9 / 93
陸編
9.帰還
しおりを挟む
ステラのさっきの行動が気になりながらも聞けないままセレデアまで帰ってきていた。
転移する前にしたことのなかったキスとハグを受けて完全にパニックになった俺だがこういう体験が今までなかったのでそのときどうすればいいのかもわからずただただ呆然とするだけだった。ただ心臓の高まっていくのだけはわかっていた。
二人は町につくとすぐにギルドの集会所へと向かっていた。
そこにはもうすでに多くの人が集まってきていた。ただ朝集まった人数よりも明らかに少ないようだ。
周りを見てもほとんどの人がけがをしていたり、ひどい人となると床に寝かされ治療を受けていた。
ほかの多くがその状態なのに対してエレザの率いている隊は軽い傷を負っているものは少しばかりいたがほぼ無傷で帰ってきていた。
こちらに気づき近づいてきたエレザは驚きと不思議そうな顔をしていた。
それもそのはずで、俺ら以外はみな6人以上のパーティーを組んでいてなおかつ重武装でいるのに対しステラが剣一本と俺はこの世界の人からしたら得体の知らない黒い物体を持っただけの軽武装だからだ。
こちらの世界の人たちからしたらモンスターが大量に発生しているところに軽武装でしかも二人のパーティーで行くなど相当な実力のある人でなければ自殺行為に等しい。
しかし、俺には銃があるため同じものを持っていない相手で中距離であれば一方的に攻撃できる上に弾さえあれば多数の相手を一人で倒すことができる。さらに拳銃であれば至近距離の相手にも素早く対処できるし、一人であっても手りゅう弾や各種爆薬を使えばさらに大多数の相手を一挙に葬ることも出来る。
それを知らないエレザ達にとって中級冒険者や熟練の冒険者たちが束になって掛かってようやく帰ってこれたというのに完全に無傷で戻ってきたとなれば異常でしかない。
「一体全体ワタ達はどうやったら無傷でしかも短時間で帰ってこれるんだい?こっちは350体以上のモンスターを50人でギリギリ倒せて帰ってきたというのに。しかもあの森にはもっと大量のモンスターが潜んでいただろう?」
どうしても俺たちが無傷で帰ってきたのが不思議でしょうがないエレザに質問攻めにあった俺はさも当然のようにそして平然と答えた。
「森に入ってすぐに10体ぐらいのゴブリンの集団に遭遇して戦闘を開始したらすぐにゴブリンの本隊が増援に現れすぐに乱戦状態に。そこから約1時間後には襲ってきたゴブリン“殲滅”とまぁこんな感じです。倒したゴブリンを目視で確認したところ200体以上はいたかと……」
「嘘だろ!?たった二人で200以上も!そんなのあり得るわけが……」
俺の報告を聞いたエレザは腕を組み片手を顎に当てながら唸ってしまった。どうやら相当理解できないでいるようだ。
(まぁ、そんなに考えたところでも結果は変わらないけどね)
内心エレザのことを小ばかにしていた俺であるが、そんなことはさておき今まで負傷者のうめき声や冒険者たちの会話だけが聞こえていただけで比較的静かだったのが、急に外の方向から恐らく馬の歩く音や鎧などであろうか金属がぶつかり合う音などが多数聞こえはじめ騒がしくなってきた。
それを聞いたエレザは“考える人”のようになっていたが、静かに顔を上げ、手を剣の柄に置き自然と警戒するような恰好に移っていた。
しばらくしてその一行がギルド前に止まったのか先ほどまで聞こえていた音が急になくなった。周りもエレザの警戒するような姿を見てみな緊張の面持ちでギルドの入り口の方向を見つめていた。
「トントン」と静かに二回ドアをたたく音がした。
「誰だ?」
少しばかりの苛立ちと警戒心をふんだんに含んだ声でその来訪者たちに対して尋ねた。
「我々は王国近衛騎士団第一連隊である。モンスター大量発生の報を聞きここを訪れた次第であるエレザ殿とワタ様にお目通り願いたい」
その言葉にエレザと俺は一瞬顔を合わせなんのことかと首をかしげる二人であったが、前を向いたかと思えばそのままエレザは入り口へと進んで行く。それに遅れて慌てて俺もついて行く。
後ろではステラが心配そうな顔で見てきていた。
ドアを開けるとそこには美少女騎士が立っていた。その子はエレザ達とは違い現世でモデルをやっているようなかわいさがある
髪はセミロングで白に近い銀色、体は鎧の上からでも見てわかるほど豊満体つきをしており特に胸のあたりは……大きい。しかもよく見ると背中からは天使のような白い羽が生えている……!?
