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目が覚めると真っ白な空間に俺はいた。
「あれ、ここは…?」
「…目が覚めたみたいだね。」
後ろから聞こえてきた声に振り返ると、そこには金髪碧眼のイケメンが豪華な椅子に座ってこちらに微笑んでいた。
「あの、貴方は?」
俺が困惑しながらも起き上がり、質問をすると彼も立ち上がって俺に近づいてきた。
「僕はマオくんの世界でいう神様ってやつかな。」
神様…?
「もしかして、俺は死にましたか…?」
確かにあんな距離でトラックを見たんだ。
事故では済まなかったんだろう。
「そうだね、マオくんは一人の男性を庇ってトラックに轢かれたんだ。」
「じゃあ、俺はこのまま霊界のようなものに飛ばされるんですか?」
天国か地獄かはわからないが何処かに飛ばされるんだろう。
「いや?君には転生をしてもらうよ。」
「…転生?」
転生ってあれだろ?別の世界とか異世界とかに行くっていう。
「…能力とか貰えるんですか?」
「うん、そうだね。今までの転生者達も能力をガチャで引いてもらったよ。」
ガチャって…?
「君にもさっそく引いてもらおうかな。」
「え、どうやって…。」
すると、神様の背後にまるでゲーセンにあるガチャガチャの建物レベルで大きいのが現れた。
「そのレバーを回してくれるかな。」
俺が神さまの言うとおりにガチャを回すと、ガコンとカプセルが出てくる。
「その出てきたやつが君の能力だよ。ちなみに返品はできないからね。」
「は、はぁ…」
俺が転生なのに選べないのかと少し落胆しながらカプセルを開くと中に金色の飴玉が入っていた。
「飴玉…?」
「それを舐めてごらん?」
神様に言われた通りに舐めると、次第に飴玉が溶けて頭の中に俺のスキルの詳細が流れてきた。
「こ、これ…!」
俺はどうやら相当な当たりを引いてしまったらしい。
「あれ、ここは…?」
「…目が覚めたみたいだね。」
後ろから聞こえてきた声に振り返ると、そこには金髪碧眼のイケメンが豪華な椅子に座ってこちらに微笑んでいた。
「あの、貴方は?」
俺が困惑しながらも起き上がり、質問をすると彼も立ち上がって俺に近づいてきた。
「僕はマオくんの世界でいう神様ってやつかな。」
神様…?
「もしかして、俺は死にましたか…?」
確かにあんな距離でトラックを見たんだ。
事故では済まなかったんだろう。
「そうだね、マオくんは一人の男性を庇ってトラックに轢かれたんだ。」
「じゃあ、俺はこのまま霊界のようなものに飛ばされるんですか?」
天国か地獄かはわからないが何処かに飛ばされるんだろう。
「いや?君には転生をしてもらうよ。」
「…転生?」
転生ってあれだろ?別の世界とか異世界とかに行くっていう。
「…能力とか貰えるんですか?」
「うん、そうだね。今までの転生者達も能力をガチャで引いてもらったよ。」
ガチャって…?
「君にもさっそく引いてもらおうかな。」
「え、どうやって…。」
すると、神様の背後にまるでゲーセンにあるガチャガチャの建物レベルで大きいのが現れた。
「そのレバーを回してくれるかな。」
俺が神さまの言うとおりにガチャを回すと、ガコンとカプセルが出てくる。
「その出てきたやつが君の能力だよ。ちなみに返品はできないからね。」
「は、はぁ…」
俺が転生なのに選べないのかと少し落胆しながらカプセルを開くと中に金色の飴玉が入っていた。
「飴玉…?」
「それを舐めてごらん?」
神様に言われた通りに舐めると、次第に飴玉が溶けて頭の中に俺のスキルの詳細が流れてきた。
「こ、これ…!」
俺はどうやら相当な当たりを引いてしまったらしい。
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