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2章
11話「異母妹、その存在を公表する」
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ランスロットの元にロゼットからの手紙とある代物が届けられた。それは団長としてのランスロットには使う必要のない、そうエルンシア家の人間としては使う事が必要になる代物。
ガルド、ロルゾ、ハルウッド、ローレンスが同席する中でランスロットは手紙と添えられていた代物について届けてくれたロゼットの部下からある程度の理由を聞いていた。この代物、それは貴族としてティクス国に住む事の証になる神聖国ティクスの紋章の刻まているリングである。
「それではロゼット様のご厚意、とは言えない代物なのですね?」
「はい、これは国王陛下の命令でありロゼット様が命令に従ってご用意された物だとお伺いしております」
「分かりました。ご苦労様でした」
「失礼致します」
部下が退室してガルドやロルゾはリングを珍しそうに眺め、ハルウッド、ローレンスは国王の命令って言葉に何やら考える事があるのか沈黙している。ランスロットは手紙を開き中を読み進めて言葉を詰まらせた。
手紙にはランスロットの異母妹であるアレスの事を公表する事を決めたと書かれている。これにはランスロットの意思を優先する事は決めていないとも。
「アレスの事を……」
「妹君の事になにか進展でもありましたか?」
「なんだかあまりいい状況じゃねぇみてぇだな」
「聖騎士団の俺の異母妹を探している、そう公表すると書かれている。これに対しての俺の意見は述べる事は許されないともな」
「はぁ? それって陛下の命令だとしてもいい事か? ランスロットが必死に探していた努力を水の泡にするつもりかよ」
「しかし、これで情報が集まる事になれば妹様の事を迎える事も早くなります……しかし、どうしてこの時期に国王陛下がその様なご決断をされたのでしょうか……」
全員が、否、この状況を事前に知っていたローレンスはランスロットの表情を伺う。ランスロットは複雑そうな表情を浮かべていたが決められたとなれば異論は通らないと理解はしている様子ではあった。
ランスロットの異母妹についての情報公開はすぐに騎士団の掲示板を始めとするティクス国全体に行われた。だが、予想を裏切って情報の集まりは悪く、何より偽りの情報が溢れんばかりに寄せられてしまう状況になってしまっていた。
中には「自分の娘が妹様である」とか、「私が妹である」とかの情報が集まり、調査をする者達による選別が行われているが殆どランスロットの本当の異母妹であるアレスに繋がる情報は集まらなかった。これに関してランスロットは最初の頃は情報の1つ1つを自分でも確認していたが、それで身体を酷使までして確認作業に取り掛かっていたのでロルゾ達に説得されて現在は有益だと思われる情報のみの確認をしている状況であった。
「最近のランスロットはどうしてる?」
「前よりも痩せられてしまいました。それだけ公表した妹君の情報を求めていたのだと伺えます。しかし、本人の名乗りもないとは予想外です」
「ふむ、ローレンスはアレス本人が名乗りでると思っていたのか?」
「はい。妹君もランスロット様に会いたいとはお考えの筈。だから国を挙げて探していると知れば自然と名乗り出るものだと考えておりました。どうも妹君は癖の強いご令嬢の可能性もございます」
「ロゼットと話していたが、ランスロットはアレスの姿を知っているのか?」
「ローレンスはランスロットにその件で何か聞いていないか?」
「念の為にお伺いしたのですが、姿は知らないと仰っておいででしたが妹ならば必ず身体にある証があるとも聞いています」
「証……御子としての証とでも言うのだろうか」
「前にランスロットの父親から聞いた記憶があるが……エルンシア家の子供には必ずある模様を身体に刻む事を言い付けていると聞いた事がある。ランスロットもその模様を右肩に刻まれている筈だ」
