前世に嫌気が差したので人生リセットします!

村人

文字の大きさ
1 / 3

クソな前世を捨てました!

しおりを挟む
「オラッ、さっさと動けやカスがちんたらしてっとこの家から叩きだすぞ」

俺はいつものように親父にこきを使われ、暴言をはかれていた。

(もう疲れた、こんな人生ならもういっそう、、、)

そして、俺の立っていた足場がなくなった。

―???―

「、、、あなた、産まれましたよ」
「本当だ、元気な男の子だ」
「そうだな、名は、、、レイティ、レイティにしよう」

そう言うと男は、赤子を抱き上げた。

―15年後―

「ここが王都か」

俺はバロン・ディ・レイティ。
何故か、15年前に死んだはずなのに、今こうして生きている。
まぁ、前世に未練があるかって血反吐が出るくらい考えても出やしないけど(笑)

「誰か、その獣人を捕まえてください‼」
「どうしたんですか?」
「その、獣人に娘を拐われたんです」
「そうなんですか。
分かりました。
じゃあ、俺がその獣人を捕まえて来ます」
「ありがと、、、」

そう言うと俺は手助けをする人のお礼も聞かずに走っていった。

―荒野の小さな家―

「ふっ、人種をまくのは、やはり簡単だな。
なぁ~かわいいお嬢さん」

そう獣人の声かけた先にいたのは、手足を鎖で縛られ口をロープで縛られている女の子がいた。

「ん~ん」
「あーこれじゃあしゃべれねーな」

そう言うと獣人は口のロープをほどいた。

「帰して下さい」
「何だよ、急に」
「今日は学院に入るための試験があるんです」
「んなこと知るか、こんな上玉な人種はそういないからな~。
た~ぷっり、お前で遊んだ後に帰してやらんこともない」

そう獣人が言うと、女の子目の下に涙を浮かべた瞬間、小さな小窓が割れた。

「なぁー、そんなかわいい子脅して楽しいか?」
「誰だ」
「誰って言われてもなー、そうだなしいて言うならお前のようなクソみたいなやつを許せない」


「異端者だーーー!」

そう言うと獣人の前に立っていた男は刹那の如く獣人を殴り飛ばした。

「大丈夫ですか?」
「、、、はい。あなた?」

その、助けられた女の子は訳がわからず目の前の男に尋ねた。

「まぁ、その話は、後程しますので、とりあえず」

そう言うと、男は素手で鎖を断ち切った。

「なっ!本当にあなたは何者何ですか?」
「まぁ、今は味方とだけ言っておこう。
うん、そうしよう」
「何ですかそれ!」

そう、しゃべっている間に獣人がめを覚ました。

「貴様、よくもやってくれたなー、人種の分際で」

そう激怒している獣人に男は。

「そんなの俺からしたら、獣人の分際で人種に手を出してんじゃねーって、言いたくなるじゃねーか」

そう男が言い返すと。

「ふーーっ」

獣人は、息を一つついた。

「それもそうだな。だがそれで貴様の名前を名乗らんのも検討違いだろ。私のこの凛々しい顔を殴ったのだからな!」

獣人は少し怒りぎみで問い直した。

「まぁ、それもそうか凛々しいかわどうかと思うが。
俺の名はバロン・ディ・レイティ」
「そうか俺の名は、、、」
「あー、いいよいいよ言わなくて俺この後用事あるから急いでんだよ。
だから、お前にある選択権は2つだ。1つ目、大人しくここで暮らすもう人には、手を出さないと誓ってな。2つ目、今、俺に抵抗してボコッボコッにやられるかのどっちかだ」

そうレイティが言うと獣人は額と眉間に大量のしわを寄せ問い返した。

「そんなの決まってるだろ、お前を殺して、その女を朝から夜までずっといたぶり続けてやるー!」

そう言うと獣人は、レイティに飛びかっかてきた。

「そうか、残念だ。
お前はもっと賢いやつだと思っていたよ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした

有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。

義弟の婚約者が私の婚約者の番でした

五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」 金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。 自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。 視界の先には 私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。

異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。

あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。

処理中です...