8 / 8
◆ダイエットのその先に――
しおりを挟む
未来君が南アフリカに旅立ってから、三カ月が経った。
やはり、未来君は異国の地で療養するお母さんに寄り添うことを選んだ。そうして現地の日本人学校に転入の形を取り、再び学校に戻ってくることはなかった。
「ふんふんふふ~ん」
「気持ち悪いわね」
気持ちよく鼻歌を歌っていたら、隣の席の森重さんがジトリとした目を向けてきた。
こういうのを腐れ縁と言うのだろうか。なんと一年生の時に色々悶着のあった森重さんとは、二年になった今も同じクラスで、なおかつ席が隣同士だったりする。
「だって、思わず歌わずにはいられないビッグニュースがあるの!」
「あんたが痩せたって話なら、もう耳にタコができたわ」
森重さんは大仰に肩をそびやかす真似をする。
たしかに、私が目標体重をクリアした一件は、達成した一週間前から昨日まで、連日うるさいくらいに言いまくっていた。それこそ耳にタコができるほどに。
そこは平に申し訳ないが、今回のビッグニュースはそれではない。
「今日のビッグニュースは、そうじゃなくて――」
「そもそも、最初から太ったりしなければいいのよ。私は母が肥満がもとで病気になってるから、断固肥満は反対。百害あって一利なしよ!」
被せるように言われ、思わず口をつぐむ。
……そうなのだ。森重さんがなにかにつけて、私の体形を持ち出してきたのには、彼女なりの理由があった。
「その後、お母さまの具合はどう?」
前に遊びに行った時、ちょうど森重さんのお母さまも自宅におられて、私もお会いしている。病気で入退院を繰り返し、かなり疲れた様子だった。
「今は状態も安定してる。最近は入院もしてないの」
「そっか、よかった。お大事にね」
「ありがと」
森重さんが私に取った態度は目に余るものがあり、全部が全部正当化できるものではない。だけど、体形にナーバスになっていたわけも今は理解ができたし、なにより彼女はお母さまの病状が落ち着いたタイミングで、私にきつく当たったことを謝ってくれた。
そうなれば、これ以上いがみ合う理由もない。
最近の私たちは、なにかというと一緒に行動していて、移動教室の先でもわざわざ隣に座ることが多い。意外なのだが、腹を割って話すようになったら、存外に気が合うことが分かったのだ。
「てゆーか、芸能プロダクションから声がかかってるって、うわさになってるけど、ほんとなの?」
「あー。ママと歩いてる時に、名刺を渡してきた人がいたけど……って、そんなのはどうでもいいの! ビッグニュースは私のダイエットの話じゃなくて、もっと別! これを聞いたら、森重さんも絶対に歌いたくなっちゃう。どう、聞きたい?」
「なによ、もったいぶって。話したいなら、さっさと話しなさいよ」
世の中的には、きっとこの関係を親友と呼ぶのだろう。
「なんと、夏休みに未来君が一時帰国するの!」
「……へー、そりゃよかった」
「え!? その程度!?」
「あのね! どうして私が、あんたの彼氏が帰ってくるからって大喜びしなきゃならないのよ。以前に大門寺君を狙ってたのは事実だけど、私、人の物には手を出さない主義だから」
キッパリと言い切った森重さんのこういうところは、嫌いじゃない。むしろ、好感が持てる。
「えー。つれないんだ」
「ま、元クラスメイトとしては、帰国歓迎会に参加してやってもいいわよ」
「ほんと!? それじゃ、正確に日にちが決まったら呼ぶね」
「……ねぇ細井さん。それ、僕も行ってもいいかな?」
私と森重さんの後ろから、田中君が尋ねてきた。
「もちろんよ!」
「……ちょっと田中、顔貸しな」
私が快諾すると、なぜか横から森重さんが田中君をズルズルと引っ張って、教室の奥へと向かう。
……いったい、なにごと?
