144 / 280
本編
143:黄金の大食い壺
しおりを挟む
僕のあんまりな言葉に赤服レプラコーンは顔まで服のように赤くしてしまう。
「なんっ……そないなふわぁっとした理由でおっかない力でワイのダンジョンを飲み込んだんか!?」
「おっかないかどうかは分からないが……まぁ……そうだな……」
今回は珍しく複数のプレイヤーとプレイしてたので、いつもよりゲーム的なノリが強かったことは否めない。
『何を言うである! 我らにとっては聖域にも近い状態であろう。我のダンジョンでも未だ主殿の力で満たして貰った事も無いというのに! 羨ましいであるぞ!』
シルヴァが鼻息を鳴らしながら言う。そして、ちゃっかり『今度我のダンジョンでもして欲しいである』と頼んで来た。
「知るか! ワイはおどれと違ってもう永いことそっちの気とはご無沙汰なんや! そこにこんな純度の高い闇の気なんかほとんど毒と変わらんで!」
『嘆かわしいのぅ、そこの夜狗の小僧もお主とあまり変わらぬ境遇であるが、そんな中でも主殿を最初に見出したのだぞ?』
「うげ……こんなに時間が経ってても夜狗は夜狗なんか……」
赤服レプラコーンとシルヴァで何やら盛り上がり、僕達が若干蚊帳の外になってしまったところで、シャケ茶漬けが声を落としながら聞いてくる。
「なぁなぁ、トウノ君……なんか乗り遅れちまったが、結局あいつがここの本当のダンジョンボス?的な存在なのか?」
「うーん……どうだろうな……」
「なんかレアボスパイセンとのイベント的なものが発生してるから攻撃しない方が良いのかな?」
「そう、だな。決定的に敵対してしまうまでは手出ししない方が良いかもしれない」
確かに普通だと最奥の部屋のダンジョンボス的な存在と会ったら即戦闘になるのだろうか? ちゃんと確認してくれるシャケ茶漬けの機転がありがたい。
「了解ー。って、そうだ、トウノ君レアボスパイセンとも盟友だったのか?」
「……ああ、そうだ。その……黙っていてすまない」
「いや、良いんだよ、全部明かさなきゃいけないわけじゃないし……っていうか今回随分トウノ君だけが情報明かすばかりで逆に申し訳ないっていうか……」
「それはそうだねぇ」
眉を八の字に下げて申し訳無さそうな顔をして言う。シャケ茶漬けの言に他の皆も賛同するように頷いている。
「うぅん、そうだな……まぁ、あまり広めなければそれで……あとは、たまに一緒にプレイしてもらえたら嬉しい」
「そうそう、トウのんはフツーに頼り頼られなフレンド関係が良いって思ってくれてるんだよー。ねっ」
「ああ、そうだ」
「そうか……ああ、兄貴とトウノ君の為なら何でもやるから是非頼ってくれ!」
ここでやっぱりバラムも含まれているところがシャケ茶漬けらしい。
「ふ、ああ。頼もしい」
「そんじゃまぁ、せっかくのイベント見物に戻ろー」
ということで、赤服レプラコーンへ意識を戻すと。
「おどれら……仮にもダンジョンの主であるワイの前でのほほんとしよってからに……」
呆れ切った顔でこちらを見ていた。
そう言われてしまうと、まぁ、確かに。
「えー、じゃあバトルするー?」
あぬ丸が臆せずにいつもの調子で返し、緩くファイティングポーズをとる。
「アホ吐かせ! おどれら落胤だけならまだしも、変幻悪夢と夜狗の相手してられるかいな! せっかくここまで生き残った命をドブに捨てる気はないわい!」
「じゃあ…………これでダンジョン踏破? あ、発見したご褒美にこの部屋のお宝少しくれたりしませんー?」
「お、それは欲しい! 金欠なんだ!」
「私も見たことが無い物か検証の軍資金にでも……」
「おどれらも図々しいな!」
赤服レプラコーンが何故か使っている関西弁に恥じないキレの良さであぬ丸達にツッコむ。
「────っ!」
と、その時、部屋の奥から1人のレプラコーンが飛び込んで来て、赤服レプラコーンに何やら耳打ちする。
「何ぃ!? どうしてこないな時に次から次へと……!」
報告を聞いた赤服レプラコーンが苛立ちもあらわにその辺の金貨を蹴飛ばす。
「そうや! おどれらがこの問題を解決してくれたら、礼も弾んだる! どうや?」
「なんか急に事態が進んだな。その問題次第で考えさせてもらうけど、とりあえずどんな問題が起きたか聞かせてみ?」
