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第1章 ヤンデレホイホイRTA
7 童貞の同級生②
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「え、カンネンは魔力流しをしたことがないんですか? よく今まで暴発しなかったですね」
「ああ。僕には必要のない事だ」
「ふうん。魔力のコントロールが相当上手いのかな? でもまあ、初めてなら僕に任せてください」
「勝手が分からない。よろしく頼む」
カンネンは馬鹿真面目だからそうと決まってからは早かった。僕たちは速やかに食事を終えると寮室に戻りソファに隣り合って座った。
能力の行使によって魔力流しを行うことの方が一般的なのだけれど、それはある程度関係性が出来上がっていることが前提だ。だから今日は単に魔力を二人の間で共有し、循環させるだけにする。
「じゃ、手を出してください」
「こうか?」
素直にてのひらを上向きにして差し出された。
断ってカンネンの手を取り、握手するように握る。
大きなてのひらは皮膚が厚いらしくかたく乾いている。少しささくれているらしい爪の付け根の皮膚がざり、と指をくすぐった。
金持ちの割に、手入れには無頓着らしい。それはカンネンらしくて何となく好ましかった。
「じゃ、魔力流してください。てのひらから繋げるイメージで」
「……?」
カンネンは少し首を傾げた。カンネンの真っ直ぐでかたい短髪が首の動きに合わせてやや揺れる。
「……?」
「……?」
僕たちはお互いに不思議そうな顔をして手を繋いでいた。カンネンはてのひらをにぎゅにぎゅと強弱をつけて圧迫している。
そんなことをしているうちに僕たちのてのひらはどちらからともなくうっすらと湿り、温まっていた。
「これが魔力流しか?」
「いやいや流れてないですよ何にも! ただ手を繋いでるだけの謎の絵面になってますから! カンネン、魔力の扱い得意なんじゃないんですか? よく今までやってこれましたね」
僕に詰られてカンネンはむっとしたようだ。下唇に力が入ったのが見えた。
眉を寄せ、怪訝な顔で見下ろされる。
「任せてくださいと言ったのは君だろう。君の方から流せないのか?」
「ええ、僕魔力少ないし弱いからそれすっごい難しいんですよ」
「…………」
「…………」
残念なものを見る目で見るな! どうせ僕はハズレの『無効化』で魔力までカスカスだよ!
「うぅ……じゃあやってみますけど、上手くいく保証はないですからね」
「ああ。任せる」
むん! と力を入れて少ない魔力をかき集め、てのひらに集中させる。相手のてのひらに流し込むのが難しいのだ。相手の魔力量が自分より多いと特に。
案の定カンネンのてのひらは鉄壁みたいにガチガチだった。関係性が築けてない証拠でもある。
僕の魔力が豊富だったら突破できるんだけどな!
うんうん唸って頑張っていると、ふ、と頭に息が当たった。
見上げるとカンネンの口元は緩く笑んでいて、僕を見下ろす目つきが優しかった。
「ムクは力が弱いな」
「な、馬鹿にして……っう、え?」
穏やかな声が耳元でして、瞬間、ぬるりともどろりともつかないような、形容しがたい、感じたことのない妙な感覚がてのひらに伝わった。
それは決して気持ちのいい感覚ではなかった。
生温い、けれど悪寒がするような嫌な気配。
「……っ!」
思わず振り払おうと手を引いたが、見透かしていたかのようにがちりとてのひらを握り込まれる。
ぎゅうと強く握られて手が痛む。
いたい、と口にするより早く、てのひらからどろどろとした粘着質な感覚が伝わった。
まさか、これがカンネンの魔力なのか……!?
率直に言ってものすごく気持ち悪い。
質の悪いぎゅうぎゅう詰めの馬車に詰め込まれて三時間揺られた時のような、三半規管の揺すられる酔いがてのひらを通して体内へ入り込んで来た。
何で、『無効化』なのに、今まで魔力同士が反発したことなんかなかったのに!
「うぇっ、ご、ごめ、無理……っ! カンネン、手ぇ離して……!」
「大丈夫か。ムク。可哀想に」
何かまた話通じなくなってるし……!
