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ささやかな限界

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言葉にするのは
まだ少し早いようだ
投げ出すことはしたくない
だけどこれ以上 見届ける勇気もない

騒がしい毎日を
まだ少しつづけるけど
投げ出すことに変わりはない
だけどこれ以上 見守るつもりもない

愛おしくてたまらなかった
だけどもう昔の話
どこまでの祝福を
どれだけの幸福を
彼らの為に願っただろう
これが私の ささやかな限界

口に出したら
すぐにでも終わるだろう
投げ出したって構わない
だからこれ以上 見殺しにはしたくない

消え去るならば
なるべく遠くが良いから
投げ出すだけの何かがあるんだ
だってこれ以上 見逃したくはない

確かに深く愛していた
いつからいつまでか
どこまでが惰性で
どれだけの犠牲を
彼らの為に払っただろう
今日が私の ささやかな限界

新しい世界へ
何もかも捨てて
新しい明日へ
何もかも変えて
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