ケンベルトは少し考えて可能性として考えられる事を想像した。ランスロットの妹だと知らないとしたら名乗り出る事も考えない可能性もあると。
ロゼットとローレンスは今後の国内に広げた情報を更に精査して有益な情報を集める事を話し合っていた。そこにロゼットの部下が何やら情報を持って姿を見せてロゼットの耳元で報告してきた。
「それは間違いないのか?」
「名前と年齢が一致しているので可能性は高いかと。まだ素性の方が特定出来ておりませんが可能性の高さを考慮してご報告しに参った限りでございます」
「何か分かったのかロゼット」
「陛下、今度行われる新人騎士募集の応募者の中に……アレスと言う少女が登録されていると報告が」
「それは……たまたま同名であるだけの事ではないのか?」
「それがランスロットの妹である可能性の1つとして、その少女の左手の甲にはティクス国の聖なる武器である「アルボリス」に刻まれている模様が刻まれていると言う事が分かっている様です。偶然か、それとも偽物かはまだ今の段階では判断は出来兼ねますな」
「私の方でもその方の星を読んでみましょう。仮に本人であれば星に何かしらの動きが見られるかと思いますので」
「ロゼット、ローレンス、ランスロットの為にも全力を尽くしてくれ。あいつの人生を、運命を護る為にもアレスの存在は早急に必要だ」
「「御意」」
ケンベルトはアレスと言うなの少女に願うしかない。この先に待ち侘びるランスロットの運命を守れるのは妹であるアレスだけだと信じているからだ。
ロゼットとローレンスはケンベルトの前から辞すると2人並んで騎士団が使っている棟へと歩いていた。ロゼットの隣を歩くローレンスは外見は初老の姿をしているが足取りは若い者となんら変わりはない程のしっかりした動きをしている。
「ローレンスはもしアレスが御子としてランスロットの前に現れたら……やはり運命を考えるか?」
「どうでございましょう。運命の悪戯によって捻じ曲げられたかとも考えるかと思います」
「神々がランスロットを試すと?」
「可能性が無いとは言い切れません。それに……アレス様の存在がランスロット様の運命を変えるか守るかは今の段階では断言も出来ない程に星が動かないのです。まるで時を待つ子供の様に」
「星が運命を知らせるのであれば、ランスロットの運命を読む事も出来るのではないか?」
「それは試したのですが見えません。雲に隠されていると最初は思ったのですが、どうも神々による加護のせいか星の位置が日々動いており見つけ出すのには相当の時間を必要となりましょう」
ローレンスはそこまでロゼットと話をして最後に1つ伝えておくべき事を思い出す。ロゼットとランスロットの間にある絆を信じているから話す事である。
「ロゼット様、1つお願いを申し上げてもよろしいでしょうか?」
「俺に出来る事であれば言ってみろ」
「時に、ディズ国との戦争が確実となった時……ランスロット様に命令してもらいたいのです。”神の申し子”になれ、と」
「……」
「前にお話しましたが、御子が覚醒した時代には必ず申し子の存在も覚醒致します。それは絶対的な運命であり、避けられぬ出来事でもあります。そして、ランスロット様はその申し子の条件を満たしている方。ティクス国の未来の為にも命じるべきなのです」
「俺が……命じて従えばいいのだがな」
「ケンベルト国王陛下に命じられるより遥かに心へのダメージは少ないかと。それだけ陛下とランスロット様の関係は深過ぎます。その点、ロゼット様とランスロット様の関係は位置的に丁度いい。活かす手はございません」
「……それもまた役目を背負わせた責任かも知れんな」
ロゼットの言葉にローレンスも深い悲しみを感じながらも頷くしか出来ない。だが、神々に愛されている人間が2人。
それも時期を考えればあまり喜ばしい事ではないのをこの2人は察している。そして、それは同時にこのティクス国を護る為の最後の手段であることも。
ローレンスと別れたロゼットは自分の執務室に戻り椅子に深く腰掛けると先程までのローレンスとの会話を思い出す。”神の申し子”、それは神々の為だけに剣を振るい、御子の為に命を落とす為の……生贄である。
それにランスロットを任命するべきだ、そうローレンスは断言した。それは申し子の存在と影響力は大きく、そして強い。
だが、ロゼットは迷っていた。自分の後継者として団長に就いたランスロットに国の為に、そして、妹の為に死ねと告げる事を。
「本当に現役時代の頃だったら迷わなかったのだがな……」
いつからだろうか、ロゼットはランスロットを気に入り心を砕き始めたのは。ケンベルトの古い友人でもあり、自分の後継者でもあり、そして、神々に愛された人間。
それだけの条件が揃っているから気に入ったのか。否、ロゼットはランスロットの人間味に惹かれたのだと思い出す。
自分の友人であるケンベルトへの恩義を果たす為に故郷に戻ったと同時に、力になる為に自分の意思で聖騎士団団長になったランスロットの懐の深さ。それは時に魅力として人を惹き付けるだけの輝きを見せてくれる。
もし、戦争が起こりランスロットの命を散らす必要が出てきたら……そこまで考えたロゼットは静かに微笑む。その時はきっと神々はランスロットの魂をお救い下さるだろう、どんな手段を用いたとしてもだ。
「俺の存在が少しでも神々の心に刻まれていたら役立つんだろうが……」
ロゼットはそこまで考えていずれ来るだろうその瞬間を待つつもりでいた。ローレンスに言われた言葉を実行する前に出来る事には手を打とうと考えたのである。
ランスロット・エルンシア、この男をロゼットは信じてみたかった。それがどんな結果としてもきっと裏切る様な結果にならないと心のどこかで気付いてたからかも知れない。
そもそも、ランスロットは神々に愛されているのであれば申し子になる前に神託で未来を知る事もあるかも知れない。それを考えればローレンスは少し危惧しているのだろう、ランスロットと言う人間が起こす運命の奇跡を。
ランスロット、アレス、この2人が揃った時にはきっと神々は今まで以上にこの国を護って下さる。ロゼットはそう考えて仕事へと取り掛かるのであった――――。
ガルド、ロルゾ、ハルウッド、ローレンスが同席する中でランスロットは手紙と添えられていた代物について届けてくれたロゼットの部下からある程度の理由を聞いていた。この代物、それは貴族としてティクス国に住む事の証になる神聖国ティクスの紋章の刻まているリングである。
「それではロゼット様のご厚意、とは言えない代物なのですね?」
「はい、これは国王陛下の命令でありロゼット様が命令に従ってご用意された物だとお伺いしております」
「分かりました。ご苦労様でした」
「失礼致します」
部下が退室してガルドやロルゾはリングを珍しそうに眺め、ハルウッド、ローレンスは国王の命令って言葉に何やら考える事があるのか沈黙している。ランスロットは手紙を開き中を読み進めて言葉を詰まらせた。
手紙にはランスロットの異母妹であるアレスの事を公表する事を決めたと書かれている。これにはランスロットの意思を優先する事は決めていないとも。
「アレスの事を……」
「妹君の事になにか進展でもありましたか?」
「なんだかあまりいい状況じゃねぇみてぇだな」
「聖騎士団の俺の異母妹を探している、そう公表すると書かれている。これに対しての俺の意見は述べる事は許されないともな」
「はぁ? それって陛下の命令だとしてもいい事か? ランスロットが必死に探していた努力を水の泡にするつもりかよ」
「しかし、これで情報が集まる事になれば妹様の事を迎える事も早くなります……しかし、どうしてこの時期に国王陛下がその様なご決断をされたのでしょうか……」
全員が、否、この状況を事前に知っていたローレンスはランスロットの表情を伺う。ランスロットは複雑そうな表情を浮かべていたが決められたとなれば異論は通らないと理解はしている様子ではあった。
