ペトリの夢と猫の塔

雨乃さかな

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第1章『始まりの村と魔法の薬』編

第33話 出発前夜/Midnight Lily

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 今日は、本当に色々と忙しい一日だった。
 深夜のカロポタス村での大冒険から始まり、それが終わると午後は村長に明日の王国の件を報告しに行き、帰り際は偶然出くわしたダンテにとあるお願いを相談した。
 とても一日の間に起こったとは思えないほど濃密な日ではあったが、誰一人死ぬことなくなんとか無事に生きのびて、今はこうして湯船に浸かることができている。
「ふぅ……」
 生きているということをしっかり実感するように、エレリアは身体に溜まった疲労を浴槽から立ち上る湯気と共に吐息として深く吐き出した。
 すでに今晩の夕食はソウヤと二人で食べ終わっており、現在はエレリア一人で家の風呂に入っているところだ。風呂の湯加減は申し分なく、肩まで湯船に浸かっていれば豊かな温かさで身体が満たされ、それは酷使した全身の肉体が淡く溶けていくようだった。
 すると、ふとここで、エレリアは自身の腕を湯船から持ち上げ、あの例の傷跡を確認した。
 左の二の腕の部分。ここが、あの時カロポタス村でシロメの強襲により負傷した部位だ。腕に憑いていた呪いは神父のエルマーさんによってできる限りは薄めてもらったが、静かに閉じた瞳のような形の傷跡が今もまだエレリアの白い肌に痛々しく刻まれている。
 かすり傷とは言え、ここまで大きな傷を残したシロメとは一体何なのだろうか。あの時ダンテは多くを語ってくれなったが、何か口外しては都合が悪い不吉な理由があるのだろうか。
 あのシロメという謎の生命体について考えていくうちに、不覚にもあの時背後をとられてしまった悔恨の念が次第にエレリアの胸の内をジワジワと蝕んでいった。
「……あぁ、ダメダメ! もう、止めよ!」
 底のない後悔の渦に気分が悪くなっていくのを感じたエレリアは、脳内の話題を強制的に切り替えることにした。
 明日は、ついに夢魔に取り憑かれたスカースレットの王にミサが作ったポーションを届けに行く。
 思えば、ここまでとても長いようで短かった。
 マルロスの訪問に始まった今回の一大ミッショ。確か、森で魔獣に殺されかけたこともあったっけ。
 そして、決死の覚悟で呪われた廃村から材料『月光草』も手に入れることができた。
 後は、ミサが無事にポーションを完成させるか否かだ。
 ポーションについて無知な故に、ミサのポーション制作を直接手伝うことができない自分がエレリアはとても悔しかった。肝心の制作作業はすべて彼女に任せきりだ。如何にしてポーションが出来上がっていくのか、エレリアは少しも知らなかった。
 ただ、ここは彼女を信じるしかない。
 すると、その時。

「やった、やったぁ!! できたよ!!」

 食卓のある部屋の方から、ミサの歓喜に包まれた叫び声が風呂場の扉越しに突然聞こえてきた。
「えっ!? まさか……!!」
 彼女の声を聞き、思わずエレリアは急いで湯船から立ち上がった。その勢いで、風呂の湯が盛大に溢れてしまったが、そんなことなど気にしてはいられなかった。
 まさに今ようやく、ポーションが完成したようだ。
 なら、こうしてはいられない。
 次第に湧き上がる期待を胸に、エレリアは浴槽から飛び出るようにして上がり、そのまま風呂場を後にした。

