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本編
152:続・勝手に動きすぎる
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僕達以外のシーンにも注目してみると、バラムだけでなくサーリハと愛馬のリヤーフや、ユヌの傭兵達もフィーチャーされていた。
「……よく見るとゾーイやレディ・ブルイヤール、あとこれは……ジェフ?がチラ見えしているな……」
顔が分からないような入れ方になっているが、知っている者が見れば、誰なのか一目瞭然だった。勿論、僕が会ったことがない人物もおり、そちらは誰なのか全く分からない。
今後出会うことがあるのだろうか?と、考えるとそれなりにワクワクしてくる。
『クハハッ! この魔導ゴーレムとやらは実に面白いな!』
シルヴァはドゥトワで暴徒化したプレイヤーを薙ぎ倒す魔導ゴーレムのシーンが気に入ったらしい。……町の魔導ゴーレム達はこんな感じで動くのか……怖いと思っていたペリカンくんが可愛く思えてくるな……。
『あの魔導ゴーレムを我のダンジョンにも取り入れてみるのも……』
「魔導ゴーレムまで取り入れるのか……?」
『いや、まだ検討中である。我にも“イメージ”というものがあるのでな!』
「そうか」
魔導ゴーレムまで取り入れたら、少し不気味なテーマパーク化しないか……? と思ったが、意外と慎重に検討しているらしい。しかも、しっかり自分のイメージも意識しているようだ。……今更だが、本当に気が遠くなるほどの時を封印されていた適応力とは思えないな。
他にもスローライフ編などは、アルスト世界の農業や養殖業などの様子が見れて、僕的には一番興味深かった。
「まぁ、PV鑑賞はこんなところか」
『うむ! 中々面白かったである! 夢の見せ方にも使えそうであるな!』
シルヴァに請われて何回も再生することになったので、色々得るものがあったようで良かった。バラムは早々に興味をなくして装備の手入れをしている。
「あとは僕に来ているメールだが……」
届いたメールは運営からで、昨日問い合わせた、シルヴァのダンジョン収入的な経験値の一部を僕も受け取ることに問題は無いのか、についての回答だった。
結論としては、問題ないとのことだった。
……うぅん、本当に?
何度読み返しても問題ないと書いてある。このゲーム内で出来ることは基本的には『仕様』とのことだった。……本当に?
過去に配信を通して僕の《解析》や今思えば《編纂》が通ってしまったのが、不具合として修正されたことがあるので、不安が拭えない。
まぁ……いつ修正されても驚かない、という心算でいよう。
さて、これで一通り確認すべきものは片付いたので、今日は何をしようか?
『主殿、主殿。あの黒い壺を使ってみてはどうであるか? 気になって仕方ないである!』
「あれか……」
『黒い壺』とは、ジャルグのダンジョンでなんやかんやあって手に入れた『底根の四つ葉壺』のことだろう。……なんとなく嫌な予感がして敢えてこのままインベントリの肥やしにならないかと思っていたのだが、見逃してくれないらしい。
仕方がないので、とりあえずインベントリから『底根の四つ葉壺』を取り出してみる。相変わらず、片手でも余裕をもっておさまるサイズの黒い壺だ。表面には碧色の宝石が控えめに4つ埋め込まれている。名前的に『四つ葉』を表しているのだろうか。
「使うにしても《格納記録》が何も無いから今は使えないな」
『ならば何か《格納記録》とやらをしてみるである!』
「……」
そのまま使えないからまた今度、とは持っていけなかった。これは《底根変換》まで実演しないと納得してくれそうにない。
「とは言っても何を格納すれば……」
何かあるかとインベントリの中を確認するが……ロクな物が無い。まず『秘文字の破片』は論外だし「ダメ、絶対。」感の強い粉も避けたい。その他は……『霧惑のダチュラ』の花束しかない。これも“ダメ感”は粉と大差ないだろう。