二人は教室の隅で顔を寄せ合い、なにごとがボソボソと話し始める。
「あんた、私が前に里桜は大門寺君と付き合ってるって教えたじゃない。なのにまだ里桜のこと狙ってんの!? 恋人同士の久しぶりの再会に水をさそうなんてヤボなこと、やめときな」
「そんなつもりじゃない。僕が以前、細井さんに想いを寄せていたのは間違いないけれど、僕も森重さんと同じさ。人の物には手を出さない主義だ」
「え?」
「分からない? 僕が歓迎会に参加したいと思うのは、そこに君が行くからだよ」
残念ながら、私のところまで二人の声は聞こえてこない。だけど、真っ赤に頬を染める森重さんと、そんな彼女を熱い眼差しで見つめる田中君。二人の様子から、おおよそ察することができた。
……ふふふっ。これは、意外な新カップルの誕生かな?
微笑ましい思いで二人を眺めながら、ふいに脳裏を、以前未来君から聞かされた『痩せたら体だけじゃない、心が軽くなる。里桜ちゃんの人生が、きっと明るく拓けるよ』という台詞が脳裏をよぎった。
……うん、そうだね。未来君の言う通りだった。
未来君のこの言葉が全ての始まりだった。
一年前は、私が森重さんと肩を並べて笑っている未来なんて想像もできなかった。
かつての私は体に引きずられるように、心にも重しをいっぱい背負っていた。自分に自信が持てなくて、深層にはキラキラとまぶしい森重さんをひがむ心もあったのだと思う。
その私が、こんなにも心軽く学校生活を過ごしている。声を出して友人らと笑い、将来の夢に向かって真剣に学び、一度しかないこの瞬間を謳歌している。
こんな今があるのは、全部、未来君のおかげ。
目標の体重を達成し、見た目にもスリムになった私は、あなたの目にどう映るだろう。案外、未来君は「変わらないよ」と言うかもしれない。そして「里桜ちゃんは昔から可愛いよ」と、真顔で続けそうな予感もする。
未来君との再会を想像すれば、自ずと頬がゆるんだ。
早く彼に今の私を見て欲しいと思った。伝えたいことも山ほどあった。
だけど一番は、彼の笑顔が見たい。彼が元気に『ただいま』と言って帰って来てくれたらそれだけでいい。
三カ月ぶりの再会が、すぐそこに迫っていた。
……未来君、もうじき会えるね。
目と目を合わせ、微笑みを交わし合うその瞬間は、もうすぐそこだ――。
やはり、未来君は異国の地で療養するお母さんに寄り添うことを選んだ。そうして現地の日本人学校に転入の形を取り、再び学校に戻ってくることはなかった。
「ふんふんふふ~ん」
「気持ち悪いわね」
気持ちよく鼻歌を歌っていたら、隣の席の森重さんがジトリとした目を向けてきた。
こういうのを腐れ縁と言うのだろうか。なんと一年生の時に色々悶着のあった森重さんとは、二年になった今も同じクラスで、なおかつ席が隣同士だったりする。
「だって、思わず歌わずにはいられないビッグニュースがあるの!」
「あんたが痩せたって話なら、もう耳にタコができたわ」
森重さんは大仰に肩をそびやかす真似をする。
たしかに、私が目標体重をクリアした一件は、達成した一週間前から昨日まで、連日うるさいくらいに言いまくっていた。それこそ耳にタコができるほどに。
そこは平に申し訳ないが、今回のビッグニュースはそれではない。
「今日のビッグニュースは、そうじゃなくて――」
「そもそも、最初から太ったりしなければいいのよ。私は母が肥満がもとで病気になってるから、断固肥満は反対。百害あって一利なしよ!」
被せるように言われ、思わず口をつぐむ。
……そうなのだ。森重さんがなにかにつけて、私の体形を持ち出してきたのには、彼女なりの理由があった。
「その後、お母さまの具合はどう?」
前に遊びに行った時、ちょうど森重さんのお母さまも自宅におられて、私もお会いしている。病気で入退院を繰り返し、かなり疲れた様子だった。
「今は状態も安定してる。最近は入院もしてないの」
「そっか、よかった。お大事にね」
「ありがと」
森重さんが私に取った態度は目に余るものがあり、全部が全部正当化できるものではない。だけど、体形にナーバスになっていたわけも今は理解ができたし、なにより彼女はお母さまの病状が落ち着いたタイミングで、私にきつく当たったことを謝ってくれた。
そうなれば、これ以上いがみ合う理由もない。
最近の私たちは、なにかというと一緒に行動していて、移動教室の先でもわざわざ隣に座ることが多い。意外なのだが、腹を割って話すようになったら、存外に気が合うことが分かったのだ。
「てゆーか、芸能プロダクションから声がかかってるって、うわさになってるけど、ほんとなの?」
「あー。ママと歩いてる時に、名刺を渡してきた人がいたけど……って、そんなのはどうでもいいの! ビッグニュースは私のダイエットの話じゃなくて、もっと別! これを聞いたら、森重さんも絶対に歌いたくなっちゃう。どう、聞きたい?」
「なによ、もったいぶって。話したいなら、さっさと話しなさいよ」
世の中的には、きっとこの関係を親友と呼ぶのだろう。
「なんと、夏休みに未来君が一時帰国するの!」
「……へー、そりゃよかった」
「え!? その程度!?」
「あのね! どうして私が、あんたの彼氏が帰ってくるからって大喜びしなきゃならないのよ。以前に大門寺君を狙ってたのは事実だけど、私、人の物には手を出さない主義だから」
キッパリと言い切った森重さんのこういうところは、嫌いじゃない。むしろ、好感が持てる。
「えー。つれないんだ」
「ま、元クラスメイトとしては、帰国歓迎会に参加してやってもいいわよ」
「ほんと!? それじゃ、正確に日にちが決まったら呼ぶね」
「……ねぇ細井さん。それ、僕も行ってもいいかな?」
私と森重さんの後ろから、田中君が尋ねてきた。
「もちろんよ!」
「……ちょっと田中、顔貸しな」
私が快諾すると、なぜか横から森重さんが田中君をズルズルと引っ張って、教室の奥へと向かう。
……いったい、なにごと?
二人は教室の隅で顔を寄せ合い、なにごとがボソボソと話し始める。
「あんた、私が前に里桜は大門寺君と付き合ってるって教えたじゃない。なのにまだ里桜のこと狙ってんの!? 恋人同士の久しぶりの再会に水をさそうなんてヤボなこと、やめときな」
「そんなつもりじゃない。僕が以前、細井さんに想いを寄せていたのは間違いないけれど、僕も森重さんと同じさ。人の物には手を出さない主義だ」
「え?」
「分からない? 僕が歓迎会に参加したいと思うのは、そこに君が行くからだよ」
残念ながら、私のところまで二人の声は聞こえてこない。だけど、真っ赤に頬を染める森重さんと、そんな彼女を熱い眼差しで見つめる田中君。二人の様子から、おおよそ察することができた。
……ふふふっ。これは、意外な新カップルの誕生かな?
