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陸編
14.帰還
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リザードマンからキューレ奪還後、6人は日没前に村の門へとたどり着いた。
村に着くと大勢の村の人達に歓迎された。そんな人たちの中心を通るように進むと射撃訓練にも来ていた防衛隊長も駆け付けてくれていた。
エレザ姉妹は一旦村の集会所に向かうため、ここで別れた
「ワタ殿!この度は良くキューレ様を救ってくださりました。そしてあの忌まわしきリザードマンどもをあの“マシンガン”なるもので完膚なきまでにたたきつぶして頂いき、村人一同に感謝しております」
「いえ、これはこのベルやシルヴィアの手助けが有ってからこそなし得たことです」
「そこまで謙遜なさらなくても、ワタ殿の実力は射撃訓練の際に拝見させて頂いていますので、今回の討伐が成功すると思っていましたよ」
「そういえば、今更だけど貴方のお名前は?」
「申し遅れました。私はこの村の義勇防衛隊隊長を任されておりますグラント・シエルと申します以後お見知りおきを」
「シエルさんね、今後ともよろしくお願いしますね」
「ワタ様!そろそろ行きましょう。こんなところで無駄足を食ってしまっては日が昇ってしまいますよ」
ベルは不機嫌な顔でこちらを見ている
「ベル貴様!私の会話を無駄だと!」
「そうよ、シエル。ワタ様はこれから忙しくなるんだから、ちょっとの時間でも惜しいの そんなんだからいつまでたっても上に上がれないのよ。シエルさん」
なんだか空気が……
「なにを!貴様は上に上がったとてどうせコネであろう?汚い手を使いおって!」
「まぁまぁ、二人ともそこらへんに――」
「ワタ様に言われてしまってはしかたがないですわ」「これは失礼しましたワタ殿」
言い終わる前に何故か収束してしまう
「(なぁ、キューレ。なんでこの二人はこんなに仲が悪いんだ?)」
「(この二人は王立士官学校での級友でして、学校で1、2を争う程の実力を持った二人はいつもこのようにして意見がぶつかって喧嘩していたそうです。良く言うライバルです)」
どうやら今いるこの二人はそうとうな犬猿の仲らしい。説明してくれたキューレも呆れている様子だ。
このシエルは前任の男性防衛隊長のもとで長らく副隊長として任務についていたが、その男性隊長が戦死するとそのままこの村の防衛隊長に昇進した。
戦闘指揮能力に関してはベルより優れているが、近接戦闘能力はベルには及ばないらしく、二人が取っ組み合いになるといつもベルが勝つらしい。やっぱりベルさんを怒らせてはダメね……怖い怖い
そして、ベルやシルヴィアと違って髪はショートカットで淡い赤色で胸は程良い膨らみで、見た目はCぐらいありそうだ身長は大体160㎝ぐらいだ。
そんな、俺の変な視線に気づいたのか。シエルは目をそらし、顔を赤らめてしまった
「ワ、ワタ殿、行きましょうか?」
と顔を赤くしつつもシエルは村長の元へと誘導してくれる
転生してから何も思わなかったが、日が傾くのがとても早いようなので、今のこの世界の季節は冬だと思われる。実際ベルにこのことを聞くと、世界(この国?)は一年が360日で今は12期目(地球で言うところの12月)だそうだ。今いる地域は比較的温暖な気候で雪はそんなに降り積もることはないらしい。
(くそ!そろそろあの綺麗で心洗われるあの雪壁・一面の銀世界が拝めると思ったのに!ここでは拝めないのか……あれを見ないと冬が来た感じがしない!地球のかの雪国では降り積もっているというのに!いつかこの世界を旅行するときは探してでも心の故郷「雪国」に行ってやる!)
「ワタ様、何か思いつめた顔をしていますけど、どうされました?」
「ん?いやなんでもない。たいしたことじゃないから」
「お兄様は、私に会ってからずっと考えごとをされていますよね?以前もそうでしたべル姉様?」
「そうね……そういえば貴方を救いだす前もこんな感じに考えこんでいたわね。でもねそんなところが素敵なの……」
「おい!ちょっと待て! いつからキューレの兄貴になってるんだ?しかもベルは姉様ときた。しかも最後なんて言った!?」
キューレを救出した後から、キューレが俺に対するスキンシップが増加し、なおかつ会話の中にもあったようにいつの間にか“お兄様”になっている。別にその言われ方が嫌いというわけではないが俺は内心焦りや緊張がある。
それはこの世界に来るまで女性との「プライベートな関係」がほとんどなかったから、こういうあからさまに誘ってきているような言動や行動には付いていけていない。ただ仕事上での女性との付き合いは多々あったので会話で“あがる”ことはない。ステラやベル・シルヴィア・フレイアの時もそうだがどんな人物に対しても最初の対応がおかしくなければ自然と打ち解けられるが、やはりこちらに対する“好意”を感じとることは苦手であるようだ。ただステラの時に限って言うのであればあれは例外だ。
少しすると5人は村長のいる部屋へとたどり着く。
以前きた時はノックをするだけで壊れそうなほど扉はボロボロであったが、今は以前の状態が嘘のように綺麗な状態に戻っていた。
部屋の前にたどり着くとキューレは飛びこむように部屋へと入っていき、母親であるフレイアに抱きつく、二人は再開を喜びあい、母は無事であったことに安心して涙を流し、娘は再会できたことが嬉しかったようだが何か思うことがあったのか泣いてしまった。
こちら側は全員そろって急な展開に棒立ちになってしまったが、涙を誘うような光景を見て女性陣はみんな涙目になってしまっている。
フレイア親子は、しばらくして湧き上がる感情が収まってきたのか、二人はこちらに向きなおり、フレイアは頭を下げてきた
「この度はこの村をそして私の娘を救ってくださって、ありがとうございました。もし、ワタ様に来てもらえなかったらこの村は潰えていたことでしょう。しかし、今はワタ様がかの“マシンガン”であのリザードマンを倒したことによって、村の人々は希望がもてたのか、戦争が始まる前の村の状態まで戻ったかのようです。本当にありがとうございます」
「いや、俺もこのベルに連れられてたまたま来て、あいつらにムカッときたからやっただけさ。そんなに言ってもらう程のことはしてないさ。はたから見ればただのお節介野郎なだけだから ただ本当に助け出せてよかった……」
エルベ村はリザードマン襲撃後、村総出で修復作業を行っていた。
村の多くの人々は今までの襲撃で疲れ切った状態だった、しかし、
村中には多くの塹壕や土嚢・柵などがそのままであったので撤去した。今では跡形もなく、むしろ前まであったことを感じさせない状態までになっている。
それでも多くいの部分は戦いの傷跡が残ったままではあるが、現在も修復作業が続いている
「今更言うのもなんですが、最初ワタ様にお会いしたとき、正直言ってこの方が女王様の求めている“召喚者”だとは思えませんでした。しかし、一人森の中での戦闘や今回の村とアジトでの戦闘を見ていて、この先ワタ様が帝国との戦闘でこちらが有利な方向に持って行って頂けると思えるようになりました」
「ベル殿の言う通りです。私も最初この人一人でいったい何ができるのかと思いましたが、この“銃”によってその疑問がなくなりました」
今回の戦闘で村の人々やベル達が銃の有用性に気づいてくれたようだった。今後村の人たちだけでなくこの国の人に知ってもらい、今の戦争でこのコンダート王国を勝利に導いてやる!!
「話は変わりますが村長殿。身勝手ではあると思いますがこのままワタ殿に付いてもよろしいでしょうか?」
シルヴィアは唐突にそんなことを言い始める。
「あっ!私も付いていきたい!またお母さんと離れることになるけど……ワタと一緒にいたいから」
「ん?キューレ。最後になんか言った?」
「な、なんでもないよ」
キューレはそういうと顔を赤くしてうつむいてしまう
「良いわよ、二人とも。キューレに関しては丁度女王様に会わせようとしていたことだし、それとシルヴィアは好きにしなさいこの村にいる理由は貴方が決めていたようなものなんだから、それと夢と復讐を忘れないで」
「ということでワタ様、急ではありますが、キューレをそしてシルヴィアをどうかよろしくお願いします」
「「お願いします」」
二人そろって深くお辞儀をする。お辞儀したせいで二人の女性の象徴が……
なんて視線に気づいたのかすぐに姿勢を元に戻す。
「い、良いよ、二人とも。むしろ大歓迎だね!」
こんな綺麗な女性に一緒に行きたいっていわれて嫌だって言う奴いないよね……って今更だけどもうハーレム状態じゃね?
最後にシエルも行きたいなんて言っていたが、即却下された特にベルに……、そもそも防衛隊長がいなくなったら大変だしね。
一旦別れたエレザとミレイユは村の門の前で待っていた
なんでも、今さっきギルドで自身のグループの受けていたすべての仕事を中止してきたらしい
「我々もついて行っていいか? この先の君の動向が気になるのでな」
「お姉さまがついて行くから、私もついて行くんですからね」
「二人ともありがとう! これからよろしく!」
「でも、ギルドのほうは大丈夫ですか?」
「心配ない。さっきうちのクランのナンバー3に任せてきたところだから」
エレザにそのことを聞くとどうやらクラン内に“副官”的な存在がいるようで、その人がエレザの不在時に指揮を任されているようだ。
そしてこの二人がついてきてくれるのはとても心強い。でもなんでか、ミレイユはツンツンしてる。これはもしや……
「さて、そろそろ我々は王城へと向かいますか」
「そうですね。一応王城に連絡員を行かせているので、あまり心配はしていないかと思います」
「二人とも、今後もよろしくね!」
「「ハイッ」」
こうして6人になった一行は王城へと向かって行く――
村に着くと大勢の村の人達に歓迎された。そんな人たちの中心を通るように進むと射撃訓練にも来ていた防衛隊長も駆け付けてくれていた。
エレザ姉妹は一旦村の集会所に向かうため、ここで別れた
「ワタ殿!この度は良くキューレ様を救ってくださりました。そしてあの忌まわしきリザードマンどもをあの“マシンガン”なるもので完膚なきまでにたたきつぶして頂いき、村人一同に感謝しております」
「いえ、これはこのベルやシルヴィアの手助けが有ってからこそなし得たことです」
「そこまで謙遜なさらなくても、ワタ殿の実力は射撃訓練の際に拝見させて頂いていますので、今回の討伐が成功すると思っていましたよ」
「そういえば、今更だけど貴方のお名前は?」
「申し遅れました。私はこの村の義勇防衛隊隊長を任されておりますグラント・シエルと申します以後お見知りおきを」
「シエルさんね、今後ともよろしくお願いしますね」
「ワタ様!そろそろ行きましょう。こんなところで無駄足を食ってしまっては日が昇ってしまいますよ」
ベルは不機嫌な顔でこちらを見ている
「ベル貴様!私の会話を無駄だと!」
「そうよ、シエル。ワタ様はこれから忙しくなるんだから、ちょっとの時間でも惜しいの そんなんだからいつまでたっても上に上がれないのよ。シエルさん」
なんだか空気が……
「なにを!貴様は上に上がったとてどうせコネであろう?汚い手を使いおって!」
「まぁまぁ、二人ともそこらへんに――」
「ワタ様に言われてしまってはしかたがないですわ」「これは失礼しましたワタ殿」
言い終わる前に何故か収束してしまう
「(なぁ、キューレ。なんでこの二人はこんなに仲が悪いんだ?)」
