2 / 12
第一章 2
しおりを挟む
少年が通う高校の制服は紺地のブレザーである。翻って中学の制服は詰め襟の黒い学生服であった。ダサいと思う生徒もいれば、毎日の服装に頭を悩ませる必要がないので楽でいい、という生徒もいる。先に上げた人たちの中には、みんなで同じ恰好というのが生理的に受けつけられないと考える人が大半であった。没個性、になると見なされていたのであろう。他人とは違うこと、他人がしないであろうことを成すのは、思春期の若者であれ大の大人であれ、一般的に、極自然に湧き上がってくる欲求であろう。それは、「個性」という甘美な響きに直結する。
ある人がいっていた。
「着かた、崩しかた、アクセントをつける。このような自分なりのやりかたこそ、個性と呼ぶにふさわしい」
そうでなければ、制服を変えたところで同じである。詰め襟の学生服であれ紺地のブレザーであれ、みんなと違いがないのだから。要は同じ制服でも、個性を出すことは可能であり、それこそが本来意味での個性である、と。
まあ、そんなに堅苦しく考える必要はない。ただひとこと、どこかの誰かに苦言を呈しておきたかっただけなのである。
「ん?」
少年は、鏡に映っている自分の姿を見て、首を左右に動かしてみた。気になるところがあったのである。何回か櫛で梳いてみた。
「うーん。まあ、いっか」
少年は部屋を出て、一階のダイニングに向かった。
ダイニングのテーブルには、妹がいた。その対面に父が新聞を広げて座っていた。
「おはよう」
「ああ、おはよう」
よそよそしげな妹からは返事がもらえなかった。あのような会話を交わした後なのでしかたがあるまい。なにより思春期真っ只中の女の子である。無理もない。少々悪ノリしてしまったことは、胸の内で謝罪しておいて、少年はテーブルについた。
母の姿はなかった。七年前に胃癌で他界していた。父は、母の看病と仕事、そしてふたりの子どもたちために無理をしてしまったのであろう、めっきり老け込んでしまったように見える。悲しいとか虚しいとかいう感情を、子供たちの前ではいっさい見せなかった。ただ、タイミングが悪く、七回忌法要が終わって親戚が帰った後、仏壇の前でお酒を飲んでいるのを見てしまった。少年は、そのことには触れなかった。父は気づいていたのであろうか。それを確かめることはできなかった。無理にでも明るく振る舞おうとしているのが痛々しかった。自分は、無力であった。
母が亡くなった時、少年は泣けなかった。七歳の妹が、ベッドの上で動かなくなってしまった母に抱きついて泣きじゃくった。父は、そんな妹の姿を見て涙を堪えていた。後ろからふたりを見ていた少年は、「自分は、今ここで泣くわけにはいかない」と健気に思った。父と妹、ふたりを支えなければ、そのように考えていた。
母が亡くなってわかったことがある。三食の食事の用意、ゴミの分別、買物、掃除、洗濯、あらためて主婦の大変さに気がついた。
女性の社会的地位は、この国では高いとはいえない。極々限られた女性のみ社会進出できる。とはいえ、あまりでしゃばると陰口や批判の対象になる。まったく、難儀な国である。
そのようなことをつらつらと考えながら、少年は呆れたように食パンにかじりついた。妹は無言でレモンティーをすすっている。父は新聞の記事に夢中である。
コーヒーで食パンを胃に押し込むと、少年は洗面所に向かった。歯をみがき、顔を洗う。それから仏間に行き、仏壇の前に座ると手を合わせた。毎朝の日課である。写真の中の母が微笑んでいた。少年は声には出さないで、胸の内で語りかけた。
「母さんが亡くなって七年。時が経つのも早いね。おれは今日から高校生です。どうか安心してお眠り下さい。父さんを支え、真那海を助けることが、おれの使命だと思っています。自分のことは二の次でいい。とにかく、ふたりが幸せであれば。じゃあ、母さん、行ってきます」
手をあわせてりんを鳴らした。澄明な響きが耳に心地よかった。
仏間を出てダイニングに戻ってみると妹の姿がなかった。父は新聞に目を落としたままである。外で待ってるのか、と考えながら、父に行ってくる旨を告げて玄関に向かった。妹の靴があった。
「父さん、真那海はまだいるの?」
少し声量を上げて、少年は父に尋ねた。父も負けじと声を張った。
「お前が仏間に行っている間に 歯を磨いてから二階に行ったみたいだぞ」
少年は腕組みして考えた。
「人に早く起きないと遅刻するといっておきながら、どうゆう了見なのかね」
靴を履き終わって妹を呼ぼうとすると、二階から扉を閉める音が聞こえてきた。
「さてと、なんていってやろう」
少年は首を傾げて考え込んだ。どうやら、妹が下りてくるほうが勝ったようである。
「お兄ちゃん、ちょっと待ってて」
「そのちょっとを、今まで待ってたんだが」
「じゃあ、あと少し待ってて」
