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第4章 「木星」
敗北のための商談
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コロニーに「夜」が来る前に屋敷に戻り、ジャケットを脱いでベッドに横たわったまま、ハンバーガーにかぶりつく。
「ジャンクフード」とはよく言われるが、ピクルスのパリパリ感1つとっても、船の中では味わえない。
と。ノックがあった。
黒い執事服に着替えたダラスが、返事も待たずにドアを開け、深々と頭を下げた。
「クワジマ様、お嬢様、旦那様の執務室までご足労いただけますか?」
よし来た!
俺は食いかけのハンバーガーを咥えたまま、もう1つ、紙で包まれたままのハンバーガーを手にとって身を起こした。
ガキがそっくり同じようにマネをする。
廊下の突き当たりの部屋が、アンドリューの執務室らしい。
ダラスがノックをすると、返事の代わりにベルがチリンと鳴った。
ダラスは大きく扉を開けたが入室はせず、ドアの脇を固めるかのように立っている。
そのまま、右手で俺たちに入室を促した。
俺たちが部屋に入ると、すぐにドアは閉められた。
俺たちがさっきいた寝室に劣らないほど広い部屋だが、中央にばかでかい木製のテーブルがあり、椅子が片側4つ向かい合わせに置かれていて、その向こうにさらに背の高いデスクがある。
そのほかの調度と言えば、一方の壁際に腰の高さくらいの本棚があり、その上に宇宙を模したようなデザインの皿が置かれていた。
反対側の壁には、中央に小さな絵が1枚あるだけだ。
それが殺風景と感じないのは、紫がかった茶色をした、ソールまで埋まりそうな毛足の長い絨毯と、さらに重い色をしたカーテン、ローズウッドの壁板のせいだろう。
天井のシャンデリアといい、これでもかと重厚さをアピールしている。
正面の窓から差し込む光に、人影が映る。
……いや!
今は「夜」だ。
つまり「窓」は窓ではなく、差し込む光も外の光を取り入れているのではない。
「は……はははは……」
部屋の空間といい照明といい、この無駄遣いの仕方は、船乗りの理解を超えている。
俺は乾いた笑いしか出なかった。
眩しい「陽光」から目をそらすと、ちょうど正面に黒い執事服に身を固めたジョンソンが立っていて、深々と頭を下げた。
左手を開いて横に振り、テーブルを促す。
俺たちが着座するのを待っていたかのように、デスクの人影が動いた。
勿体をつけてはいるが、アンドリューしか該当する人物はいない。
案の定アンドリューがガキの正面に位置取りし、ジョンソンは遅れて俺の正面に立つ。
テーブルを挟んで手を伸ばして握手をし、4人同時に着座する。
「渡してやれ」
俺が言うと、ガキは勿体をつけながらライトスーツのフロントファスナーを少し開き、内ポケットから1枚の紙を取り出した。
飾りも何もない無地の事務用紙には、中央に素っ気なく「結果を尊重します」とだけ書かれている。
ジョンソンが苦い顔をして、「日和る、ですか?」と……外見に似合わず、低い声で言った。
ゆっくりとだが太く、丁寧な物腰と怒気が同居している。
生半可なギャングやマフィア以上のすごみを覚えた。
背中から汗が噴き出す。
着ているのがライトスーツでなかったら、汗のシミがくっきりとわかっただろう。
が、ここが勝負所だ。
「ああ、文面は、な」
「聞きましょう」
ジョンソンではなく、アンドリューが説明を促した。
固く握りしめた拳の爪が、手の肉に食い込む。
その痛みで、俺はかろうじて正気を保った。
「委任状の文面は、これだけだ。
その上で、これは『委任状』で、アンタが持っている。
つまりは…………」
「カトリーナは、私の手の内にいてる、ですか」
俺はこくんと頷き、わざとらしい作り笑顔で言った。
「この委任状を1票にするか無効票でゼロにするかは、アンタの才覚だ。
いや。俺の見立てでは、日和見を決めこもう、勝ち馬に乗ろうってヤツは、少なくとも30人はいる。
話の運び方と立ち回り次第。アンタの手腕と実績、それで磨いてきたセンスによっては、この1枚は1票にもゼロにも、あるいは31票にもできる。
それとも、自信がないか?」
アンドリューが声をあげて笑った。
「安い挑発やけど……たしかに『支持する』なら、確実やけど1票。
けど、この文面を取り込めるんなら、30票どころか50にもできようね」
「不足か?」
「残念やけどね……」
くそう!