「おぉ、聞いたか、エレリア!! やっと、あのポーションが完成したみたいだぞ!」
 風呂場から濡れた髪のまま駆けつけてきたパジャマ姿のエレリアに、まず先にソウヤが声をかけた。
「あっ、リアちゃん! これ見てよ! やっと、私たちのポーションができたんだよ!」
 そして、製作者であるミサ本人からついに夢にまで見たポーションを、この時初めてエレリアは目にした。
「すごい! これが……!」
 そのポーションは夜空に浮かぶ艶やかな満月の如く美しい黄金色に光り輝いており、今まで見てきたどんなポーションより、明らかに一線を画した一等級の輝きを煌々と放っていた。
 ミサのポーション制作のセンスはもちろん前々からしかと感じていたが、まさかここまでのものを作ってしまうとは。彼女のポーションにおける制作スキルには、本当に驚かされる。
「二人のおかげで、なんとかこうして無事に完成させることができたよ。……はぁ、本当に良かった……」
 出発前夜にこうして何事もなくポーションを完成させた喜びを語ったミサは深く安堵のため息を漏らすと同時に、力が抜けて倒れ込むように地面にへなへなと座り込んだ。
 その薄汚れた白衣に包まれたミサの背中を見ると、そこから彼女の計り知れない苦労とその疲労ぶりが伝わってくるようだった。
「んじゃあ、これでやっとスカースレットの王様を助けることができるんだな!?」
「ま、まぁ、そうなんだけど。……ただ、確信はできないんだよね」
「ありゃ? そうなのか?」
 ミサのどこか沈んだ不安そうな声色に、ソウヤが首を傾げる。
「前にも言ったように、都合よく夢魔を倒すポーションなんかないから、このポーションはあくまで解毒作用のある治療ポーションを私が独自に改良したものなの」
「あぁ、そう言えばそうだったな。なんか『夢魔払いポーションもどき』とか言ってたやつだな」
「一応、理論上はちゃんと効果が出てくれるはずなんだけど。なにせ私の完全オリジナルのポーションだから、ちゃんと効果が出てくれるかどうか分かんないし、何より私のせいで王様に何かあったらって思うと、とても不安で……」
 そして、ミサはポーションを一旦テーブルの上に置くと、そのままゆっくりとイスに腰掛けた。
 やっと念願のポーションが完成したと言うのに、ミサの顔は底知れない疲労と共に浮かない表情をしていた。
 確かに、彼女の気持ちは痛いほど理解することができる。なんと言ったって、今回の患者は隣の大国の君主だ。小さな村の少女が背負う責務にしては、あまりにも荷が重すぎる。
 ただ、依頼を請け負った覚悟に関しては、当然ミサは分かりきっているはずだし、この期に及んで悩むことではない。だからこそ、ここまで困難に屈せず、突き進むことができた。それは、当然エレリアとソウヤも同じこと。
 恐らく、これまで夢見ていた理想がついに現実になり、あまりに鮮明なリアルを突きつけられ、ここに来て不安の感情がミサの心を蝕んでいるのだろう。
 その時、エレリアは彼女の心を少しでも気楽にさせるために、無意識に口を開いていた。
「大丈夫だよ、ミサ」
「えっ?」
 驚いた顔のミサが眉を上げて、不思議そうにこちらを見つめる。
「だって、最初の頃を思い出してみてよ。私たち、本当にここまで来れたんだよ? 魔獣の群れだって、シロメの大群だって、確かにすっごく怖かったけど、なんとかなったじゃん。だから、今度も私たちならうまくいくよ!」
「おぉ、エレリア、なかなか良いこと言うじゃねぇか!」
 そして、エレリアの激励の言葉にソウヤが便乗するような形で喋り出した。
「それにな、仮にポーションのせいで王様が死んじまったとしてもよ、何の対策もせず夢魔にあっけなく殺されて死ぬよりは、まだポーションで死んだ方がましだと俺は思うぜ! そこは、王様もきっと分かってくれるさ」
「リアちゃん……、ソウくん……」
 二人から励まされ、ミサは目を潤して涙をこらえようとしている。
「そうだよね! 私たちはここまで来たんだ! 最後まで自分を信じることにするよ!」
 そして、勢いよくイスから立ち上がると、力強く自分を奮い立たせるように拳を握った。
「それに、俺たちは三人で一つだろ? 何も、ミサだけが一人で戦ってるんじゃない。これからも、何かあったら遠慮せず言えよ!」
「うん、ありがとう、ソウくん!」
「よしっ! それじゃあ、明日への願掛けも込めて、ここはシンプルに、えいえいおーで行くぞ!」
「えいえいおー! ……って、何それ?」
「おいおい、締まんねぇなぁ! ていうか、えいえいおーって、この村の文化にはねぇのか?」
 聞き慣れない言葉にミサが不思議そうに首を傾げる。
 当然エレリアも知っているはずがなく、ミサと同じようなリアクションをとった。
「俺が先にえいえい……って言うから、その後続けてお前らがオー! の合図で拳を高く上げるんだ。分かったな?」
「う、うん、とりあえずやってみる!」
「じゃあ、行くぞ……。えいえ……」
 そして、ソウヤが最後の掛け声を言い切る前に、
「おー!!」
 と、ミサが満面の笑みで高く拳を突き上げた。
「って、はえーよ、ミサ! まぁ、でも、いいか!」
 こうして、彼の言葉のおかげで、明日王国に向かう三人の間に一体感が生まれ、エレリアもしっかりと気を引き締めることができた。

