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第2章『悪夢の王国と孤独な魔法使い』編
第40話『人/Castle Town』
しおりを挟む『スカースレット王国』
ランドシア大陸の南側に突き出たスカースレット半島一帯を治める巨大な王国。遥か昔、とある冒険家たちが旅の拠点として作った小さな集落が国のすべての始まりとされているが、詳細は不明。
その後は、産業都市として独自の発展を遂げ、日夜大量の物資が城下町に運び込まれている。また、北側は海に面していて、貿易だけでなく漁業も盛んに行われている。
外部との往来も激しく、街には多種多様の人々が入り乱れて暮らしており、治安維持のため城下町が大きく9つの管轄に区分けされているのが大きな特徴だ。
最近は、人の『夢』を糧に活動する夢魔という魔物がなぜか街中で大量発生し、挙句の果てに王すらも憑依されたのではという不穏な噂も共に街に蔓延っていた。
「うわぁ、すっげぇ!!」
ソウヤが思わず盛大な叫び声を放った。
ここは、スカースレット王国。ついにエレリアとミサとソウヤ、そして、道中勝手に付いてきた一匹の白猫は、王国に辿り着くことができた。
片道なんと徒歩で4時間。故郷を出発してからはしばらく森の悪路を進み続け、関門のある大きな橋を渡り、やっとの思いで到着した。
今回エレリアは初めて村以外の土地にやってきた訳だが、ここに来て、あのコックル村という村が本当に辺境の地に存在していたということを改めて気付かされた。
そして、商人の自叙伝にも書かれていた『世界は広い』という印象的な言葉を、ここで初めて身を以て実感することができた。
「ちょっと……、なんて数の人たちなの……」
すると、隣で白猫を胸の前で抱えたミサの口から、不意に感嘆のため息が聞こえてきた。
今いる場所は、手にしている地図を見る限り、スカースレット王国の中でも1位2位を争うほどの賑わいで溢れる城下町の有名な大通りらしかった。
広大な石畳の道に沿って所狭しと色々とりどりな露店がひしめき合っており、果物、肉、魚、布、雑貨など、村では見たことないような珍しい品物が大量に並べられていた。そして、通り行く人々はお互いに無関心を貫いたまま、各々の目的を持って歩き、熱気に満ちた喧騒となって街を包み込んでいた。
見渡す限りの建物は地平線の彼方まで続き、コックル村にあったような木や草などの植物は少しも見当たらない。遥か遠くの方には、我々の真の目的地でもあるスカースレット城も見える。
目に映るものすべてが初めてだった。目の前に広がる光景も、街のスケールも、活気に溢れた雑踏も、聞き慣れぬ音楽も、売られている物も、人々の数も、空気の匂いも、吹きつける風も、その何もかもがエレリアにとって目新しかった。穏やかな白い雲が流れるあの青い空だって、いつの日かコックル村で見上げた空と同じはずなのに、ここにいると心なしかどこか違って見える。本当に、自分たちは王国にやってきたのだと、五感を通じて強く思い知らされる。
そうして、エレリアたちが通りの真ん中で呆然と立ち尽くしていると、突然遠くから切羽詰まった罵声が飛んできた。
「危ねぇ!!! どけ、どけぇええっっ!!」
「えっ!?」
慌てて叫び声が飛んできた方を見ると、なんと通りの向こうからこちらに向かって、謎の巨大な生物に繋がれた馬車のようなものがものすごいスピードで突進してきていた。
「うわぁああああああ!!??」
頭で考えるよりも先に、急いで道の端に飛び退くと、直後さっきまで立っていた場所を車輪が踏み鳴らした。
何とか間一髪避けることができた。
だが、なんとか一命をとりとめたはいいものの、もしあのまま吹き飛ばされてしまっていたらと想像すると冷や汗が止まらなかった。
危うく、謎の暴走生物に轢き殺されるところだった。あんな危険なものを、しかも町中で乱暴に乗り回すなど、この町はどうなっているのだ。
すると、通り過ぎて行ったはずの暴走車が突如停止し、突然その中から運転手と思われる男が車体から顔を出してきた。
「おい、どこ見て突っ立ってんだ、バッカ野郎!! 死にてぇんかアッ!!」
そして、口汚い怒号と共に激しく唾を撒き散らすと、土煙を立て足早に走り去って行ってしまった。
