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第二章 家督継承
第9話 千住屋敷
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俺、宇都宮和人は養父となる宇都宮秀和の屋敷へと向かっていた。宇都宮家の家禄は500石で千住と深川に合計2つの屋敷を拝領していた。
千住にある屋敷が本邸で、深川の方は現代で言う別荘の様な扱いらしい。だから今日は千住の屋敷に向かって歩いている。
「大隅介殿。俺は宇都宮家の中でどういう立場になるんでしょうか。」
「若様。私達はあなたの家来になる者です。軽々しくもそのような言葉を使わないで下さい。」
初めて体験するThe・武家のしきたりに俺も一緒に歩いている七之助もポカンとしてしまった。
「若様は、殿のご息女であられます朝様か詩様のどちらかと御婚姻され娘婿と言う形で宇都宮家に迎えられまする。」
18歳で結婚するというのは江戸時代では当たり前、もしくは遅いほうなのかもしれないが、俺は現代の高校生だ。そういう事を言われるとかなりワクワクしてしまう。
「お二人はおいくつで?」
「朝様が14歳、詩様は13歳で御座います。先日血を出されたとの事で、今すぐにでも若様の若様をお造りになることもできますぞ。」
大隅介は堅いところも結構あるが、このようにぶっこんでくる時はぶっこんでくる。俺も七之助も唖然としてしまった。
「そんなことを言っていたら着きました。ここが宇都宮家の千住屋敷で御座います。」
大隅介がそう言って指したのは、板橋の屋敷と同じくらいの屋敷だった。
板橋で慣れたとは思っていたが、やはりデカイ。現代じゃ考えられないくらいデカイ。
大隅介について門を潜ると、中では秀和とその奥さんらしき人、それから詩さんらしき人が出迎えてくれた。
「よくぞいらしてくれた。ささ、取り敢えず上がってくれ。」
秀和はまだ慣れない親子言葉にたじたじしていた。俺達は広間に通され下座に七之助と共に座った。
「それでは家の者を紹介する。まず儂の家内のタメ。それから長女の朝。次女の詩だ。」
3人の女性が頭を下げる。皆それぞれの美しさを備えていた。今にも大きくなってしまいそうなムスコをなんとか抑えた。
「この他に、下女が4人下男が6人いる。よろしく頼む。」
「宇都宮和人で御座います。こちらは従者の七之助です。これからどうぞよろしくお願いいたします。」
深々と頭を下げる。顔を上げると温かい笑顔があった。あぁ良かった。この時代にも家族ができた。そう思うと急に心が暖かくなってきて泣きそうになってしまう。
「これから儂からのお願いをしたいのだがいいか?」
「はい。何なりと。」
秀和は懐から巻物を取り出して俺に渡した。。こんなもの本当に使ってたんだぁと少し感心した。
「宇都宮家 家訓」と最初に記された巻物は以下の通りに文が続いていた。
一.当主は20人以上の側室や妾を持つこと。
二.先代当主の命日や歴代将軍の命日、幕府によって定められた日以外は性行為に及ぶこと。
三.旅や遠方へ外出する際は、必ず妾を同行させること。
「こ、これはどういう事ですか?」
「和人にはこの家訓を守って欲しいのだ。儂は息子が出来なかったが、和人にはそのような事になってほしくない。」
まあ、実際そうなのだろうけど……まあたくさんセックスできるならそれはそれでいいか。と楽観的に考える事にした。
「わ、分かりました。養父上。」
「よし。分かってくれたか。ありがとう。ではお前の妻になる者を選んで欲しい。朝か詩のどちらがいい?」
迷った。これはすべての男が迷うと思う。朝はすらっとしたスタイルで顔立ちもいい。しかし胸が小さめだった。それに対して詩は肉付きのいい身体に豊満なメロンがぶら下がっていた。顔は姉の方よりも明るそうだ。
「どちらも、という事で如何でしょうか。」
迷った挙げ句決めきれなかった俺は、いきなりとんでもない言葉を言ってしまった。養父と養母が顔を寄せ合い何かを相談している。だが思ったより顔色は暗くなかった。
「よし分かった。そうしよう。」
「え!?いいんですか!?」
「いいも何も和人、あなたが選んだことでしょう。」
養母まで全面Okを出したとはこれまた驚きだった。朝、詩の顔はだんだんと明るくなってきた気がする。