「ぬぅ、なんや……さっきまでグイグイ来とった癖にこないな時は冷静に引きよって……。まぁええ、おどれらも無関係やないしなぁ。オイ!」
「「────!」」
「「「!」」」
赤服レプラコーンが何やら合図をすると、他のレプラコーン達が小さな手を掲げ、宙に何やら魔法陣のようなものが浮かぶ。
「うおっ! 金貨が動いて……って壁も動いてる!?」
すると、突如として部屋の中の金銀財宝が蠢きだし、波打ちながら部屋の四方へと移動していく。そして、奥の金色の壁はゴトゴトと煉瓦が組代わり、壁の向こうにもう一つ部屋、というには大きな広間が出現した。
その広間の中央には、レッサートロールよりも大きいんじゃないかという程に大きな壺が鎮座していた。
その壺は金色の地に極彩色の模様が描かれ、宝石がいたるところにゴテゴテと飾られていた。
「うわぁ、趣味悪ぅ……」
「アレが“問題”ってどういう?」
「ただの壺というわけじゃないのではないでしょうか」
検証野郎Zの言う通り、“ただの壺”じゃないのはすぐに分かった。何やらマジカルな力でこの部屋の金銀財宝をどんどん壺の中へ吸い上げているし、現在進行形で独りでにガタガタと動いている。どうやら少しずつ回転しているようだ。
やがて、壺が半周ほど回転し終えたところで────。
「ゴオオオグラアアア!!!!」
「おお、めっちゃキモい!」
「中々エグい見た目してるなぁ……妙にリアルな口なのがまた……」
こちらを“向いた”壺の腹には大きな口とそこからとてつもなく大きな舌が出ていた。その舌でも金銀財宝を絡めて取って口の中へと放り込んでいる。
口はかなりリアルな人の口を拡大したような感じで大分気味が悪い。
『お主……金壺が魔物化しておるではないか……しかも狂いかけておるのではないか?』
「えっ」
シルヴァの予想外の言葉につい声を上げてしまった。狂いかけている……のは中々ヤバいのでは……?
[狂いかけのゴールデングラトニーポッド]
彷徨う霊魂を取り込み負の念に呑まれ、生きながらにして魂が変質しつつある者。完全に変質すると狂った魔物となる。
本来よりも凶暴性や力が増している。
溜め込んだ負の念を吐き出し、鎮まれば変質を止められる。
分類:魔物
生息地:金壺の地下道
属性:土
弱点:打撃、風属性
素材:成金の壺、属性結晶(小)、魔石(中)、宝石
状態:《惑い》
……本当に狂いかけている……。幸いなのは、いつかの野盗の頭目と違い、まだ決定的に手遅れな状態では無さそうなことだ。
「そうなんや、先の萌芽祭で欲をかいて色んなもんを取り込んでしもてなぁ。力も増してワイらだけでは吐き出させることも出来んようになってしもうたし、こうやって封印して進行を抑えるので精一杯やったんや」
「狂いかけたのは比較的最近なんだな」
『魔物化はもっと前からであろう』
「それは……ワイが持ち運ぶんが面倒くさくなって勝手に回収したり自分で身を守れるようになればええなぁ~思って魔物化させたんや」
『はぁ、呆れて物も言えん。仮にもお主の存在の源を魔物化させるなど』
「そんなことして大丈夫なのか?」
シルヴァの言い方だと、体の一部のような物のような印象を抱くが……。
ずっと威勢の良かった赤服のレプラコーンの表情に影が差す。
「まぁ、純粋な妖精とは言えなくなってしもたけどな……お陰様で我らの神がいなくなっても生きていけるだけの体と力は手に入ったわ」
『……お主も苦労していたようであるな』
「……はんっ、同情するならアレを何とかしてくれや!」
〈【緊急クエスト:ゴールデングラトニーポッドを鎮めろ!】が発生しました。受注しますか?〉
「わっ、何か緊急クエスト?みたいなの出て来たー」
「……何か崩壊とか書いてあんだけど?」
【緊急クエスト】
ゴールデングラトニーポッドを鎮めて、金壺の地下道崩壊を食い止めよう。
依頼者:古き妖精レプラコーン
期限:3時間
報酬:金庫番の三つ葉壺
※期限を過ぎた場合、クエスト失敗となります。
※クエストを失敗した場合、金壺の地下道が崩壊します。
※このクエストは再挑戦出来ません。
……失敗すると、ダンジョンが崩壊してしかも再挑戦が出来ないらしい。
……そんな切羽詰まった状況とは聞いてないが?