(こっ、これは獣ッ娘って奴ですか!いや違うモンスry!それとも、もう天使様が私をお迎えに……)
すると美少女騎士(天使というか女神)は満面の笑みで俺に近づいてくる
「やっと見つけましたわ!ワタ様!」
「何故俺の存在がわかるんだ?それに“ワタ様”って?」
天使みたいな羽のはえた美少女は、普通の人からしたら意味不明なことをいう俺に眉ひとつ変えず答えてくれる。
「はい!ワタ様のことは召喚前に“鏡”と呼ばれるこの世界から召喚先が見える特殊な鏡にて拝見させていただいておりますので、以前から存じております、それと腰につけている端末その物が確たる証拠です!」
「意味がよく伝わらないけど……それはそうと、君は誰?」
「申し遅れました。わたくしは王国近衛騎士団第一連隊長のへカート・ベルと申します。ベルとでもお呼びください。」
「じゃあ、あれは君の部隊?」
「急用もあってたまたま大勢で来てしまいまして、お騒がせして申し訳ありません」
「別にそれはいいんだけど、そんな大部隊のお方がどうしてここに?」
この時の俺は困った様子を伝えようと視線を送るが、エレザはただこちらの様子を窺うだけのようで視線を合わせようとしてくれなかった。
「それより王城で女王様がお待ちしておりますので、そこの一行ともども一緒に参りましょう!」
「“そこの”とは何だ“そこの”とは!」
ベルの放った一言により、先ほどまで静観していただけだったエレザが怒り出す
「いや、ちょっと待って。そもそもなんで俺が“召喚”されたってこともこの端末のことも知っているんだ?」
それを聞いたベルは「あ!いっけね」みたいな感じで頭をかきながら簡単に説明してくれた。
「簡単に申し上げますとあなた様はこの世界にこの王国の女王陛下によって召喚された所謂“選ばれし者”です。そのためこれより王都へ向かっていただきそこで女王陛下におあいしていただきたいのです」
「なるほどね、大体は理解できたよ。それじゃあその王都へ向かいましょうか」
そこまで黙っていたエレザだがここで急に話に割り込んできた。
「予定があるのは悪いがワタを連れて私らと一緒にエルベ村に向かってくれないか?」
「それは無理な話だな」
ベルの傍にいた騎士は不快な様子で答える
「いや、行きましょう。確かそこもモンスターの討伐令が出ていましたね?」
「そうだ、とりあえずここが落ち着いたころ合いにあちらの視察と討伐の応援に向かいたいからな」
「しかし!ベル様!我々は……」
「ええ、わかっていますわ。しかしあそこには“挨拶”しておきたいお方もいらっしゃるので、ついでに」
「ですが、ベル様」
「お黙り!あなた方は途中の戦闘で負傷した者たちを連れ王都に引き返しなさい。そして女王陛下にはベルはもう少し探してきますと伝えてきなさい!」
「は、はっ!」
騎士は少し困惑した表情を見せたが、ベルの有無を言わせない物言いに圧倒された騎士は敬礼をしてすぐに踵を返した。
それを聞いた後方の騎士たちもすぐに行動を開始し、負傷者を連れ王都へと引き返し始めた。
「では、皆様方向かいましょうか?エルベへ」
「ではさっそくそうしようか。情報によるとかなり手ひどくやられているようだからな」
話が二人の中で進んでいる中、俺はずっと後ろの方で心配そうに見ていてくれたステラに近づいて行っていた。
「ステラはこの後どうする?」
「出来ればついて行きたいのだけれど、二度も助けてもらってしまった私がついて行ってしまったらただの足手まといになってしまうわ。でも考えたのはここで一旦あなたと別れてこれから軍にでも入って修行しようとでも思うの。そこで強くなったらまたあなたに会いに行くわ」
やはり二度助けられたことに対して随分と気にしているようで、ステラはそのことが足かせとなって今ついて行くことをためらっているようだ。
しかしそこには強い向上心と決意や希望に満ち溢れた顔があるのと同時に淡い恋心を抱いた少女の顔も垣間見える。
「わかった、そうなったら必ず会おうか。それまでお互い頑張ろうな」
「うん!じゃあ元気でね!」
そうやって見送ってくれたステラはかわいらしい満面の笑みで見つめていてくれた。
俺が二人のところへ戻ってくるとちょうど話も終わったのか、俺の顔を一瞥するとすぐに外へと向かって歩き出した。俺もそれについて歩いていく。
こうしてエレザ・ミレイユ・ワタ・ベルの一行は一路エルベへと向かっていった。
転移する前にしたことのなかったキスとハグを受けて完全にパニックになった俺だがこういう体験が今までなかったのでそのときどうすればいいのかもわからずただただ呆然とするだけだった。ただ心臓の高まっていくのだけはわかっていた。
二人は町につくとすぐにギルドの集会所へと向かっていた。
そこにはもうすでに多くの人が集まってきていた。ただ朝集まった人数よりも明らかに少ないようだ。
周りを見てもほとんどの人がけがをしていたり、ひどい人となると床に寝かされ治療を受けていた。
ほかの多くがその状態なのに対してエレザの率いている隊は軽い傷を負っているものは少しばかりいたがほぼ無傷で帰ってきていた。
こちらに気づき近づいてきたエレザは驚きと不思議そうな顔をしていた。
それもそのはずで、俺ら以外はみな6人以上のパーティーを組んでいてなおかつ重武装でいるのに対しステラが剣一本と俺はこの世界の人からしたら得体の知らない黒い物体を持っただけの軽武装だからだ。
こちらの世界の人たちからしたらモンスターが大量に発生しているところに軽武装でしかも二人のパーティーで行くなど相当な実力のある人でなければ自殺行為に等しい。
しかし、俺には銃があるため同じものを持っていない相手で中距離であれば一方的に攻撃できる上に弾さえあれば多数の相手を一人で倒すことができる。さらに拳銃であれば至近距離の相手にも素早く対処できるし、一人であっても手りゅう弾や各種爆薬を使えばさらに大多数の相手を一挙に葬ることも出来る。
それを知らないエレザ達にとって中級冒険者や熟練の冒険者たちが束になって掛かってようやく帰ってこれたというのに完全に無傷で戻ってきたとなれば異常でしかない。
「一体全体ワタ達はどうやったら無傷でしかも短時間で帰ってこれるんだい?こっちは350体以上のモンスターを50人でギリギリ倒せて帰ってきたというのに。しかもあの森にはもっと大量のモンスターが潜んでいただろう?」
どうしても俺たちが無傷で帰ってきたのが不思議でしょうがないエレザに質問攻めにあった俺はさも当然のようにそして平然と答えた。
「森に入ってすぐに10体ぐらいのゴブリンの集団に遭遇して戦闘を開始したらすぐにゴブリンの本隊が増援に現れすぐに乱戦状態に。そこから約1時間後には襲ってきたゴブリン“殲滅”とまぁこんな感じです。倒したゴブリンを目視で確認したところ200体以上はいたかと……」
「嘘だろ!?たった二人で200以上も!そんなのあり得るわけが……」
俺の報告を聞いたエレザは腕を組み片手を顎に当てながら唸ってしまった。どうやら相当理解できないでいるようだ。
(まぁ、そんなに考えたところでも結果は変わらないけどね)
内心エレザのことを小ばかにしていた俺であるが、そんなことはさておき今まで負傷者のうめき声や冒険者たちの会話だけが聞こえていただけで比較的静かだったのが、急に外の方向から恐らく馬の歩く音や鎧などであろうか金属がぶつかり合う音などが多数聞こえはじめ騒がしくなってきた。
それを聞いたエレザは“考える人”のようになっていたが、静かに顔を上げ、手を剣の柄に置き自然と警戒するような恰好に移っていた。
しばらくしてその一行がギルド前に止まったのか先ほどまで聞こえていた音が急になくなった。周りもエレザの警戒するような姿を見てみな緊張の面持ちでギルドの入り口の方向を見つめていた。
「トントン」と静かに二回ドアをたたく音がした。
「誰だ?」
少しばかりの苛立ちと警戒心をふんだんに含んだ声でその来訪者たちに対して尋ねた。
「我々は王国近衛騎士団第一連隊である。モンスター大量発生の報を聞きここを訪れた次第であるエレザ殿とワタ様にお目通り願いたい」
その言葉にエレザと俺は一瞬顔を合わせなんのことかと首をかしげる二人であったが、前を向いたかと思えばそのままエレザは入り口へと進んで行く。それに遅れて慌てて俺もついて行く。
後ろではステラが心配そうな顔で見てきていた。
ドアを開けるとそこには美少女騎士が立っていた。その子はエレザ達とは違い現世でモデルをやっているようなかわいさがある
髪はセミロングで白に近い銀色、体は鎧の上からでも見てわかるほど豊満体つきをしており特に胸のあたりは……大きい。しかもよく見ると背中からは天使のような白い羽が生えている……!?
