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東京Diggingland 2.
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かつて夢の国と呼ばれ多くの人々で賑わっていた、東京湾内にある埋め立て地の荒野。ある日、そこへ轟音とともに群れを成してやって来た重機たちがあっというにスリル満点のローラーコースターやプリンセスのお城を取り壊し、さらに近隣から収集したり夢の島から採掘した廃棄物を山積みにしていった。
この夢の国跡地の地下には湾岸地下コロニーが形成され、そこに発電所を兼ねた巨大な廃棄物焼却プラントが建造されている。黒煙を上げ悪臭を放つこれら集積廃棄物は、その燃料として貯蔵されているのだ。プラントが完成すれば、内部のごみピットに凡そ2週間はプラントを動かし続けられるだけのごみを貯蔵することが出来るが、まだ建設途中の為、そのまま置き去りにされているらしい。
もはや旧首都圏都市連合の抱える廃棄物は、そのすべてのプラントをフル稼働させても到底、追いつけないほどに溢れかえり、またプラント側の能力も人員や燃料・電力の不足によって十分に発揮されず悪循環が続いていた。
例によっての安月給のためプラントを保守・運転・管理する技術者が育たず慢性的な人員不足であることに加え、エネルギー資源の不足から値上がりが続いているにもかかわらず、パーソナルセンターもとい行政からの至上命題は「コストカット」であるため、廃棄物焼却用の燃料すらも十分に補充・使用することが出来ないでいる。
パーソナルセンターからは定期的に人員が補充されるが、他方でシフト制の交代勤務に慣れなかったり、職務が合わなかったりで辞めていく人間も少なからず存在した。そのため、肝心の焼却炉の立ち上げ下げ、ボイラの管理、廃棄物の最終処理など日常の作業の他に種々様々ある作業に熟達した人材が育たず、ためにしばしば過重労働が行われていた。
だがそれらの問題も、T.D.L計画の発足により各地の施設を廃止して技術者も管理者も湾岸コロニーへと集約することで強引に余剰を産み出し、作業を分散させることで労働者ひとり当たりの単価を下げ、最終的には人件費を抑制しコスト削減とする。という、いつもながらの方法が採られることとなり、解決した扱いになった。
不満を垂れながらも働き続ける人財とやらに甘えながら搾り取る、パーソナルセンターらしいやり方だった。
各地のプラントを順次、停止・廃炉、解体してゆくのと同時に。T.D.Lの整備も本格的に始まった。
コロニーの玄関口となる東京湾岸ゲートウェイ駅を東端に東京ヘッドクオーター、YOKOHAMA、藤沢と星座を描くように敷設された路線に外周を繋ぐ環状線を併用した湾岸特急カシオペアが運行されることとなり、またそれが旧首都圏都市連合の最西端でありカシオペア停車駅の西端でもある旧東海道本線・小田原駅でJR東海道530000ネクストの誇る超ド級の特急列車、ロングロングエクスプレス(LLE)とも接続する。
旧首都圏のみならず全国各地からの労働者を受け入れるための体制も着々と整いつつあった。埋立地の地上部に建てられたリゾートホテル群はリニューアルされ、再び高級リゾートホテルとして蘇った。ただし観光というよりは、湾岸コロニーの玄関口に拠点を置くほど余裕があり、また有事の際は地底に取り残されるリスクを軽減するだけの価値のある者たちが寝泊まりする、官公庁街やビジネス街に近い雰囲気の街並みに。
そうでない労働者と、その中間管理職はパーソナルセンターが衣食住を保証する目的で設置し管理する労働就業支援住宅に住み込みで働くことになった。そうと言えば聞こえはいいが、光熱水費に管理費などを給料から差し引かれるためロクな生活が出来ないことは働く前から予測がつくほどで、それを当て込んだ安酒場や慰安街も周辺に集まって来ていた。
新しく拓かれた未来のエネルギーと雇用、そして生活様式を創生する湾岸コロニー
Tokyo Digginglandへようこそ!!