「(この二人は王立士官学校での級友でして、学校で1、2を争う程の実力を持った二人はいつもこのようにして意見がぶつかって喧嘩していたそうです。良く言うライバルです)」
どうやら今いるこの二人はそうとうな犬猿の仲らしい。説明してくれたキューレも呆れている様子だ。
このシエルは前任の男性防衛隊長のもとで長らく副隊長として任務についていたが、その男性隊長が戦死するとそのままこの村の防衛隊長に昇進した。
戦闘指揮能力に関してはベルより優れているが、近接戦闘能力はベルには及ばないらしく、二人が取っ組み合いになるといつもベルが勝つらしい。やっぱりベルさんを怒らせてはダメね……怖い怖い
そして、ベルやシルヴィアと違って髪はショートカットで淡い赤色で胸は程良い膨らみで、見た目はCぐらいありそうだ身長は大体160㎝ぐらいだ。
そんな、俺の変な視線に気づいたのか。シエルは目をそらし、顔を赤らめてしまった
「ワ、ワタ殿、行きましょうか?」
と顔を赤くしつつもシエルは村長の元へと誘導してくれる
転生してから何も思わなかったが、日が傾くのがとても早いようなので、今のこの世界の季節は冬だと思われる。実際ベルにこのことを聞くと、世界(この国?)は一年が360日で今は12期目(地球で言うところの12月)だそうだ。今いる地域は比較的温暖な気候で雪はそんなに降り積もることはないらしい。
(くそ!そろそろあの綺麗で心洗われるあの雪壁・一面の銀世界が拝めると思ったのに!ここでは拝めないのか……あれを見ないと冬が来た感じがしない!地球のかの雪国では降り積もっているというのに!いつかこの世界を旅行するときは探してでも心の故郷「雪国」に行ってやる!)
「ワタ様、何か思いつめた顔をしていますけど、どうされました?」
「ん?いやなんでもない。たいしたことじゃないから」
「お兄様は、私に会ってからずっと考えごとをされていますよね?以前もそうでしたべル姉様?」
「そうね……そういえば貴方を救いだす前もこんな感じに考えこんでいたわね。でもねそんなところが素敵なの……」
「おい!ちょっと待て! いつからキューレの兄貴になってるんだ?しかもベルは姉様ときた。しかも最後なんて言った!?」
キューレを救出した後から、キューレが俺に対するスキンシップが増加し、なおかつ会話の中にもあったようにいつの間にか“お兄様”になっている。別にその言われ方が嫌いというわけではないが俺は内心焦りや緊張がある。
それはこの世界に来るまで女性との「プライベートな関係」がほとんどなかったから、こういうあからさまに誘ってきているような言動や行動には付いていけていない。ただ仕事上での女性との付き合いは多々あったので会話で“あがる”ことはない。ステラやベル・シルヴィア・フレイアの時もそうだがどんな人物に対しても最初の対応がおかしくなければ自然と打ち解けられるが、やはりこちらに対する“好意”を感じとることは苦手であるようだ。ただステラの時に限って言うのであればあれは例外だ。
少しすると5人は村長のいる部屋へとたどり着く。
以前きた時はノックをするだけで壊れそうなほど扉はボロボロであったが、今は以前の状態が嘘のように綺麗な状態に戻っていた。
部屋の前にたどり着くとキューレは飛びこむように部屋へと入っていき、母親であるフレイアに抱きつく、二人は再開を喜びあい、母は無事であったことに安心して涙を流し、娘は再会できたことが嬉しかったようだが何か思うことがあったのか泣いてしまった。
こちら側は全員そろって急な展開に棒立ちになってしまったが、涙を誘うような光景を見て女性陣はみんな涙目になってしまっている。
フレイア親子は、しばらくして湧き上がる感情が収まってきたのか、二人はこちらに向きなおり、フレイアは頭を下げてきた
「この度はこの村をそして私の娘を救ってくださって、ありがとうございました。もし、ワタ様に来てもらえなかったらこの村は潰えていたことでしょう。しかし、今はワタ様がかの“マシンガン”であのリザードマンを倒したことによって、村の人々は希望がもてたのか、戦争が始まる前の村の状態まで戻ったかのようです。本当にありがとうございます」
