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15.想う人
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甘いセリフを吐かれ高血糖状態です。
とりあえず次に集まる場はアルディアの舞踏会に決まり今日の目的を終えた。
どっと疲れが出てきてぼーとしてたら視界にグリード殿下とオーランド殿下が入ってきた。なんか熱を持った視線を送られているのは気のせい⁈
『あー!』
視線の理由が分かりまた赤面する。リリスからの子を儲ける話だぁ…
殿下達は国の為に私の夫となるつもりだ。でもそんな義務で相手して欲しくないなぁ…
私にも選ぶ権利あるよね!はじめにそこのとこハッキリさせとかないと!
「あっあの…私からお願いがあります。私と子を儲ける話ですが、あれは義務では無いし相手は殿下達でなくてもいいんです。
私が来る事が決まったのは数日前。殿下達には思う人や約束した方がいたのではありませんか?
ですから義務でお相手いただく必要はありませんし、私もそれは嫌です。
私の世界は一夫一妻なので4人も夫をもつ事は私の倫理観から外れます。直ぐに受け入れられないので、リリスの希望に添えるかも分かりません。ですから召喚の犠牲にならず、ご自分の幸せを優先なさって下さい」
そう言い切ってヒューイ殿下を見た。
ヒューイ殿下は苦い表情をして私から視線を外した。きっと彼は思い人と義務感の狭間で悩んでいるんだろうなぁ…真面目だからなぁ
オーランド殿下が顔を赤らめ、急に立ち上がり私の手を取り跪いた。
「私は召喚の日。貴女を会い恋に落ちました。決して義務などではありません。私は貴女を愛し貴女の愛を得たい。貴女がまだ受け入れられないのも理解しました。待ちます!貴女が私を見てくれるまで!」
そう言い手の甲に口付けを落とした。
口をあんぐり開け顔が熱くなる。私の人生でこんなに真っ直ぐ告白されたの初めてだ。告白を受け呆然としていたらグリード殿下が…
「私は始めは義務で来ましたが、今は貴女に興味を持っています。多恵殿の気持ちも理解しました。
私達はまだ出会ったばかりだ、未来は誰にも分かりません。時間をかけてお互い知り合って行きましょう」
と優しく微笑むグリード殿下は大人だぁ…なんて考えてたら
『そろそろ…いいかしら?』
リリスの声がした。返事をするとリリスは
『私はいつも貴方達を見てる。多恵の幸を祈るわ!』
突然目眩がしたら台座に戻った。どうやらあれから半刻経ったみたい。こうして長かったリリスとの話は終わった… お疲れ様でした。本日終了!
美味しい茶菓子とサリナさんが待ってるので帰ります。
グリード殿下とオーランド殿下にお越しいただいた礼を述べて帰ろうとすると、グリード殿下に呼び止められ振り返るとハグされました。
「私は夫候補だからこれ位許して下さい」
とウィンクされ赤面した。
『ゔー!』
左手の甲が熱くなりてん君が怒ってる!
『てん君!グリード殿下は挨拶しただけ!私嫌がってないからね!』
と宥める。必死にてん君を宥めてると、オーランド殿下が私の右手を取り口付けを落として
「愛しい多恵殿。次会える日を楽しみにしております」
と頬を染め微笑んだ。ちなみに私の左手は熱いままで、必死にてん君を抑えてます。てん君は過剰反応しやすくて先が思いやられます。
グリード殿下とオーランド殿下が去りヒューイ殿下と2人っきりになった途端に殿下が聞いてきた。
「多恵殿。城内の者からナタリー嬢の事を聞いたのですか⁈」
「いえ。殿下の思い人ですか?」
ヒューイ殿下の顔色は良くない。まるで悪戯が見つかった子どもみたいだ。
「私は幼い頃から将来を約束した令嬢がいました。しかし彼女は病を罹ったのです。私が王族で無ければ婚約や婚姻も出来たでしょう。しかし私は王族でそれは許されなかった。
彼女の病は確率は低いが18歳迄に治癒する事もあり、彼女と私はその可能性に賭け婚約を延ばしたのです。そして治る兆しの知らせを受けたのは、召喚のドアが出現する前日でした。召喚が成されなければ今頃私は彼女と婚約をしていたでしょう」
苦痛に顔を歪め話す殿下。召喚が殿下の希望を奪ったんだね… 私は静かに殿下の話を聞く。
「詳しくは陛下から説明がありますが、我が国の問題はナタリー嬢のオブルライト領で毎年発生する流行り病です。私個人はナタリー嬢との未来を望むものの、王族としては流行り病の封じ込みも大切なのです。
結局私はナタリー嬢を諦める決断を出来ぬまま、多恵殿の伴侶になろうとした不誠実者です。
軽蔑していただいて結構ですよ。多恵殿」
辛そうに話す殿下が痛々しい。聞いてる私も辛くなってきた。悲恋だ…
「陛下から貴女の相手を命ぜられ、王族の義務と自分に言い聞かせ召喚の儀に向いました。召喚された貴女に会った時その綺麗な瞳に心うたれ、馬車で不安に涙する貴女を抱きしめた時は慈しみ愛したいと思いました。その気持ちは嘘偽りはありません。
しかしあの時涙する貴女にナタリー嬢を重ね動揺したのも確かなのです。
未だ私は自分の気持ちが分からない。
貴女の相手は王族で無くていいのは理解していますが、少し考える時間をいただきたい。
ナタリー嬢にも多恵殿にも向き合い答えたいのです」
やっぱり真面目な人だね…側が何を言っても己で答えを出さないとね。いいと思うよ!