明るく希望に満ちたキャッチコピーが地上部のリゾートホテル群の夜景をバックに踊るポスター画像が東京ヘッドクオーターをはじめとする旧首都圏のそこかしこに掲示され、人々を誘った。
この夢の国跡地の地下には湾岸地下コロニーが形成され、そこに発電所を兼ねた巨大な廃棄物焼却プラントが建造されている。黒煙を上げ悪臭を放つこれら集積廃棄物は、その燃料として貯蔵されているのだ。プラントが完成すれば、内部のごみピットに凡そ2週間はプラントを動かし続けられるだけのごみを貯蔵することが出来るが、まだ建設途中の為、そのまま置き去りにされているらしい。
もはや旧首都圏都市連合の抱える廃棄物は、そのすべてのプラントをフル稼働させても到底、追いつけないほどに溢れかえり、またプラント側の能力も人員や燃料・電力の不足によって十分に発揮されず悪循環が続いていた。
例によっての安月給のためプラントを保守・運転・管理する技術者が育たず慢性的な人員不足であることに加え、エネルギー資源の不足から値上がりが続いているにもかかわらず、パーソナルセンターもとい行政からの至上命題は「コストカット」であるため、廃棄物焼却用の燃料すらも十分に補充・使用することが出来ないでいる。
パーソナルセンターからは定期的に人員が補充されるが、他方でシフト制の交代勤務に慣れなかったり、職務が合わなかったりで辞めていく人間も少なからず存在した。そのため、肝心の焼却炉の立ち上げ下げ、ボイラの管理、廃棄物の最終処理など日常の作業の他に種々様々ある作業に熟達した人材が育たず、ためにしばしば過重労働が行われていた。
だがそれらの問題も、T.D.L計画の発足により各地の施設を廃止して技術者も管理者も湾岸コロニーへと集約することで強引に余剰を産み出し、作業を分散させることで労働者ひとり当たりの単価を下げ、最終的には人件費を抑制しコスト削減とする。という、いつもながらの方法が採られることとなり、解決した扱いになった。
不満を垂れながらも働き続ける人財とやらに甘えながら搾り取る、パーソナルセンターらしいやり方だった。
各地のプラントを順次、停止・廃炉、解体してゆくのと同時に。T.D.Lの整備も本格的に始まった。
コロニーの玄関口となる東京湾岸ゲートウェイ駅を東端に東京ヘッドクオーター、YOKOHAMA、藤沢と星座を描くように敷設された路線に外周を繋ぐ環状線を併用した湾岸特急カシオペアが運行されることとなり、またそれが旧首都圏都市連合の最西端でありカシオペア停車駅の西端でもある旧東海道本線・小田原駅でJR東海道530000ネクストの誇る超ド級の特急列車、ロングロングエクスプレス(LLE)とも接続する。
旧首都圏のみならず全国各地からの労働者を受け入れるための体制も着々と整いつつあった。埋立地の地上部に建てられたリゾートホテル群はリニューアルされ、再び高級リゾートホテルとして蘇った。ただし観光というよりは、湾岸コロニーの玄関口に拠点を置くほど余裕があり、また有事の際は地底に取り残されるリスクを軽減するだけの価値のある者たちが寝泊まりする、官公庁街やビジネス街に近い雰囲気の街並みに。
そうでない労働者と、その中間管理職はパーソナルセンターが衣食住を保証する目的で設置し管理する労働就業支援住宅に住み込みで働くことになった。そうと言えば聞こえはいいが、光熱水費に管理費などを給料から差し引かれるためロクな生活が出来ないことは働く前から予測がつくほどで、それを当て込んだ安酒場や慰安街も周辺に集まって来ていた。
新しく拓かれた未来のエネルギーと雇用、そして生活様式を創生する湾岸コロニー
Tokyo Digginglandへようこそ!!
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