ちょっとと少しは、どちらがより短いのであろう。そんなことを考えてみたところで大したことではない。それよりも、妹がいつものように言葉のやり取りをしてくれたので安堵した。歯を磨いている間に冷静さを取り戻したのかもしれない。
「あと少しだけだぞ」
「うん」
いうが早いか、妹は仏間に消えていった。ほんの数秒後、りんの音が響いた。その響きがおさまる前に、妹が慌てたように玄関にやってきた。妹は、玄関にある姿見に自分を写して、前髪を整え、身体を左右に振り、それから背中を確認している。
「そんなに気にすること無いと思うぞ」
「気にするわよ。どうせなら、カワイイって思われたいもの」
妹にとっては、他人の目に映る自分の姿がとても重要な問題なのである。
「真那海は十分にカワイイと思うぞ」
「お兄ちゃんの評価は身内贔屓なのって、お兄ちゃん、寝癖ついてるじゃない」
「ん、ああ、そうみたいだけど、別に構わんさ」
少年は興味なさそうにつぶやいた。
「わたしが構うのよ」
「なんで? 本人が構わんといってるんだが」
「寝癖に無頓着な兄の妹って思われるじゃない」
妹が可憐な唇を尖らせた。
「兄の寝癖に無頓着な妹と思われる」
少年は、どちらであろうかと考えたが、どちらも正しそうであった。
「まあ実際そうだからな。正しい評価だと思うぞ。それにー」
一度取り繕うと、それからずっと身を飾らなければならなくなる。めんどくさい。この部分は妹の耳には届かなかった。足早に妹は二階へ上がっていったからである。まったく、今日はなにかと忙しい朝だな、と思っていると、ダイニングから父が出てきてもっともらしいことを口にした。
「ん? まだいたのか?」
「おれがどうでもいいことに、真那海がどうやらご執心のようでね」
「真那海もだんだん母さんに似てきたな。血は争えない」
どうも微妙な空気になりそうであった。少年は会話の話題を考えていると、二階の扉が閉まる音が聞こえた。
「あ、出てきたか」
この時ばかりは、妹の存在が、とてもありがたかった。
「父さんもそろそろ家を出るから、ふたりとも早くしろよ」
そういって、父は洗面所に向かった。
降りてきた妹は、兄に後ろを向くようにいった。少年は素直にその言葉に従った。
妹は、まず整髪料を目的の個所にかけて、それから櫛で梳いた。しかし、かなりシツコイ寝癖のようで、一度や二度ではどうにもならなかった。妹は、まるで親の仇に対するかのような目つきで、ミスト、櫛、ミスト、櫛と繰り返したが、どうやらお手上げのようである。
「どんな寝方したら、こうなるのよっ」
「おれが知りたいよ」
少年は適当に応えた。どうも、時間が無駄に消費されている。
「もう諦めたらどうだ」
少年も高校生であり、人並みに身だしなみには気をつけていた。部屋で寝癖には気づいていたが、軽く二、三回梳いて諦めたのである。
「もう、頭きたっ」
妹はその場を後にしてリビングに行って、戻ってきた。ハサミを手にしている。
「おいおい、落ち着け、それはダメだ、ダメなやつだ。落ち着いて、ハサミを置いて」
少年は、人質を取った犯人をなだめる警官の気持ちがよくわかった気がした。妹の目は血走っている。口から蒸気を噴くように見えたのは、過剰な表現でもない。
「これはマズイ」
このままでは、髪パッツンになってしまう。それは、寝癖がついたまま街中を歩くよりも避けたい、恥ずかしいことである。
「落ち着いて、まずは深呼吸をしよう。それから、ハサミを置いて、話をしよう」
兄の交渉の言葉は妹には届かなかった。
「大丈夫よ、わたし、案外器用だから」
「案外な器用って、それ大丈夫じゃないだろう」
必死に妹をなだめてみたが、なにやら霊媒師のような答がかえってきた。
「さあ、座って、後ろ向いて。すべてをわたしに任せて。ねぇ、お兄ちゃん」
妹の目がイッている。
「そんな目をした相手は信じられない」
兄が不平を鳴らすと、ちょうど洗面所から父が出てきて、もっともなことをいった。
「なんだ、お前らまだいたのか」
渡りに船とは、まさにこのことである。
「父さん、真那海からハサミを取り上げてくれないかな」
父はなれたものである。真那海からハサミを取り上げると、優しく声をかけた。
「真那海、そろそろ学校に行かないと、遅刻してしまうよ」
その言葉で、真那海のヤバいスイッチが切れたようである。少年は、ほっと胸をなでおろして、我に返った妹に声をかけた。
「馬鹿やってないで、行くぞ」
「あ、うん」
少年は、ようやく、家を出ることができた。
ある人がいっていた。
「着かた、崩しかた、アクセントをつける。このような自分なりのやりかたこそ、個性と呼ぶにふさわしい」
そうでなければ、制服を変えたところで同じである。詰め襟の学生服であれ紺地のブレザーであれ、みんなと違いがないのだから。要は同じ制服でも、個性を出すことは可能であり、それこそが本来意味での個性である、と。
まあ、そんなに堅苦しく考える必要はない。ただひとこと、どこかの誰かに苦言を呈しておきたかっただけなのである。
「ん?」