ランスロットの異母妹についての情報公開はすぐに騎士団の掲示板を始めとするティクス国全体に行われた。だが、予想を裏切って情報の集まりは悪く、何より偽りの情報が溢れんばかりに寄せられてしまう状況になってしまっていた。
中には「自分の娘が妹様である」とか、「私が妹である」とかの情報が集まり、調査をする者達による選別が行われているが殆どランスロットの本当の異母妹であるアレスに繋がる情報は集まらなかった。これに関してランスロットは最初の頃は情報の1つ1つを自分でも確認していたが、それで身体を酷使までして確認作業に取り掛かっていたのでロルゾ達に説得されて現在は有益だと思われる情報のみの確認をしている状況であった。
「最近のランスロットはどうしてる?」
「前よりも痩せられてしまいました。それだけ公表した妹君の情報を求めていたのだと伺えます。しかし、本人の名乗りもないとは予想外です」
「ふむ、ローレンスはアレス本人が名乗りでると思っていたのか?」
「はい。妹君もランスロット様に会いたいとはお考えの筈。だから国を挙げて探していると知れば自然と名乗り出るものだと考えておりました。どうも妹君は癖の強いご令嬢の可能性もございます」
「ロゼットと話していたが、ランスロットはアレスの姿を知っているのか?」
「ローレンスはランスロットにその件で何か聞いていないか?」
「念の為にお伺いしたのですが、姿は知らないと仰っておいででしたが妹ならば必ず身体にある証があるとも聞いています」
「証……御子としての証とでも言うのだろうか」
「前にランスロットの父親から聞いた記憶があるが……エルンシア家の子供には必ずある模様を身体に刻む事を言い付けていると聞いた事がある。ランスロットもその模様を右肩に刻まれている筈だ」
ケンベルトは少し考えて可能性として考えられる事を想像した。ランスロットの妹だと知らないとしたら名乗り出る事も考えない可能性もあると。
ロゼットとローレンスは今後の国内に広げた情報を更に精査して有益な情報を集める事を話し合っていた。そこにロゼットの部下が何やら情報を持って姿を見せてロゼットの耳元で報告してきた。
「それは間違いないのか?」
「名前と年齢が一致しているので可能性は高いかと。まだ素性の方が特定出来ておりませんが可能性の高さを考慮してご報告しに参った限りでございます」
「何か分かったのかロゼット」
「陛下、今度行われる新人騎士募集の応募者の中に……アレスと言う少女が登録されていると報告が」
「それは……たまたま同名であるだけの事ではないのか?」
「それがランスロットの妹である可能性の1つとして、その少女の左手の甲にはティクス国の聖なる武器である「アルボリス」に刻まれている模様が刻まれていると言う事が分かっている様です。偶然か、それとも偽物かはまだ今の段階では判断は出来兼ねますな」
「私の方でもその方の星を読んでみましょう。仮に本人であれば星に何かしらの動きが見られるかと思いますので」
「ロゼット、ローレンス、ランスロットの為にも全力を尽くしてくれ。あいつの人生を、運命を護る為にもアレスの存在は早急に必要だ」
「「御意」」
ケンベルトはアレスと言うなの少女に願うしかない。この先に待ち侘びるランスロットの運命を守れるのは妹であるアレスだけだと信じているからだ。
ロゼットとローレンスはケンベルトの前から辞すると2人並んで騎士団が使っている棟へと歩いていた。ロゼットの隣を歩くローレンスは外見は初老の姿をしているが足取りは若い者となんら変わりはない程のしっかりした動きをしている。
「ローレンスはもしアレスが御子としてランスロットの前に現れたら……やはり運命を考えるか?」
「どうでございましょう。運命の悪戯によって捻じ曲げられたかとも考えるかと思います」
「神々がランスロットを試すと?」
「可能性が無いとは言い切れません。それに……アレス様の存在がランスロット様の運命を変えるか守るかは今の段階では断言も出来ない程に星が動かないのです。まるで時を待つ子供の様に」
