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蜜柑と青空

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愛されないとわかっていれば
此処まであたしは惨めに
焦りすぎた恋は湖の底に
沈めてしまったけれど

心を失くして
あなたに届かなくても
いい 失くしたらその場所で
立ち尽くせばきっと

声に出せば青い空の
冷たい空気の粒と粒
吸い込んで見上げた

相容れないと認めてしまえば
何処までもあたしは一人で
焦げ付いた追憶は舗装路に
置き去りのままだから

想いを忘れて
あなたが幸せなら
いい 願えないならこの場所を
灼き尽くすまでずっと

呼び続ければ青い空の
冬色をした匂いと風
吸い込んで泣いてた

心を抱きしめて
あなたが生きるなら
いい あたしはこの場所で
思い出のままだって

青い空は冬色
見上げた湖と
置き去りの恋

青い空は冬色
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