ある意味私にぶっちゃけ過ぎですよ!答えを出すまで曖昧にしといた方が楽なのにさー
不器用さん…
「殿下のお気持ち分かりました。辛かったですね…
まだ私が来て数日しか経ってないんですよ!お互い焦りすぎたのかもしれませんね。
私も殿下達の好意に答えれるかまだ分かりませんし、もしかしたら殿下達ではない方を好きなるかもしれません。これから事は誰にも分からないのですから…またお気持ちお聞かせ下さい。私もお話ししますから」
と明るく言った。すると少し殿下の顔色は良くなりました。殿下そろそろ帰りましょ~皆んな待ってますよ!
帰りも殿下に抱っこされ丘を下り、拠点のテントに戻って来た。アーサー殿下と騎士さん達に迎えられ安心したのか猛烈に眠くなって来た。
これは帰りの馬車で寝ます。確実に…
馬車の中でアンリさんと待機中です。皆さんは帰り支度中で、馬車の外ではアーサー殿下とヒューイ殿下がお話し中です。
ぼんやり見てたらアーサー殿下と目が合いました。『ん?』なんか朝と反応が違うよ⁈
チャラくないよ。視線が暖かいよ…なんか嫌な予感しかしません。ヒューイ殿下!変な事言ってませんか⁈
とりあえず次に集まる場はアルディアの舞踏会に決まり今日の目的を終えた。
どっと疲れが出てきてぼーとしてたら視界にグリード殿下とオーランド殿下が入ってきた。なんか熱を持った視線を送られているのは気のせい⁈
『あー!』
視線の理由が分かりまた赤面する。リリスからの子を儲ける話だぁ…
殿下達は国の為に私の夫となるつもりだ。でもそんな義務で相手して欲しくないなぁ…
私にも選ぶ権利あるよね!はじめにそこのとこハッキリさせとかないと!
「あっあの…私からお願いがあります。私と子を儲ける話ですが、あれは義務では無いし相手は殿下達でなくてもいいんです。
私が来る事が決まったのは数日前。殿下達には思う人や約束した方がいたのではありませんか?
ですから義務でお相手いただく必要はありませんし、私もそれは嫌です。
私の世界は一夫一妻なので4人も夫をもつ事は私の倫理観から外れます。直ぐに受け入れられないので、リリスの希望に添えるかも分かりません。ですから召喚の犠牲にならず、ご自分の幸せを優先なさって下さい」
そう言い切ってヒューイ殿下を見た。
ヒューイ殿下は苦い表情をして私から視線を外した。きっと彼は思い人と義務感の狭間で悩んでいるんだろうなぁ…真面目だからなぁ
オーランド殿下が顔を赤らめ、急に立ち上がり私の手を取り跪いた。
「私は召喚の日。貴女を会い恋に落ちました。決して義務などではありません。私は貴女を愛し貴女の愛を得たい。貴女がまだ受け入れられないのも理解しました。待ちます!貴女が私を見てくれるまで!」
そう言い手の甲に口付けを落とした。
口をあんぐり開け顔が熱くなる。私の人生でこんなに真っ直ぐ告白されたの初めてだ。告白を受け呆然としていたらグリード殿下が…
「私は始めは義務で来ましたが、今は貴女に興味を持っています。多恵殿の気持ちも理解しました。
私達はまだ出会ったばかりだ、未来は誰にも分かりません。時間をかけてお互い知り合って行きましょう」
と優しく微笑むグリード殿下は大人だぁ…なんて考えてたら
『そろそろ…いいかしら?』
リリスの声がした。返事をするとリリスは
『私はいつも貴方達を見てる。多恵の幸を祈るわ!』
突然目眩がしたら台座に戻った。どうやらあれから半刻経ったみたい。こうして長かったリリスとの話は終わった… お疲れ様でした。本日終了!