「ではこれから身体合わせの準備をする。夕餉を早めに済ませたら、屋敷は3人だけになるなら、しっかりと身体合わせをしておきなさい。」
身体合わせ?なんのことかわからないがなんだか面白そうな予感がしていた。
千住にある屋敷が本邸で、深川の方は現代で言う別荘の様な扱いらしい。だから今日は千住の屋敷に向かって歩いている。
「大隅介殿。俺は宇都宮家の中でどういう立場になるんでしょうか。」
「若様。私達はあなたの家来になる者です。軽々しくもそのような言葉を使わないで下さい。」
初めて体験するThe・武家のしきたりに俺も一緒に歩いている七之助もポカンとしてしまった。
「若様は、殿のご息女であられます朝様か詩様のどちらかと御婚姻され娘婿と言う形で宇都宮家に迎えられまする。」
18歳で結婚するというのは江戸時代では当たり前、もしくは遅いほうなのかもしれないが、俺は現代の高校生だ。そういう事を言われるとかなりワクワクしてしまう。
「お二人はおいくつで?」
「朝様が14歳、詩様は13歳で御座います。先日血を出されたとの事で、今すぐにでも若様の若様をお造りになることもできますぞ。」
大隅介は堅いところも結構あるが、このようにぶっこんでくる時はぶっこんでくる。俺も七之助も唖然としてしまった。
「そんなことを言っていたら着きました。ここが宇都宮家の千住屋敷で御座います。」
大隅介がそう言って指したのは、板橋の屋敷と同じくらいの屋敷だった。
板橋で慣れたとは思っていたが、やはりデカイ。現代じゃ考えられないくらいデカイ。
大隅介について門を潜ると、中では秀和とその奥さんらしき人、それから詩さんらしき人が出迎えてくれた。
「よくぞいらしてくれた。ささ、取り敢えず上がってくれ。」
秀和はまだ慣れない親子言葉にたじたじしていた。俺達は広間に通され下座に七之助と共に座った。
「それでは家の者を紹介する。まず儂の家内のタメ。それから長女の朝。次女の詩だ。」
3人の女性が頭を下げる。皆それぞれの美しさを備えていた。今にも大きくなってしまいそうなムスコをなんとか抑えた。
「この他に、下女が4人下男が6人いる。よろしく頼む。」
「宇都宮和人で御座います。こちらは従者の七之助です。これからどうぞよろしくお願いいたします。」
深々と頭を下げる。顔を上げると温かい笑顔があった。あぁ良かった。この時代にも家族ができた。そう思うと急に心が暖かくなってきて泣きそうになってしまう。
「これから儂からのお願いをしたいのだがいいか?」
「はい。何なりと。」
秀和は懐から巻物を取り出して俺に渡した。。こんなもの本当に使ってたんだぁと少し感心した。
「宇都宮家 家訓」と最初に記された巻物は以下の通りに文が続いていた。
一.当主は20人以上の側室や妾を持つこと。
二.先代当主の命日や歴代将軍の命日、幕府によって定められた日以外は性行為に及ぶこと。
三.旅や遠方へ外出する際は、必ず妾を同行させること。
「こ、これはどういう事ですか?」
「和人にはこの家訓を守って欲しいのだ。儂は息子が出来なかったが、和人にはそのような事になってほしくない。」
まあ、実際そうなのだろうけど……まあたくさんセックスできるならそれはそれでいいか。と楽観的に考える事にした。
「わ、分かりました。養父上。」
「よし。分かってくれたか。ありがとう。ではお前の妻になる者を選んで欲しい。朝か詩のどちらがいい?」
迷った。これはすべての男が迷うと思う。朝はすらっとしたスタイルで顔立ちもいい。しかし胸が小さめだった。それに対して詩は肉付きのいい身体に豊満なメロンがぶら下がっていた。顔は姉の方よりも明るそうだ。
「どちらも、という事で如何でしょうか。」
迷った挙げ句決めきれなかった俺は、いきなりとんでもない言葉を言ってしまった。養父と養母が顔を寄せ合い何かを相談している。だが思ったより顔色は暗くなかった。
「よし分かった。そうしよう。」
「え!?いいんですか!?」
「いいも何も和人、あなたが選んだことでしょう。」
養母まで全面Okを出したとはこれまた驚きだった。朝、詩の顔はだんだんと明るくなってきた気がする。
「ではこれから身体合わせの準備をする。夕餉を早めに済ませたら、屋敷は3人だけになるなら、しっかりと身体合わせをしておきなさい。」
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