少年は、鏡に映っている自分の姿を見て、首を左右に動かしてみた。気になるところがあったのである。何回か櫛で梳いてみた。
「うーん。まあ、いっか」
少年は部屋を出て、一階のダイニングに向かった。
ダイニングのテーブルには、妹がいた。その対面に父が新聞を広げて座っていた。
「おはよう」
「ああ、おはよう」
よそよそしげな妹からは返事がもらえなかった。あのような会話を交わした後なのでしかたがあるまい。なにより思春期真っ只中の女の子である。無理もない。少々悪ノリしてしまったことは、胸の内で謝罪しておいて、少年はテーブルについた。
母の姿はなかった。七年前に胃癌で他界していた。父は、母の看病と仕事、そしてふたりの子どもたちために無理をしてしまったのであろう、めっきり老け込んでしまったように見える。悲しいとか虚しいとかいう感情を、子供たちの前ではいっさい見せなかった。ただ、タイミングが悪く、七回忌法要が終わって親戚が帰った後、仏壇の前でお酒を飲んでいるのを見てしまった。少年は、そのことには触れなかった。父は気づいていたのであろうか。それを確かめることはできなかった。無理にでも明るく振る舞おうとしているのが痛々しかった。自分は、無力であった。
母が亡くなった時、少年は泣けなかった。七歳の妹が、ベッドの上で動かなくなってしまった母に抱きついて泣きじゃくった。父は、そんな妹の姿を見て涙を堪えていた。後ろからふたりを見ていた少年は、「自分は、今ここで泣くわけにはいかない」と健気に思った。父と妹、ふたりを支えなければ、そのように考えていた。
母が亡くなってわかったことがある。三食の食事の用意、ゴミの分別、買物、掃除、洗濯、あらためて主婦の大変さに気がついた。
女性の社会的地位は、この国では高いとはいえない。極々限られた女性のみ社会進出できる。とはいえ、あまりでしゃばると陰口や批判の対象になる。まったく、難儀な国である。
そのようなことをつらつらと考えながら、少年は呆れたように食パンにかじりついた。妹は無言でレモンティーをすすっている。父は新聞の記事に夢中である。
コーヒーで食パンを胃に押し込むと、少年は洗面所に向かった。歯をみがき、顔を洗う。それから仏間に行き、仏壇の前に座ると手を合わせた。毎朝の日課である。写真の中の母が微笑んでいた。少年は声には出さないで、胸の内で語りかけた。
「母さんが亡くなって七年。時が経つのも早いね。おれは今日から高校生です。どうか安心してお眠り下さい。父さんを支え、真那海を助けることが、おれの使命だと思っています。自分のことは二の次でいい。とにかく、ふたりが幸せであれば。じゃあ、母さん、行ってきます」
手をあわせてりんを鳴らした。澄明な響きが耳に心地よかった。
仏間を出てダイニングに戻ってみると妹の姿がなかった。父は新聞に目を落としたままである。外で待ってるのか、と考えながら、父に行ってくる旨を告げて玄関に向かった。妹の靴があった。
「父さん、真那海はまだいるの?」
少し声量を上げて、少年は父に尋ねた。父も負けじと声を張った。
「お前が仏間に行っている間に 歯を磨いてから二階に行ったみたいだぞ」
少年は腕組みして考えた。
「人に早く起きないと遅刻するといっておきながら、どうゆう了見なのかね」
靴を履き終わって妹を呼ぼうとすると、二階から扉を閉める音が聞こえてきた。
「さてと、なんていってやろう」
少年は首を傾げて考え込んだ。どうやら、妹が下りてくるほうが勝ったようである。
「お兄ちゃん、ちょっと待ってて」
「そのちょっとを、今まで待ってたんだが」
「じゃあ、あと少し待ってて」
ちょっとと少しは、どちらがより短いのであろう。そんなことを考えてみたところで大したことではない。それよりも、妹がいつものように言葉のやり取りをしてくれたので安堵した。歯を磨いている間に冷静さを取り戻したのかもしれない。
「あと少しだけだぞ」
「うん」
いうが早いか、妹は仏間に消えていった。ほんの数秒後、りんの音が響いた。その響きがおさまる前に、妹が慌てたように玄関にやってきた。妹は、玄関にある姿見に自分を写して、前髪を整え、身体を左右に振り、それから背中を確認している。
「そんなに気にすること無いと思うぞ」
「気にするわよ。どうせなら、カワイイって思われたいもの」
妹にとっては、他人の目に映る自分の姿がとても重要な問題なのである。
「真那海は十分にカワイイと思うぞ」
「お兄ちゃんの評価は身内贔屓なのって、お兄ちゃん、寝癖ついてるじゃない」
「ん、ああ、そうみたいだけど、別に構わんさ」
少年は興味なさそうにつぶやいた。
「わたしが構うのよ」
「なんで? 本人が構わんといってるんだが」
「寝癖に無頓着な兄の妹って思われるじゃない」
妹が可憐な唇を尖らせた。
「兄の寝癖に無頓着な妹と思われる」
少年は、どちらであろうかと考えたが、どちらも正しそうであった。
「まあ実際そうだからな。正しい評価だと思うぞ。それにー」
一度取り繕うと、それからずっと身を飾らなければならなくなる。めんどくさい。この部分は妹の耳には届かなかった。足早に妹は二階へ上がっていったからである。まったく、今日はなにかと忙しい朝だな、と思っていると、ダイニングから父が出てきてもっともらしいことを口にした。
「ん? まだいたのか?」
「おれがどうでもいいことに、真那海がどうやらご執心のようでね」
「真那海もだんだん母さんに似てきたな。血は争えない」
どうも微妙な空気になりそうであった。少年は会話の話題を考えていると、二階の扉が閉まる音が聞こえた。
「あ、出てきたか」
この時ばかりは、妹の存在が、とてもありがたかった。
「父さんもそろそろ家を出るから、ふたりとも早くしろよ」
そういって、父は洗面所に向かった。
降りてきた妹は、兄に後ろを向くようにいった。少年は素直にその言葉に従った。
妹は、まず整髪料を目的の個所にかけて、それから櫛で梳いた。しかし、かなりシツコイ寝癖のようで、一度や二度ではどうにもならなかった。妹は、まるで親の仇に対するかのような目つきで、ミスト、櫛、ミスト、櫛と繰り返したが、どうやらお手上げのようである。
「どんな寝方したら、こうなるのよっ」
「おれが知りたいよ」
少年は適当に応えた。どうも、時間が無駄に消費されている。
「もう諦めたらどうだ」
少年も高校生であり、人並みに身だしなみには気をつけていた。部屋で寝癖には気づいていたが、軽く二、三回梳いて諦めたのである。
「もう、頭きたっ」
妹はその場を後にしてリビングに行って、戻ってきた。ハサミを手にしている。
「おいおい、落ち着け、それはダメだ、ダメなやつだ。落ち着いて、ハサミを置いて」
少年は、人質を取った犯人をなだめる警官の気持ちがよくわかった気がした。妹の目は血走っている。口から蒸気を噴くように見えたのは、過剰な表現でもない。
「これはマズイ」
このままでは、髪パッツンになってしまう。それは、寝癖がついたまま街中を歩くよりも避けたい、恥ずかしいことである。
「落ち着いて、まずは深呼吸をしよう。それから、ハサミを置いて、話をしよう」
兄の交渉の言葉は妹には届かなかった。
「大丈夫よ、わたし、案外器用だから」
「案外な器用って、それ大丈夫じゃないだろう」
必死に妹をなだめてみたが、なにやら霊媒師のような答がかえってきた。
「さあ、座って、後ろ向いて。すべてをわたしに任せて。ねぇ、お兄ちゃん」
妹の目がイッている。
「そんな目をした相手は信じられない」
兄が不平を鳴らすと、ちょうど洗面所から父が出てきて、もっともなことをいった。
「なんだ、お前らまだいたのか」
渡りに船とは、まさにこのことである。
「父さん、真那海からハサミを取り上げてくれないかな」
父はなれたものである。真那海からハサミを取り上げると、優しく声をかけた。
「真那海、そろそろ学校に行かないと、遅刻してしまうよ」
その言葉で、真那海のヤバいスイッチが切れたようである。少年は、ほっと胸をなでおろして、我に返った妹に声をかけた。
「馬鹿やってないで、行くぞ」
「あ、うん」
少年は、ようやく、家を出ることができた。
0
あなたにおすすめの小説
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
妹の仇 兄の復讐
MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。
僕、寺内勇人は高校三年生。妹の茜は高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。
その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる
グミ食べたい
青春
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。
彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。
だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。
容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。
「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」
そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。
これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、
高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる