺は、過労死の末、剣と魔法の異世界へ転生した。貧しい農家の三男アキトとして目覚めた俺には、前世の知識と、触れた土地を瞬時に世界一肥沃にするチートスキル【神の農地】が与えられていた!
「この力があれば、家族を、この村を救える!」
俺が奇跡の作物を育て始めた矢先、村に一人の少女がやってくる。彼女は王太子に婚約破棄され、「悪役令嬢」の汚名を着せられて追放された公爵令嬢セレスティーナ。全てを失い、絶望の淵に立つ彼女だったが、その瞳にはまだ気高い光が宿っていた。
「俺が、この土地を生まれ変わらせてみせます。あなたと共に」
孤独な元・悪役令嬢と、最強スキルを持つ転生農民。
二人の出会いが、辺境の痩せた土地を黄金の穀倉地帯へと変え、やがて一つの国を産み落とす奇跡の物語。
優しくて壮大な、逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる