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第弐話 始まり
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俺は街に行って興奮していた!
AIの実装によってNPCキャラがちゃんと人間のように答えてくれるのだ。
どうせあらかじめ予想していた質問を返すようなものだと思っていたが人間のように滑らかに喋って答えてくれるのだ。
調べてみたら音声合成ソフトなどでオートで無数に声を作ってそれをNPCに振り分けてるらしい。
街の建物は今までと違い、多少壊せるようになっているが公共のものなどを壊すと警護NPCが転送されてきて捕まるらしい。
逃げることも可能なのだが警護NPCのレベルは最高レベル近くに設定されていて逃げれたものはいないらしい。
発売当初なのにみんな色々なことを試しているものだ。
さて、そろそろシリアルコードでなにが当たるか確かめてみるか。
金のシリアルコードのほうを確かめてみると・・・
「ピコン!『大賢者の鞄』」
ん?大賢者の鞄?
「効果、ストレージが全部解放され、アイテムを限界にまでいれることができる」
ん?これって別に普通のゲームでよくあるやつじゃ・・・
って思ったらこれ相当凄いアイテムだ!!
このゲームでは通常は回復アイテムなどを持ち運べる物の種類の数は決まっているのだがこれは全ての回復アイテムを持ち運べるらしい!つまり本来5種類しか回復アイテムを持ち運べないのにこのアイテムなら何種類もの回復アイテムを持ち運べるのだ、便利すぎる!!
銅のほうも確かめてみたらバフアイテムセットが出てきた。
バフアイテムとは攻撃力や防御力を一時的に上昇させるアイテムである。
さてと確かこのゲームは職業を1つと副職業を3つ選べるんだったな…
副職業は後回しでいいが職業は早めに決めないと追加効果やスキルが使えないらしいのだ
職業屋に着いた俺は職業を決めるためにNPCに話しかける
「いらっしゃいませ!なんの御用でしょうか?」
「職業を決めたいんですけど」
「かしこまりました!職業一覧からお選びください!」
表示されたのは
戦士
格闘家
弓使い
暗殺者
である。
戦士は剣、斧、槍が使えて片手剣などにすれば盾が使え、アイテムのクールタイムが両手剣などを使ってるときより早くなる。
格闘家は拳で戦うスタイルであり、拳装備を主に使っており、剣などより軽いためその分早く動ける。
弓使いは遠くからでも相手を狙え、攻撃力は他と比べて低いが様々な種類の矢があり独特の戦い方ができるが防御力が低い。
暗殺者は素早さ高く、両手でダガーなどを使え、攻撃力が高く、防御力が低い
などが説明文に書いてある。
俺はどのゲームでもスピード重視で遠距離が好きだったのだが今回は暗殺者を選ぶことにした。
副職業は調合士を選び、あと2つはレベルを上げないと解放できないらしい。
副職業は様々なものがあり目を通すのが大変なほど量があった。
職業を決めたら初期武器で持たされていたナイフ以外にダガーがもらえたが防具はマントのみだった…
「さてと!早速モンスターを狩りにいくか!」
俺は街から出て草原をうろついてみた。
「さて何かいないかなぁ」
「グルルゥ」
「ん?」
目の前に凄くリアルな狼型のモンスターがいた…
名前はバトルウルフ
「うぉ!?リアル過ぎてびっくりしたぞ!こんなの女性とかは怖くて戦えないんじゃ…」
って言ってる間にバトルウルフが飛びかかってきた。
バックステップで躱そうとしたがスキルが発動しない…
「なんで!?」
そう言ってる間に狼に噛みつかれてすぐにHPはゼロになったのだった
街に戻された俺は戦い方を表示してみる…
どうやらスキルは設定しないと使えないらしく、頭の中でスキル名を唱えたりイメージするか口頭でスキル名を言わなければいけないらしい。
レベルが上がるとオートで発動すると書いてあった
「他のゲームの感覚でスキルを発動しようとしたからスキルが発動しなかったのか」
他のゲームではオートスキルでバックステップが使われたため普通に力を込めて下がろうとすれば発動されたのだ。
俺はスキルを頭の中でイメージする設定に切り替えた。
「そういや最初の設定のところ色々飛ばしちゃったからこんなことに…」
「もう1回挑むか!」
暗殺者の初期スキルはバックステップ、クイックステップ
である。
攻撃スキルがないのは残念だが少しレベルが上がれば覚えるらしいので気にしないことにした。
俺はまた草原にいってバトルウルフを探した
「ブゴァ」
お!?バトルウルフきたか!
マッドボアー:レベル1
「猪か…猪…狼のほうがカッコイイのに…、まぁいいか、俺の剣のサビにしてくれる!!」
マッドボアーが体当たりしてきたがバックステップで後ろに下がったが後ろに下がっても避け切れないっぽいのですぐにクイックステップを発動してマッドボアーの攻撃を避けた。
なるほどバックステップじゃ突進系は避けられないのか。
マッドボアーがまた体当たりしてきたのでクイックステップをしながらマッドボアーの横腹を切り裂いた。
「ブゴォォォ」
マッドボアーは光のエフェクトとともにお金を落として消えていった。
それから俺は夕飯の時間までずっと狩りをして色々なことを試していたのだった。
AIの実装によってNPCキャラがちゃんと人間のように答えてくれるのだ。
どうせあらかじめ予想していた質問を返すようなものだと思っていたが人間のように滑らかに喋って答えてくれるのだ。
調べてみたら音声合成ソフトなどでオートで無数に声を作ってそれをNPCに振り分けてるらしい。
街の建物は今までと違い、多少壊せるようになっているが公共のものなどを壊すと警護NPCが転送されてきて捕まるらしい。
逃げることも可能なのだが警護NPCのレベルは最高レベル近くに設定されていて逃げれたものはいないらしい。
発売当初なのにみんな色々なことを試しているものだ。
さて、そろそろシリアルコードでなにが当たるか確かめてみるか。
金のシリアルコードのほうを確かめてみると・・・
「ピコン!『大賢者の鞄』」
ん?大賢者の鞄?
「効果、ストレージが全部解放され、アイテムを限界にまでいれることができる」
ん?これって別に普通のゲームでよくあるやつじゃ・・・
って思ったらこれ相当凄いアイテムだ!!
このゲームでは通常は回復アイテムなどを持ち運べる物の種類の数は決まっているのだがこれは全ての回復アイテムを持ち運べるらしい!つまり本来5種類しか回復アイテムを持ち運べないのにこのアイテムなら何種類もの回復アイテムを持ち運べるのだ、便利すぎる!!
銅のほうも確かめてみたらバフアイテムセットが出てきた。
バフアイテムとは攻撃力や防御力を一時的に上昇させるアイテムである。
さてと確かこのゲームは職業を1つと副職業を3つ選べるんだったな…
副職業は後回しでいいが職業は早めに決めないと追加効果やスキルが使えないらしいのだ
職業屋に着いた俺は職業を決めるためにNPCに話しかける
「いらっしゃいませ!なんの御用でしょうか?」
「職業を決めたいんですけど」
「かしこまりました!職業一覧からお選びください!」
表示されたのは
戦士
格闘家
弓使い
暗殺者
である。
戦士は剣、斧、槍が使えて片手剣などにすれば盾が使え、アイテムのクールタイムが両手剣などを使ってるときより早くなる。
格闘家は拳で戦うスタイルであり、拳装備を主に使っており、剣などより軽いためその分早く動ける。
弓使いは遠くからでも相手を狙え、攻撃力は他と比べて低いが様々な種類の矢があり独特の戦い方ができるが防御力が低い。
暗殺者は素早さ高く、両手でダガーなどを使え、攻撃力が高く、防御力が低い
などが説明文に書いてある。
俺はどのゲームでもスピード重視で遠距離が好きだったのだが今回は暗殺者を選ぶことにした。
副職業は調合士を選び、あと2つはレベルを上げないと解放できないらしい。
副職業は様々なものがあり目を通すのが大変なほど量があった。
職業を決めたら初期武器で持たされていたナイフ以外にダガーがもらえたが防具はマントのみだった…
「さてと!早速モンスターを狩りにいくか!」
俺は街から出て草原をうろついてみた。
「さて何かいないかなぁ」
「グルルゥ」
「ん?」
目の前に凄くリアルな狼型のモンスターがいた…
名前はバトルウルフ
「うぉ!?リアル過ぎてびっくりしたぞ!こんなの女性とかは怖くて戦えないんじゃ…」
って言ってる間にバトルウルフが飛びかかってきた。
バックステップで躱そうとしたがスキルが発動しない…
「なんで!?」
そう言ってる間に狼に噛みつかれてすぐにHPはゼロになったのだった
街に戻された俺は戦い方を表示してみる…
どうやらスキルは設定しないと使えないらしく、頭の中でスキル名を唱えたりイメージするか口頭でスキル名を言わなければいけないらしい。
レベルが上がるとオートで発動すると書いてあった
「他のゲームの感覚でスキルを発動しようとしたからスキルが発動しなかったのか」
他のゲームではオートスキルでバックステップが使われたため普通に力を込めて下がろうとすれば発動されたのだ。
俺はスキルを頭の中でイメージする設定に切り替えた。
「そういや最初の設定のところ色々飛ばしちゃったからこんなことに…」
「もう1回挑むか!」
暗殺者の初期スキルはバックステップ、クイックステップ
である。
攻撃スキルがないのは残念だが少しレベルが上がれば覚えるらしいので気にしないことにした。
俺はまた草原にいってバトルウルフを探した
「ブゴァ」
お!?バトルウルフきたか!
マッドボアー:レベル1
「猪か…猪…狼のほうがカッコイイのに…、まぁいいか、俺の剣のサビにしてくれる!!」
マッドボアーが体当たりしてきたがバックステップで後ろに下がったが後ろに下がっても避け切れないっぽいのですぐにクイックステップを発動してマッドボアーの攻撃を避けた。
なるほどバックステップじゃ突進系は避けられないのか。
マッドボアーがまた体当たりしてきたのでクイックステップをしながらマッドボアーの横腹を切り裂いた。
「ブゴォォォ」
マッドボアーは光のエフェクトとともにお金を落として消えていった。
それから俺は夕飯の時間までずっと狩りをして色々なことを試していたのだった。
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