「星が運命を知らせるのであれば、ランスロットの運命を読む事も出来るのではないか?」
「それは試したのですが見えません。雲に隠されていると最初は思ったのですが、どうも神々による加護のせいか星の位置が日々動いており見つけ出すのには相当の時間を必要となりましょう」
ローレンスはそこまでロゼットと話をして最後に1つ伝えておくべき事を思い出す。ロゼットとランスロットの間にある絆を信じているから話す事である。
「ロゼット様、1つお願いを申し上げてもよろしいでしょうか?」
「俺に出来る事であれば言ってみろ」
「時に、ディズ国との戦争が確実となった時……ランスロット様に命令してもらいたいのです。”神の申し子”になれ、と」
「……」
「前にお話しましたが、御子が覚醒した時代には必ず申し子の存在も覚醒致します。それは絶対的な運命であり、避けられぬ出来事でもあります。そして、ランスロット様はその申し子の条件を満たしている方。ティクス国の未来の為にも命じるべきなのです」
「俺が……命じて従えばいいのだがな」
「ケンベルト国王陛下に命じられるより遥かに心へのダメージは少ないかと。それだけ陛下とランスロット様の関係は深過ぎます。その点、ロゼット様とランスロット様の関係は位置的に丁度いい。活かす手はございません」
「……それもまた役目を背負わせた責任かも知れんな」
ロゼットの言葉にローレンスも深い悲しみを感じながらも頷くしか出来ない。だが、神々に愛されている人間が2人。
それも時期を考えればあまり喜ばしい事ではないのをこの2人は察している。そして、それは同時にこのティクス国を護る為の最後の手段であることも。
ローレンスと別れたロゼットは自分の執務室に戻り椅子に深く腰掛けると先程までのローレンスとの会話を思い出す。”神の申し子”、それは神々の為だけに剣を振るい、御子の為に命を落とす為の……生贄である。
それにランスロットを任命するべきだ、そうローレンスは断言した。それは申し子の存在と影響力は大きく、そして強い。
だが、ロゼットは迷っていた。自分の後継者として団長に就いたランスロットに国の為に、そして、妹の為に死ねと告げる事を。
「本当に現役時代の頃だったら迷わなかったのだがな……」
いつからだろうか、ロゼットはランスロットを気に入り心を砕き始めたのは。ケンベルトの古い友人でもあり、自分の後継者でもあり、そして、神々に愛された人間。
それだけの条件が揃っているから気に入ったのか。否、ロゼットはランスロットの人間味に惹かれたのだと思い出す。
自分の友人であるケンベルトへの恩義を果たす為に故郷に戻ったと同時に、力になる為に自分の意思で聖騎士団団長になったランスロットの懐の深さ。それは時に魅力として人を惹き付けるだけの輝きを見せてくれる。
もし、戦争が起こりランスロットの命を散らす必要が出てきたら……そこまで考えたロゼットは静かに微笑む。その時はきっと神々はランスロットの魂をお救い下さるだろう、どんな手段を用いたとしてもだ。
「俺の存在が少しでも神々の心に刻まれていたら役立つんだろうが……」
ロゼットはそこまで考えていずれ来るだろうその瞬間を待つつもりでいた。ローレンスに言われた言葉を実行する前に出来る事には手を打とうと考えたのである。
ランスロット・エルンシア、この男をロゼットは信じてみたかった。それがどんな結果としてもきっと裏切る様な結果にならないと心のどこかで気付いてたからかも知れない。
そもそも、ランスロットは神々に愛されているのであれば申し子になる前に神託で未来を知る事もあるかも知れない。それを考えればローレンスは少し危惧しているのだろう、ランスロットと言う人間が起こす運命の奇跡を。
ランスロット、アレス、この2人が揃った時にはきっと神々は今まで以上にこの国を護って下さる。ロゼットはそう考えて仕事へと取り掛かるのであった――――。
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