こんなときに限って、ポーションと携帯食料を切らしてしまっていた。アイテム持ち込みOKなのかどうか分からないが、イベントまでに補充しておかなければ。
とりあえず今は。
「バラム……すまないが、少しポーションとか携帯食料を分けてくれないだろうか?」
「……ほらよ」
「助かる」
一応、僕達のやりとりに耳を傾けていたのか、僕が無難な消費アイテムの融通を頼むと、すぐにインベントリ同士でやりとり出来る機能で渡してくれた。
「とりあえずここに《格納記録》したい物を入れればいいのか? どう見ても壺の方が小さくて入りそうに無いが……うわっ」
どうやって壺よりも大きいアイテムを入れれば? と、とりあえず壺に近づけてみると、壺から何かが飛び出してきて、僕の手からポーションを奪って壺の中に引き込んでしまった。
「…………今のは《底根の根》のようなものだろうか?」
『我にはそう見えたであるが……。クククッ、やはり面白そうな壺であるな!』
シルヴァにも壺から出て来たものは僕の《底根の根》に見えたらしい。……僕が操るものよりもかなり俊敏でちょっと怖かったんだが……。
『主殿、壺の状態はどうなったである?』
「あ、ああ……《格納記録》に『ライフポーション』が追加されているな」
今ので無事記録されたらしい。《格納記録》の説明にあった通り、登録に使われたアイテムはロストしてしまうようだった。
このままでは、ただ徒にアイテムをロストしただけだが、この壺にはもう一つ出来ることがある。
「最後に《底根変換》か」
『底根族の根と引き換えに、記録した物を生成する』とあるので、とりあえず《底根の根》を発動してその場でウネウネさせておく。
「ここからどうすれば……なるほど」
根を発動させると、壺から新たなウィンドウが現れ、記録したアイテムを生成する為に必要な根の分量が表示された。生成数を指定することもこのウィンドウで出来、数が増えればその分必要な根も増えていくようだ。
「じゃあ、とりあえずポーション1個分で……」
ウィンドウで選択すると、僕の根が“自動”で動きだし、何やら壺を変異させてしまった時のように根の先端がポロッと取れて壺の中へと吸い込まれていく。
……あの時と違い、物凄く僅かな塊だったが、これがポーション1個分のコストということなのだろうか。
そう考えている間にも壺がガタガタと揺れ、いつぞやに見えた星雲のような色や光が絶えず変化し続ける煙が溢れてくる。
やがて、その煙が巻き戻しのように壺の中へ勢いよく吸収されていったかと思うと────ボフンッと弾け、壺の前にポーションがひとつ、現れていた。
『おお! これが《底根変換》であるか! 興味深いであるなぁ! これは、我や金庫番のダンジョンに生えた根も使えるであるか?』
「ふぅむ……確かに、あれも『底根族の根』に該当するなら可能性はあるが……現時点では分からないな」
『ならば試すである! 我と彼奴のダンジョンから根を採取してくるであるからしばし待たれよ!』
言うなり、速すぎて黒い風にしか見えない残像となってシルヴァは宿の窓から飛び出していってしまった。
「……ダンジョンに残してった根でも出来たら、その壺とお前が狙われるか?」
バラムが眉間に皺を寄せながら呟く。
「うーん……この壺の能力を知られたらそうなるかもしれないが……この壺は僕以外が使うと拒否反応を示すようだし……あとは僕に言うことを聞かせる、とかだが……」
うぅん……まぁ、例えばユヌの住民とかを盾にされると言うことを聞いてしまいそうだが、なんとなくユヌは始まりの町という初心者向けの弱い町に見えて実は、住民は精鋭揃いな気がするのであまり心配はいらないように思える。
「まぁ、そうだな。壺の能力を知られないことが一番良さそうだ」
「そうか」
バラムもその方針で納得したのか、幾分表情を緩める。
