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第二章
27. おっさん、これからの方針を決める
しおりを挟むノイタルジーヌ王国国境の街メーニアを出発した俺たちは、キャンピングカーで南に向かっている。
俺は運転席に、カグヤさんとシラユキさんは後部座席にいる。
以前、移動中に退屈しないよう子供向けのDVDと少女漫画を購入したところ、ふたりともハマってしまったみたいだ。購入した後にふたりは日本語がわからないことに気づいたが、カグヤさんいわく「DVDは絵が動くし、漫画はキレイな絵を見て想像するだけでも十分楽しめる」との事。
シラユキさんは「で○るかな」に夢中だ。あまりにも気に入ったようなので、ゴ○太くんのぬいぐるみを買ってあげたところ大喜びしていた。最近は常にだっこしていて、寝る時も離さない。おっさんちょっと嫉妬しちゃう。
カグヤさんは「高○ゆん」先生の作品に傾倒している模様。画集を買ってあげたら涙を流して喜んでいた。おっさん、少女漫画のことはよく分からんが喜んでもらえたなら何よりである。ただ、ときどき画集をニヤニヤ眺めながら「尊い・・」と呟くのはやめて欲しいかも。最近は日本語の勉強まで始めた。そんなにか。
街道から少し離れた所に車を停めて、後部座席に移動するおっさん。
「はい、ちゅうもーく」
日本語のひらがなドリルで勉強中のカグヤさんと、DVDを見ているシラユキさんに声をかける。
「どうしました?」
「う?」
集まるふたり。
「これからの方針を説明したいと思います。まず第一にみんなのレベルアップを考えています!」
「レベルアップですか?」
「はい、そうです。いつ何が起こるか分からないので、身を守れるようある程度の強さは必要だと思うのです」
口には出さないが、もし万が一おっさんがいなくなっても生きていけるようにはしてあげたい。
「・・たしかにご主人様の言う通りです。いつまでもご主人様に甘えている訳にはいきません。むしろ我々がご主人様を守らなければ」
「あい!」
やる気満々のふたり。
「第二に魔石の確保です」
「そういえば、ご主人様の能力には魔石が必要なんですよね」
ふたりには、ネットショップで買い物するのに魔石が必要になることは説明してある。
「その2点をふまえて、迷宮都市ソーワに向かい冒険者として活動しようと思います」
迷宮でレベルアップ出来て魔石も手に入り、一石二鳥だ。
「私はご主人様が向かわれるならどこへでもお供します」
「あい!」
カグヤさんもシラユキさんも異存はないようだ。
「そして第三に、ふたりを奴隷から解放しようと思います」
人族至上主義のエマージス神聖国ではトラブルを避けるため奴隷身分のままだったが、ノイタルジーヌ王国に入った今となってはその必要も無いだろう。
「え・・?」
とたんに不安そうな顔になるふたり。
「・・至らない部分がありましたら直します。何でもしますので、どうか捨てないでくださぃぃ」
最後の方は涙で声がかすれていた。シラユキさんも目に涙を溜めて俺の脚にしがみついている。
「ちょ、ちょっと待って!?」
てっきり喜んでもらえると思っていたのに、予想外の反応だったので慌てた。
とりあえず、ふたりを落ち着かせる。
「奴隷から解放するといっても急に放り出すわけじゃないよ。ふたりがきちんと独り立ち出来るようになるまで、ちゃんと面倒みるから」
「私は終生ご主人様にお仕えしたいのです」
涙ながらに訴えるカグヤとシラユキ。
「・・あー、わかったよ。それじゃとりあえず、使用人として仕えてもらおうかな。」
「ありがとうございます・・」
ホッとした表情のふたり。
おっさんの説明が足らなかったばかりに不安にさせてしまった。マジすまん。
こうしてふたりは、奴隷あらため使用人となった。
====================
購入品リスト
・[完全保存版 でき○かな ベスト30選 DVD-BOX] 1万5,000円
・[ひつじの○ョーン DVD-BOX] 4,000円
・[となりのトト○DVD] 5,000円
・[ゴ○太くん ぬいぐるみ] 5,000円
・[アー○アン 完結版 文庫版 コミック 全5巻完結セット] 3,000円
・[LOVE○ESS コミック 1-13巻セット] 6,500円
・[源○ コミック 全8巻完結セット] 4,000円
・[高河○んイラスト集] 2,500円
・[谷○史子傑作選] 700円
・[○閑倶楽部 文庫版 コミック 1-11巻セット] 8,000円
・[はじ○の一歩 コミック 1-123巻セット] 5万7,000円
・[バ○道 完全版 コミック 1-17巻セット] 1万9,000円
・[はじめてのひらがなドリル] 1,000円
・[たのしいカタカナドリル] 1,000円
合計 13万1,700円
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