カンネンの手の拘束が一度緩み、けれど指先がてのひらを這って指股に入り込む。
手の大きさが違い過ぎて僕の手は開いてしまっているが、カンネンの指はぎゅう、と指股ごと締め付けて手の甲を潰してしまいそうなくらいに押し付けている。
僕のてのひらからは冷たい脂汗が流れ始めていた。
流れ込んで来る魔力は、どろどろとしていて緩く、ところどころ塊みたいになっていて、吐瀉物を流し込まれているようなグロテスクな嫌悪を感じた。
目眩がして、内臓が急速に冷える。寒い。
息が上手く吸えない。短く何度も空気を吸い込んで、その度に肋の下がずきずきと傷んだ。
血の気の引いた指先が震える。
「冷えるのか」
「や、やめっ……離し、」
ご親切にカンネンはぎゅうと僕を抱き込み身体を密着させる。かたい胸板に頬が押しつけられる。
カンネンはすり、と僕のじっとりと嫌な汗をかいて湿った首に頬を寄せた。
触れる身体の面積が増えれば、流れる魔力の量が増える。
嘔吐物にまみれたような不快と生理的な嫌悪の中、僕の胃は耐え切れずに不規則な痙攣を始めていた。
背中までがビクビクと震え、こぷ、とせりあがるものが喉元を通り、びちゃ、とカンネンの制服の胸元を汚した。
食べてそう時間が経っていなかったそれは甘い小麦の匂いがして、とろとろと白く柔らかかった。口元が冷たい。
「ぅぷ、僕のあくまぱん……」
朦朧とする意識の中、貧乏根性ばかりが残っていて、カンネンの胸を汚した吐瀉物を舐めとるようにシャツに口を寄せて、
「大丈夫、兄様がいるからな」
カンネンの酷く優しい声音が耳の奥を揺さぶったのを最後に、意識が途切れた。
次に目を覚ました時、僕はソファに横たわっていた。
「ううん……何してたんだっけ、吐瀉物風あくまパンの試食……?」
「起きたか。身体に異常はないか」
「カンネン……あ! ゲロ魔力!?!」
「ゲロ?」
カンネンの非常に不快なゲロ魔力が流れ込んできたことを思い出した。ゲロ魔力に酔って僕自身が吐いたこともだ。
慌てて俺とカンネンの制服を交互に見やったが、特に汚れてはいなかった。もしかしたらカンネンが浄化魔法を使ったのかもしれない。
「もしかして、カンネンが洗ったりしてくれました?」
「? 何の話だ。僕たちは汚れていない」
会話は噛み合わなかった。カンネンは時々記憶喪失になるきらいがあるからまた忘れているのかもしれない。
「カンネン、僕たちが魔力流しに及んだことって覚えてます?」
「ああ。最中のことはあまり記憶にないが、頭痛が和らいでいるし少し身体が軽くなった気がする。助かった」
「体調、悪かったんですか」
「悪いと言うほどのことでもない。僕は昔からずっとこうだ」
「…………」
『洗脳』という能力の危険性故に、カンネンは父親から魔力流しを禁止されていると言っていた。
でも現に頭痛とか倦怠感とか、魔力が滞っているせいで悪影響がカンネンの身体に及んでいるわけで……。
カンネンの父親に対する不信感が生まれた。能力は同系であれば大抵相性は良いし、魔力流しは幼いうちは家族間で行なって慣らしていく場合も多い。
だけどカンネンはただ魔力流しを禁止されていたということだ。
「また、してくれるか」
「へっ?」
カンネンの父親に感じる違和感を探るうち思案に沈んでいたが、不意に隣に座っていたカンネンに手を取られ間抜けな声が出た。
「よく覚えてはいないが、心地よかった気がする。それに、僕は他人と魔力流しをすることは一生ないのかもしれないと思っていたから……嬉しかった」
「えと、あー、カンネン……」
ゲロ魔力は正直遠慮したい。
しかしそれをそのまま伝えるわけにもいかず、僕は言い淀んで口をもごもごとさせた。
そんな僕の状態を見て、カンネンはややあって納得したように頷いた。
「ああ。君は金に困っていたんだったな……。もちろん、支払いを惜しむつもりはない」
「よろしくお願いします」
金をちらつかされては僕に成す術もない!
考えるより先に口から是の返事が飛び出してしまっていた。
ゲロ魔力は我慢だ。家で待つナナちゃんのためにも。
「ああ。僕には必要のない事だ」
「ふうん。魔力のコントロールが相当上手いのかな? でもまあ、初めてなら僕に任せてください」
「勝手が分からない。よろしく頼む」
カンネンは馬鹿真面目だからそうと決まってからは早かった。僕たちは速やかに食事を終えると寮室に戻りソファに隣り合って座った。
能力の行使によって魔力流しを行うことの方が一般的なのだけれど、それはある程度関係性が出来上がっていることが前提だ。だから今日は単に魔力を二人の間で共有し、循環させるだけにする。
「じゃ、手を出してください」
「こうか?」
素直にてのひらを上向きにして差し出された。
断ってカンネンの手を取り、握手するように握る。
大きなてのひらは皮膚が厚いらしくかたく乾いている。少しささくれているらしい爪の付け根の皮膚がざり、と指をくすぐった。
金持ちの割に、手入れには無頓着らしい。それはカンネンらしくて何となく好ましかった。
「じゃ、魔力流してください。てのひらから繋げるイメージで」
「……?」
カンネンは少し首を傾げた。カンネンの真っ直ぐでかたい短髪が首の動きに合わせてやや揺れる。
「……?」
「……?」
僕たちはお互いに不思議そうな顔をして手を繋いでいた。カンネンはてのひらをにぎゅにぎゅと強弱をつけて圧迫している。
そんなことをしているうちに僕たちのてのひらはどちらからともなくうっすらと湿り、温まっていた。
「これが魔力流しか?」
「いやいや流れてないですよ何にも! ただ手を繋いでるだけの謎の絵面になってますから! カンネン、魔力の扱い得意なんじゃないんですか? よく今までやってこれましたね」
僕に詰られてカンネンはむっとしたようだ。下唇に力が入ったのが見えた。
眉を寄せ、怪訝な顔で見下ろされる。
「任せてくださいと言ったのは君だろう。君の方から流せないのか?」
「ええ、僕魔力少ないし弱いからそれすっごい難しいんですよ」
「…………」
「…………」
残念なものを見る目で見るな! どうせ僕はハズレの『無効化』で魔力までカスカスだよ!
「うぅ……じゃあやってみますけど、上手くいく保証はないですからね」
「ああ。任せる」
むん! と力を入れて少ない魔力をかき集め、てのひらに集中させる。相手のてのひらに流し込むのが難しいのだ。相手の魔力量が自分より多いと特に。
案の定カンネンのてのひらは鉄壁みたいにガチガチだった。関係性が築けてない証拠でもある。
僕の魔力が豊富だったら突破できるんだけどな!
うんうん唸って頑張っていると、ふ、と頭に息が当たった。
見上げるとカンネンの口元は緩く笑んでいて、僕を見下ろす目つきが優しかった。
「ムクは力が弱いな」
「な、馬鹿にして……っう、え?」
穏やかな声が耳元でして、瞬間、ぬるりともどろりともつかないような、形容しがたい、感じたことのない妙な感覚がてのひらに伝わった。
それは決して気持ちのいい感覚ではなかった。
生温い、けれど悪寒がするような嫌な気配。
「……っ!」
思わず振り払おうと手を引いたが、見透かしていたかのようにがちりとてのひらを握り込まれる。
ぎゅうと強く握られて手が痛む。
いたい、と口にするより早く、てのひらからどろどろとした粘着質な感覚が伝わった。
まさか、これがカンネンの魔力なのか……!?
率直に言ってものすごく気持ち悪い。
質の悪いぎゅうぎゅう詰めの馬車に詰め込まれて三時間揺られた時のような、三半規管の揺すられる酔いがてのひらを通して体内へ入り込んで来た。
何で、『無効化』なのに、今まで魔力同士が反発したことなんかなかったのに!
「うぇっ、ご、ごめ、無理……っ! カンネン、手ぇ離して……!」
「大丈夫か。ムク。可哀想に」
何かまた話通じなくなってるし……!
カンネンの手の拘束が一度緩み、けれど指先がてのひらを這って指股に入り込む。
手の大きさが違い過ぎて僕の手は開いてしまっているが、カンネンの指はぎゅう、と指股ごと締め付けて手の甲を潰してしまいそうなくらいに押し付けている。
僕のてのひらからは冷たい脂汗が流れ始めていた。
流れ込んで来る魔力は、どろどろとしていて緩く、ところどころ塊みたいになっていて、吐瀉物を流し込まれているようなグロテスクな嫌悪を感じた。
目眩がして、内臓が急速に冷える。寒い。
息が上手く吸えない。短く何度も空気を吸い込んで、その度に肋の下がずきずきと傷んだ。
血の気の引いた指先が震える。
「冷えるのか」
「や、やめっ……離し、」
ご親切にカンネンはぎゅうと僕を抱き込み身体を密着させる。かたい胸板に頬が押しつけられる。
カンネンはすり、と僕のじっとりと嫌な汗をかいて湿った首に頬を寄せた。
触れる身体の面積が増えれば、流れる魔力の量が増える。
嘔吐物にまみれたような不快と生理的な嫌悪の中、僕の胃は耐え切れずに不規則な痙攣を始めていた。
背中までがビクビクと震え、こぷ、とせりあがるものが喉元を通り、びちゃ、とカンネンの制服の胸元を汚した。
食べてそう時間が経っていなかったそれは甘い小麦の匂いがして、とろとろと白く柔らかかった。口元が冷たい。
「ぅぷ、僕のあくまぱん……」
朦朧とする意識の中、貧乏根性ばかりが残っていて、カンネンの胸を汚した吐瀉物を舐めとるようにシャツに口を寄せて、
「大丈夫、兄様がいるからな」
カンネンの酷く優しい声音が耳の奥を揺さぶったのを最後に、意識が途切れた。
次に目を覚ました時、僕はソファに横たわっていた。
「ううん……何してたんだっけ、吐瀉物風あくまパンの試食……?」
「起きたか。身体に異常はないか」
「カンネン……あ! ゲロ魔力!?!」
「ゲロ?」
カンネンの非常に不快なゲロ魔力が流れ込んできたことを思い出した。ゲロ魔力に酔って僕自身が吐いたこともだ。
慌てて俺とカンネンの制服を交互に見やったが、特に汚れてはいなかった。もしかしたらカンネンが浄化魔法を使ったのかもしれない。
「もしかして、カンネンが洗ったりしてくれました?」
「? 何の話だ。僕たちは汚れていない」
会話は噛み合わなかった。カンネンは時々記憶喪失になるきらいがあるからまた忘れているのかもしれない。
「カンネン、僕たちが魔力流しに及んだことって覚えてます?」
「ああ。最中のことはあまり記憶にないが、頭痛が和らいでいるし少し身体が軽くなった気がする。助かった」
「体調、悪かったんですか」
「悪いと言うほどのことでもない。僕は昔からずっとこうだ」
「…………」
『洗脳』という能力の危険性故に、カンネンは父親から魔力流しを禁止されていると言っていた。
でも現に頭痛とか倦怠感とか、魔力が滞っているせいで悪影響がカンネンの身体に及んでいるわけで……。
カンネンの父親に対する不信感が生まれた。能力は同系であれば大抵相性は良いし、魔力流しは幼いうちは家族間で行なって慣らしていく場合も多い。
だけどカンネンはただ魔力流しを禁止されていたということだ。
「また、してくれるか」
「へっ?」
カンネンの父親に感じる違和感を探るうち思案に沈んでいたが、不意に隣に座っていたカンネンに手を取られ間抜けな声が出た。
「よく覚えてはいないが、心地よかった気がする。それに、僕は他人と魔力流しをすることは一生ないのかもしれないと思っていたから……嬉しかった」
「えと、あー、カンネン……」
ゲロ魔力は正直遠慮したい。
しかしそれをそのまま伝えるわけにもいかず、僕は言い淀んで口をもごもごとさせた。
そんな僕の状態を見て、カンネンはややあって納得したように頷いた。
「ああ。君は金に困っていたんだったな……。もちろん、支払いを惜しむつもりはない」
「よろしくお願いします」
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