やつがみ!

棋士 綿気

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ひめなの章第1章

Ⅱ話ビクトリア

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俺とひめなは1の2のグリーンバレットと呼ばれる広範囲にわたり森林で覆われている、ゆわゆるrpg特有の場所に到着した。
「はじめ。」
「なんだよ?」
無表情のひめなが顔を曇らせた。
「今日。の」
「ん?」
「下着はき忘れてきた」
「はぁ。その心は」
「覗きたい?」
ひめなは真顔だった。
「な、な、な、な何言ってんだおおおまえ馬鹿かなんでこんな、場所でお前のあそこみねぇといけねぇんだよ!」
「だって、宿屋のおばさんが、はじめはそれだけで釣れるっていったから、よろこぶって言ったから、頑張った。」
「いろいろツッコミ所ありすぎてもういいわ」
あの、覗きたいです。
「いま、覗きたいって思ってた」
こいつは、俺の考えがわかるのか...
「はじめ、後ろみて」
「え、後ろ?なぜ?」
「何か刺さってる」
俺の背中には、矢が突き刺さっていた。
「はじめ」
ひめなの声が遠く聞こえた。

「...」
「めざめなさい」
「ここは...。」
「教会です」
「なぜ、リスポン地点に」
「しらんのか、おぬし背中に矢が突き刺さって死んだのじゃよ」
俺はよくわからない棺桶から、倦怠感を覚えながら、起き上がった。
「ひめな...」
「はじめ、今度は私のぱんつ見る?」
「結構です」
ひめなの説明を簡単に話すと、覗くか覗かないかで話し合いになっていた時後ろから、何か強い光を、帯びた何かが飛んできたという。
ひめなは俺を移動用棺桶(仮)に詰め込み無効化の盾を張り逃げたと言う。
「それで、そいつ誰かわかるか?」
ひめなは首を振った。
この世界では、ゲームオーバー=死は教会で免れる(物理的には)システムそれにより俺は転生をしたわけだ。
「ひめな、今日は宿舎に戻るか?」
ひめなは首を振った。
「どうした?」
「さっきの人倒すまで帰りたくない」
ひめなの顔は本気だった。
「どうしてもか?」
こくりとうなずいた。
「わかった、行こう」
俺たちは教会から俺が死んだ、地点まで戻ることにした。
「ひめなここだったか?」
どうやら、暗くて恐らく俺が倒されたのであろう場所ですら、わからなくなっていた。
「はじめ」
ひめなが指さす場所には、弓が刺さっていた、ここで間違いはないようだ。
時刻は夕方六時を回ったあたりだろうか、日は沈み周りの小動物さえ薄気味悪く感じた。
少しの物音が、体に警戒心を持たせる。
「来た」
「どこだ!?」
「猫」
こいつと居るとほんとに疲れる。
「それにしても現れないなもしかすると消えたんじゃないのか?」
ひめなは猫を見つめながら首を振った。
「なるほ」
何もわかっていないが少しでも気を落ち着かせたい気持ちから、あやふやに返答をしてしまった。
「あぶない!」
あっ!
何処からかわからない、だが、矢が、しかも。
「あらあら当たらなかったのかぁ残念だぁ、いいかぁ?よく聞けよぉお前は今から何も分からず死ぬんだよぉ!」
「どこだお前!」
「危ないはじめ、グラビティ」
ひめなの重力魔法により俺の体の周りに飛んできた、矢が落とされた。
「あれれぇ面白いお嬢さんだことぉ私の矢を防ぐとはぁいいだろぉ姿でも見せてやるよ特別になぁ」
高笑いをしながら、近づいてくる正気の沙汰ではない。
「私の名はぁハークビクトリアだぁお前らを今から殺してやる」
ビクトリアは、黒のローブに身を隠していた。
「なぜ俺たちを狙うのだ?」
「なぜぇ?簡単だろ、殺したいからに決まってんだろ」
「まぁいい相手になってやる」
「言ったなぁまぁいい屍になって虫にでも食われてな!」
ビクトリアは弓に手を添え何かを唱えている。
「はじめ、私が下向きに重力の壁を作る、攻撃して」
「くらえぇぇざこがぁぁ死ねぇ!」
これって、鍛冶屋のおっさんが言ってた、電磁場なんチャラの。
なるほど理由お察しだ。
「ビクトリアお前のその攻撃意味ねぇからな、俺が死んだ代金滞納しないで返してもらうからな」
「なに攻撃が」
ビクトリアの攻撃は重力によりすべて落とされていた。
「くらいやがれぇ!」
「くそ野郎めぇ!」
俺の短剣がビクトリアの腕をそぎ落とした。
「なぜ殺さない」
「生かしてもらってそれはねぇだろ、まぁ殺しても意味ねぇのがこの世界だろ、そんな逃がすことしねぇよ」
どうせ向こうにリスポンされて終わりだ。
「俺には封印ができる、復活ももうできない」
「そうか」
ビクトリアは少し笑みを浮かべた。
「私が、ここで倒れるわけにはいかねんだよぉ!あばよぉまたな雑魚くん、自爆魔法ロストエンジェル」
爆発とともに跡形なくきえた。
「はじめ。」
「戻るぞ、こんばんはもう寝るぞ」
ひめなはまた何か真剣な顔で言おうとしてきた。
「パンツはいてない下みたい?」
もう勘弁してください。
そして俺たちは宿舎に戻った。
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