不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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プロレスで繋がる。ということ

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いつもプロレスブログを拝見しているジャスト日本さんからツイッターでDMを頂きまして。
地獄風景さんのお別れ会の模様と東京遠征について書いたので、とのお知らせ。
以前からイベントや更新の際にひとことお気遣い頂いているのもあり、DMでのやり取りの中でも
どんどんプロレスの話を書いてください!
と言ってくださっていたので、どうせならツイッターで文字数制限のあるところではなくここで書かせて頂くことにしました。
文字数無制限電流爆破地雷バリケード時限爆破デスマッチである。

しかしながら、最初は少し戸惑いました。正直なところ私はジャスト日本さん以外に、そういうプロレスブログを書いている人やファン仲間の中で名前の売れている人、みたいな人を全然知らなかったからです。またもっと言えばこれまであまり興味も持ちませんでした。自分で自分の文章を書いて広めるのに手いっぱいだし、私は私で自分の過去のことがあって、そんなファンの人たちの前や中に入って何か言えるようなもんでもない…ここで好き勝手書いてればいいや、と。

知らないところの知らない人が知らないドアの向こうで集まっている。
そんな感じでした。

もっとお若い方、特にみんなでワイワイやりながらプロレスを現地やネット、テレビで観戦している世代の方々やそれになじんでいる人は別としても。
いま私と同年代かそれ以上の年齢の人たちは基本的に寂しい人たちが多いと思っています。プロレスが好きであればあるほど周囲の人間と話が合わない。
温度差を感じるばかり。
世の中の流行やメジャー路線、メインカルチャーに意味もなく歯向かって見たり。
プロレスのそんなところに惹かれてみたり。
プロレスそのものがまたそういうものだった時代なんです。

だから余計に、好きでありすぎるが故に私は他人様とプロレスを共有するのが下手糞です。最悪なのがアメトーーク。絶対に自分の声の届かないところで好き放題盛り上がってて、認識の間違いや解釈の違いがあってもそれを訴えたりすることも出来ず、外野でそれを見て楽しそうな所だけ上澄みをすくって柄杓でぶっかけられているような気分になります。

誰かと誰かとみんなでプロレスの話をする、とか、私の方が若干プロレスの知識がある状態で仲のいい人に
これってどういうことなの?
とか聞いてもらえるぐらいならまだしも。

だから、こんな風に突然のことにもかかわらず多くの人が動いて、またジャスト日本さんもお住まいの大阪から急遽駆けつけるほどの人物だった地獄風景さんという人とも、ひっそりとした場所でお話してみたかったな、と思ったのがまずひとつ。

記事本編はジャスト日本さんが大阪を発つところからロードムービーのように着々と進んでいゆきます。奥様に用意してもらったカツ丼を食べ、新幹線に乗る。
普段の仕事や家族のこともしっかりケアしてなければこうはいかない。実直な生活が垣間見えます。余計なお世話ですネ。すみません。
けど、やっぱりあえて言うならばプロレスがすべて!推しのために!!で何もかも犠牲にしちゃって身だしなみや見てくれまでアレになっちゃってる人よりも、普段の生活ありきで良い温度で楽しめている人の方が私はいいと思います。
勿論、何もかも投げ出してドハマりしちゃってる人を羨ましいような恐ろしいようなほほえましいような気持ちで見ていることもありますし、そういう人も大好きですが…。
自分がどっちになりたいか、と言われたら前者です正直な話。

今回ご紹介いただいた記事から伝わってくる、ジャスト日本さんが読んでいる人に伝えようとしていることは
当日の逸る気持ち、あふれる思い、感謝や皆さんからケアしていただいたこと
これでした。自分の気持ちや考えよりも、出会った人、イベントを作った人たち、そして何より地獄風景さんについてのことが延々と書き連ねられています。
まあ途中でスクランブルバンクハウスデスマッチの名の通り有刺鉄線バットやW★INGについての話も入りますがそこはプロレスブログの醍醐味で。
というかあの年代にリアルタイムでW★INGを見ていた人が
マトモな人なワケがない(誉め言葉)
し、そりゃもう伝説の数々を目撃したというだけでも、地獄風景さんを知らない私でも単純にすげえな!!と思います。

当日はプロレス以外の話題や人脈も多かったとのことで、やはり地獄風景さんという人が如何に愛されていたか、を感じさせます。
そんなパーティのメインからは遠ざかり、一歩引いて様子を見つつ故人をしのぶ。そんなジャスト日本さんの姿勢に私はとても共感しております。
乾杯の発声から大阪土産までも流れるような、きっと現地の人にはもっと一瞬の夢のような時間が流れて、またいつもの朝を迎えるところがとても「いい」です。

後悔せずに歩きたいから、と東京へ向かったジャスト日本さん。

後悔しながら歩き続けて、たまに好き勝手書いている私。

プロレスという大きな文化がめぐり合わせてくれた小さなつながりが、今日も知らないドアの向こうでシナプスとニューロンみたいにつながってつながって、いつかスパークする瞬間が来る。
そんな可能性や夢見心地を感じつつ、やはり一期一会なのだな。
そして愛されて見送られることはせめてもの餞であり幸せなことなのだな。
と思いました。







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