────────────
次話更新は11月16日(土)予定です。
「なんっ……そないなふわぁっとした理由でおっかない力でワイのダンジョンを飲み込んだんか!?」
「おっかないかどうかは分からないが……まぁ……そうだな……」
今回は珍しく複数のプレイヤーとプレイしてたので、いつもよりゲーム的なノリが強かったことは否めない。
『何を言うである! 我らにとっては聖域にも近い状態であろう。我のダンジョンでも未だ主殿の力で満たして貰った事も無いというのに! 羨ましいであるぞ!』
シルヴァが鼻息を鳴らしながら言う。そして、ちゃっかり『今度我のダンジョンでもして欲しいである』と頼んで来た。
「知るか! ワイはおどれと違ってもう永いことそっちの気とはご無沙汰なんや! そこにこんな純度の高い闇の気なんかほとんど毒と変わらんで!」
『嘆かわしいのぅ、そこの夜狗の小僧もお主とあまり変わらぬ境遇であるが、そんな中でも主殿を最初に見出したのだぞ?』
「うげ……こんなに時間が経ってても夜狗は夜狗なんか……」
赤服レプラコーンとシルヴァで何やら盛り上がり、僕達が若干蚊帳の外になってしまったところで、シャケ茶漬けが声を落としながら聞いてくる。
「なぁなぁ、トウノ君……なんか乗り遅れちまったが、結局あいつがここの本当のダンジョンボス?的な存在なのか?」
「うーん……どうだろうな……」
「なんかレアボスパイセンとのイベント的なものが発生してるから攻撃しない方が良いのかな?」
「そう、だな。決定的に敵対してしまうまでは手出ししない方が良いかもしれない」
確かに普通だと最奥の部屋のダンジョンボス的な存在と会ったら即戦闘になるのだろうか? ちゃんと確認してくれるシャケ茶漬けの機転がありがたい。
「了解ー。って、そうだ、トウノ君レアボスパイセンとも盟友だったのか?」
「……ああ、そうだ。その……黙っていてすまない」
「いや、良いんだよ、全部明かさなきゃいけないわけじゃないし……っていうか今回随分トウノ君だけが情報明かすばかりで逆に申し訳ないっていうか……」
「それはそうだねぇ」
眉を八の字に下げて申し訳無さそうな顔をして言う。シャケ茶漬けの言に他の皆も賛同するように頷いている。
「うぅん、そうだな……まぁ、あまり広めなければそれで……あとは、たまに一緒にプレイしてもらえたら嬉しい」
「そうそう、トウのんはフツーに頼り頼られなフレンド関係が良いって思ってくれてるんだよー。ねっ」
「ああ、そうだ」
「そうか……ああ、兄貴とトウノ君の為なら何でもやるから是非頼ってくれ!」
ここでやっぱりバラムも含まれているところがシャケ茶漬けらしい。
「ふ、ああ。頼もしい」
「そんじゃまぁ、せっかくのイベント見物に戻ろー」
ということで、赤服レプラコーンへ意識を戻すと。
「おどれら……仮にもダンジョンの主であるワイの前でのほほんとしよってからに……」
呆れ切った顔でこちらを見ていた。
そう言われてしまうと、まぁ、確かに。
「えー、じゃあバトルするー?」
あぬ丸が臆せずにいつもの調子で返し、緩くファイティングポーズをとる。
「アホ吐かせ! おどれら落胤だけならまだしも、変幻悪夢と夜狗の相手してられるかいな! せっかくここまで生き残った命をドブに捨てる気はないわい!」
「じゃあ…………これでダンジョン踏破? あ、発見したご褒美にこの部屋のお宝少しくれたりしませんー?」
「お、それは欲しい! 金欠なんだ!」
「私も見たことが無い物か検証の軍資金にでも……」
「おどれらも図々しいな!」
赤服レプラコーンが何故か使っている関西弁に恥じないキレの良さであぬ丸達にツッコむ。
「────っ!」
と、その時、部屋の奥から1人のレプラコーンが飛び込んで来て、赤服レプラコーンに何やら耳打ちする。
「何ぃ!? どうしてこないな時に次から次へと……!」
報告を聞いた赤服レプラコーンが苛立ちもあらわにその辺の金貨を蹴飛ばす。
「そうや! おどれらがこの問題を解決してくれたら、礼も弾んだる! どうや?」
「なんか急に事態が進んだな。その問題次第で考えさせてもらうけど、とりあえずどんな問題が起きたか聞かせてみ?」
「ぬぅ、なんや……さっきまでグイグイ来とった癖にこないな時は冷静に引きよって……。まぁええ、おどれらも無関係やないしなぁ。オイ!」
「「────!」」
「「「!」」」
赤服レプラコーンが何やら合図をすると、他のレプラコーン達が小さな手を掲げ、宙に何やら魔法陣のようなものが浮かぶ。
「うおっ! 金貨が動いて……って壁も動いてる!?」
