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幼なじみ
第6話
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「遅いんだよ」
晃司の前でも真司はやはり、戸惑いは隠せなかった。
「ごめん、もう待っててくれなくていいから」
「どうしたんだよ、おまえ顔色……」
「もう一緒に帰らない!!」
「真司?!」
駆けて行く真司を、晃司は驚きのあまり追うことができなかった。
「おい真司! どうしたんだよ昨日……」
翌朝、真司の姿を見つけた晃司は、急いで走り寄って話し掛けたが、真司は答えようとはしない。それどころか、晃司のほうを見ようともしないのだ。
「おい!」
晃司の語勢が明らかに変わったことに真司は少し焦ったが、なおも晃司を見ようとはしない。
「……俺何かまたおまえ傷つけた?」
晃司は心配そうに真司を覗きこむ。ソウジャナイ、真司は心の中で叫んだ。と 同時に涙があふれた。
「し、真司っ……あっもしかして、彼女できたとか? それで俺とは一緒に帰れねーと……」
「そうじゃないけど……」
「違うのか? ……もー泣くなって、みんな見てるだろ。相変わらず泣き虫なん」
そういいながら真司の涙を拭いてやろうとすると、
「やめて……!」
真司は晃司の手を振り払った。取り返しがつかないほどの、悲しい強さで。
「……・・」
晃司は何も言わず、歩いていった。
少し呆れたような、見たことの無い物を見 るような視線を真司に投げて。
それ以来二人はいっしょに行動することがなくなった。周りの生徒たちは、晃司が真司の好きな女を横取りしたからだ、など、真相も知らず好きな事を言っては面白がった。
晃司の前でも真司はやはり、戸惑いは隠せなかった。
「ごめん、もう待っててくれなくていいから」
「どうしたんだよ、おまえ顔色……」
「もう一緒に帰らない!!」
「真司?!」
駆けて行く真司を、晃司は驚きのあまり追うことができなかった。
「おい真司! どうしたんだよ昨日……」
翌朝、真司の姿を見つけた晃司は、急いで走り寄って話し掛けたが、真司は答えようとはしない。それどころか、晃司のほうを見ようともしないのだ。
「おい!」
晃司の語勢が明らかに変わったことに真司は少し焦ったが、なおも晃司を見ようとはしない。
「……俺何かまたおまえ傷つけた?」
晃司は心配そうに真司を覗きこむ。ソウジャナイ、真司は心の中で叫んだ。と 同時に涙があふれた。
「し、真司っ……あっもしかして、彼女できたとか? それで俺とは一緒に帰れねーと……」
「そうじゃないけど……」
「違うのか? ……もー泣くなって、みんな見てるだろ。相変わらず泣き虫なん」
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「やめて……!」
真司は晃司の手を振り払った。取り返しがつかないほどの、悲しい強さで。
「……・・」
晃司は何も言わず、歩いていった。
少し呆れたような、見たことの無い物を見 るような視線を真司に投げて。
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2024.05.14
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よろしくお願いします。
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