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第1話 うーん…面倒だ
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第1話 うーん…面倒だ
勇者が選ばれた理由は、魔王が世界を襲っているからだ。
強くて怖い魔王――のはずだが、実はめんどくさがり屋で、城ではだらだらしてばかり。
そんな魔王の仕事を手伝うのが、冷静な秘書である。
──とある王国の聖なる鏡がピカリと光った。
すると、一人の青年を勇者としてピックアップ!
こうして、勇者が誕生したのだった。
遠くの暗黒の城では、玉座にドーンと座る魔王が、めんどくさそうにあくびをする。
「…ん?なんだ、この気配…?」
魔王は眉をひそめた。
冷静な秘書が水晶玉を片手に報告する。
「まおう様! 聖なる鏡が、この青年を勇者として認めました!」
魔王は秘書と一緒に水晶玉を覗き、勇者の姿をチラリ。
「あれ…昔の文献(ぶんけん)に載ってる勇者って、どんな人物だっけ…?」
魔王の記憶はもうふわふわで、まったく思い出せない。
秘書は腕を組んでため息をつき、魔王をにらむ。
「まおう様! また忘れてるんですか! この勇者、討伐(とうばつ)に来るかもしれませんよ!」
魔王は肩をすくめ、ぐーっと伸びをしながらボソリ。
「うーん…めんどくさいなぁ…」
秘書の眉がピクッと跳ねる。
「めんどくさいとか言ってる場合じゃありません! さあ、今すぐ魔物を派遣してください!」
魔王はしぶしぶ立ち上がり、ゴブリンに命令を出した。
ゴブリンたちはキャッキャと喜びながら、草原へ飛び出す。
勇者は王国中が祝福ムードに包まれる中、にこにこ顔で剣を握り、元気に叫びながら城の外へ歩き出す。
「魔王を倒すぞー!」
城門を出て少し歩くと、待ち構えていたゴブリンたちが草原ににょきっと姿を現した。
魔王は水晶玉を覗き、秘書といっしょに戦況を見守る。
ゴブリンたちは一斉に突進し、勇者のまわりをぐるぐる取り囲む。
勇者は剣をフリフリするけれど、空振りばかりでちょっと頼りない。
その隙を狙ってゴブリンがジャンプ!
拳や棍棒がヒュンと飛び、勇者はドカンと地面に倒れてしまった。
魔王は拍手して、にっこり満足顔。
「ふー、よし、終わったな…」
でも秘書は眉をひそめ、ちょっと不安げにつぶやく。
(まおう様…私は何か胸騒ぎがしますよ…)
その不穏(ふおん)な感じが、まおう様のめんどくさい日々の始まりだった。
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すると、一人の青年を勇者としてピックアップ!
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魔王は眉をひそめた。
冷静な秘書が水晶玉を片手に報告する。
「まおう様! 聖なる鏡が、この青年を勇者として認めました!」
魔王は秘書と一緒に水晶玉を覗き、勇者の姿をチラリ。
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魔王の記憶はもうふわふわで、まったく思い出せない。
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「うーん…めんどくさいなぁ…」
秘書の眉がピクッと跳ねる。
「めんどくさいとか言ってる場合じゃありません! さあ、今すぐ魔物を派遣してください!」
魔王はしぶしぶ立ち上がり、ゴブリンに命令を出した。
ゴブリンたちはキャッキャと喜びながら、草原へ飛び出す。
勇者は王国中が祝福ムードに包まれる中、にこにこ顔で剣を握り、元気に叫びながら城の外へ歩き出す。
「魔王を倒すぞー!」
城門を出て少し歩くと、待ち構えていたゴブリンたちが草原ににょきっと姿を現した。
魔王は水晶玉を覗き、秘書といっしょに戦況を見守る。
ゴブリンたちは一斉に突進し、勇者のまわりをぐるぐる取り囲む。
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その隙を狙ってゴブリンがジャンプ!
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「ふー、よし、終わったな…」
でも秘書は眉をひそめ、ちょっと不安げにつぶやく。
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