(こっ、これは獣ッ娘って奴ですか!いや違うモンスry!それとも、もう天使様が私をお迎えに……)
すると美少女騎士(天使というか女神)は満面の笑みで俺に近づいてくる
「やっと見つけましたわ!ワタ様!」
「何故俺の存在がわかるんだ?それに“ワタ様”って?」
天使みたいな羽のはえた美少女は、普通の人からしたら意味不明なことをいう俺に眉ひとつ変えず答えてくれる。
「はい!ワタ様のことは召喚前に“鏡”と呼ばれるこの世界から召喚先が見える特殊な鏡にて拝見させていただいておりますので、以前から存じております、それと腰につけている端末その物が確たる証拠です!」
「意味がよく伝わらないけど……それはそうと、君は誰?」
「申し遅れました。わたくしは王国近衛騎士団第一連隊長のへカート・ベルと申します。ベルとでもお呼びください。」
「じゃあ、あれは君の部隊?」
「急用もあってたまたま大勢で来てしまいまして、お騒がせして申し訳ありません」
「別にそれはいいんだけど、そんな大部隊のお方がどうしてここに?」
この時の俺は困った様子を伝えようと視線を送るが、エレザはただこちらの様子を窺うだけのようで視線を合わせようとしてくれなかった。
「それより王城で女王様がお待ちしておりますので、そこの一行ともども一緒に参りましょう!」
「“そこの”とは何だ“そこの”とは!」
ベルの放った一言により、先ほどまで静観していただけだったエレザが怒り出す
「いや、ちょっと待って。そもそもなんで俺が“召喚”されたってこともこの端末のことも知っているんだ?」
それを聞いたベルは「あ!いっけね」みたいな感じで頭をかきながら簡単に説明してくれた。
「簡単に申し上げますとあなた様はこの世界にこの王国の女王陛下によって召喚された所謂“選ばれし者”です。そのためこれより王都へ向かっていただきそこで女王陛下におあいしていただきたいのです」
「なるほどね、大体は理解できたよ。それじゃあその王都へ向かいましょうか」
そこまで黙っていたエレザだがここで急に話に割り込んできた。
「予定があるのは悪いがワタを連れて私らと一緒にエルベ村に向かってくれないか?」
「それは無理な話だな」
ベルの傍にいた騎士は不快な様子で答える
「いや、行きましょう。確かそこもモンスターの討伐令が出ていましたね?」
「そうだ、とりあえずここが落ち着いたころ合いにあちらの視察と討伐の応援に向かいたいからな」
「しかし!ベル様!我々は……」
「ええ、わかっていますわ。しかしあそこには“挨拶”しておきたいお方もいらっしゃるので、ついでに」
「ですが、ベル様」
「お黙り!あなた方は途中の戦闘で負傷した者たちを連れ王都に引き返しなさい。そして女王陛下にはベルはもう少し探してきますと伝えてきなさい!」
「は、はっ!」
騎士は少し困惑した表情を見せたが、ベルの有無を言わせない物言いに圧倒された騎士は敬礼をしてすぐに踵を返した。
それを聞いた後方の騎士たちもすぐに行動を開始し、負傷者を連れ王都へと引き返し始めた。
「では、皆様方向かいましょうか?エルベへ」
「ではさっそくそうしようか。情報によるとかなり手ひどくやられているようだからな」
話が二人の中で進んでいる中、俺はずっと後ろの方で心配そうに見ていてくれたステラに近づいて行っていた。
「ステラはこの後どうする?」
「出来ればついて行きたいのだけれど、二度も助けてもらってしまった私がついて行ってしまったらただの足手まといになってしまうわ。でも考えたのはここで一旦あなたと別れてこれから軍にでも入って修行しようとでも思うの。そこで強くなったらまたあなたに会いに行くわ」
やはり二度助けられたことに対して随分と気にしているようで、ステラはそのことが足かせとなって今ついて行くことをためらっているようだ。
しかしそこには強い向上心と決意や希望に満ち溢れた顔があるのと同時に淡い恋心を抱いた少女の顔も垣間見える。
「わかった、そうなったら必ず会おうか。それまでお互い頑張ろうな」
「うん!じゃあ元気でね!」
そうやって見送ってくれたステラはかわいらしい満面の笑みで見つめていてくれた。
俺が二人のところへ戻ってくるとちょうど話も終わったのか、俺の顔を一瞥するとすぐに外へと向かって歩き出した。俺もそれについて歩いていく。
こうしてエレザ・ミレイユ・ワタ・ベルの一行は一路エルベへと向かっていった。
13
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる