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プロローグ
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ある争いの中で5人の騎士達は神々に与えられし聖なる武器を持って戦いの最中に魔の力を持つ魔族達を魔界へと押し返す事に成功した。その魔族達の持つ負の力に魅入られてしまった国々は一路滅亡の道を歩む事になる。
だが、5人の騎士達が所属する国はその争いが終わったとしても希望を担う国として繁栄を続けており、そして今の時代に至るまでの間に一度も闇に染まる事の無かった。その国の名は「ティクス国」、神々の愛が生み出した国……そう大陸中の人々は呼んでいる。
ティクス国は建国以来から擁している騎士団が存在している。聖騎士を団長にして国の守りもそうであるが、周辺国への守護も兼ねている最強の聖騎士団である。
その聖騎士団も既に570年の長さを誇る古き騎士団としてティクス国では国民からの支持も高い騎士団として認識されている。その聖騎士団を率いてきたある団長はある事を考えていた……自分の後釜になり得る男の存在をどう探すかという事にここ数年間は悩んでいるのであった。
「やはり、並大抵の人物では勤まらないだろうな……」
「そうでございますね。この聖騎士団の長でもある団長を務めるとなると相当の実力と人望が必要でございますし、何よりその身に神々の祝福を受けねばなりません。神々が愛する者を探し出すのは容易ではございませんぞ」
「ロゼット様、やはり市民から募ると方法は取れませんか?」
「そうですよ。市民の中にも神々に愛されし者はいるかも知れませんし、何よりこのティクス国の者達は神々への愛を忘れている者はおりますまい」
「だがよ、実力も備わっていないと下の騎士達には従われないんだろう? ロゼットの後釜だって肩書だけじゃ団はまとまらないんじゃねぇか?」
「こうなってくると……マリージュに神託を聞く方が一番の解決法にも思えてくるな」
茶色の短い髪をガシガシ搔きまくる男性、歴代のティクス国第65代目聖騎士団団長のロゼットは自分の後釜に添えれるだけの人材に飢えていた。それもその筈である、ロゼットはこの後に控えている昇華の儀式と呼ばれる儀式を経たら団長では無くなり騎士団を纏める事は出来ない状況が迫っているのであった。
ロゼットの周囲を囲む部下である魔法使い、親衛騎士2名、部下の男達も迫りつつある儀式に焦りを覚えていたがそこに国王であるケンベルトからロゼットに使者が送られてきた。使者が持ってきた手紙にはロゼット達には朗報であったが素直に喜べる理由は国王の手紙の最後に書かれている一文にあった。
『聖騎士団団長ロゼットに綴る。この度、昇華の儀式を控えておりその後の聖騎士団をまとめ上げれるだけの人材を確保出来てない事は国王としても心が痛む。そこでではあるが私の古い友人を推挙する。この者と一度剣を交えて人物を確かめるといいだろう。貴殿の観察眼で私の友人を見極めてもらいたい。あぁ、これは余談ではあるが……私の友人は貴殿に引きを取らぬ騎士に相応しい器の持ち主だと私が保証しよう。それでは貴殿の来訪を待つ』
「これはこれは……神の巡り合わせかと思えますな」
「でも、こんな時期に国王陛下のご友人を推挙……少し偶然が過ぎる気もしますが」
「けど、これで実力もあれば問題はないんだろう? ロゼットが後釜にって出来るなら俺達があとは支えて行けばいいだけの話だ」
「そうじゃな。俺達が後釜の人間を支えて行けば問題はないじゃろうな。まずはロゼット様のお眼鏡に叶うか? それに尽きる」
部下の男と親衛騎士の1人がそう告げて早く行こうとロゼットを急かす。他の2名もやれやれといった風に王の元に行く事に同意する。
ロゼットは手紙を再度読み直す。最後に書かれていた騎士に相応しい器の持ち主がこのタイミングで出て来るのはやはり自分が神々に愛されているからだろうか? と考えて4人を連れて王の間へと向かう。
王の間ではロゼット達の来訪が伝えられてそこにいたケンベルト国王と、友人である男性はお互いに頷きながらロゼット達を出迎える。ロゼットと4人が入ってまず真っ先に国王に礼儀を果たす。
「国王陛下、聖騎士団団長ロゼット参りました」
「よくぞ参った。まずはかの者を紹介するべきだろう。よいか?」
「はい、そちらの御仁かとお見受け致しますが」
「初めまして。俺はこのティクス国生まれではありますが没落した貴族の者です。名をランスロット、家の名はエルンシアと申します」
「エルンシア……? もしかして、かのティクス国建国時に神々の与えし聖なる武器である「アルボリス」を守護していた一族ではありませんか?」
「ほぅ、ローレンスはそこら辺まで詳しいか。そう、ランスロットの生家はアルボリスの守護家としてこのティクス国を支えていた名家だ。事情があって今は没落しているが未だに神々から愛されている一族でもある。ロゼットよ、このランスロットに剣を交えてみぬか?」