「いや、俺もこのベルに連れられてたまたま来て、あいつらにムカッときたからやっただけさ。そんなに言ってもらう程のことはしてないさ。はたから見ればただのお節介野郎なだけだから ただ本当に助け出せてよかった……」
エルベ村はリザードマン襲撃後、村総出で修復作業を行っていた。
村の多くの人々は今までの襲撃で疲れ切った状態だった、しかし、
村中には多くの塹壕や土嚢・柵などがそのままであったので撤去した。今では跡形もなく、むしろ前まであったことを感じさせない状態までになっている。
それでも多くいの部分は戦いの傷跡が残ったままではあるが、現在も修復作業が続いている
「今更言うのもなんですが、最初ワタ様にお会いしたとき、正直言ってこの方が女王様の求めている“召喚者”だとは思えませんでした。しかし、一人森の中での戦闘や今回の村とアジトでの戦闘を見ていて、この先ワタ様が帝国との戦闘でこちらが有利な方向に持って行って頂けると思えるようになりました」
「ベル殿の言う通りです。私も最初この人一人でいったい何ができるのかと思いましたが、この“銃”によってその疑問がなくなりました」
今回の戦闘で村の人々やベル達が銃の有用性に気づいてくれたようだった。今後村の人たちだけでなくこの国の人に知ってもらい、今の戦争でこのコンダート王国を勝利に導いてやる!!
「話は変わりますが村長殿。身勝手ではあると思いますがこのままワタ殿に付いてもよろしいでしょうか?」
シルヴィアは唐突にそんなことを言い始める。
「あっ!私も付いていきたい!またお母さんと離れることになるけど……ワタと一緒にいたいから」
「ん?キューレ。最後になんか言った?」
「な、なんでもないよ」
キューレはそういうと顔を赤くしてうつむいてしまう
「良いわよ、二人とも。キューレに関しては丁度女王様に会わせようとしていたことだし、それとシルヴィアは好きにしなさいこの村にいる理由は貴方が決めていたようなものなんだから、それと夢と復讐を忘れないで」
「ということでワタ様、急ではありますが、キューレをそしてシルヴィアをどうかよろしくお願いします」
「「お願いします」」
二人そろって深くお辞儀をする。お辞儀したせいで二人の女性の象徴が……
なんて視線に気づいたのかすぐに姿勢を元に戻す。
「い、良いよ、二人とも。むしろ大歓迎だね!」
こんな綺麗な女性に一緒に行きたいっていわれて嫌だって言う奴いないよね……って今更だけどもうハーレム状態じゃね?
最後にシエルも行きたいなんて言っていたが、即却下された特にベルに……、そもそも防衛隊長がいなくなったら大変だしね。
一旦別れたエレザとミレイユは村の門の前で待っていた
なんでも、今さっきギルドで自身のグループの受けていたすべての仕事を中止してきたらしい
「我々もついて行っていいか? この先の君の動向が気になるのでな」
「お姉さまがついて行くから、私もついて行くんですからね」
「二人ともありがとう! これからよろしく!」
「でも、ギルドのほうは大丈夫ですか?」
「心配ない。さっきうちのクランのナンバー3に任せてきたところだから」
エレザにそのことを聞くとどうやらクラン内に“副官”的な存在がいるようで、その人がエレザの不在時に指揮を任されているようだ。
そしてこの二人がついてきてくれるのはとても心強い。でもなんでか、ミレイユはツンツンしてる。これはもしや……
「さて、そろそろ我々は王城へと向かいますか」
「そうですね。一応王城に連絡員を行かせているので、あまり心配はしていないかと思います」
「二人とも、今後もよろしくね!」
「「ハイッ」」
こうして6人になった一行は王城へと向かって行く――
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