乗ってこないか。
確実に1票を押さえるほうが、確かに紛れがない。
アンドリュー自身が総領を狙うのではなく、勝ち馬に乗ってナンバー2を狙うのなら、こんな曖昧な文言は受け入れられない。
…………タヌキめ!
俺の付け焼き刃の「選挙」知識とは比べものにならないほどの選挙を、時に取り仕切り、時に操作してきた相手だ。
自らが「候補」となる選挙ならば、裏も表も前例も類例も、徹底的に調べているはず。
「それで?」
ようやく絞り出した俺の問いに、アンドリューは飄々と答えた。
「DDH24なら先日話したとおり、カトリーナのタクシー代としてお譲りしよう。
さらに取り分が欲しいんやったら……」
「やったら、紛れひんのをもう1枚書いたらええだけやん?」
ガキがあっさり言い放ち、アンドリューの口角が上がる。今がタイミングだ!
「2枚目となれば、こちらも欲が出る。
そうだな。火星のコロニーを2つか3つ、首長ではなくオーナーとして貰いたい」
「あはは。そんなん貰うたって、おっちゃん、すぐ胃に穴が空いてしまうわ」
軽口を叩きながら話に入ってきたガキの後頭部を軽く叩いた。
「だからオーナーだって言っただろう。
寝てるだけで唸るほどカネが入ってくる。
オマエも姫様になりたくないのか?」
「姫様になってドレス着て、『オホホホホ』とか笑うてたら……私が折れるわ! ダボ!」
「本人もそう言うてますし、分に余る欲をかきすぎても自滅するだけやで?
私も先に支持してくれた者を篤くしぃへんと筋が通らんし、そうなったら財産の散逸は免れへん。
私はリンドバーグ家として、それを防ぐ義務があるんや」
そこで言葉を切った。
こちらの出方を待っている。
ならば……。
俺もカージマーのオーナー、零細とはいえ事業主だ。
彼我の力の差が明確なときの処世術は知っている。
ふっかけるところはふっかけ、それを押さえ込まれて、端金で手を打つ。
肝心なのは、最初は背伸びをして、無理目にふっかけることだ。
「無欲」に過ぎると、逆に勘ぐられ、ない「欲」をでっちあげられる。
ないものを「ない」と証明することはできないが、「強欲」を丸め込めれば、相手は「勝利」に酔って、気持ちよく「端金」を払う。
その意味では、叩きはしたが、ガキの発言はナイスアシストだ。
今なら要求を下方修正しても、違和感が出ない。
俺は握りしめたままの拳……爪が食い込んで血が滲んでいるのも、演出として好都合だ。
「……俺の船。DD51を直してくれ。あれで帰る」
「またこれは、いきなりめっちゃ小さくなりようね」
不信感をあらわにするアンドリューに、俺は念を押すように言った。
「DDH24はもらえるんだな? あれを転売すれば、分相応な程度の金になる。
新古ならさらに値が付くし、乗組員をクビにするのも気が重いから、全員降ろしてくれ。
DD51なら引っ張れる」
「……それはそれで欲がなさ過ぎるんちゃいますか?」
「じゃあ、パージしちまったカーゴの弁償と、先方への違約金。
火星までのスラスターとブースターの代金だ。
大きすぎる金額は正直想像がつかないが、これくらいしかリアルなのは思いつけない。
まだ足りないって言うんなら、アンタの甲斐性で乗せてくれ!」
自分の貧乏性を自嘲するように、半ばヤケクソ気味に言った俺に、アンドリューが笑った。
「さすがに……今度はこますぎて、私の理解が追いつかんとぅ。
『カトリーナ』も持ち帰ってもらえたら、お互いに都合がええんちゃいます?」
こちらの取り分を増やしたように見せつつ、体のいい厄介払いか?
「だとよ。姫様!」
ガキは笑って親指を立てた。
「ジャンクフード」とはよく言われるが、ピクルスのパリパリ感1つとっても、船の中では味わえない。
と。ノックがあった。
黒い執事服に着替えたダラスが、返事も待たずにドアを開け、深々と頭を下げた。
「クワジマ様、お嬢様、旦那様の執務室までご足労いただけますか?」
よし来た!
俺は食いかけのハンバーガーを咥えたまま、もう1つ、紙で包まれたままのハンバーガーを手にとって身を起こした。
ガキがそっくり同じようにマネをする。
廊下の突き当たりの部屋が、アンドリューの執務室らしい。
ダラスがノックをすると、返事の代わりにベルがチリンと鳴った。
ダラスは大きく扉を開けたが入室はせず、ドアの脇を固めるかのように立っている。
そのまま、右手で俺たちに入室を促した。
俺たちが部屋に入ると、すぐにドアは閉められた。
俺たちがさっきいた寝室に劣らないほど広い部屋だが、中央にばかでかい木製のテーブルがあり、椅子が片側4つ向かい合わせに置かれていて、その向こうにさらに背の高いデスクがある。
そのほかの調度と言えば、一方の壁際に腰の高さくらいの本棚があり、その上に宇宙を模したようなデザインの皿が置かれていた。
反対側の壁には、中央に小さな絵が1枚あるだけだ。
それが殺風景と感じないのは、紫がかった茶色をした、ソールまで埋まりそうな毛足の長い絨毯と、さらに重い色をしたカーテン、ローズウッドの壁板のせいだろう。
天井のシャンデリアといい、これでもかと重厚さをアピールしている。
正面の窓から差し込む光に、人影が映る。
……いや!
今は「夜」だ。
つまり「窓」は窓ではなく、差し込む光も外の光を取り入れているのではない。
「は……はははは……」
部屋の空間といい照明といい、この無駄遣いの仕方は、船乗りの理解を超えている。
俺は乾いた笑いしか出なかった。
眩しい「陽光」から目をそらすと、ちょうど正面に黒い執事服に身を固めたジョンソンが立っていて、深々と頭を下げた。
左手を開いて横に振り、テーブルを促す。
俺たちが着座するのを待っていたかのように、デスクの人影が動いた。
勿体をつけてはいるが、アンドリューしか該当する人物はいない。
案の定アンドリューがガキの正面に位置取りし、ジョンソンは遅れて俺の正面に立つ。
テーブルを挟んで手を伸ばして握手をし、4人同時に着座する。
「渡してやれ」
俺が言うと、ガキは勿体をつけながらライトスーツのフロントファスナーを少し開き、内ポケットから1枚の紙を取り出した。
飾りも何もない無地の事務用紙には、中央に素っ気なく「結果を尊重します」とだけ書かれている。
ジョンソンが苦い顔をして、「日和る、ですか?」と……外見に似合わず、低い声で言った。
ゆっくりとだが太く、丁寧な物腰と怒気が同居している。
生半可なギャングやマフィア以上のすごみを覚えた。
背中から汗が噴き出す。
着ているのがライトスーツでなかったら、汗のシミがくっきりとわかっただろう。
が、ここが勝負所だ。
「ああ、文面は、な」
「聞きましょう」
ジョンソンではなく、アンドリューが説明を促した。
固く握りしめた拳の爪が、手の肉に食い込む。
その痛みで、俺はかろうじて正気を保った。
「委任状の文面は、これだけだ。
その上で、これは『委任状』で、アンタが持っている。
つまりは…………」
「カトリーナは、私の手の内にいてる、ですか」
俺はこくんと頷き、わざとらしい作り笑顔で言った。
「この委任状を1票にするか無効票でゼロにするかは、アンタの才覚だ。
いや。俺の見立てでは、日和見を決めこもう、勝ち馬に乗ろうってヤツは、少なくとも30人はいる。
話の運び方と立ち回り次第。アンタの手腕と実績、それで磨いてきたセンスによっては、この1枚は1票にもゼロにも、あるいは31票にもできる。
それとも、自信がないか?」
アンドリューが声をあげて笑った。
「安い挑発やけど……たしかに『支持する』なら、確実やけど1票。
けど、この文面を取り込めるんなら、30票どころか50にもできようね」
「不足か?」
「残念やけどね……」
くそう!