すると、突如として部屋の中の金銀財宝が蠢きだし、波打ちながら部屋の四方へと移動していく。そして、奥の金色の壁はゴトゴトと煉瓦が組代わり、壁の向こうにもう一つ部屋、というには大きな広間が出現した。
その広間の中央には、レッサートロールよりも大きいんじゃないかという程に大きな壺が鎮座していた。
その壺は金色の地に極彩色の模様が描かれ、宝石がいたるところにゴテゴテと飾られていた。
「うわぁ、趣味悪ぅ……」
「アレが“問題”ってどういう?」
「ただの壺というわけじゃないのではないでしょうか」
検証野郎Zの言う通り、“ただの壺”じゃないのはすぐに分かった。何やらマジカルな力でこの部屋の金銀財宝をどんどん壺の中へ吸い上げているし、現在進行形で独りでにガタガタと動いている。どうやら少しずつ回転しているようだ。
やがて、壺が半周ほど回転し終えたところで────。
「ゴオオオグラアアア!!!!」
「おお、めっちゃキモい!」
「中々エグい見た目してるなぁ……妙にリアルな口なのがまた……」
こちらを“向いた”壺の腹には大きな口とそこからとてつもなく大きな舌が出ていた。その舌でも金銀財宝を絡めて取って口の中へと放り込んでいる。
口はかなりリアルな人の口を拡大したような感じで大分気味が悪い。
『お主……金壺が魔物化しておるではないか……しかも狂いかけておるのではないか?』
「えっ」
シルヴァの予想外の言葉につい声を上げてしまった。狂いかけている……のは中々ヤバいのでは……?
[狂いかけのゴールデングラトニーポッド]
彷徨う霊魂を取り込み負の念に呑まれ、生きながらにして魂が変質しつつある者。完全に変質すると狂った魔物となる。
本来よりも凶暴性や力が増している。
溜め込んだ負の念を吐き出し、鎮まれば変質を止められる。
分類:魔物
生息地:金壺の地下道
属性:土
弱点:打撃、風属性
素材:成金の壺、属性結晶(小)、魔石(中)、宝石
状態:《惑い》
……本当に狂いかけている……。幸いなのは、いつかの野盗の頭目と違い、まだ決定的に手遅れな状態では無さそうなことだ。
「そうなんや、先の萌芽祭で欲をかいて色んなもんを取り込んでしもてなぁ。力も増してワイらだけでは吐き出させることも出来んようになってしもうたし、こうやって封印して進行を抑えるので精一杯やったんや」
「狂いかけたのは比較的最近なんだな」
『魔物化はもっと前からであろう』
「それは……ワイが持ち運ぶんが面倒くさくなって勝手に回収したり自分で身を守れるようになればええなぁ~思って魔物化させたんや」
『はぁ、呆れて物も言えん。仮にもお主の存在の源を魔物化させるなど』
「そんなことして大丈夫なのか?」
シルヴァの言い方だと、体の一部のような物のような印象を抱くが……。
ずっと威勢の良かった赤服のレプラコーンの表情に影が差す。
「まぁ、純粋な妖精とは言えなくなってしもたけどな……お陰様で我らの神がいなくなっても生きていけるだけの体と力は手に入ったわ」
『……お主も苦労していたようであるな』
「……はんっ、同情するならアレを何とかしてくれや!」
〈【緊急クエスト:ゴールデングラトニーポッドを鎮めろ!】が発生しました。受注しますか?〉
「わっ、何か緊急クエスト?みたいなの出て来たー」
「……何か崩壊とか書いてあんだけど?」
【緊急クエスト】
ゴールデングラトニーポッドを鎮めて、金壺の地下道崩壊を食い止めよう。
依頼者:古き妖精レプラコーン
期限:3時間
報酬:金庫番の三つ葉壺
※期限を過ぎた場合、クエスト失敗となります。
※クエストを失敗した場合、金壺の地下道が崩壊します。
※このクエストは再挑戦出来ません。
……失敗すると、ダンジョンが崩壊してしかも再挑戦が出来ないらしい。
……そんな切羽詰まった状況とは聞いてないが?
────────────
次話更新は11月16日(土)予定です。
2,245
あなたにおすすめの小説
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!
ゆるり
ファンタジー
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です)
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様でも公開しております。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる