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30.ドタバタライブ 中
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16時45分、秋葉原駅に待ち合わせ。
まだいちこちゃんも来てない。
はぁ。。緊張するなぁ。。
お客さん来てないよ。。あぅ~ダメダメ気にしてちゃね。。
『。。気を。。つけてね。。』
またあの声だ!
でも、最初に聞こえてた声とは違う気がする。。
誰なんだろう。。
「ももちゃん~ごめんね!遅れちゃって」
「大丈夫だよ、いちこちゃん。」
私達は初めての会場場所に少し迷いながらも、ギリギリに着きました。そこにはもうたるが待っていて。。
「おはよう!ももちゃん、いちこちゃん!」
「たる、会場にねこがいて大丈夫なの?追い出されたりしない?」
「ふふふ、ご安心をだにゃ。
他の方にはイケメンな猫、、じゃなかった、、イケメンな人間オスにしか見えてないにゃ?」
「たる、、オスって、、男性ね」
「そうにゃー。だから安心してにゃ、ももちゃん!」
「じゃマネージャーさんだね、たるちゃんは」
「いちこちゃんも安心してにゃ。
今日は空きが出たからたまたま用意してくれた10分枠だから
力入れないで気楽にやるにゃ」
「うん。ありがとうね、たる」
たるにこちらの世界にも友達がいるんだなあ。。
って不思議に思ったけど、、、。
…まぁ、いっか。
「ももちゃん?どうしたにゃ?」
「何でもないよ!リハからだね!
頑張るよ!」
私達は気合いを入れてリハを終えました。
今回のライブはアイドルライブです。
ちょっと三味線で場違いのような気もするけど、
気持ち次第で音楽は変わるし、、私は自分に言い聞かせました。
「おはようございます!」
可愛いアイドルさんがどんどん楽屋に入ってきます。
アイドルさんの衣装はふわふわしてて本当に可愛い!
ロックなアイドルさんや、正統派なアイドルさん。
お笑いよりのアイドルさんと本当にバラエティです。
私達はあまねことして考えた衣装、それは、、袴ー!!
三味線らしく和を大切にしたいと言う気持ちから
いちこちゃんと揃えてました。
本当に急なライブに間に合って良かったです。
「可愛い~袴なんですね。あっ三味線だあ!」
アイドルさんが声をかけてくれるのが嬉しい~。
「ピンクな衣装で可愛いですね!」
私もいちこちゃんもコミュニケーションをとりながら
楽屋にて準備をしつつ出番を待ってました。私達の出番前は
アイドルさんのアップテンポな曲で盛り上がってます。
あ~どうしよう。。ますます、心配になってきたあー!
ソーラン節と演歌だけど、、大丈夫かな??
「今日失敗しないでねー。恥ずかしいから~」
しゃみきちが急に頭に話かけてきました。
「だっ大丈夫。。だよ!いっぱい練習したからね」
精一杯笑顔を作りながら内心はドキドキ
「向こうの君は見てるかな?」
「しゃみきち。。分かんない。。だけど精一杯やろう!」
「うん」
そう言うとしゃみきちは黙りました。
「あまねこさん、出番です!」
スタッフさんが声をかけてきました。
さあ~頑張る!
、、、、、、
「はい!皆さんこんにちは!あまねこのももたんです!」
「こんにちは!あまねこのいちこです!」
会場には数人しかお客さんがいなくて、、私は誰かいないかなあと探しました。そして1人だけ昔のスタッフさん来てくれてたのを見つけました。
「私達は三味線声優ユニットです。ももは三味線を弾いて、
いちこちゃんは歌ってくれます!
それでは聞いて下さい。」
「ソーラン節!」
私達は曲のタイトルを大きな声で言いました。
三味線で撥付けしながらソーラン節に入っていきます。
「いゃ~れん、ソーラン、ソーラン♪」
歌か始まるとさっきまで盛り上がってた会場が、、
シーン。。。
ヤバい!どうしよう??
うわぁ~!!
だけどやり切る!
いちこちゃんが目で大丈夫だよと合図してくれてる。
気付いたら、お客さんも手拍子をしてくれてる!
「ありがとうございます!
続いては二曲目で最後になります!」
シーン。。
「演歌ですので手拍子だったり掛け声お願いします!」
いちこちゃんが言ってくれてる。
「お願いします!」
そして、二曲目が始まりました!
その瞬間、、!
暗い会場に青光がぼんやり天井やら、壁の隙間から漏れてます。
そして隙間から2メートルの黒い物体!魔物が現れました!
目は片方なくドロドロとした魔物はどんどん私達に近づいてきます!
「いちこちゃん!」
だけど、いちこちゃんも私も三味線を止める訳にはいかない。
『お前の曲を誰も聞きたくな、、い、、』
魔物はどんどんどんどん数が増えてくる!!
