不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

文字の大きさ
374 / 1,328

第346回。なんで小説なんか書いてんの?

しおりを挟む
キッドさんは昔から文章が好きだった。
乱暴者で格闘技もガンガンやってたけど、読書感想文とか遠足の作文とか、そういうのはイチ早く書き上げるしちゃんと書いてたぐらい、書いて誰かに読んでもらうのが好きだった。
中学生の頃は命のノートという、大判の日記みてえな連絡帳みてえなノートが各自に配られて毎日何かしら書いて提出させられてたんだけど、夏休みや冬休みの宿題も、毎日の課題もぜーんぜん出さないけどコレだけはみっちり書いて出してた。中学1年の梅原先生も、2年3年と受け持ってくれたハヤシ先生も丁寧に読んで返事を書いてくれたので、そのお蔭もあったと思う。

中学2年の時に、日ごろの柔道部の仲間とのバカな話をキャンパスノートに書いていたら、当時好きだった女の子がそれをひょいと取って
面白いね!すごいね!!
と言ってくれた。その子は産まれる前からなんか賢くなるように育てられたとかですげえアタマのいい子なうえに顔も綺麗で性格もとても優しく素直でちょっぴり耳年増。
よくある思春期の女子のものすげえ上位種、って感じの子だった。
この辺でも相当アタマいい高校に進んだぐらいだし、風のウワサじゃ慶応大学に入ったとかなんとか。
そんな子が中2の時に、のちに当時の地元では高等学校に一番近い掃きだめだった定時制高校に入って、留学するも3か月で挫折してうだつの上がらない生活をする奴の書いた文章を読んで、面白い!と言ってくれたことが、このうだつのあがらない男にとってどれだけの福音であったか。

この女の子に見せたくて、そのあと2冊、計3冊のノートにみっちり書いた。
そのうちの1冊を彼女に貸したまま中学を卒業してしまった。
きっとどっかでいつか処分してくれているんだろうなあ。いま手元にあっても読み返す勇気はないし。

時は流れて、和哉君もミクシィを始めました。
まだツイッターとかフェイスブックですらあったか怪しいころ。
ミクシィで日記とか小説を書いては仲間内だけに見せていた。
実はこのエッセイの100回ぐらいまでの記事は、その頃書いてたものも混じってたりする。
マチルダ、腹痛が治ってなによりだ、とか。
ふたり暮らしの「初夏(はつか)の空」「今日も雨」と、タクシー運転手のヨシダさんの完結編その7ぐらいまでは、元々ミクシィに書いてた。

蠅。ってのもそうだった。
というか、これを思いついてわーっと書いて載せたら、当時マイミクだった雪菜ちゃんが
「コレ面白いよ!文才あるよ!」
って褒めてくれてね。んで調子に乗ってあれもこれも書いてた。
今読み返しても修復不可能なぐらいだと自分では思うような作品も、あの当時は面白く感じてたし、雪菜ちゃんも、他の仲間も面白がってくれていた。ヨシダさんシリーズはマイミク外からも読みに来てくれる人がいて、嬉しかったな。
そのうちにミクシィも過疎って、私もあんまり書かなくなってった。バンドを始めたころは作詞も多かったけど、これは今も昔もあまり人気ないなあ。
読んでくれる一部の人に向けて書いてた感じだった。

うん、この人、文章書く動悸が全部女性だね!
しかも色白で頭のキレがよくてお話してて楽しい、ちょっとスケベな女の子が好きなんだね!
はい、そうです!!!!!!

雪菜ちゃんはおっぱいもデカかった。
今頃もう結婚でもしてっかな。

まあ本当に、ミクシィに書いてたのもそうだし、ここに載せだした頃も小説のルールとか何も知らなくって。「」で閉じたセリフの最後はマルをつけないとか。
まあこのエッセイぐらいは見逃してもらってるけど、その他の、いわゆる小説として出しているものに関しては、氷のチャーコが許すはずもなく。
去年、初めて同人誌を出すにあたって散々お世話になって直してもらって教えてもらいました。

今は主にツイッターで、読んだよ!っていうツイートを頂くととても嬉しいです。
そういう人のために、もっと言えば、それが女性だろうとオトコだろうとバルタン星人だろうと嬉しいし有難いのですが、モテなくてどうにも引っ込み思案で、やりたいこともあったけど出来なくて、でも女の子は大好きで一発ヤりたい、いや出来れば二発は…!っていう奴に読んでもらえたらいいなって思ってます。
自分もそういう奴だし、可愛い女の子や美人のお姉さんが居なきゃ生きてる意味もないし、生きてられないならエッセイなんか書いてらんないんだし。

いささか乱暴な結論だけど、なんで小説なんか書いてんの?って聞かれたら
美人に褒められたから!
そして
美人に褒められたいから!
ということになります。

これを読んでいる美人の皆さん、よろしくお願いいたします。
それ以外の皆々様も、今後とも何卒宜しくお願い致します。
切実に。
そんな皆様の一つ一つのご意見ご感想、ツイートなどが頼りです。

いつか中2の時に好きだった人がコレを見つけたりするのだろうか。
そうした時に、また笑ってもらえるだろうか。
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...