ネッ友の彼。

雅閻🐺

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彼女の1日

"別れ"

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やあ、僕の名前は柴凪彩花。立派な21歳の女性さ!バイトで生活をやりくりしているのさ!
まあバイトと言っても、親の手伝いだけどねぇ。



まあ、そんな事はどうでもいいのさ。僕は今日別れを切り出すの。今の付き合っている彼氏が凄いクズでね。自分から付き合ってと言ってきたくせに僕の事を1ヶ月も放置してるんだよ?本当有り得ない。






今日はお気に入りのカフェにて、彼に別れを告げるんだ。お気に入りのカフェが行きづらくなるけどまあ仕方なし。






カランカランとベルが鳴る。彼奴が…彼氏が入ってきた。







「よっ、待たせたか?」






『おー、待ったよ。15分遅刻。』






「そんなに!?あ、マジだ‪w」







彼は時計を見て笑った。笑った顔、好きだったんだけどなぁ。冷めちゃうと腹立つ顔にしか見えない。







「あ、店員さーん!俺ブラックコーヒーで!



んで、彩花…話って何なんだ?」






『あー、話ってのは別れたいんだよねぇ。』







僕が別れ話を切り出すと彼は怒った顔をして「何で?」と言った。何で?そんなの分かりきってるじゃん。1ヶ月放置されて冷めないわけ無いでしょう。







『僕の事1ヶ月も放置しといて、なんで別れられないと思ってるの?で、デートとかも金がもったいないって言って行かなかったよね?あと君、今好きな子居るらしいね。僕の事はお遊びかなぁ?』





僕がそう言うと、彼が「ゔっ」と声を上げる。






「1ヶ月…1ヶ月も俺は放置してたんだな…それについてはごめん。でも、聞いて!俺は最初は…彩花のこと凄い好きだったんだよ。」






最初"は"?最初だけってことか。






「でも、彩花が知らない男に抱き着いてるのを見て冷めてしまって…で、その事を他の子に話してたらその子のこと好きになってて…ごめん。」







『は…?僕、抱き着いたのははとこにだよ?』







「は、はとこ?え、あんな同年代のはとこがいる訳?」







『おん。僕の一個下でよく遊ぶはとこ。はとこは四人姉弟で、2番目の双子ちゃんが僕と同級生。その下の弟くんが僕が抱きついていた男だよ。』






「…それで、なんで抱きついてた訳?」







抱き着いていたというか、その時は確か、転びそうになったから支えてもらっていたの方が正しいがね。







『あ、それただ単に僕が転びそうになったから支えてもらっただけだよ。僕彼奴に興味無いし。』






僕が淡々と話すと、彼氏は「そう…ごめんな」と謝った。僕が浮気なんてするわけないのにコイツは…。僕は自分で言うのもあれだがこんなんでも一途な人間だ。浮気は嫌いでね。
てか、普通浮気なんてしないだろう。






『僕と別れて欲しい。』






僕がそう一言告げると、彼は「分かった。ごめんな。」と言ってくれた。最後くらい、礼を言ってやろう







『僕と付き合ってくれてありがとうね。楽しかったよ。最後以外は』←







「俺も…支えてくれてありがと。じゃ、何処かで会えたら…そん時はよろしくな?」







何をよろしくと言っているのだろうか?まあ、いいか。これで僕は晴れてフリーだ。よし、フリーを満喫しよう。彼が外へ出ていくのを見送り僕もお支払いをしようとすると、「お連れの方が支払われていきましたよ」と言われた。
彼奴が払ったんかなと思い、彼奴のLINEにありがとうと送り、僕はカフェから出た。







『さて、これから何をしよう。』








僕がそう呟いた時、後ろから声をかけられた。







「オネーサン、今暇ー?って、何してるの?狐っち!」








この呼び方はクタだ。ネッ友の三浦空太。僕の良き理解者であり、良き話し相手である。









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