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5.おじいさんとランプ
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私はもも。
ひょんなことから「さるりーちゃん」という猫さんと同居する事になりました。
喋るし、パペットさるりーというぬいぐるみにもなるし…とにかく可愛いけど変な妖怪みたいな猫ちゃんです。
私が所属している部活は「朗読三味線部」
前にも話したように私しか部室には来ないから好きにやらせてもらっています。
最近は純文学が大好きで、とにかく沢山の本を読んでいつか私の朗読をみんなに届けたいのです。
「相変わらず…心の声がダダ漏れですにゃ」
「あっさるりーちゃん、やっぱりいたのね」
「今日は何をするの?」
「今日は新美南吉の「おじいさんとランプ」を朗読するよ!お客さんはさるりーちゃん!」
「はい、はい。聞いてあげるからどうぞ」
私は感じた事や伝えたい事を自分なりに
さるりーちゃんに伝えました。
すると…
「いい!切ないんだけど…おじいさんの気持ちよく分かるにゃ」
「ありがとう!さるりーちゃん
分かるの?それにしてもどんな人生を歩んだ猫ちゃん何だろ」
トントン
「はーい!」
誰だろう。
先輩ではないからまたお客さんかなあ?
「こんにちは。」
「こんにちは。おじいさん誰ですか?」
「わしはランプを探しに来たんじゃが…」
「ランプ…ランプ!!おじいさんとランプのあのランプ!?」
「知らないかあ?お嬢さん?」
「しっ知らないです」
「そっか…一つだけ捨てずに残していたんじゃが今朝ランプが無くなってしまっての」
さるりーちゃんはおじいさんをみつめて、
「おじいさんのランプ、あっちの世界で見た気がするにゃ」
「さるりーちゃん!?どうしたの?急に?」
「見たかっ!猫!どこでじゃ」
すると、空間が急に揺らぎはじめたと同時に知らない湖の前に私達はいました。
沢山の木々に大小様々なランプが飾られていてとてもキレイ。
「ここはどこ?」
「本の中の世界だにゃ」
「本の中!!!」
「わしはここでランプの仕事をやめた。
じゃが、どうしても割ることが出来なかったランプがあるんじゃ」
「どうして割れなかったんですか?」
「わしはランプの仕事のおかげで、結婚も出来て子供も授かった。じゃが時代の流れとともにランプも売れなくなっての…だがあのランプだけはあのランプだけは…」
「そのランプってどうやってみつけるの?」
「ももちゃん、三味線持ってきたにゃ?」
「えっ?三味線?ないよ…ってあった!!背負ってたあ!」
「弾いてにゃ!」
「えっ?何を?ここで?何で?何で?」
「津軽三味線って心に響くんだにゃ。
その音色でおじいさんの心を癒してあげてにゃ」
「そう言われましても…」
「早く!」
「スパルタ!じゃこれを弾く!!あなたに届け和の心!!!」
何だかよく分からないけど、
私は弾ける曲も限られている中、
津軽三下りの曲をゆっくりゆっくり弾きました。
ベベーンベベーン♫
ベンベンベン♫
すると湖の中から大きなランプが
浮かび上がってきました。
そしてそのランプがおじいさんの手の上に
置かれると
「ありがとう。あのランプには妻からのメッセージが、書かれていての…ありがとうって」
って言うとおじいさんは消えて、
私達は元の世界に戻っていました。
「何だったんだろう…」
「にゃにゃにゃ。おじいさんきっと選んだ道を後悔しちゃったからランプが消えてしまったんだね。
でも自分で選んだ道なんだから、どんな形になったにしても堂々と人生を歩まなくちゃいけないんだよ。あのランプはそれを教えてくれたんだにゃ」
「そうなの…」
さるりーちゃんに出会いいろんな事が
起こるようになりました。
でも、
なんだか毎日が楽しくなってきました。
ひょんなことから「さるりーちゃん」という猫さんと同居する事になりました。
喋るし、パペットさるりーというぬいぐるみにもなるし…とにかく可愛いけど変な妖怪みたいな猫ちゃんです。
私が所属している部活は「朗読三味線部」
前にも話したように私しか部室には来ないから好きにやらせてもらっています。
最近は純文学が大好きで、とにかく沢山の本を読んでいつか私の朗読をみんなに届けたいのです。
「相変わらず…心の声がダダ漏れですにゃ」
「あっさるりーちゃん、やっぱりいたのね」
「今日は何をするの?」
「今日は新美南吉の「おじいさんとランプ」を朗読するよ!お客さんはさるりーちゃん!」
「はい、はい。聞いてあげるからどうぞ」
私は感じた事や伝えたい事を自分なりに
さるりーちゃんに伝えました。
すると…
「いい!切ないんだけど…おじいさんの気持ちよく分かるにゃ」
「ありがとう!さるりーちゃん
分かるの?それにしてもどんな人生を歩んだ猫ちゃん何だろ」
トントン
「はーい!」
誰だろう。
先輩ではないからまたお客さんかなあ?
「こんにちは。」
「こんにちは。おじいさん誰ですか?」
「わしはランプを探しに来たんじゃが…」
「ランプ…ランプ!!おじいさんとランプのあのランプ!?」
「知らないかあ?お嬢さん?」
「しっ知らないです」
「そっか…一つだけ捨てずに残していたんじゃが今朝ランプが無くなってしまっての」
さるりーちゃんはおじいさんをみつめて、
「おじいさんのランプ、あっちの世界で見た気がするにゃ」
「さるりーちゃん!?どうしたの?急に?」
「見たかっ!猫!どこでじゃ」
すると、空間が急に揺らぎはじめたと同時に知らない湖の前に私達はいました。
沢山の木々に大小様々なランプが飾られていてとてもキレイ。
「ここはどこ?」
「本の中の世界だにゃ」
「本の中!!!」
「わしはここでランプの仕事をやめた。
じゃが、どうしても割ることが出来なかったランプがあるんじゃ」
「どうして割れなかったんですか?」
「わしはランプの仕事のおかげで、結婚も出来て子供も授かった。じゃが時代の流れとともにランプも売れなくなっての…だがあのランプだけはあのランプだけは…」
「そのランプってどうやってみつけるの?」
「ももちゃん、三味線持ってきたにゃ?」
「えっ?三味線?ないよ…ってあった!!背負ってたあ!」
「弾いてにゃ!」
「えっ?何を?ここで?何で?何で?」
「津軽三味線って心に響くんだにゃ。
その音色でおじいさんの心を癒してあげてにゃ」
「そう言われましても…」
「早く!」
「スパルタ!じゃこれを弾く!!あなたに届け和の心!!!」
何だかよく分からないけど、
私は弾ける曲も限られている中、
津軽三下りの曲をゆっくりゆっくり弾きました。
ベベーンベベーン♫
ベンベンベン♫
すると湖の中から大きなランプが
浮かび上がってきました。
そしてそのランプがおじいさんの手の上に
置かれると
「ありがとう。あのランプには妻からのメッセージが、書かれていての…ありがとうって」
って言うとおじいさんは消えて、
私達は元の世界に戻っていました。
「何だったんだろう…」
「にゃにゃにゃ。おじいさんきっと選んだ道を後悔しちゃったからランプが消えてしまったんだね。
でも自分で選んだ道なんだから、どんな形になったにしても堂々と人生を歩まなくちゃいけないんだよ。あのランプはそれを教えてくれたんだにゃ」
「そうなの…」
さるりーちゃんに出会いいろんな事が
起こるようになりました。
でも、
なんだか毎日が楽しくなってきました。
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