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転校生
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「学園、随分と大きいわね…
えっーと、ここが私の教室のようですわ」
と教室に入ると
「あ、メリッサ様!御機嫌よう!」
(全員名札…を付けているはずだから…)
「えっーと、…アカネ様、御機嫌よう。」
「くぅ~!今日もメリッサ様、麗しいですわ~!」
としているうちに先生が入ってきた。
「あれ~?先生、今日は早いですね~?」
「え~今日は、転校生が来ました!イェーイ!!
んじゃ、入って入って~!!」
(先生テンション高いですわ…)
そうすると転校生が入ってきた。
女子たちの中で歓声が沸き上がった。
「うわぁぁぁ!!イケメンですわぁ!!!」
「はい、自己紹介!!してね?」
「わかりました。
名前は、カルロスと言います。」
(か…カルロス!!??って、あのカルロス様…?
なんでこの学校に…?偶然、ではない…のかな)
「僕は、そこにいるメリッサさんに会うためにこの学校に来ました。」
「は…!?」
(何故!?何で私に会うために来たのよ!?
…そして女子たちの視線が痛い…、、、)
すると
「あら~!アオハルってやつかしら?先生キュンキュンしちゃうわ!!」
女子たちの中で悲鳴が上がった。
(先生…!!余計な事言わないで…!!)
カルロスは首を傾げながら、
「あれ、何か誤解させることを言ったかもしれません。
僕は僕の主の為に、そして僕の為に、メリッサさんに会いに来ました。
皆さんも知っているでしょう?僕の主…レイ様が、追放されそうになっていることを。」
そうカルロスが言った瞬間に、女子たちはしらけた顔をした。
「な~んだ。」「いくらイケメンでも、そんな人とは関わりたくないわ。」「私に近づかないでくださいまし~」
などと、酷い言葉も私には聞こえてきた。
「んまぁ、とにかく、席は……メリッサちゃんの隣の席に座ってくれる?」
(先生~~~!!!余計な事しかしないわね本当に…)
「勿論です。」
(カルロスもカルロスね…)
「メリッサさん、放課後、屋上で少し話したいことがあります。
宜しくお願いします、」
その言葉にメリッサは何も話さず、ただ黙ってうなずいた。
(まぁ、あの感じだと十中八九レイ様の事でしょうね。)
~放課後~
放課後、メリッサが屋上に行くとカルロスはもう来ていたようだ。
「単刀直入に言います。
メリッサさん、僕に力を貸してください。
貴方と、ライモンド様がレイ様のために家を訪れたことは知っています。
…僕もレイ様を救いたいのです。あの方は国家侮辱罪で捕まるようなお方ではありません。
僕も出来ることは全てします。だから、どうか。お力を貸してください。」
(正直、レイ様の側近であったカルロスがそっちから接触してくるのは、怪しいともとれるけど…
この様子だと、嘘はついていないみたいね。
ライモンド様にはまだこの件は話せていないけれど、協力者が増えることは、作戦が立てやすいということでもある。)
「…わかりましたわ。協力しましょう。」
「…!!
ありがとうございま…」
「ですが私は完全に貴方を信じたわけではありません。
私達は利害が一致しただけです。それは、理解してもらえますでしょうか。」
「はい、この際なんでもいいです。
ありがとうございます。レイ様を、我が主の為に、全力を尽くします。」
「では、そういうことで。
明日、ライモンド様に、この事を伝えに行きましょう。」
「…はい!」
えっーと、ここが私の教室のようですわ」
と教室に入ると
「あ、メリッサ様!御機嫌よう!」
(全員名札…を付けているはずだから…)
「えっーと、…アカネ様、御機嫌よう。」
「くぅ~!今日もメリッサ様、麗しいですわ~!」
としているうちに先生が入ってきた。
「あれ~?先生、今日は早いですね~?」
「え~今日は、転校生が来ました!イェーイ!!
んじゃ、入って入って~!!」
(先生テンション高いですわ…)
そうすると転校生が入ってきた。
女子たちの中で歓声が沸き上がった。
「うわぁぁぁ!!イケメンですわぁ!!!」
「はい、自己紹介!!してね?」
「わかりました。
名前は、カルロスと言います。」
(か…カルロス!!??って、あのカルロス様…?
なんでこの学校に…?偶然、ではない…のかな)
「僕は、そこにいるメリッサさんに会うためにこの学校に来ました。」
「は…!?」
(何故!?何で私に会うために来たのよ!?
…そして女子たちの視線が痛い…、、、)
すると
「あら~!アオハルってやつかしら?先生キュンキュンしちゃうわ!!」
女子たちの中で悲鳴が上がった。
(先生…!!余計な事言わないで…!!)
カルロスは首を傾げながら、
「あれ、何か誤解させることを言ったかもしれません。
僕は僕の主の為に、そして僕の為に、メリッサさんに会いに来ました。
皆さんも知っているでしょう?僕の主…レイ様が、追放されそうになっていることを。」
そうカルロスが言った瞬間に、女子たちはしらけた顔をした。
「な~んだ。」「いくらイケメンでも、そんな人とは関わりたくないわ。」「私に近づかないでくださいまし~」
などと、酷い言葉も私には聞こえてきた。
「んまぁ、とにかく、席は……メリッサちゃんの隣の席に座ってくれる?」
(先生~~~!!!余計な事しかしないわね本当に…)
「勿論です。」
(カルロスもカルロスね…)
「メリッサさん、放課後、屋上で少し話したいことがあります。
宜しくお願いします、」
その言葉にメリッサは何も話さず、ただ黙ってうなずいた。
(まぁ、あの感じだと十中八九レイ様の事でしょうね。)
~放課後~
放課後、メリッサが屋上に行くとカルロスはもう来ていたようだ。
「単刀直入に言います。
メリッサさん、僕に力を貸してください。
貴方と、ライモンド様がレイ様のために家を訪れたことは知っています。
…僕もレイ様を救いたいのです。あの方は国家侮辱罪で捕まるようなお方ではありません。
僕も出来ることは全てします。だから、どうか。お力を貸してください。」
(正直、レイ様の側近であったカルロスがそっちから接触してくるのは、怪しいともとれるけど…
この様子だと、嘘はついていないみたいね。
ライモンド様にはまだこの件は話せていないけれど、協力者が増えることは、作戦が立てやすいということでもある。)
「…わかりましたわ。協力しましょう。」
「…!!
ありがとうございま…」
「ですが私は完全に貴方を信じたわけではありません。
私達は利害が一致しただけです。それは、理解してもらえますでしょうか。」
「はい、この際なんでもいいです。
ありがとうございます。レイ様を、我が主の為に、全力を尽くします。」
「では、そういうことで。
明日、ライモンド様に、この事を伝えに行きましょう。」
「…はい!」
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