 その後、ミサとソウヤにおやすみの言葉を告げ、一足先にエレリアは自身の私室である小さな部屋に上がり、一人ベッドの上で本を読んでいた。
 枕元のすぐそばに置かれた小さなランプの灯りが、部屋に満ちる夜の闇をかすかに照らす。
 今読んでいる本は、この村に来てエレリアが唯一読み続けている自叙伝だ。この村にやって来た行商人から購入したものなのだが、何より本の内容がエレリアにとってとても興味深いものばかりだったのだ。
 著者はこの本を販売していた商人自身で、本の内容としては彼自身の生い立ちから始まり、主に世界各国で旅をした際の記録が綴られている。当然、明日行くスカースレット王国のことも詳細に書き記されていた。
『スカースレット王国。ランドシア大陸南部のスカースレット半島に位置する都市国家で、広大な平野に囲まれた地の利を活かし、大陸の辺境にも関わらず大型産業都市として独自の発展を遂げてきた稀な歴史的特徴を持っている。城下町には各地からやって来た多種多様の市民が入り混じって暮らしているようで、市場の賑わいがこの国の必然的な盛運をまるで私に語っているようだった。また、王国の北側には大規模な漁港が……』
 エレリアはこのページを何度も何度も夢中になって読み返し、来たるべき未来への期待を胸に、見知らぬ地に対して、その確かな覚悟と決意を固めていた。
 だが、まだ実感が湧いてこない。
 ミサの完成させたポーションもしっかりと目にしたし、明日への意気込みも先程ミサとソウヤとで済ませた。ただ、それでもやはり心のどこかでまだ浮足立っている自分がいるのも事実だ。
 無事に何事もなく使命を終えることができるだろうか。
 そして、王様を救った後の未来で、果たして何が自分を待っているのだろうか。
「……はぁ。寝れないなぁ」
 明日は朝早くから出発するというのに、一向に眠気がやってこない。それどころか、まだ見ぬ将来に対する不安からかなぜか意識は冴えわたり、心臓は激しく鼓動を繰り返している。
 ゆっくりと胸の内を黒く汚していく憂いから自身を落ち着かせるため、エレリアはひとまず深呼吸をした。
 すると、突然部屋の扉を誰かが軽く叩いた。驚いたエレリアは思わず読んでいた本を急いで閉じ、視線を扉に向けた。
「……ねぇ。リアちゃん、起きてる?」
 声の主は、どうやらミサのようだ。控えめな彼女の小声が扉越しに聞こえてくる。
「うん、一応まだ起きてるけど……」
「ちょっと、入ってもいい?」
 そして、エレリアは彼女に入室許可の意を伝えると、ミサは静かに部屋の扉を開いて、その姿を現した。
 自身の髪色と同じ黄色いパジャマに身を包んだミサはなぜか片手に自身の枕を手にしており、こちらに向かってくる足取りは心無しか少しおぼついているように見えた。
「どうしたの? こんな夜中に」
「ちょっと、眠れなくて……。隣で寝てもいい?」
「う、うん、別にいいよ……」
 突然のミサの訪れに、困惑の表情を見せるエレリアに対して、ミサは少しも躊躇することなく乱雑に枕をエレリアの隣に置くと、布団をめくってベッドの上に飛び乗ってきた。彼女の体重で、ベッドから木のきしむ音が聞こえてくる。
「ひぃ……。こうやって、二人で寝るのは初めて、じゃない?」
「た、確かに、そうだね……」
 どこか甘く恍惚とした表情のミサの問いかけから、エレリアは彼女に正体不明の違和感を覚えた。
「うっ、酒くさい……? もしかしてミサ、こんな時にお酒飲んだの?!」
 突然の真夜中の訪れ。おぼつかないフラフラとした足取り。ミサらしからぬ不自然な言動。
 そして、彼女から漂う酒気を含んだ鼻を刺すような香り。
 そう、明らかにミサは酔っ払っていた。
 ただ、会話をしている限りはいつもの彼女の意思を感じることができるのだが、顔は酒酔いによってひどく真っ赤に染まっており、いつもの優しい彼女とはまったくの別人と言っていいほどその様子は豹変していた。
「んん~、リアちゃん、あったかい……」
「ちょ、ちょっと!? やめてよ、ミサ!」
 すると、何を思ったのか、ミサがおもむろにエレリアのパジャマの中に手をすべり込ませ、舐めるような手つきで肌に触れてきたので、エレリアは急いで彼女の手を掴んで離した。
「困ったな。こりゃ、完全に酔っ払っちゃってるよ……」
 まさか、夜這いをしに来たわけではあるまい。
 困ったエレリアは彼女の酔いを覚まそうとミサの頬を軽く数回叩いたが、それでも彼女は少しも正気を取り戻すことなく、まさに忘我の境地にどっぷりと浸っていた。
 それにしても、ミサがここまでの飲んだくれだったとは。今まで夕食中にお酒を飲んでる姿は一度も見たことないので、あまりにも意外だった。恐らくこうして夜中にこっそり飲んでいるのだろうが、いくらなんでも今だけは我慢すべきではないのだろうか。
 明日、国の君主を救う人間とは思えないミサの呆れた態度にエレリアが手を焼いていると、
「う~ん……、リアちゃん、大好き……」
 と、ふいにミサの唇がゆっくりと動いた。
 ほとんど寝言に近い物言いだったが、その言葉を耳にしたエレリアは、これ以上ミサの愚行を責めることができず、静かに固まっていた。
「わたし……、リアちゃんに出会えてほんとにしあわせだよ……。ありがと……」
 そして、愛の告白をすべてを言い終える前に、なんとミサはすやすやと寝息を立てて、そのまま熟睡してしまった。
「……」
 この時、部屋に取り残されたエレリアは一人で耳を熱くして、呆然としていた。
 『大好き』。
 脳内で彼女の声が自動で再生されては、何度も何度も繰り返し反響する。
 今の言葉はミサの本心なのだろうか。それとも、狂酔の果てに、口からでまかせに吐き出された戯言なのだろうか。
 だが、どちらにしろ今の言葉は、かつて愛されていたはずの記憶を無くしたエレリアにとって、とても嬉しいものだった。
 そして、ここでエレリアは気づいた。
 もしかすると、自分は心のどこかで、こうして誰かから愛されることを期待していたのかもしれない。それは、相手が男だろうが、女だろうが、子供だろうが、老人だろうが、関係ない。
 その証拠に、今エレリアの心はずっと待ち望んでいた喜びで満ち満ちている。
 思い出を失ってしまった事により凍てついてしまった孤独の心を優しく温めてくれるような愛の言葉を、きっとエレリアは求めていたのだ。それも、ただいつでもそばにいてくれるのではなく、こうして母のように自分を見守ってくれる存在を無意識に待ち続けていたのだ。
 そして、それがミサだった。それだけだ。
 これは、わがままな事だろうか。
 しかし、その身勝手で傲慢な自身の醜いエゴですら、今のエレリアには不思議と心地良く感じた。
「ミサ……」
 すでにミサは幸せそうな顔で眠り込んでいた。この様子だと、愛の言葉をエレリアに呟いたことすら、もう覚えていないだろう。
 そんなミサのことをとても愛おしく思ったエレリアは、彼女のために布団を改めてかけ直してあげた。
「私も、ミサのこと大好きだよ……」
 そして、枕元で灯っていたランプを消すと、お互い肌を寄せ合うようにエレリアはミサを抱きしめ、暗闇の中で慈愛という名の愛の温もりを一身に感じながら、そのまま深い眠りの底に落ちていった。

 まさか、明日。
 あんなことになるなんて知る由もなく。
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