その後、シルヴァが戻ってくるのを待つ間に、なんとなく手にした携帯食料もそこそこ距離があったのに壺の根に奪われてしまった。
…………アイテム枠のはずなのに自我が強い気がするのは気のせい……ではないのだろう。
「……よく見るとゾーイやレディ・ブルイヤール、あとこれは……ジェフ?がチラ見えしているな……」
顔が分からないような入れ方になっているが、知っている者が見れば、誰なのか一目瞭然だった。勿論、僕が会ったことがない人物もおり、そちらは誰なのか全く分からない。
今後出会うことがあるのだろうか?と、考えるとそれなりにワクワクしてくる。
『クハハッ! この魔導ゴーレムとやらは実に面白いな!』
シルヴァはドゥトワで暴徒化したプレイヤーを薙ぎ倒す魔導ゴーレムのシーンが気に入ったらしい。……町の魔導ゴーレム達はこんな感じで動くのか……怖いと思っていたペリカンくんが可愛く思えてくるな……。
『あの魔導ゴーレムを我のダンジョンにも取り入れてみるのも……』
「魔導ゴーレムまで取り入れるのか……?」
『いや、まだ検討中である。我にも“イメージ”というものがあるのでな!』
「そうか」
魔導ゴーレムまで取り入れたら、少し不気味なテーマパーク化しないか……? と思ったが、意外と慎重に検討しているらしい。しかも、しっかり自分のイメージも意識しているようだ。……今更だが、本当に気が遠くなるほどの時を封印されていた適応力とは思えないな。
他にもスローライフ編などは、アルスト世界の農業や養殖業などの様子が見れて、僕的には一番興味深かった。
「まぁ、PV鑑賞はこんなところか」
『うむ! 中々面白かったである! 夢の見せ方にも使えそうであるな!』
シルヴァに請われて何回も再生することになったので、色々得るものがあったようで良かった。バラムは早々に興味をなくして装備の手入れをしている。
「あとは僕に来ているメールだが……」
届いたメールは運営からで、昨日問い合わせた、シルヴァのダンジョン収入的な経験値の一部を僕も受け取ることに問題は無いのか、についての回答だった。
結論としては、問題ないとのことだった。
……うぅん、本当に?
何度読み返しても問題ないと書いてある。このゲーム内で出来ることは基本的には『仕様』とのことだった。……本当に?
過去に配信を通して僕の《解析》や今思えば《編纂》が通ってしまったのが、不具合として修正されたことがあるので、不安が拭えない。
まぁ……いつ修正されても驚かない、という心算でいよう。
さて、これで一通り確認すべきものは片付いたので、今日は何をしようか?
『主殿、主殿。あの黒い壺を使ってみてはどうであるか? 気になって仕方ないである!』
「あれか……」
『黒い壺』とは、ジャルグのダンジョンでなんやかんやあって手に入れた『底根の四つ葉壺』のことだろう。……なんとなく嫌な予感がして敢えてこのままインベントリの肥やしにならないかと思っていたのだが、見逃してくれないらしい。
仕方がないので、とりあえずインベントリから『底根の四つ葉壺』を取り出してみる。相変わらず、片手でも余裕をもっておさまるサイズの黒い壺だ。表面には碧色の宝石が控えめに4つ埋め込まれている。名前的に『四つ葉』を表しているのだろうか。
「使うにしても《格納記録》が何も無いから今は使えないな」
『ならば何か《格納記録》とやらをしてみるである!』
「……」
そのまま使えないからまた今度、とは持っていけなかった。これは《底根変換》まで実演しないと納得してくれそうにない。
「とは言っても何を格納すれば……」
何かあるかとインベントリの中を確認するが……ロクな物が無い。まず『秘文字の破片』は論外だし「ダメ、絶対。」感の強い粉も避けたい。その他は……『霧惑のダチュラ』の花束しかない。これも“ダメ感”は粉と大差ないだろう。
こんなときに限って、ポーションと携帯食料を切らしてしまっていた。アイテム持ち込みOKなのかどうか分からないが、イベントまでに補充しておかなければ。