微笑ましい思いで二人を眺めながら、ふいに脳裏を、以前未来君から聞かされた『痩せたら体だけじゃない、心が軽くなる。里桜ちゃんの人生が、きっと明るく拓けるよ』という台詞が脳裏をよぎった。
……うん、そうだね。未来君の言う通りだった。
未来君のこの言葉が全ての始まりだった。
一年前は、私が森重さんと肩を並べて笑っている未来なんて想像もできなかった。
かつての私は体に引きずられるように、心にも重しをいっぱい背負っていた。自分に自信が持てなくて、深層にはキラキラとまぶしい森重さんをひがむ心もあったのだと思う。
その私が、こんなにも心軽く学校生活を過ごしている。声を出して友人らと笑い、将来の夢に向かって真剣に学び、一度しかないこの瞬間を謳歌している。
こんな今があるのは、全部、未来君のおかげ。
目標の体重を達成し、見た目にもスリムになった私は、あなたの目にどう映るだろう。案外、未来君は「変わらないよ」と言うかもしれない。そして「里桜ちゃんは昔から可愛いよ」と、真顔で続けそうな予感もする。
未来君との再会を想像すれば、自ずと頬がゆるんだ。
早く彼に今の私を見て欲しいと思った。伝えたいことも山ほどあった。
だけど一番は、彼の笑顔が見たい。彼が元気に『ただいま』と言って帰って来てくれたらそれだけでいい。
三カ月ぶりの再会が、すぐそこに迫っていた。
……未来君、もうじき会えるね。
目と目を合わせ、微笑みを交わし合うその瞬間は、もうすぐそこだ――。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
笑いの授業
ひろみ透夏
児童書・童話
大好きだった先先が別人のように変わってしまった。
文化祭前夜に突如始まった『笑いの授業』――。
それは身の毛もよだつほどに怖ろしく凄惨な課外授業だった。
伏線となる【神楽坂の章】から急展開する【高城の章】。
追い詰められた《神楽坂先生》が起こした教師としてありえない行動と、その真意とは……。
隠れ御曹司は、最強女子を溺愛したい
藤永ゆいか
児童書・童話
過去のある出来事から、空手や合気道を習うようになった私。
そして、いつしか最強女子と言われるようになり、
男子が寄りつかなくなってしまった。
中学では恋がしたいと思い、自分を偽って
学校生活を送ることにしたのだけど。
ある日、ひったくり犯を撃退するところを
クラスメイトの男子に見られてしまい……。
「お願い。このことは黙ってて」
「だったら、羽生さん。
俺のボディーガード兼カノジョになってよ」
「はい!?」
私に無茶な要求をしてきた、冴えないクラスメイトの
正体はなんと、大財閥のイケメン御曹司だった!?
* * *
「ボディーガードなんて無理です!」
普通の学校生活を送りたい女子中学生
羽生 菜乃花
×
「君に拒否権なんてないと思うけど?」
訳あって自身を偽る隠れ御曹司
三池 彗
* * *
彗くんのボディーガード兼カノジョになった
私は、学校ではいつも彼と一緒。
彗くんは、私が彼のボディーガードだからそばにいるだけ。
そう思っていたのに。
「可愛いな」
「菜乃花は、俺だけを見てて」
彗くんは、時に甘くて。
「それ以上余計なこと言ったら、口塞ぐよ?」
私にだけ、少し意地悪で。
「俺の彼女を傷つける人は、
たとえ誰であろうと許さないから」
私を守ってくれようとする。
そんな彗くんと過ごすうちに私は、
彼とずっと一緒にいたいと思うようになっていた──。
「私、何があっても彗くんのことは絶対に守るから」
最強女子と隠れ御曹司の、秘密の初恋ストーリー。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
その付喪神、鑑定します!
陽炎氷柱
児童書・童話
【第1回きずな児童書大賞、優秀賞受賞】
『彼女の”みる目”に間違いはない』
七瀬雪乃は、骨董品が大好きな女の子。でも、生まれたときから”物”に宿る付喪神の存在を見ることができたせいで、小学校ではいじめられていた。付喪神は大好きだけど、普通の友達も欲しい雪乃は遠い私立中学校に入ることに。
今度こそ普通に生活をしようと決めたのに、入学目前でトラブルに巻き込まれて”力”を使ってしまった。しかもよりによって助けた男の子たちが御曹司で学校の有名人!
普通の生活を送りたい雪乃はこれ以上関わりたくなかったのに、彼らに学校で呼び出されてしまう。
「俺たちが信頼できるのは君しかいない」って、私の”力”で大切な物を探すの!?
宇宙人は恋をする!
山碕田鶴
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞/奨励賞を受賞しました。ありがとうございました。】
私が呼んでいると勘違いして現れて、部屋でアイスを食べている宇宙人・銀太郎(仮名)。
全身銀色でツルツルなのがキモチワルイ。どうせなら、大大大好きなアイドルの滝川蓮君そっくりだったら良かったのに。……え? 変身できるの?
中学一年生・川上葵とナゾの宇宙人との、家族ぐるみのおつきあい。これは、国家機密です⁉
(表紙絵:山碕田鶴/人物色塗りして下さった「ごんざぶろ」様に感謝)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる