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20.しゃみきちとの出会い
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今日はバイトもお休みです。
布団の中で、新幹線で帰るじゅんきーを思い出していました、
必ず戻って来てね!と思いながら。。。
それにしても、あの戦い?戦いって言っていいのかなあ~わからないけど、あちらの世界の私達、たるの存在も信じざる得なくなりました。だって、だって、
三味線が手元にあるから。。
はぁ~。。
魔物って毎日来るのかな?
今日?今だったり。。
んんー。。昨日の戦いはじゅんきーやいちこちゃんがいたから
何となく気付いてたら勝ってたから?んー。棚から牡丹餅的な感じかな。。きゃはは、牡丹餅だあ!。。。
って、何呑気な事を言ってるんだ。。
たるは三味線を置いて行ったけど、、。三味線でどうしろって言うの。。考えれば考える程分からない。
。。。
とりあえず、外に出ようかな。
いつもじゅんきーと外郎売りの練習をしていた公園に行ってみようかなぁ。
チントンシャン♪
チリチリ♪
この音は。。三味線!?
私は三味線の音が聞こえる方へ歩いて行きました。
すると、なんと、、、!
「たる?」
たるが三味線を弾いていたのです。たるが弾く三味線は
私が思い描いたような三味線じゃなく、もっともっと力強いもの。聞き入っていると、
「ももちゃんが来るのは分かってたからにゃ。」
と、たるが急に演奏を中断して話しかけてきた。
「なっ何?急に三味線を置いてどこかに行ったと思いきや、
また現れて、『来るのは分かってたからにゃ。』って言われても。。それに、三味線まで弾いてるし。。」
「三味線嫌いにゃ?」
「きっ嫌いじゃないよ。。おばあちゃん昔弾いてたし、、
何だか懐かしいなあって」
「よかったにゃ!
この三味線は津軽三味線だにゃ。」
「つがる。。しゃみせん?」
「そうだによ。多分ももちゃんのおばあちゃんは、
細棹の三味線じゃないかな?」
「うん。。そう言われるとおばあちゃん端唄や長唄とか言ってたかなあ。。
その三味線は私が思ってたのより、大きいような。。
音も若干違うように聞こえる。」
「うんにゃ。おばあちゃんが持ってたのは端唄や長唄用の細棹や中棹の三味線だにゃ。この津軽三味線は太棹だにゃ。
力強い音が特徴だにゃ。」
「そうなんだね!すっごくかっこいい!」
「ももちゃんに渡したしゃみきちは元気かにゃ?」
「元気って、、生きてる訳じゃないし。
家にあるよっ。」
「ばかにゃ!しゃみきちは生き物だにゃ!
早くケースから出してーあげてー死んじゃうにゃー」
「えー!!
三味線?だよね?」
「三味線は生きてるにゃ!」
「分かった、分かったから。落ちついて!すぐに帰ったら出すからね。
ところで、あのしゃみ、、きち、、?さんも津軽三味線?」
「そうだにゃ。
向こうの世界の君が昔やってて、すぐに悲しみの暗闇に落ちた時に僕がみつけたんだにゃ。」
「。。。三味線。。やってたの?」
「そうだにゃ。懐かしい感じがするでしょう?
向こうの君はじゅんきーに聞かそうとして毎日練習やってたんだにゃ。」
「そうなんだね。。しゃみきちの名前は?」
「ももちゃんがつけたんだにゃ。」
「私が。。。」
「ももちゃんは今日から津軽三味線を習いながら、
曲をどんどん覚えていくにゃよ。
魔物が現れた時に奏でる三味線でヤツを倒すにゃ!
三味線の音色は向こうの世界のももにはダメージがハンパないにゃ。だって、、大好きだった三味線だったからにゃ。。」
そう言うと、たるは悲しい顔になりました。
向こうの世界の私とたるとしゃみきちはどんな関係だっだんだろう。。
聞いてみたいけど、今は何となく聞けない。
「たる、私三味線やるよ!」
「ありがとうにゃ!向こうの君もいつかきっときっと昔を
思い出してくれるにゃ。」
「えっと、津軽三味線はどこで習うのかな?」
「僕が教えるにゃ!たる師匠だにゃ!」
「たるが?わっわかった。
よろしくね。」
「うんにゃ。僕は師範も名取も取ってるから安心するにゃ。」
えっー!!向こうの世界って。。ねこが師匠になれちゃうの?
すごい世界だなあ。。と思いながらとりあえず今は、
全てを受け入れる事にしました。
布団の中で、新幹線で帰るじゅんきーを思い出していました、
必ず戻って来てね!と思いながら。。。
それにしても、あの戦い?戦いって言っていいのかなあ~わからないけど、あちらの世界の私達、たるの存在も信じざる得なくなりました。だって、だって、
三味線が手元にあるから。。
はぁ~。。
魔物って毎日来るのかな?
今日?今だったり。。
んんー。。昨日の戦いはじゅんきーやいちこちゃんがいたから
何となく気付いてたら勝ってたから?んー。棚から牡丹餅的な感じかな。。きゃはは、牡丹餅だあ!。。。
って、何呑気な事を言ってるんだ。。
たるは三味線を置いて行ったけど、、。三味線でどうしろって言うの。。考えれば考える程分からない。
。。。
とりあえず、外に出ようかな。
いつもじゅんきーと外郎売りの練習をしていた公園に行ってみようかなぁ。
チントンシャン♪
チリチリ♪
この音は。。三味線!?
私は三味線の音が聞こえる方へ歩いて行きました。
すると、なんと、、、!
「たる?」
たるが三味線を弾いていたのです。たるが弾く三味線は
私が思い描いたような三味線じゃなく、もっともっと力強いもの。聞き入っていると、
「ももちゃんが来るのは分かってたからにゃ。」
と、たるが急に演奏を中断して話しかけてきた。
「なっ何?急に三味線を置いてどこかに行ったと思いきや、
また現れて、『来るのは分かってたからにゃ。』って言われても。。それに、三味線まで弾いてるし。。」
「三味線嫌いにゃ?」
「きっ嫌いじゃないよ。。おばあちゃん昔弾いてたし、、
何だか懐かしいなあって」
「よかったにゃ!
この三味線は津軽三味線だにゃ。」
「つがる。。しゃみせん?」
「そうだによ。多分ももちゃんのおばあちゃんは、
細棹の三味線じゃないかな?」
「うん。。そう言われるとおばあちゃん端唄や長唄とか言ってたかなあ。。
その三味線は私が思ってたのより、大きいような。。
音も若干違うように聞こえる。」
「うんにゃ。おばあちゃんが持ってたのは端唄や長唄用の細棹や中棹の三味線だにゃ。この津軽三味線は太棹だにゃ。
力強い音が特徴だにゃ。」
「そうなんだね!すっごくかっこいい!」
「ももちゃんに渡したしゃみきちは元気かにゃ?」
「元気って、、生きてる訳じゃないし。
家にあるよっ。」
「ばかにゃ!しゃみきちは生き物だにゃ!
早くケースから出してーあげてー死んじゃうにゃー」
「えー!!
三味線?だよね?」
「三味線は生きてるにゃ!」
「分かった、分かったから。落ちついて!すぐに帰ったら出すからね。
ところで、あのしゃみ、、きち、、?さんも津軽三味線?」
「そうだにゃ。
向こうの世界の君が昔やってて、すぐに悲しみの暗闇に落ちた時に僕がみつけたんだにゃ。」
「。。。三味線。。やってたの?」
「そうだにゃ。懐かしい感じがするでしょう?
向こうの君はじゅんきーに聞かそうとして毎日練習やってたんだにゃ。」
「そうなんだね。。しゃみきちの名前は?」
「ももちゃんがつけたんだにゃ。」
「私が。。。」
「ももちゃんは今日から津軽三味線を習いながら、
曲をどんどん覚えていくにゃよ。
魔物が現れた時に奏でる三味線でヤツを倒すにゃ!
三味線の音色は向こうの世界のももにはダメージがハンパないにゃ。だって、、大好きだった三味線だったからにゃ。。」
そう言うと、たるは悲しい顔になりました。
向こうの世界の私とたるとしゃみきちはどんな関係だっだんだろう。。
聞いてみたいけど、今は何となく聞けない。
「たる、私三味線やるよ!」
「ありがとうにゃ!向こうの君もいつかきっときっと昔を
思い出してくれるにゃ。」
「えっと、津軽三味線はどこで習うのかな?」
「僕が教えるにゃ!たる師匠だにゃ!」
「たるが?わっわかった。
よろしくね。」
「うんにゃ。僕は師範も名取も取ってるから安心するにゃ。」
えっー!!向こうの世界って。。ねこが師匠になれちゃうの?
すごい世界だなあ。。と思いながらとりあえず今は、
全てを受け入れる事にしました。
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