「たるー!いちこちゃんー!!」
まだいちこちゃんも来てない。
はぁ。。緊張するなぁ。。
お客さん来てないよ。。あぅ~ダメダメ気にしてちゃね。。
『。。気を。。つけてね。。』
またあの声だ!
でも、最初に聞こえてた声とは違う気がする。。
誰なんだろう。。
「ももちゃん~ごめんね!遅れちゃって」
「大丈夫だよ、いちこちゃん。」
私達は初めての会場場所に少し迷いながらも、ギリギリに着きました。そこにはもうたるが待っていて。。
「おはよう!ももちゃん、いちこちゃん!」
「たる、会場にねこがいて大丈夫なの?追い出されたりしない?」
「ふふふ、ご安心をだにゃ。
他の方にはイケメンな猫、、じゃなかった、、イケメンな人間オスにしか見えてないにゃ?」
「たる、、オスって、、男性ね」
「そうにゃー。だから安心してにゃ、ももちゃん!」
「じゃマネージャーさんだね、たるちゃんは」
「いちこちゃんも安心してにゃ。
今日は空きが出たからたまたま用意してくれた10分枠だから
力入れないで気楽にやるにゃ」
「うん。ありがとうね、たる」
たるにこちらの世界にも友達がいるんだなあ。。
って不思議に思ったけど、、、。
…まぁ、いっか。
「ももちゃん?どうしたにゃ?」
「何でもないよ!リハからだね!
頑張るよ!」
私達は気合いを入れてリハを終えました。
今回のライブはアイドルライブです。
ちょっと三味線で場違いのような気もするけど、
気持ち次第で音楽は変わるし、、私は自分に言い聞かせました。
「おはようございます!」
可愛いアイドルさんがどんどん楽屋に入ってきます。
アイドルさんの衣装はふわふわしてて本当に可愛い!
ロックなアイドルさんや、正統派なアイドルさん。
お笑いよりのアイドルさんと本当にバラエティです。
私達はあまねことして考えた衣装、それは、、袴ー!!
三味線らしく和を大切にしたいと言う気持ちから
いちこちゃんと揃えてました。
本当に急なライブに間に合って良かったです。
「可愛い~袴なんですね。あっ三味線だあ!」
アイドルさんが声をかけてくれるのが嬉しい~。
「ピンクな衣装で可愛いですね!」
私もいちこちゃんもコミュニケーションをとりながら
楽屋にて準備をしつつ出番を待ってました。私達の出番前は
アイドルさんのアップテンポな曲で盛り上がってます。
あ~どうしよう。。ますます、心配になってきたあー!
ソーラン節と演歌だけど、、大丈夫かな??
「今日失敗しないでねー。恥ずかしいから~」
しゃみきちが急に頭に話かけてきました。
「だっ大丈夫。。だよ!いっぱい練習したからね」
精一杯笑顔を作りながら内心はドキドキ
「向こうの君は見てるかな?」
「しゃみきち。。分かんない。。だけど精一杯やろう!」
「うん」
そう言うとしゃみきちは黙りました。
「あまねこさん、出番です!」
スタッフさんが声をかけてきました。
さあ~頑張る!
、、、、、、
「はい!皆さんこんにちは!あまねこのももたんです!」
「こんにちは!あまねこのいちこです!」
会場には数人しかお客さんがいなくて、、私は誰かいないかなあと探しました。そして1人だけ昔のスタッフさん来てくれてたのを見つけました。
「私達は三味線声優ユニットです。ももは三味線を弾いて、
いちこちゃんは歌ってくれます!
それでは聞いて下さい。」
「ソーラン節!」
私達は曲のタイトルを大きな声で言いました。
三味線で撥付けしながらソーラン節に入っていきます。
「いゃ~れん、ソーラン、ソーラン♪」
歌か始まるとさっきまで盛り上がってた会場が、、
シーン。。。
ヤバい!どうしよう??
うわぁ~!!
だけどやり切る!
いちこちゃんが目で大丈夫だよと合図してくれてる。
気付いたら、お客さんも手拍子をしてくれてる!
「ありがとうございます!
続いては二曲目で最後になります!」
シーン。。
「演歌ですので手拍子だったり掛け声お願いします!」
いちこちゃんが言ってくれてる。
「お願いします!」
そして、二曲目が始まりました!
その瞬間、、!
暗い会場に青光がぼんやり天井やら、壁の隙間から漏れてます。
そして隙間から2メートルの黒い物体!魔物が現れました!
目は片方なくドロドロとした魔物はどんどん私達に近づいてきます!
「いちこちゃん!」
だけど、いちこちゃんも私も三味線を止める訳にはいかない。
『お前の曲を誰も聞きたくな、、い、、』
魔物はどんどんどんどん数が増えてくる!!
「たるー!いちこちゃんー!!」
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