大罪を極めし者〜天使の契約者〜

月読真琴

文字の大きさ
40 / 40

第三十七話 たちが悪い迷路

しおりを挟む

暁たちはその後も攻略を続けていた。

攻略は結果的に成功した。

ちなみに何回やり直したかは聞かないでほしい。

一部抜粋して何があったのかと言うと、


おそらく5回目……再び暁たちは岩玉に追いかけられていた。

暁は抜剣すると岩に向かって、

「俺に二度目は通用しねぇんだよ!」

全力で攻撃した。

岩玉は粉砕された、だが

「は?げぶっ!」

暁は岩玉のから来ていたもう一つの岩玉に気づかなかったので、吹っ飛ばされ、なぜか落とし穴に落ちてスタート地点に戻っていた。

多分14回目……階段が急に滑り台に変わった。

「はっ!こんなの意味ねぇんだよ!」

暁は急激な変化にも対応可能な身体能力をもって、バランスをとっていた。

その時だった。

「暁、なんかぬるぬるしているのが流れてきた。」

「お兄さん、ドロドロしているのが流れてきたよ。」

「は?何言ってんだ?」

暁は視線を上げたするとなんかぬるぬるしてドロドロとしたようなおそらく液体だろうものが坂を下ってきていた。

「ファッ!?」

思わず変な声がでてしまったようだ。

 「どうしよう、暁?」

「どどどどうしましょう!お兄さん!」

暁は考えた、それは考えた、その結果。

「ああ、飛べばいいんだ。」

天使の翼を広げてとんだ。

落とし穴に引っかからないため飛んで進もうとしたが何故か飛んで進んでいる最中は嫌がらせが集中的に行われていた。

解せなかった、ルシファーとアリアンはとんでも無事で(アリアンはルシファーが背負っています。)俺だけが飛んでいるのを邪魔されるなど。

「ふはははは!そのよくわからない液体?は俺には効かぬと知れ!このクソダンジョンマスター!」

暁は飛んだその瞬間、暁の頭上からぬるぬるしてドロドロした液体が降り注がれた。

暁は墜落してそのぬるぬるしてドロドロした液体(もう長いからローションと仮定する)ローションが流れ続けている坂を摩擦による抵抗が一切無いかのようにスーッと下っていった(滑っていった。)

「ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「暁ぃー!」

「お、お兄さんー!」

ルシファーとアリアンは飛んで追いかけていった。




「はあ、はあ、なんなんだよ!このローション!たちが悪すぎるだろうが!」

暁がそう悪態をついている間にルシファーとアリアンは更新されているであろう石版の文字を読んでいた。

ルシファーは厳しそうな顔で、対してアリアンはおどおどしたような顔をしていた。

そうしてルシファーが口を開いた。


「暁、イラついているところ、ごめんね?先にお願いしとくね、これ読んで暁が切れない訳ないと思うから読むなら覚悟して、お願いだから切れないで?」

「ふふふ、大丈夫だよルシ、俺はこれ以上怒ることが出来ないから。」

そう言い暁は石版の文字を見た。





しおりを挟む
感想 25

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(25件)

ちく
2019.07.09 ちく

アニメ化しました?ありふれた職業で世界最強 ってのです。設定がほぼ同じなんですが。おめでとうで良いのかな?

解除
マエル
2018.12.30 マエル

更新楽しみにしてます!
これからも頑張って下さい!

解除
クロイム
2018.11.05 クロイム

改行や句読点を増やしてくれたら読みやすくて助かります。
話は面白いので更新楽しみに待ってます。

2018.11.06 月読真琴

わかりました、増やしてみたいと思います。

解除

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。