「……その必要がありますのであれば。私も自分の後を継ぐ者としては実力者を望みます故」
「俺も聖騎士団長であられるロゼット様の剣を受けてみたい。お手合わせを願います」
ランスロットと名乗った青年はシルバーのロングヘアをしており、瞳はゴールド。見目麗しい美丈夫に見えているが剣の腕前はどの様に持ち合わせているのかをロゼットは興味を掻き立てられていた。
そして、ロゼットは腰から剣を引き抜きランスロットに向ける。ランスロットも同じ様に剣を引き抜いてロゼットに向けてお互いの剣先を向け合って構える。
少しの間の沈黙を過ごしてお互いの息が噛み合った瞬間、一瞬の交じり合う時に剣がぶつかり合って火花を散らす。それと同時にお互いの身体が近寄りそして瞳と瞳による視線がぶつかり合った。
「やりますね」
「はは、貴殿も中々やられる。この剣を受けても怯まないとはかなり手練れているご様子」
「俺は旅の中で磨いただけの剣技。貴方の様な真っ直ぐな剣ではありませんよ」
「ふむ、その剣に迷いは見られない……それではこれは如何かな?」
「!」
ロゼットが繰り出す剣技にランスロットはすぐに反応して剣を構え治す。その攻防一体の試合にその場にいた者達全員が魅了されてしまう。
2人の試合は暫く続き終わりを迎えたのはケンベルト国王の言葉で終わりを見せる。2人の剣が鞘に戻るとケンベルト国王がロゼットに声を掛けて反応を伺う。
「どうであったロゼットよ?」
「迷いのない剣に込められた気持ちはしっかり受けます。間違いない、ランスロット殿ならば後を受け継げるだけの器をお持ちだろうと実感致しました」
「ありがとうございます。団長様のお言葉は嬉しく思いますね」
「あとは人望と言う所か」
「その点に関しては、団長就任の際に儀式を行いそこで実力を見せれば問題はないかと思います。彼の実力ならばすぐに騎士達も虜になりますでしょう」
「陛下、ロゼット様のお言葉に補足するのであれば……パレードの際に市民にもその儀式を拝見出来る様にして差し上げれば後々の問題も多少なりとも解消出来るかと思われます」
魔法使いローレンスの言葉にケンベルト国王も同意する。そして、ランスロットが正式に聖騎士団団長の団長に着任する事になる事を知らせる内容がすぐにティクス国全体に行き渡り、そして、騎士団の内部にも知らされた。
パレードのメインは現騎士団長であるロゼットの昇華の儀式と、新しい騎士団長になるランスロットによる実力選抜試合である。これを見たさに市民や下位の騎士団の騎士達もこぞってコロッセオに集まってくる。
そして、運命の日が幕を開くのであった――――。
だが、5人の騎士達が所属する国はその争いが終わったとしても希望を担う国として繁栄を続けており、そして今の時代に至るまでの間に一度も闇に染まる事の無かった。その国の名は「ティクス国」、神々の愛が生み出した国……そう大陸中の人々は呼んでいる。
ティクス国は建国以来から擁している騎士団が存在している。聖騎士を団長にして国の守りもそうであるが、周辺国への守護も兼ねている最強の聖騎士団である。
その聖騎士団も既に570年の長さを誇る古き騎士団としてティクス国では国民からの支持も高い騎士団として認識されている。その聖騎士団を率いてきたある団長はある事を考えていた……自分の後釜になり得る男の存在をどう探すかという事にここ数年間は悩んでいるのであった。
「やはり、並大抵の人物では勤まらないだろうな……」
「そうでございますね。この聖騎士団の長でもある団長を務めるとなると相当の実力と人望が必要でございますし、何よりその身に神々の祝福を受けねばなりません。神々が愛する者を探し出すのは容易ではございませんぞ」
「ロゼット様、やはり市民から募ると方法は取れませんか?」
「そうですよ。市民の中にも神々に愛されし者はいるかも知れませんし、何よりこのティクス国の者達は神々への愛を忘れている者はおりますまい」
「だがよ、実力も備わっていないと下の騎士達には従われないんだろう? ロゼットの後釜だって肩書だけじゃ団はまとまらないんじゃねぇか?」
「こうなってくると……マリージュに神託を聞く方が一番の解決法にも思えてくるな」
茶色の短い髪をガシガシ搔きまくる男性、歴代のティクス国第65代目聖騎士団団長のロゼットは自分の後釜に添えれるだけの人材に飢えていた。それもその筈である、ロゼットはこの後に控えている昇華の儀式と呼ばれる儀式を経たら団長では無くなり騎士団を纏める事は出来ない状況が迫っているのであった。
ロゼットの周囲を囲む部下である魔法使い、親衛騎士2名、部下の男達も迫りつつある儀式に焦りを覚えていたがそこに国王であるケンベルトからロゼットに使者が送られてきた。使者が持ってきた手紙にはロゼット達には朗報であったが素直に喜べる理由は国王の手紙の最後に書かれている一文にあった。
