現代兵器で異世界無双

wyvern

文字の大きさ
78 / 93
内政編

78.モンスターカーでドライブ!

しおりを挟む
改造して数値出してますが、車関係は素人なので深く突っ込まないでください……
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






 朝食を済ませ、身支度を済ませると、城門前に用意しているブガッティのシロン(魔改造版)に乗ることにした。
 今回の護衛役も、ミスティア第二大隊が務めることになっていたが、こちらは2人乗りなので、ミセア大佐を含む全隊員たちはハンヴィーでついてくることにした。
 
このブガッティのシロンというのは、フランスのブガッティ・オトモビル社で全世界500台限定製造しているスーパーカーのことで、値段はおよそ2億6千万円もする超高級車でもある。
 馬力(エンジン最高出力)1500馬力(プリウスは100馬力、M1エイブラムス戦車は1500馬力、10式戦車は1200馬力)と馬力は戦車並みの化け物、最高時速約420km/h出せることが公式発表のようだが、理論上480km/h以上出せるとされている、しかし、スピードに耐えうるタイヤがないので出せないとされている、そして高速で走る車体を制御するために、自動車工学ではなく航空工学をもとに作られたといわれている、ここまでくるともはやスーパーカーというよりハイパーカーと言っても過言ではないほどだ。
 この車は、市販されている車として世界最速の車としても知られている。
 そして今回は、せっかく異世界で法律を気にすることもなく、また、まだ誰も走っていないほぼ直線の高速を自由に走れるというのだから、思いっきり改造してみた。

 まず、タイヤをオリハルコンとゴムと合体させて理論上650km/hに耐えられるものを作り、エンジンも2500馬力まで向上させ、最大速度600km/hまで出せるようにした(リニアモーターカーの最高速約603km/h)このためギアも10速まで入るようにした。
 そのあとなんやかんやいじって(適当)、加速度を0-100km/hを1秒、100-200km/hを2秒にした。
 極めつきは動力源と車体で、こちらは超小型化した魔術核融合炉が搭載されているので航続距離は事実上無限、車体は万が一の事故に備え、すべての構造にメルケニカ鋼と呼ばれる軽量且つ核爆弾の直撃にも耐えうるものを使用している。
 この超小型魔術核融合炉とメルケニカ鋼を今後は戦車や戦闘機、船舶に搭載しより最強の物を作り上げる予定でもいる。
 ちなみに、どうやっていじったかというと、LiSMで召喚する前にパラメータをいじりまくっただけである。


 そんなスーパーカー改めモンスターカー(ここまでくると車というよりもはや別物)に乗り込んだ俺たちは、さっそく高速へと向かうことにした。

 アルダート城から西に2㎞いったところに何もない草原が広がっており、その真ん中に周辺とはどう見てもミスマッチなコンクリートの塊でできた長い構造物が遠くの方まで伸びていた。
 この構造物は高速自動車国道、一般に高速道路と呼ばれるものでこの線はアルダートから副都ガンダルシアを経由し北部のガレアに至る道路で、この道路の路線名は「中央縦貫自動車道」とした。
 この道路の始点に当たるアルダート西IC/JCTは、今後の高速道路整備の中心地としての役割を担うことにする予定で、ここに何路線かを合流させようと思っている(キーレ方向などのほかの路線は明日には完全に召喚させる)。

 俺はさっそく高速に乗るなりアクセルをべた踏みにして一気に速度を上げていく、この車はオートマなので勝手にギアが上がっていく。
 すると、すさまじい加速度のおかげで、面白いように目の前のメーターの数値が上がっていき、6秒後には最高速の600㎞/hまで上がっていた。
 メリアはこのことに驚き最初はただ茫然としているだけだったが、時間がたつにつれ今までにない周りの景色の流れ方を見てたのしんでいた。
すさまじい速さで走り去っていってしまった俺たちに、当然ミスティア隊が乗っているハンヴィーが追い付けるはずもなく、ぐんぐん距離を離され、あっという間に見えなくなってしまった。
 俺は魔術核融合炉搭載なので燃料とか燃費とか気にすることがなく、且つ次のハミルトンIC/JCTまで直線が続くため、リニアモーターカーと同程度の最高速600km/hを出し続けていた。
 これができるのも、この道路がほぼまっすぐに作られ、尚且つ、誰も走っていないからなせることである。
 (誰もいないところをこんな速度で走れるなんて、サイコー!!)
 これから作るほとんどの高速道路は、ドイツのアウトバーンと同じ考えで作られていて、制限速度無し(設計最大速度800㎞)、緊急時は航空機を離発着させることが可能なつくりになっている。


 アルダートの町から出てすぐの進行方向左手には、国内5番目の高さを誇るエテケス山(標高10985m)がそびえ、その山頂には雪が積もりまるで富士山のように見える。
 ちなみに国内最高峰(異世界最高峰)は、ガレアから東に10㎞のデスニア国境地帯にある標高23569mを誇るベレステット山があり、この山は人類未踏の地として様々な謎や伝説を秘めている。
 
 そうこうしているうちに2時間がたち、ガンダルシアの町をとうに通り過ぎ、ハミルトンについていた。
 ただ、今日の目的地はハミルトンではなく、セレンデンスなので、ハミルトンIC/JCTにてセレンデンス空港線に乗り換える。
 当たり前だが、スピードが速いこともあって、ハミルトンIC/JCT通過から1時間40分ぐらいでセレンデンス空軍基地まで到着していた。
 出発地のアルダート城から目的地であるセレンデンス空軍基地には、出発地から走行距離が1750㎞以上あるのにも関わらずたったの4時間ほどでついてしまっていた。
 予定では夕方に付く気でいたが、それをはるかに上回る、朝の10時過ぎにはついてしまっていた。

 ただ、どっかで暇をつぶすようなところもないし、ものすごく疲れているわけではなかったので、仕方がなくそのまま基地の南東にある門から内に入ることにした。
 すると、当然予定にはない来訪者が来たため、基地の入り口にいる兵士たちは慌てだし、さらにその来訪者が王様と女王と来たものだから、焦せりすぎて転ぶ人も出るぐらいだった。
 
 俺とメリアは乗っていた車から降り、少し待っていると、こんなに早く着いたにもかかわらず、空軍総司令官と総参謀長などの首脳陣がハンヴィーに乗って、来てくれた。
 「大変お待たせいたしましたワタ国王陛下、並びにメリア女王陛下、セレンデンス空軍基地までご足労頂き心より感謝いたします」
 「ごめんね、なんか予想以上に早く着いちゃったみたいで……」
 「いえ、こちらとしては何の問題もございません、では、さっそく我が空軍司令部までご案内いたします」

 そんな、堅苦しい物言いで空軍総司令官であるルーメル・クレイシ―はこちらを司令部までエスコートするといってきた。
 俺は少し引っ掛かりを覚えながら、再びシロンに乗り込み彼女らの車列についていくことにした。
 
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」  ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

処理中です...