毛を逆立てて未だに威嚇を続ける白猫と、周囲を行く人々から注目の眼差しを受けるエレリアたち。
「もう、何なの……!」
あまりに自分勝手な男の態度に、エレリアは早速不愉快な気分になってしまった。
その瞬間、隣でソウヤが手を叩いて叫んだ。
「そっか、そゆことか!」
突然の彼のひらめきに、まだ理解が追いついていないエレリアとミサ。
「ほら、だから、さっき俺たちが立ってた道はあいつ専用の道なんだよ! よく見てみろ」
そして、ソウヤの言うとおりに、彼の指差す先をエレリアは眺めてみた。確かに、先いた道は今いる地面と少し色が違う。道幅もあちらの方が圧倒的に広い。
「さっきの道は、あの自動車みたいな乗り物の専用の道で、俺たちが通っちゃ行けない道だったんだよ」
「でも、何でそんな道が?」
「きっと、あいつらがこの街のメインの流通でも支えてるんだろ。なんか後ろに積荷みたいなのもあったし。逆に、あいつらのための道が無かったら、バンバン人にぶつかってめっちゃ危ねぇだろ?」
「あぁ、なるほど……」
ソウヤの巧みな解釈と説明を以てして、ようやくエレリアはこの街の仕組みを理解することができた。
改めて先程の道路を見てみる。
彼の言うように、あの大きな道には同様の巨大生物と荷物の積まれた馬車のような乗り物が次々に行き交っている。そして、その隅に沿って引かれた道を、人々は歩いている。
どうやら、自分たちは知らず知らずのうちに、自ら轢かれに行こうとしていたようだ。向こうからしたら怒るのも当然だろう。
だが、あんな巨大な生物を手なづけて大量の荷物を運んでいるとは、コックル村ではまず目にすることのない光景だ。今後もこの国にいる限り、常軌を逸したあり得ない常識やルールに毎回打ちのめされるのだろうか。そう思うと、否が応でも先が思いやられてしまうエレリアだった。
すると、ふいに隣にいるミサの様子がおかしいことにエレリアは気づいた。顔が青白く、呆然とした様子でどこか一点を見つめている。
「ねぇ、ミサ、顔色悪そうだけど大丈夫?」
「うぅ……」
そして、それはエレリアがミサに声をかけた瞬間だった。ふいにバランスを失ったかと思うと、なんと彼女は背中から地面に倒れこもうとした。
「ミサ!?」
「大丈夫かッ!?」
一瞬の出来事だった。重力に引っ張られるがまま、魂が抜けてしまったかのようにミサの身体は斜めに倒れていく。
だが、いち早く彼女の異変に反応したソウヤが、体勢を崩したミサをすんでのところで支えた。
「あっぶねぇ、ギリギリセーフ……」
「ご、ごめんなさい……。ちょっと、気分が……」
彼の腕の中で、苦しそうな表情を貼り付けたミサは喘ぐように弱々しく口を開いた。見たところ、気は失っていないようで、ひとまず二人は安堵のため息を吐いた。
「しょうがねぇ。城に行く前に、ちょっとあそこで一休みするか」
そして、ソウヤに促されるがまま、街角に置かれた小さな木のベンチにミサから先に3人は腰をおろした。
「どうしちゃたんだろうね、ミサ……」
「多分、この人混みに疲れちゃったんだろ。まぁ、こんだけ人もいたら無理もねぇや」
当人であるミサは座ったまま深く下を向き、苦しそうに肩で大きく息を吸っている。
確か、彼女はもともと身体が弱く、それ故に空気が綺麗なコックル村に一人で移住してきたのだった。いつも元気に振る舞っているせいで忘れてしまっていたが、ミサこそ誰よりも先に労らなければならない存在。悪い言い方で言ってしまえば、彼女は病弱なのだ。
また、前日のメノー襲来による怪我の影響も少なからずあるだろう。どちらにせよ、いつも以上に彼女には気を配らなければならない。
「みぁ、みぁ……」
膝元をすり寄っていた白猫も身軽そうにベンチの上に飛び乗るのと、ぐったり弱ったミサを心配そうに見つめ、か細い声を漏らした。
「ごめんね、猫ちゃん……。すぐに良くなると思うから、心配しないでね」
「そうだ、ミサ。おまえが持ってきたポーションで、何か効くやつとかねぇのか?」
「あぁ、そうだね……。えっーと、その、緑色のやつがちょっと欲しいかも……」
「うーん、どれどれ……? 緑のやつ、緑のやつ……」
ここにきて、ミサの持ってきたポーションが役に立つ時が来た。
ソウヤは彼女のリュックから、指示された通り緑色のポーションを取り出すべく、無造作に中身を探っていく。リュックの中からは細かく小瓶に小分けされた色とりどりのポーションの他に、彼女の着替え用の衣服や日記帳などが出てくる。
「あっ……」
すると、ふいにポーションを探すソウヤの手が止まった。
一体どうしたのかと、背もたれにもたれかかったまま彼の視線の先を眺めた時、ミサはすべてを理解した。
「……って、ちょ、ちょ、ちょっと! それ、私のパンツ!? 見ないでよっ!!」
完全に弱りきっていたはずのミサも、この時だけは自身の下着を熱い眼差しで見つめる彼からリュックを全力で奪い取り、全身で覆い隠すように抱きしめた。
「おぉ、わりぃ、わりぃ……。なんか、見ちゃいけないものまで見ちゃったみたいだな、ははは……」
「はぁ、もう恥ずかしい!! ほんと、やめて!」
ぎこちない冷笑を浮かべるソウヤに対して、顔を極限まで熱くしてミサは今まで見たことがないほど動揺していた。
あれだけ身体を動かせるということは、どうやら病態はそこまで深刻ではないようだ。王国においても繰り広げられるいつも通りの二人のやりとりを見て、エレリアは少し安堵することができた。
結局その後は、ソウヤに代わってエレリアが治療用ポーションの手配をし、丁寧にミサに飲ませてあげた。
「はい、どうぞ」
「ありがと、リアちゃん」
そして、ポーションを少し口にしたミサはしばらくの間まぶたを閉じ、軽い眠りについた。
手持ち無沙汰のエレリアとソウヤも、この機会を利用し、その場で少し旅の疲れを癒やすことにした。
「……」
街角のベンチで休む3人と1匹。
だが、その間にも街は疲れいうものを知らず、目まぐるしく動いていた。
人、人、人……、見渡す限り、人だらけ。神妙な様子で颯爽と歩む者、重そうな荷物を背負い険しい顔で行く者、剣を腰にさし威張るように歩く者、紫色の制服に身を包み友と談笑し歩く者、杖をつきおぼつかない足取りで歩む者、ボロ布のような服を纏った見るからに怪しい者など、コックル村ではまず出会わないような多様な人達が次々に視界に現れてはどこかへ消え去っていく。
この街の人々は、エレリアにはみな生き急いでいるように見えた。なぜだろうか、コックル村とは違う時間がこの街には流れているような気がした。
この溢れんばかりの人波のせいなのか。あるいは、喧騒のせいなのか。はたまた、先ほどから街に満ちているこの聞き慣れない音楽のせいなのか。
確かにこの騒がしさは、小鳥と家畜と風と農作業の音しかしなかったコックル村には無かった。
とにかく、ここにいると妙に急かされる気分になる。居ても立っても居られない。今すぐにでも駆け出して、この体中に満ちる焦燥感を振り払いたくなってしまう。
こんなところにいて、おちおちと休むことなどできない。心臓は今もなお張り詰めたまま、その切迫したテンポを落とすことなく高らかにリズムを刻み続けている。
「ふぅ、ちょっと楽になったかも……」
すると、隣で静かに安静にしていたミサがようやく目を覚ました。
「おっ、どうだ? 治ったか?」
「うん……。さっきよりはだいぶ良くなったかなぁ……」
「そうか、なら良かった。……あまり無理はするなよ?」
「うん」
知らない間にエレリアの膝上で丸まって寝ていた白猫も同時に目覚め、身体をくねらせ背伸びをすると、大きく口を開け大胆にあくびを漏らした。
本当に、この不思議な獣はどこまでついてくるのだろう。言葉が通じない以上、この生き物の目的が分からない。
ただ、勝手についてくるのは良いとして、果たして王国側は城の中に迎え入れてくれるのだろうか。
「あっ、そうだ……!」
その時、突然ミサが何かを閃いた様子で張り切った声をあげた。
「そういえば、私たちこの猫ちゃんに名前つけてなかったよね?」
「名前?」
ミサから問いかけられ、思わず首をかしげるエレリアとソウヤ。
「そう、名前! どうせだったらさ、この猫ちゃんに名前をつけてあげようよ!」
「みぁ……?」
突然の提案に、白猫すらも首を斜めにかしげる。
確かに、名前をつけるのはいいアイデアかもしれない。今までは、猫ちゃんとか、白猫とか、不思議な獣とか、謎の生物とか、それぞれ好き勝手に呼んできたが、名前をつけてあげることで少しは愛着が湧くかもしれない。
「ねぇ、何がいいかなぁ?」
胸を弾ませながら、ミサは先ほどの体調不良がまるで嘘であったかのようにはしゃぐ。
「そうだなぁ、名前ねぇ……。なら、ミカエルはどうだ?! 神々しくてカッコいいだろ!?」
「えぇ、この猫ちゃん、女の子なんだよ? やっぱりカッコいいっていうより、かわいい名前の方がいいんじゃない?」
「なんだよ、メスなのかよ!」
無意識にオスだと思い込んでいた猫が実はオスではないと言われ、思わず幻滅するソウヤ。そんな彼の落胆ぶりに、白猫も不服そうに彼を睨んでいるように見えた。
「リアちゃんは、何がいいと思う?」
「えぇっ、私?」
ミサの話しの矛先がこちらに向けられ、思わずエレリアは困惑した。
「……うーん。別に、私は何でもいいけど……」
猫に名前をつけてやることには賛成だが、その名前自体の案は何も考えていなかった。というよりも、肝心の名前に関しては、正直ミカエルだろうが何だろうがどれでもよかった。
すると、こちらの空疎な熱意を汲み取ったのか、いきなり猫はエレリアの膝上で立ち上がったかと思うと、彼女の胸元に頭をスリスリ擦り寄せ始めた。
「おいおい、こいつめっちゃエレリアに媚びてんじゃん」
「ちょっと、何?」
なんと、わざとらしい振る舞いなのだろうか。だが、それは猫なりの愛情表現のようにも捉えることができた。
「きっと、リアちゃんに名前をつけてほしいんだよ!」
「えぇ、私に……!? そんなこと言われましても……」
ミサからも都合の良いように解釈され、エレリアはますます戸惑ってしまった。
初めて森であった時もそうだったが、やけにこの白猫はこちらに対してだけ過剰に好意を寄せてきているように感じる。一体、両者の間に何の関係があるというのだ。
「……」
猫への名前。
何がいいだろうか。
どうせつけるのなら、呼びやすくて、可愛らしくて、響きの良いものがいい。
「『モフミ』……」
そして、しばらく考えた末、何気なくエレリアの口から吐き出された名前の案がこれだった。
「んん? 何て?」
「いや、だから……。毛がもふもふしてるから、『モフミ』なんかはどう?」
「モフミ、かぁ……。なんか、安易だな……」
自分なりに可愛らしい名前を考えたつもりだったのだが、ミサとソウヤの反応は見たところイマイチだった。
何より、最も不機嫌にしていたのは、名前をつけられた白猫自身のようにも見えた。よっぽど納得いかなかったのか、不満そうにエレリアを呆れた目つきで睨んでいる。
「な、何、その目は……? ソウヤのミカエルってやつよりはマシでしょ?」
すると、何を思ったのか猫は急にベンチから地面に飛び降りると、いきなり露出したエレリアの足首に思いっきり噛みついてきた。
「いッだぁい!!!」
猫の鋭く尖った牙が素肌に突き刺さり、エレリアは自分自身でも聞いたことがないような盛大な悲鳴を反射的にあげてしまった。通りを行く人々から再び注目の視線が集まる。
「ちょっと、リアちゃん! 大丈夫!?」
「ははははは、こりゃ傑作だ!」
急いでエレリアのもとに駆け寄るミサと、腹を抱えて笑い続けるソウヤ。
「もう、勘弁してよ……」
経験したことのない鋭く刺すような痛みに思わず目を潤しながら、エレリアは恐る恐る噛みつかれた自身の足首の患部に目を通してみた、だが、幸いなことに、感じた激痛のわりに怪我は大したものではなかった。さすがに手加減してくれたのだろうか。いやいや、手加減も何も、不満だからといって急に噛みつくなんて、なんと身勝手なのだろ。
「よしっ、決めた! 今日からこいつの名前はモフミだ! 異論は認めん!」
「ちょっと、ほんとにやるの!?」
すると、ソウヤがエレリアの出した案を勝手に採用してしまった。
「まぁ、別にいいけど……」
だが、最初から猫の名前など何でも良かったエレリアは彼の下した決定に異を唱えることなどはせず、一方のミサもソウヤの選択には賛成の意見を示していた。
「よろしくな、モフミ!」
しかし、この中でただ一人……、いや一匹だけ、エレリアの提案した名に不本意そうに表情を曇らせている者がいた。それは他の誰でもない、モフミと名づけられた白猫自身だった。
だが、そんな白猫の思いは人間であるエレリアたちには届くはずなく、ただ囁くような声で「みぁ……」とその不満を嘆くことしかできなかった。
その日以来、風来の白猫の名は『モフミ』となった。
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