『聖騎士団団長ロゼットに綴る。この度、昇華の儀式を控えておりその後の聖騎士団をまとめ上げれるだけの人材を確保出来てない事は国王としても心が痛む。そこでではあるが私の古い友人を推挙する。この者と一度剣を交えて人物を確かめるといいだろう。貴殿の観察眼で私の友人を見極めてもらいたい。あぁ、これは余談ではあるが……私の友人は貴殿に引きを取らぬ騎士に相応しい器の持ち主だと私が保証しよう。それでは貴殿の来訪を待つ』
「これはこれは……神の巡り合わせかと思えますな」
「でも、こんな時期に国王陛下のご友人を推挙……少し偶然が過ぎる気もしますが」
「けど、これで実力もあれば問題はないんだろう? ロゼットが後釜にって出来るなら俺達があとは支えて行けばいいだけの話だ」
「そうじゃな。俺達が後釜の人間を支えて行けば問題はないじゃろうな。まずはロゼット様のお眼鏡に叶うか? それに尽きる」
部下の男と親衛騎士の1人がそう告げて早く行こうとロゼットを急かす。他の2名もやれやれといった風に王の元に行く事に同意する。
ロゼットは手紙を再度読み直す。最後に書かれていた騎士に相応しい器の持ち主がこのタイミングで出て来るのはやはり自分が神々に愛されているからだろうか? と考えて4人を連れて王の間へと向かう。
王の間ではロゼット達の来訪が伝えられてそこにいたケンベルト国王と、友人である男性はお互いに頷きながらロゼット達を出迎える。ロゼットと4人が入ってまず真っ先に国王に礼儀を果たす。
「国王陛下、聖騎士団団長ロゼット参りました」
「よくぞ参った。まずはかの者を紹介するべきだろう。よいか?」
「はい、そちらの御仁かとお見受け致しますが」
「初めまして。俺はこのティクス国生まれではありますが没落した貴族の者です。名をランスロット、家の名はエルンシアと申します」
「エルンシア……? もしかして、かのティクス国建国時に神々の与えし聖なる武器である「アルボリス」を守護していた一族ではありませんか?」
「ほぅ、ローレンスはそこら辺まで詳しいか。そう、ランスロットの生家はアルボリスの守護家としてこのティクス国を支えていた名家だ。事情があって今は没落しているが未だに神々から愛されている一族でもある。ロゼットよ、このランスロットに剣を交えてみぬか?」
「……その必要がありますのであれば。私も自分の後を継ぐ者としては実力者を望みます故」
「俺も聖騎士団長であられるロゼット様の剣を受けてみたい。お手合わせを願います」
ランスロットと名乗った青年はシルバーのロングヘアをしており、瞳はゴールド。見目麗しい美丈夫に見えているが剣の腕前はどの様に持ち合わせているのかをロゼットは興味を掻き立てられていた。
そして、ロゼットは腰から剣を引き抜きランスロットに向ける。ランスロットも同じ様に剣を引き抜いてロゼットに向けてお互いの剣先を向け合って構える。
少しの間の沈黙を過ごしてお互いの息が噛み合った瞬間、一瞬の交じり合う時に剣がぶつかり合って火花を散らす。それと同時にお互いの身体が近寄りそして瞳と瞳による視線がぶつかり合った。
「やりますね」
「はは、貴殿も中々やられる。この剣を受けても怯まないとはかなり手練れているご様子」
「俺は旅の中で磨いただけの剣技。貴方の様な真っ直ぐな剣ではありませんよ」
「ふむ、その剣に迷いは見られない……それではこれは如何かな?」
「!」
ロゼットが繰り出す剣技にランスロットはすぐに反応して剣を構え治す。その攻防一体の試合にその場にいた者達全員が魅了されてしまう。
2人の試合は暫く続き終わりを迎えたのはケンベルト国王の言葉で終わりを見せる。2人の剣が鞘に戻るとケンベルト国王がロゼットに声を掛けて反応を伺う。
「どうであったロゼットよ?」
「迷いのない剣に込められた気持ちはしっかり受けます。間違いない、ランスロット殿ならば後を受け継げるだけの器をお持ちだろうと実感致しました」
「ありがとうございます。団長様のお言葉は嬉しく思いますね」
「あとは人望と言う所か」
「その点に関しては、団長就任の際に儀式を行いそこで実力を見せれば問題はないかと思います。彼の実力ならばすぐに騎士達も虜になりますでしょう」
「陛下、ロゼット様のお言葉に補足するのであれば……パレードの際に市民にもその儀式を拝見出来る様にして差し上げれば後々の問題も多少なりとも解消出来るかと思われます」
魔法使いローレンスの言葉にケンベルト国王も同意する。そして、ランスロットが正式に聖騎士団団長の団長に着任する事になる事を知らせる内容がすぐにティクス国全体に行き渡り、そして、騎士団の内部にも知らされた。
パレードのメインは現騎士団長であるロゼットの昇華の儀式と、新しい騎士団長になるランスロットによる実力選抜試合である。これを見たさに市民や下位の騎士団の騎士達もこぞってコロッセオに集まってくる。
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