不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

文字の大きさ
231 / 1,319

ジョルトコーラ

しおりを挟む
最近見ねえな、ジョルトコーラ。
ダイドードリンコの自販機かなにかで売ってたと思うんだけど。
昔はああいうコーラもどき、どこぞのオリジナルコーラって色々あったよな。
今でもそうなのかな、なんか80円とか70円とかのすげえ安い自販機のコーラってじゃん。どこのなんなんだかわかんないような。
たまに日本語じゃないラベルにちょっとあやしい日本語のシールだけ貼ってあったりさ。
だからそれと思えば、ジョルトコーラってダイドーが出してるわけだし相当ちゃんとした品物だよな。
他にもミネラルスパークとかあったなあ。
あとウルトラマンとか仮面ライダーのデザインの缶。中身は同じ普通のサイダーなんだけどね。

飲んだ感じ、普通のコーラより甘くてくどいきがするんだけど、そもそも普通のコーラ、コカ・コーラを大して飲まないんだよな。それで他のコーラとかコーラ味のものを飲み食いしても
コーラの味
って感じるのって、もはや概念だよねコーラって言うものに対しての。

そんなジョルトコーラ。
メーカー品だけどマイナーで、ずっとあったけどいつの間にか消えてしまったジョルトコーラ。
なんか急に思い出したんだよジョルトコーラ。

もうジョルトコーラって言いたいだけなんだけどね。
面白くね?ジョルトコーラって。
だいたい、ジョルトってなんなんだろう。JOLTでジョルトだった気がする。

ダイドーの自販機って安定して美味しいし、私、缶コーヒーはダイドーかUCCのが一番好きだし、だからこそ他の商品でも色々と顧客を獲得したいのはわかるけど、なんかどれもどうにも流行らない気がするんだよなあ。紅茶とかMIUとか長いこと売ってるか。でも500mlのつぶつぶオレンジのやつ、あれなくなっちゃったんだよな。
お金がない時は、お世話になったなあ。
ミスティオもあるか。安室奈美恵さんがコマーシャルやってたよね。
あのコマーシャルに出てくる蛍光色のフレームしたサングラスに、当時小学2年ぐらいで同級生だった市川君の水泳ゴーグルが似てたんで
「市川君のゴーグル、ミスティオのCMみてえだなー」
って言ったらその日から彼のニックネームがミスティオになってしまったのだが、彼にはそれが不本意だったようで…ごめんよ市川君。
けど小学5年から6年にかけて友達が全然いなくなった私と変わらず遊んでくれたのも市川君だったな。あの時はありがとう市川君。

市川君といえばお母さんがかなり豪快で、でも優しいひとでさ。
近所に住んでるんでよくお家で遊んでるとオヤツ持ってきてくれたんだ。
モチ焼いてくれたりね。
市川君の家の階段は上の方で折れ曲がってるんで、そこから大量のスーパーボール転がしたりしたなあ。

元気かなあ市川君。
お母さんは近所のスーパーでよく会う。
今度会ったら本が出たって報告しよっと。

スーパーボールってさ、なんであんな面白いかね。
材質は何なんだろう。
硬くもなく柔らかすぎず、良い感じのむにむにした感じ。
硬めのお尻より、さらにもうちょい硬いっていうのか。
あ、ガチガチに硬くなったちん…このエッセイ消されちゃうな。

まあいいや。
あのスーパーボールがさ、近所のお菓子と玩具の問屋さんに大量の袋詰めになって売ってるんだよ。
マジで業者向けというか、屋台のスーパーボールすくいでもあんなにあったら水が流れねえだろってぐらいの。あれどのぐらい入ってて幾らなんだろう。
すげえ長いデカい坂道のうえから一気に転がしてみたいよね。

真夏のあっつい昼間、晴れまくった青い空に入道雲。セミはミンミン。
片側一車線ぐらいの道路には陽炎がゆらゆらしてて、両サイドに歩道と椿の植え込みがあってさ。
道路の両側は普通の住宅街なんだよ。たまに自販機とか、お店やってる家の看板なんかがあって。
まあこれは大府市のどこぞに実際にある坂道をイメージしてるんだけども、皆さんも脳内坂道を十分に展開して頂けましたでしょうか。
でその見上げた青空、入道雲、陽炎の坂道のうえに一人、すっと立った人がこっちから見ると影になって、何か大きな箱を持ってる。いや袋、袋かな。
巨大な袋をよっこらしょ、と坂道に向かって開け放つと、そこから信じられない量の、大小さまざまな色とりどりのスーパーボールが転がって来るんだよ。猛烈な勢いで。
それがあっちに跳ねこっちに跳ねして、あのテラテラした表面に太陽の光が反射してキラキラ光る。
青い空や入道雲の白にスーパーボールが溶け込んでマーブルになる。
明らかに袋に入ってたより多いスーパーボールがどんどん転がってきて、坂道の下まで届いたころには洪水のようになって飲み込まれて、足をとられて転んだけどスーパーボールがクッションになって痛くなんてなくて。そのまま見上げた空のなかにも浮かんで跳ねて、どこまでもどこまでも飛び上がってゆく赤い小さなスーパーボールが見えなくなるまでそうしていたら、いつの間にかボールは消え失せて、白昼の路上で倒れていた。それでも自分は、どこまでもどこまでもボールを追いかけて空を飛び上がっていった。

うーーーーん。コレさっき飲んだのジョルトコーラじゃないな!
サガノヘルマー先生でいうところのピケ・コーラだな!
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

処理中です...