とりあえず今は。
「バラム……すまないが、少しポーションとか携帯食料を分けてくれないだろうか?」
「……ほらよ」
「助かる」
一応、僕達のやりとりに耳を傾けていたのか、僕が無難な消費アイテムの融通を頼むと、すぐにインベントリ同士でやりとり出来る機能で渡してくれた。
「とりあえずここに《格納記録》したい物を入れればいいのか? どう見ても壺の方が小さくて入りそうに無いが……うわっ」
どうやって壺よりも大きいアイテムを入れれば? と、とりあえず壺に近づけてみると、壺から何かが飛び出してきて、僕の手からポーションを奪って壺の中に引き込んでしまった。
「…………今のは《底根の根》のようなものだろうか?」
『我にはそう見えたであるが……。クククッ、やはり面白そうな壺であるな!』
シルヴァにも壺から出て来たものは僕の《底根の根》に見えたらしい。……僕が操るものよりもかなり俊敏でちょっと怖かったんだが……。
『主殿、壺の状態はどうなったである?』
「あ、ああ……《格納記録》に『ライフポーション』が追加されているな」
今ので無事記録されたらしい。《格納記録》の説明にあった通り、登録に使われたアイテムはロストしてしまうようだった。
このままでは、ただ徒にアイテムをロストしただけだが、この壺にはもう一つ出来ることがある。
「最後に《底根変換》か」
『底根族の根と引き換えに、記録した物を生成する』とあるので、とりあえず《底根の根》を発動してその場でウネウネさせておく。
「ここからどうすれば……なるほど」
根を発動させると、壺から新たなウィンドウが現れ、記録したアイテムを生成する為に必要な根の分量が表示された。生成数を指定することもこのウィンドウで出来、数が増えればその分必要な根も増えていくようだ。
「じゃあ、とりあえずポーション1個分で……」
ウィンドウで選択すると、僕の根が“自動”で動きだし、何やら壺を変異させてしまった時のように根の先端がポロッと取れて壺の中へと吸い込まれていく。
……あの時と違い、物凄く僅かな塊だったが、これがポーション1個分のコストということなのだろうか。
そう考えている間にも壺がガタガタと揺れ、いつぞやに見えた星雲のような色や光が絶えず変化し続ける煙が溢れてくる。
やがて、その煙が巻き戻しのように壺の中へ勢いよく吸収されていったかと思うと────ボフンッと弾け、壺の前にポーションがひとつ、現れていた。
『おお! これが《底根変換》であるか! 興味深いであるなぁ! これは、我や金庫番のダンジョンに生えた根も使えるであるか?』
「ふぅむ……確かに、あれも『底根族の根』に該当するなら可能性はあるが……現時点では分からないな」
『ならば試すである! 我と彼奴のダンジョンから根を採取してくるであるからしばし待たれよ!』
言うなり、速すぎて黒い風にしか見えない残像となってシルヴァは宿の窓から飛び出していってしまった。
「……ダンジョンに残してった根でも出来たら、その壺とお前が狙われるか?」
バラムが眉間に皺を寄せながら呟く。
「うーん……この壺の能力を知られたらそうなるかもしれないが……この壺は僕以外が使うと拒否反応を示すようだし……あとは僕に言うことを聞かせる、とかだが……」
うぅん……まぁ、例えばユヌの住民とかを盾にされると言うことを聞いてしまいそうだが、なんとなくユヌは始まりの町という初心者向けの弱い町に見えて実は、住民は精鋭揃いな気がするのであまり心配はいらないように思える。
「まぁ、そうだな。壺の能力を知られないことが一番良さそうだ」
「そうか」
バラムもその方針で納得したのか、幾分表情を緩める。
その後、シルヴァが戻ってくるのを待つ間に、なんとなく手にした携帯食料もそこそこ距離があったのに壺の根に奪われてしまった。
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