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_妹。
私とは違い、親からの寵愛を受けて育った。
......そして、妹は私を下に見るようになり...。

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「お姉ちゃん!!
わたし、お姉ちゃんの婚約者...貰ってもいいかしら?」

私は少し、思考が停止した。
......でも、変わってないわね。今も昔も、我儘。
...久しぶりに妹と会い、少しは大人になったかと思えば......。

「...それは、私の婚約者に伝えたんですか?」

「伝えてないわよ?
......でも、お姉さまには勿体ないほどの美形ね!! 私の方が彼に相応しいわよ?」

...そうですね、どちらも、死ぬほど我儘で...お似合いかもしれないですね。

......私の婚約者は、実はとても性格が悪いのです。
気に入らなかったら、すぐに物や人にあたります。


「...いいですよ、貴方に...お譲りします。」

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あの後、私と彼は婚約破棄をしました。
妹に婚約破棄したことを伝えると、ウキウキで色仕掛けしたそうです。
...我ながら、こんな妹と血が繋がってるなんて...考えたくもないですね。

そうして、彼と妹は、婚約しました。

...ですが、お互いに我儘な性格なので、1カ月もせずに破局してしまったそうです。
まぁ、自業自得ですね。
妹には、少し痛い目を見てもらいたかったので...これくらいはいいですよね?

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お姉様のお下がりはもう結構です。

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