乗ってこないか。
確実に1票を押さえるほうが、確かに紛れがない。
アンドリュー自身が総領を狙うのではなく、勝ち馬に乗ってナンバー2を狙うのなら、こんな曖昧な文言は受け入れられない。
…………タヌキめ!
俺の付け焼き刃の「選挙」知識とは比べものにならないほどの選挙を、時に取り仕切り、時に操作してきた相手だ。
自らが「候補」となる選挙ならば、裏も表も前例も類例も、徹底的に調べているはず。
「それで?」
ようやく絞り出した俺の問いに、アンドリューは飄々と答えた。
「DDH24なら先日話したとおり、カトリーナのタクシー代としてお譲りしよう。
さらに取り分が欲しいんやったら……」
「やったら、紛れひんのをもう1枚書いたらええだけやん?」
ガキがあっさり言い放ち、アンドリューの口角が上がる。今がタイミングだ!
「2枚目となれば、こちらも欲が出る。
そうだな。火星のコロニーを2つか3つ、首長ではなくオーナーとして貰いたい」
「あはは。そんなん貰うたって、おっちゃん、すぐ胃に穴が空いてしまうわ」
軽口を叩きながら話に入ってきたガキの後頭部を軽く叩いた。
「だからオーナーだって言っただろう。
寝てるだけで唸るほどカネが入ってくる。
オマエも姫様になりたくないのか?」
「姫様になってドレス着て、『オホホホホ』とか笑うてたら……私が折れるわ! ダボ!」
「本人もそう言うてますし、分に余る欲をかきすぎても自滅するだけやで?
私も先に支持してくれた者を篤くしぃへんと筋が通らんし、そうなったら財産の散逸は免れへん。
私はリンドバーグ家として、それを防ぐ義務があるんや」
そこで言葉を切った。
こちらの出方を待っている。
ならば……。
俺もカージマーのオーナー、零細とはいえ事業主だ。
彼我の力の差が明確なときの処世術は知っている。
ふっかけるところはふっかけ、それを押さえ込まれて、端金で手を打つ。
肝心なのは、最初は背伸びをして、無理目にふっかけることだ。
「無欲」に過ぎると、逆に勘ぐられ、ない「欲」をでっちあげられる。
ないものを「ない」と証明することはできないが、「強欲」を丸め込めれば、相手は「勝利」に酔って、気持ちよく「端金」を払う。
その意味では、叩きはしたが、ガキの発言はナイスアシストだ。
今なら要求を下方修正しても、違和感が出ない。
俺は握りしめたままの拳……爪が食い込んで血が滲んでいるのも、演出として好都合だ。
「……俺の船。DD51を直してくれ。あれで帰る」
「またこれは、いきなりめっちゃ小さくなりようね」
不信感をあらわにするアンドリューに、俺は念を押すように言った。
「DDH24はもらえるんだな? あれを転売すれば、分相応な程度の金になる。
新古ならさらに値が付くし、乗組員をクビにするのも気が重いから、全員降ろしてくれ。
DD51なら引っ張れる」
「……それはそれで欲がなさ過ぎるんちゃいますか?」
「じゃあ、パージしちまったカーゴの弁償と、先方への違約金。
火星までのスラスターとブースターの代金だ。
大きすぎる金額は正直想像がつかないが、これくらいしかリアルなのは思いつけない。
まだ足りないって言うんなら、アンタの甲斐性で乗せてくれ!」
自分の貧乏性を自嘲するように、半ばヤケクソ気味に言った俺に、アンドリューが笑った。
「さすがに……今度はこますぎて、私の理解が追いつかんとぅ。
『カトリーナ』も持ち帰ってもらえたら、お互いに都合がええんちゃいます?」
こちらの取り分を増やしたように見せつつ、体のいい厄介払いか?
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