美味しい茶菓子とサリナさんが待ってるので帰ります。
グリード殿下とオーランド殿下にお越しいただいた礼を述べて帰ろうとすると、グリード殿下に呼び止められ振り返るとハグされました。
「私は夫候補だからこれ位許して下さい」
とウィンクされ赤面した。
『ゔー!』
左手の甲が熱くなりてん君が怒ってる!
『てん君!グリード殿下は挨拶しただけ!私嫌がってないからね!』
と宥める。必死にてん君を宥めてると、オーランド殿下が私の右手を取り口付けを落として
「愛しい多恵殿。次会える日を楽しみにしております」
と頬を染め微笑んだ。ちなみに私の左手は熱いままで、必死にてん君を抑えてます。てん君は過剰反応しやすくて先が思いやられます。
グリード殿下とオーランド殿下が去りヒューイ殿下と2人っきりになった途端に殿下が聞いてきた。
「多恵殿。城内の者からナタリー嬢の事を聞いたのですか⁈」
「いえ。殿下の思い人ですか?」
ヒューイ殿下の顔色は良くない。まるで悪戯が見つかった子どもみたいだ。
「私は幼い頃から将来を約束した令嬢がいました。しかし彼女は病を罹ったのです。私が王族で無ければ婚約や婚姻も出来たでしょう。しかし私は王族でそれは許されなかった。
彼女の病は確率は低いが18歳迄に治癒する事もあり、彼女と私はその可能性に賭け婚約を延ばしたのです。そして治る兆しの知らせを受けたのは、召喚のドアが出現する前日でした。召喚が成されなければ今頃私は彼女と婚約をしていたでしょう」
苦痛に顔を歪め話す殿下。召喚が殿下の希望を奪ったんだね… 私は静かに殿下の話を聞く。
「詳しくは陛下から説明がありますが、我が国の問題はナタリー嬢のオブルライト領で毎年発生する流行り病です。私個人はナタリー嬢との未来を望むものの、王族としては流行り病の封じ込みも大切なのです。
結局私はナタリー嬢を諦める決断を出来ぬまま、多恵殿の伴侶になろうとした不誠実者です。
軽蔑していただいて結構ですよ。多恵殿」
辛そうに話す殿下が痛々しい。聞いてる私も辛くなってきた。悲恋だ…
「陛下から貴女の相手を命ぜられ、王族の義務と自分に言い聞かせ召喚の儀に向いました。召喚された貴女に会った時その綺麗な瞳に心うたれ、馬車で不安に涙する貴女を抱きしめた時は慈しみ愛したいと思いました。その気持ちは嘘偽りはありません。
しかしあの時涙する貴女にナタリー嬢を重ね動揺したのも確かなのです。
未だ私は自分の気持ちが分からない。
貴女の相手は王族で無くていいのは理解していますが、少し考える時間をいただきたい。
ナタリー嬢にも多恵殿にも向き合い答えたいのです」
やっぱり真面目な人だね…側が何を言っても己で答えを出さないとね。いいと思うよ!
ある意味私にぶっちゃけ過ぎですよ!答えを出すまで曖昧にしといた方が楽なのにさー
不器用さん…
「殿下のお気持ち分かりました。辛かったですね…
まだ私が来て数日しか経ってないんですよ!お互い焦りすぎたのかもしれませんね。
私も殿下達の好意に答えれるかまだ分かりませんし、もしかしたら殿下達ではない方を好きなるかもしれません。これから事は誰にも分からないのですから…またお気持ちお聞かせ下さい。私もお話ししますから」
と明るく言った。すると少し殿下の顔色は良くなりました。殿下そろそろ帰りましょ~皆んな待ってますよ!
帰りも殿下に抱っこされ丘を下り、拠点のテントに戻って来た。アーサー殿下と騎士さん達に迎えられ安心したのか猛烈に眠くなって来た。
これは帰りの馬車で寝ます。確実に…
馬車の中でアンリさんと待機中です。皆さんは帰り支度中で、馬車の外ではアーサー殿下とヒューイ殿下がお話し中です。
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